Select Language

Exnessの出金方法から銀行振込が一時削除!?現在は復旧も今後は代替手段の検討が必要か

Exnessの出金方法から銀行振込が一時削除!?現在は復旧も今後は代替手段の検討が必要か

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2025.10.08 03:41
Exnessの出金方法から銀行振込が一時削除!?現在は復旧も今後は代替手段の検討が必要か

update 2025.10.08 03:41

2025年8月、海外FX業者のExness(エクスネス)の出金方法から一時的に国内銀行振込が削除されました。これまでも一時的に振込を利用できなくなることはありましたが、今回は出金手続きページから国内銀行振込の表示そのものが削除され、出金はオンラインウォレットと仮想通貨(暗号資産)に限定されていた状態です。

現在は復旧しているものの、今後も同様のトラブルが発生する可能性は否定できません。これまで国内銀行振込でしか出金したことがない方は、代わりの決済方法の準備を検討するのが望ましいと言えるでしょう。

Exnessが出金方法から国内銀行振込を一時削除

2025年8月2日頃からExness(エクスネス)の出金ページから国内銀行振込が一時的に削除されていました。

Exnessでは、以前にも何度か国内銀行振込が利用できなくなったことがありましたが、その際は出金ページの「Bank Transfer(銀行振込)」の横に「メンテナンス中」と表示されているだけで、振込の表記自体が削除されることはありませんでした。

しかし、今回は国内銀行振込の表示が一時的に出金ページからなくなっており、銀行振込を選択できない状態が発生していた状況です。なお、当記事執筆現在(2025年8月8日)では出金ページに国内銀行振込が復旧しており、利用できる状態となっています。

Exness銀行振込で入金

入金は銀行振込にも対応

出金時の決済方法から一時的に国内銀行振込が削除されていましたが、入金では従来どおり振込での送金が可能です。

Exness銀行振込で入金

国内銀行振込で入金する際は、もともと「Bank Transfer(銀行振込)」か「Bank Transfer2(銀行振込2)」を選択することができましたが、現在銀行振込2はメンテナンス中で選択することはできません。

銀行振込は、銀行振込2と比較すると送金にやや時間がかかります。最大で5時間ほどかかるため、すぐに入金したいという場合は、国内銀行振込以外の決済方法を利用した方が良いでしょう。

サポートは出金での復旧時期は未定と回答

出金ページから国内銀行送金が削除された際に、Exnessのカスタマーサポートに問い合わせたところ、「国内銀行振込での出金の復旧時期は現時点では未定」との回答がありました。現在は復旧しているものの、今後も同様のトラブルが発生する可能性は否定できません。

実際、Exnessではこれまでも銀行振込に関する不具合や一時的な入出金の遅延が度々発生しており、出金が正常に行えない状況が続いていた経緯があります。背景には、オンラインカジノ規制の強化に伴う収納代行業者への圧力や利用制限があるとみられています。

最近ではオンラインカジノユーザーや事業者だけではなく、送金を行っていた収納代行業者が摘発される事例も確認されています。そのため、一部ではExnessが利用していた収納代行業者がオンラインカジノの取引に関わっていたのではないかと言われています。

銀行振込以外の出金はオンラインウォレットと仮想通貨のみ

Exness(エクスネス)で利用可能な銀行振込以外の出金方法は、オンラインウォレットと仮想通貨(暗号資産)のみとなっています。オンラインウォレットはbitwalletとSTICPAYの2つに対応しています。仮想通貨については、ビットコインやイーサリアム、テザーなどの従来の主要銘柄に加えて、新たに「TRON(トロン)」が出金オプションとして追加されました。

Exness出金ページ

原則として海外FX業者では、入金時に使用した決済手段と同じ方法で出金しなければなりません。そのため、銀行振込によって入金していた場合、入金した金額までは銀行振込によって出金する必要があります。

しかし、Exnessでは、今回のように技術的問題やその他のトラブルで銀行振込が利用できなくなった場合、サポートチームに連絡して追加の認証を受けることで、銀行振込以外の方法で出金できるようです。

今回のようなトラブルが再度発生した際などには、Exnessのサポートに出金手続きの方法を確認すると良いでしょう。

オンラインウォレットにはリスクもある

将来的に、オンラインウォレットと国内銀行口座の間で送金ができなくなる可能性も指摘されています。

2025年に改正された資金決済法では、海外FX業者が利用しているようなクロスボーダー収納代行が規制の対象になると見られています。現状では、オンラインウォレットと国内銀行の間で送金する際には、クロスボーダー収納代行業者を介して取引が行われています。

オンラインウォレットから出金

この規制により、海外FX業者からオンラインウォレットへの出金はできても、今後はオンラインウォレットから国内銀行口座へ出金できなくなるなどのリスクがあります。そのため、オンラインウォレットを銀行振込の完全な代替手段として、利用するのは難しいと言えるでしょう。

将来的な送金リスクに備えて、仮想通貨送金の環境整備を早めに進めておくことが望ましいでしょう。

Exnessユーザーの反応は限定的

ネット上では今回の一時的な銀行振込削除に関して、Exness(エクスネス)ユーザーによる目立った反応は見られません。日本での知名度が高いブローカーということもあり、以前の入出金トラブルの際は多くの遅延報告がSNS上に投稿されました。

一方で、オンラインウォレットでの出金をすすめるポストも一定数投稿されており、現在までに多くのユーザーが銀行振込から別の決済手段に切り替えていると見られます。そのため、今回はユーザーの混乱が起きなかったと考えられます。

しかし、他の海外FX業者では現在も国内銀行振込での出金が可能な場合も多く、主要ブローカーの中でExnessだけが使えない状況が発生し続けた場合、利便性を重視して他社への乗り換えを検討するユーザーが増える可能性もあるでしょう。

送金手段の見直しを迫られる海外FX業者

2025年以降、オンラインカジノ規制の影響のほか、銀行側の判断で個人の国内銀行口座が凍結される事例がSNS上で報告されており、海外FXユーザーの間で警戒感が高まっています。こうした背景から、国内銀行振込やオンラインウォレットに代わる送金手段として、規制の影響を受けにくい「仮想通貨(暗号資産)」による送金が注目されつつあります。

この流れを受けて、今後は海外FX業者側も仮想通貨での入出金対応を一層強化し、ユーザーのニーズに応えようとする動きが加速する可能性があります。金融庁は1年以内に改正後の資金決済法を施行するとしており、送金インフラの見直しはFX業者・ユーザー双方にとって喫緊の課題と言えるでしょう。


Date

作成日

2025.08.06

Update

最終更新

2025.10.08

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

Vantage Tradingが入出金額の上限を変更、100万円以上の出金は自動分割

海外FX業者のVantage Tradingが、銀行振込の入出金額の上限を変更しました。今後は銀行振込で一度に出金できる額が100万円に制限されます。本記事では、変更された条件や高額送金時の注意点などを説明します。
update2025.11.11 19:00

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Bybitが日本ユーザーの新規登録を停止!日本撤退で海外FXユーザーにも影響大か?

Bybitが2025年10月31日をもって日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。既存ユーザーは継続利用できるものの、締め出しも時間の問題と予想する声も少なくありません。本記事では、Bybitの発表内容や海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.11.06 19:00

XMはゴールド(XAUUSD)のスプレッドも広い?ボーナス取引で実質お得

XMTradingのゴールド(XAUUSD)はスプレッドこそ狭くないものの、スワップフリー口座や豪華ボーナス、約定スピードの速さで十分に利用の検討余地があると言えます。当記事ではXMTradingでゴールド取引が向いている・向いていないトレーダーを他社と比較しながら解説していきます。
update2025.10.22 19:00

メタマスク等の利用が規制対象に?金融庁がDEXの規制を議論

暗号資産WGでの議論を発端に、SNS上で「DEX利用が非合法化されるのでは?」といった投稿が話題になっています。本記事では、金融庁で議論されたDEX規制の現状や、SNSで広まる情報の真偽、海外FXユーザーへの影響などを解説します。
update2025.10.28 19:00

Exnessで10月に2度もサーバーダウン!?SL設定のユーザーは損失補填

海外FX業者のExnessで、10月に2度のサーバーダウンが発生しています。一連のトラブルが原因で、損失を被ったユーザーも少なくないようです。本記事では、報告されている不具合やExnessが実施した補償などについて説明します。
update2025.10.30 19:30

FXGT破綻の噂がSNSで再浮上、CEOは「完全なデマ」と否定

海外FX業者のFXGT(エフエックスジーティー)が「経営破綻の危機にある」との噂が一部で広がっています。噂が流れているのは主にX(旧Twitter)で、FXGT公式はこれを否定しています。当サイトではFXGTにこれらの噂について、事実確認を行いました。
update2025.11.04 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル