作成日
:2023.01.01
2023.01.27 14:50
海外FX業者Titan FX(タイタンエフエックス)は、狭いスプレッドや高い約定力といった取引環境が人気のブローカーです。
従来はトレーダーに有利な取引環境を提供する一方、ボーナスやインセンティブの提供はしないという方針でしたが、2022年夏に初のキャッシュバックキャンペーンを実施しました。以降、不定期ですが、各種キャンペーンを企画・実施しています。
Titan FXは34種類の仮想通貨(暗号資産)銘柄を取り扱っており、仮想通貨の入出金手段も豊富です。100銘柄の米株CFDを取り扱うなどCFD銘柄も充実しており、FX通貨ペア以外の取引をしたいユーザーにも魅力的なブローカーです。また、日本語での24時間365日サポートがあるなど、初心者から経験の長いトレーダーまで安心できる取引環境を提供しています。
Titan FX(タイタンエフエックス)の主な特徴は、以下の3つです。
Titan FXのサービスにおける大きな特徴は「取引コストを抑えられること」です。主要海外FX業者の中でもスプレッドが狭く、短時間で取引を繰り返す取引スタイルである、スキャルピングを行うトレーダーに人気があります。
CFD銘柄が充実している点も大きな特徴の1つといえるでしょう。特に米国の個別株CFDを執筆時点(2023年1月)で100種類取り扱っており、アップルやアマゾンなどといった知名度の高い米企業の、株価変動による利益を狙うこともできます。
また、2022年秋に初めてのプロモーションを実施してから、度々キャンペーンが開催されるようになった点にも注目です。キャッシュバックキャンペーンを中心に、継続してキャンペーンを提供しています。低いスプレッドで取引しつつキャンペーンも楽しむことができるブローカーです。
Titan FXの特徴として、「低コストかつ約定力に定評がある」という点が挙げられます。2014年にサービスを開始して以来、約定力には定評があり、総合的な取引環境の良さが特徴です。
Titan FXが提供する口座タイプは2種類あり、取引手数料が発生しないSTP方式のスタンダード口座と、取引手数料が発生するECN方式のブレード口座があります。
スタンダード口座のスプレッドは、取引量が多い時間帯でドル円の平均1.4Pips、ユーロドルで1.3Pips程となっています。一方のブレード口座は、スタンダード口座よりもスプレッドは狭くなっていますが、1ロットあたり片道3.5ドルの取引手数料が発生します。
ボーナスやキャンペーンに積極的な海外FX業者に比べると狭いスプレッドですが、スプレッドの面で取引環境を強化する海外FX業者は増加しており、通貨ペア・銘柄によってはTitan FXより狭いスプレッドのブローカーもあります。
Titan FXの大きな特徴は、米個別株CFD銘柄を豊富に取り扱っていることです。日本でも知名度の高いアップルやアマゾンといったIT企業の他に、飲料メーカーのコカ・コーラや、航空会社のボーイング社など合計100銘柄を取引できます。
米国株CFDは、最大レバレッジが20倍です。他の銘柄では最大500倍なので小さく感じるかもしれませんが、それでも国内FX業者に比べると、4倍の資金効率で取引できます。
さらに、米国株式市場は非常にボラティリティが大きいため、レバレッジが低く保有できるポジション量が小さくても、大きな利益を狙うチャンスがあります。また、最小取引単位が低く設定されているため、少額資金のトレーダーであっても、気軽に米個別株取引を試すことが可能です。
従来は「株式CFD取引口座」という専用口座でのみ取引できる仕様でしたが、2022年夏に「株式CFD取引口座」は廃止され、FX通貨ペアや他の銘柄と同じ取引口座で米個別株の取引が可能となりました。
スタンダード口座・ブレード口座のどちらも米個別株銘柄を取り扱っていますが、取引可能なプラットフォームはMetaTrader5(MT5)のみです。MetaTrader4(MT4)では米個別株CFDを取引できず、気配値やチャートも表示できません。MT5口座を保有していなくても、マイぺージ(クライアントキャビネット)からすぐに口座が開設できます。
Titan FXは取引環境にこだわったブローカーですが、不定期で開催されるキャンペーンも特徴の一つです。従来はインセンティブを提供しないという方針でしたが、2022年夏に初のキャッシュバックキャンペーンを開催して以降、不定期でキャンペーンを提供しています。
Titan FX初のプロモーションは、日経平均CFDを対象にした上限なしのキャッシュバックキャンペーンで、少なくとも500名以上のトレーダーが参加するなど人気となりました。豪華賞品が当たる抽選キャンペーンも開催したことがあり、今後の企画に注目です。
一般的に、豪華なキャンペーンを提供する海外FX業者の取引コストは高めです。一方、低スプレッドを提供する海外FX業者は、キャンペーンが少ないという特徴があります。
ただ最近では、プロモーションを重視するブローカーでもスプレッドを重視した口座タイプを導入する動きが見られ、低スプレッドを重視するブローカーでもユニークなキャンペーンを開催するなど、必ずしもその限りではないといえるでしょう。
例えば、豪華なキャンペーンで人気のあるXMTrading(エックスエムトレーディング)は、スプレッドが狭くスワップフリーの極(KIWAMI)口座を導入しました。低スプレッドを売りにするTitan FX、ThreeTrader(スリートレーダー)、Milton Markets(ミルトンマーケッツ)も、それぞれユニークなキャンペーンを開催しています。
Titan FX(タイタンエフエックス)の口座タイプや、スプレッドなどの取引条件が気になる人も多いでしょう。Titan FXの取引条件や、スペックに関する主な特徴は以下のとおりです。
Titan FXの口座タイプは取引手数料が発生しないSTP方式のスタンダード口座と、取引手数料が発生するECN方式のブレード口座、以上2種類で非常にシンプルです。どちらも初回入金額は2万円であり、スタンダード口座とブレード口座の主な違いは、取引手数料の有無となります。
スタンダード口座 |
・取引手数料無料
・初回入金額2万円
|
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ブレード口座 |
・取引手数料は片道3.5ドル/1ロット(片道0.35 Pips相当)
・初回入金額2万円
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スタンダード口座 |
・取引手数料無料
・初回入金額2万円
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ブレード口座 |
・取引手数料は片道3.5ドル/1ロット(片道0.35 Pips相当)
・初回入金額2万円
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Titan FXでは、最大500倍のレバレッジで取引できます。口座タイプによる違いはなく、スタンダード口座・ブレード口座のどちらでも、最大500倍のレバレッジで取引が可能です。
Titan FXには、他の海外FX業者でよく導入されている、口座残高によるレバレッジ制限などがありません。大きな資金を持つトレーダーも、レバレッジ制限を気にすることなくトレードすることが可能です。
Titan FXより高いレバレッジを提供している海外FX業者は多いですが、レバレッジ制限を設けていることが多く、口座残高や取引量によってはTitan FXの方が資金効率は良い、という場合があります。
銘柄によって最大レバレッジは異なりますが、FX通貨ペア・ゴールドを含む貴金属、株価指数と原油は最大500倍のレバレッジになります。同じく取引環境に注力しているThreeTrader(スリートレーダー)よりも、株価指数や原油のレバレッジは高いです。
主な銘柄のレバレッジを以下の表にまとめます。
銘柄 | 最大レバレッジ |
---|---|
FX通貨ペア | 500倍 |
貴金属 | |
株価指数 | |
原油 | |
仮想通貨(暗号資産) | 20倍 |
米個別株 |
仮想通貨銘柄と米個別株銘柄のレバレッジは、口座に適用されているレバレッジに関係なく最大20倍となっています。仮想通貨銘柄は他社に比べると低めの設定であり、仮想通貨を取引したいトレーダーにとっては、少し物足りないと感じるでしょう。
FX通貨ペアを除くCFD銘柄について、金曜日の閉場30分前〜月曜日の開場15分後までの時間帯にオープンしたポジションは、最大レバレッジが100倍に制限されます。ただ、この時間帯は取引量が極端に少なく、また日本時間の早朝にも該当するため、基本的に心配する必要は無いでしょう。
上記の時間帯以外にオープンしたポジションは、最大レバレッジ制限の影響を受けません。
Titan FXは、口座タイプによってスプレッドが異なります。スプレッドが最も狭い口座タイプはブレード口座です。
当サイトMyforexが提供しているリアルタイムスプレッドツールで、Titan FXのスタンダード口座、ブレード口座をドル円で比較します。
リアルタイムスプレッドツールを見ると、どちらも1.5Pips〜1.6Pips付近で推移していますが、ブレード口座の方が取引コストはお得です。(上記ツールのスプレッドにはブレード口座における取引手数料を含んでいます)
ドル円のスプレッドは、以前は海外FX業者の中では狭いスプレッド水準でしたが、海外FX業者全体のスプレッド水準が狭くなってきているため、執筆時点(2023年1月)では他社よりも広めのスプレッド水準となっています。
スプレッドの狭さを追求する場合は、XMTrading(エックスエムトレーディング)が最近導入した極(KIWAMI)口座や、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るThreeTrader(スリートレーダー)がより有力でしょう。
次に、Titan FXのスタンダード口座とXMのスタンダード口座・Exness(エクスネス)のスタンダード口座を比較します。比較対象はゴールド(XAU/USD)です。
ゴールドはスプレッドの大きい銘柄ですが、XMやExnessのスタンダード口座と比較すると、Titan FXのスタンダード口座が最も狭いスプレッドを提供しています。
Titan FXは、FX通貨ペア・仮想通貨・株価指数など、全銘柄のストップレベルをゼロに設定しています。
ストップレベルがゼロに設定されているため、指値・逆指値の制約は一切なく、トレーダーがエントリー価格に関係なく自由に設定できます。また、主にスキャルピング系EAの誤作動を防止できるため、EA本来の性能を発揮することが可能です。
ストップレベルゼロを提供する主な海外FX業者としては、大手海外FX業者であるXMやExness、取引環境に注力しているThreeTraderが挙げられます。
Titan FX(タイタンエフエックス)のサービス全般の特徴は、主に以下の5つです。
Titan FXは、SMS認証によるクイック口座開設を提供しています。手間のかかる本人確認手続きをスキップできるため、最短5分でリアル口座を使った取引が開始可能です。
クイック口座開設は簡易的な方法ですが、このシステムで開設した口座でも、取引に関する制限はかかりません。累計上限100万円までなら、入金を行うことも可能です。そのため、海外FX業者の中では最も手軽に、本格的な取引を行える口座が開設できるブローカーといえるでしょう。
ただし、出金する際には本人確認書類の提出・承認が必要です。また、クイック口座開設を利用した場合、国内銀行送金による入金は本人確認の完了まで利用できないことに注意しましょう。
Titan FXは入出金手段が豊富で、国内銀行送金やbitwalletなどのオンラインウォレットはもちろん、仮想通貨による入出金など以下5種類に対応しています。
Titan FXでは、例えばbitwalletで10万円を入金して20万円の利益が出た場合、出金は2回に分ける必要があります。最初に入金額である10万円の出金申請をし、その後に利益分の20万円を出金申請するという流れです。1回の申請で、入金額と利益分の合計である30万円の出金を行うことはできません。
利益分の出金に関しては、海外FX業者独自のルールが設けられている場合もあるため、事前に確認するのがよいでしょう。
Titan FXは2022年秋から、土日を含む365日24時間体制のカスタマーサポートを開始しました。他社よりもサポート体制が充実しているので、海外FX業者に不安があるユーザーでも安心して利用できるでしょう。
ブローカーによっては自動チャットボットが対応している場合もありますが、Titan FXは有人対応となっており、リアルタイムであらゆる疑問点をカスタマーに質問できます。サポートは、チャット・メール・電話の3種類を提供しています。Titan FX公式サイト、もしくはマイページ(クライアントキャビネット)から問い合わせが可能です。
Titan FXは、海外FX業者の中でも珍しい、デモ口座を無期限化できるブローカーです。ただし、デモ口座を無期限化できるのは以下の条件を満たした場合です。
Titan FXにおけるMT4デモ口座の期限は、リアル口座を保有していない場合だと開設日から30日ですが、リアル口座を保有している場合は無期限化できます。Titan FXではMT5のデモ口座も提供していますが、そちらの有効期限は最終ログインから30日となっており、無期限化は不可能です。
MT4デモ口座の無期限化を行うには、カスタマーサポートにメールで申請することが必要です。
Titan FXが取り扱っている仮想通貨銘柄は34通貨ペアです。主要仮想通貨であるビットコイン(BTC)をはじめ、イーサリアム(ETH)やライトコイン(LTC)、ソラナ(SOL)にリップル(XRP)など、17種類の仮想通貨が取引できます。
仮想通貨のレバレッジは、一律で最大20倍に設定されています。仮想通貨市場は24時間365日開いていますが、Titan FXでは週末取引を提供していないことに注意が必要です。
Titan FXでは週末取引を提供していないため、土日にはチャートが止まった状態となり、新規注文・約定はできない仕様です。しかし、土日でも仮想通貨取引は行なわれており、大きなニュースがあると、休日であっても大きく変動します。週明けのタイミングでは、チャートに大きな隙間を開けた上昇や下落(大きな窓)が突如発生する可能性があるのです。
週末をまたぐポジションの持ち越しをしていると、予想外の損失に繋がるリスクがあるため注意しましょう。
ここまで、Titan FX(タイタンエフエックス)の特徴について紹介してきました。Titan FXは、総合的な取引環境の改善に加えてCFD銘柄にも注力しており、トレーダーの選択肢が広いブローカーです。さらに、2022年秋から実施されているキャンペーンでユーザーの満足度向上を図っています。
口座タイプは2種類とシンプルなサービス体制ですが、取引制限はほとんどありません。また、24時間365日対応のサポートがあるため、海外FXに初めて挑戦するユーザーであっても安心して取り組めるでしょう。
一方で取引コストに関しては、通貨ペア次第でTitan FXよりスプレッドの狭いブローカーが増加していることも事実です。それでも、充実したサポート体制、約定力などの取引環境には定評があり、長期間にわたってサービスを提供し続けていることから、幅広いトレーダーに支持されています。
新サービスのリリースや新たなキャンペーンなど、今後の動きに期待したいブローカーといえるでしょう。
作成日
:2023.01.01
最終更新
:2023.01.27
FXトレード歴7年で、海外FX業者の利用経験が豊富。テクニカル分析を用いた短期トレードが得意で、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト(CMTA)を取得。テクニカル分析からFX業者比較まで、FX関連の幅広い記事の執筆を行う。
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