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シバリウムのベータ版がリリース!シバイヌ(SHIB)のレイヤー2を解説

シバリウムのベータ版がリリース!シバイヌ(SHIB)のレイヤー2を解説

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update2023.03.24 20:30

仮想通貨(暗号資産)のシバイヌ(SHIB)が、レイヤー2「シバリウム(Shibarium)」のベータ版をリリースしました。シバイヌ(SHIB)はドージコイン(DOGE)から派生したミームコインで、大規模なコミュニティを形成しています。当記事では、シバリウムの特徴などを解説していきます。目次[非表示]シバリウムのベータ版がリリースシバリウム公開とトークン価格SHIBLEASHBONE仮想通貨シバイヌとはシバイヌのコミュニティシバイヌのサービスシバリウムのメリットトランザクションの高速化取引手数料の低減プロジェクト構築仮想通貨を稼ぐシバリウムの将来性メタバースの実現DApp開発が本格化仮想通貨の需要が拡大シバリウムの特徴コンセンサスアルゴリズムにDPoSを採用新仮想通貨TREATを発行脱ミームコインとなるかシバリウムのベータ版がリリース2023年3月8日、シバイヌはレイヤー2「シバリウム(Shibarium)」のベータ版リリースを発表し、当記事執筆時点(2023年3月24日)で公開中です。画像引用:Shiba Inu Ecosystemレイヤー2多くのブロックチェーンは、異なる役割を持つブロックチェーンが階層別に独立して相互通信する「レイヤー構造」になっています。基礎的な役割を担うブロックチェーン層をレイヤー1と呼び、レイヤー1の情報処理を助ける層をレイヤー2と呼びます。シバリウムのベータ版は「PUPPYNET(パピーネット)」と呼ばれ、ベータ版での調整後に本番環境で公開されます。シバリウム公開とトークン価格シバイヌ関連の仮想通貨について、シバリウムのベータ版公開発表前後の値動きを1か月チャートで確認します。市場はどのように評価したでしょうか。SHIB画像引用:CoinMarketCap真ん中あたりの強調部分が、シバリウム公開発表を受けた値動きです。少し上昇したものの下落トレンドが変わることはありませんでした。LEASH画像引用:CoinMarketCapLEASHは、シバイヌへの貢献度が高いユーザーに配布される特別なトークンで、総発行枚数は107,646枚です。シバイヌと同じく、少し上昇したものの下落トレンドが変わることはありませんでした。BONE画像引用:CoinMarketCapBONEは独自DEX「ShibaSwap」のガバナンストークンです。また、シバリウムの取引手数料の支払いやステーキング報酬で利用されます。SHIBよりも大きな反応でしたが、こちらも下落トレンドに変化はありませんでした。シバリウム開発については以前から情報公開されており、市場参加者はベータ版公開を冷静に受け止めたことが分かります。仮想通貨シバイヌとはシバイヌ関連の仮想通貨について、シバリウムのベータ版公開発表前後の値動きを1か月チャートで確認します。市場はどのように評価したでしょうか。画像引用:Shiba Tokenシバイヌはミームコインの一種です。ドージコイン(DOGE)の流行に乗って大量のミームコインがリリースされており、その中でもシバイヌはドージコインに次ぐ時価総額となっています。ミームコインとはミームコインはインターネットミーム(主にSNSで流行したネタなど)を元にしており、ジョークや遊びとして作られた仮想通貨全般を指します。シバイヌはイーサリアム(ETH)を基礎に発行されており、独自のコミュニティを形成しています。シバイヌのコミュニティシバイヌの特徴は、コミュニティの大きさです。当記事執筆時点(2023年3月24日)で、Tiwtterのフォロワー数が350万人を超えているだけでなく、SNSアカウントの合計インプレッション(観覧数)が月間5,000万回から1億回を記録しています。また、多数の取引所に上場しており、投資しやすい環境が整っています。シバイヌのサービスシバイヌには以下のサービスがあります。ShibaSwapShibaSwapはシバイヌのDEX(分散型取引所)です。仮想通貨のスワップ(交換)だけでなく、ステーキングや流動性マイニングなど総合的なサービスを提供しています。流動性マイニング流動性マイニングとは、DEXなどに2種類の仮想通貨をペアで貸し出して流動性を提供することです。イールドファーミングとほぼ同義の言葉として使われることもあります。流動性の提供と引き換えに独自仮想通貨を報酬として獲得できる一方、価格変動で損失を被ることもあります。Shiba Inu Games対戦型カードゲーム「Shiba Eternity」がアプリで公開されています。画像引用:Google PlayShiboshis CollectionShiboshis CollectionはシバイヌのNFTコレクションで、1万種類のNFTが発行されています。保有者は開発チームと直接意見交換できるなど、特典がいくつか用意されています。画像引用:OpenSeaNFTの使い道デジタルアートNFTの中には、コレクションとしてだけでなく、Discord(ディスコード)などコミュニティへの入場券となっているものもあります。NFTはコミュニティを構築する手段としても利用されています。シバリウムのメリットシバリウムが導入されると、以下のメリットがあります。トランザクションの高速化レイヤー2はトランザクションを高速化する技術なので、よりスムーズにシバイヌのサービスを利用できるようになります。取引手数料の低減レイヤー2の取引手数料はメインのブロックチェーンよりも安く、シバイヌでも取引手数料が安くなると予想されています。プロジェクト構築シバリウムでプロジェクトを展開したり、シバリウム開発チームとコラボしたりできるようになります。このため、面白いプロジェクトが開発されるかもしれません。仮想通貨を稼ぐシバリウムはコンセンサスアルゴリズムとしてDPoSを採用しています。ブロックチェーンの維持に参加すると、報酬として仮想通貨を稼げます。コンセンサスアルゴリズムにDPoSを採用シバリウムの将来性シバリウムは高機能なため、様々なサービスが登場する可能性があります。メタバースの実現画像引用:Shiba Inu Ecosystemシバイヌ開発チームはメタバース「SHIB the Metaverse」を開発しています。Decentraland(ディセントラランド)などと同じく、メタバース空間でエンタメやゲーム、ビジネスなどを展開できる見込みです。メタバースメタバースとは、インターネット上に構築された三次元空間を指し、主にコミュニケーションツールやゲームとして利用されています。当記事掲載時点(2023年3月)で開発中であり、動画が公開されていたりNFTで発行される土地が販売されていたりします。DApp開発が本格化シバイヌのDApp(分散型アプリ)には、ShibaSwapやShiba Eternityなどがあります。シバリウムがリリースされれば、DApp開発がさらに活発になると期待されています。DApp開発とレイヤー2これまで、DAppはイーサリアムなどメインとなるブロックチェーン上に構築されてきました。しかし、高性能なレイヤー2(L2)が登場したことで、L2上でもDApp開発が活発になっています。仮想通貨の需要が拡大ShibaSwapがシバリウムを採用してさらに使いやすくなれば、仮想通貨の流動性やユーザービリティ(有用性)が高まり、需要が拡大するかもしれません。シバリウムの特徴シバリウムのその他の特徴を紹介します。コンセンサスアルゴリズムにDPoSを採用シバリウムは、コンセンサスアルゴリズムとしてDPoS(デリゲーテッド・プルーフ・オブ・ステーク)を採用しています。コンセンサスアルゴリズムコンセンサスアルゴリズムとは、ブロックを生成するためのルールです。PoWやPoSに加え、DPoSやPoIなどがあります。それぞれ長所や短所があり、開発思想によって使い分けられています。DPoSでは、ネットワーク参加者が投票で委任者(デリゲート)を選出し、デリゲートがブロックを検証します。PoSに比べて、投票プロセスがある分、より民主的なシステムだと考えられます。参加するには、担保としてBONEをブロックチェーンに預け入れます。新仮想通貨TREATを発行シバイヌのエコシステムでは、SHIB、LEASH、BONEの3種類の仮想通貨が発行されています。これに加えて、シバリウム立ち上げ時に「TREAT」を発行する予定です。詳細は不明ですが、ネットワーク参加者への報酬として利用されるようです。TREATの詐欺に注意当記事執筆時点(2023年3月)でTREATは未発行であり、TREATへの投資を呼びかける詐欺に注意が必要です。脱ミームコインとなるかシバイヌはミームコインとしての地位を確立しており、シバリウム公開後はシバイヌのユースケースが拡大すると予想されています。レイヤー2であるシバリウムの導入でどのように発展するか、期待が膨らみます。
2023年のロードマップに批判?ジャスミーコインの「怪しい」との噂や現状を解説

2023年のロードマップに批判?ジャスミーコインの「怪しい」との噂や現状を解説

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update2023.03.24 20:00

2023年2月2日、Jasmy(ジャスミー)がTwitter(ツイッター)で2023年のロードマップを発表しました。しかし、このロードマップに対して、ユーザーから様々な意見が投稿されています。当記事では、公開されたロードマップの内容やユーザーの反応を解説します。また、ジャスミーコインといえば「明らかなスキャム(詐欺)」と指摘する投稿をきっかけとした騒動でも話題に上り、怪しいとの噂も広まりました。そこで、詐欺疑惑を引き起こした2022年3月の投稿の内容に関しても紹介します。目次[非表示]ジャスミーのロードマップへの反応ロードマップの内容がよくわからないロードマップを発表する時期が遅いトークン価格の下落に関する不満長期的には期待できるジャスミーコインの価格チャート2021年の下落2023年以降の価格推移ジャスミーの2023年ロードマップの内容Secure PCファントークンプラットフォーム開発(PF Development)プラチナデータ幸福発見プロジェクト(PDL)コミュニティジャスミーの開発の進捗状況3つの進捗2022年3月の売り浴びせ・詐欺疑惑発端はredditの投稿流通枚数の虚偽疑惑売り浴びせ疑惑広報体制の改善が必要かジャスミーのロードマップへの反応2023年2月にJasmy(ジャスミー)の最新ロードマップが公開されましたが、ユーザーの反応はどうだったでしょうか。ここでは、Twitter(ツイッター)上でのユーザーの反応を以下の項目に分けて紹介します。ロードマップの内容がよくわからないロードマップを発表する時期が遅いトークン価格の下落に関する不満の声長期的には期待できるロードマップの内容がよくわからない発表されたジャスミーのロードマップに対して、内容がよくわからないというツイートが投稿されています。実際、ロードマップとして発表されたのは一枚の画像と、それに対するツイートでの簡単な説明のみです。$Jasmy Roadmap for 2023 is now open.I will explain one by one.#IR #PR pic.twitter.com/n7tUVDIetP— HARA (@HARA_JasmyCFO) February 2, 2023また、説明は抽象的で具体性に欠けているため、ネガティブな反応が投稿されていると考えられます。他にも「AI Engine」や「Carbon Credits」など、最近のバズワードを並べているだけで深い内容はないといった厳しい意見も見られました。ロードマップを発表する時期が遅い最新のロードマップ発表は2023年2月2日です。それに対して、発表時期が遅いという意見も見られます。また、年末に開催予定だったIRが行われなかったことにも言及しつつ、ずさんな対応を批判するツイートも散見されました。トークン価格の下落に関する不満ロードマップに対する反応の中には、トークン価格の下落に関する不満の声も数多く投稿されています。ジャスミーの価格は2023年3月現在で最高値から99%以上も下落しており、トークン価格の下落に不満を感じるのは当然でしょう。また、過去に問題となったトークン流通枚数の虚偽疑惑を受けて、価格上昇は難しいのでは?という批判の声も投稿されていました。長期的には期待できる一部のユーザーからは、ポジティブな反応も投稿されています。長期的なプロジェクト構築に期待する投稿が多く、一定数のユーザーから支持されています。また、ロードマップの発表直後、短期的にジャスミーの価格が上昇したことをポジティブに受け取っているユーザーもいるようです。ジャスミーコインの価格チャート次に、ジャスミーコインの価格について、2021年に発生した大きな下落と、2023年現在の推移に分けて解説します。2021年の下落ジャスミーコインは、2021年2月の最高値から8月にかけて、およそ280分の1に下落しました。下のチャートの通り、当初450円くらいまで上昇しましたが、その後は下落し、やがて8月には1.6円となりました。画像引用:CoinMarketCapその後、2021年10月に日本の仮想通貨取引所BITPOINT(ビットポイント)に上場したことを受けて一旦価格が跳ね上がったものの、再度下落する結果となりました。仮想通貨の世界では、公開時の上昇でつけた価格が最高値でその後は下落一辺倒になってしまうという例は珍しくありません。2023年以降の価格推移画像引用:CoinMarketCap2023年1月時点で0.39円前後まで下落していたジャスミーコインですが、年初以来のビットコイン価格上昇の影響を受け、2月には1.1円程度まで上昇しました。また、2月2日にJasmy(ジャスミー)のロードマップが公開されたことも、価格上昇に影響したかもしれません。しかし、仮想通貨市場全体が再び下落し、ジャスミーコインはおよそ0.6円まで下落しました。当記事の執筆時点(2023年3月現在)では0.65円前後で推移しています。2021年2月の最高値からすでに99%以上下落しており、Twitter(ツイッター)上では運営の批判をはじめとした様々な声が入り乱れています。ジャスミーの2023年ロードマップの内容画像引用:Twitter(@HARA_JasmyCFO)様々な指摘が見られるJasmy(ジャスミー)のロードマップですが、具体的にはどのような内容でしょうか。ここでは、ロードマップで言及された5項目を紹介します。Secure PC時期ロードマップ内容第1四半期AVITAの機能を統合した英語版をリリース第2四半期-第3四半期-第4四半期-Secure PCとは、ジャスミーが開発するリモートワーク向け業務ツールです。Jasmyが資本参加しているAVITA社の技術を導入するとともに、台湾や香港などアジア地域への展開を計画しています。ロードマップ公開時点で英語版を準備しており、EULA(ソフトウェア利用許諾契約)の申請中です。#SecurePC is currently used by dozens of national companies as a B2B service.we are preparing to release an English version and mass-produce BC embedded PCs for the Asian region (Taiwan, Hong Kong, Malaysia, Singapore, India, etc.), and are currently applying for EULAs in there.— HARA (@HARA_JasmyCFO) February 2, 2023ファントークン時期ロードマップ内容第1四半期コンテンツのアップデートとプラットフォーム開発第2四半期ファン感謝デーイベントの実施やアプリ内課金機能の導入第3四半期プラットフォームの相互支援機能をリリース第4四半期ジャスミーコインの投資機能の開発ジャスミーでは、サッカークラブチーム「サガン鳥栖」のファントークンを発行、およびファントークンアプリを提供しています。今後、サガン鳥栖のオリジナルコンテンツを追加し、よりファンが楽しめる仕組みを提供していくとのことです。また、より多くのユーザーを獲得するために、ファン感謝デーイベントなどを企画していく予定となっています。#Fantoken is an important APP for utilizing your data in a fun way.We hope to add Sagan Tosu's completly unique content and offer a new way for fans to enjoy the app. Now that rights management has been organized, we aim to attract more users by adding attractive contents.— HARA (@HARA_JasmyCFO) February 2, 2023プラットフォーム開発(PF Development)時期ロードマップ内容第1四半期-第2四半期カーボンクレジットコンソーシアムへの貢献第3四半期カーボンクレジットコンソーシアムへの貢献(継続)第4四半期カーボンクレジットコンソーシアムへの貢献(継続)2022年12月、ジャスミーはカーボンクレジット市場への参入とナチュラルキャピタルクレジットコンソーシアムへの参画を発表しました。独自のブロックチェーン技術を使ってコンソーシアムに貢献する計画です。We believe that entering the #carboncredit market is very challenging and significant.Blockchain technology is well suited for the proper management of emission credits, and we #Jasmy is already playing an important role in the consortium with its proprietary technology.— HARA (@HARA_JasmyCFO) February 2, 2023プラチナデータ幸福発見プロジェクト(PDL)時期ロードマップ内容第1四半期AIエンジンの開発第2四半期AIエンジンの開発第3四半期データマーケティングの検証の実施第4四半期データ価値交換の開始ジャスミーの主要プロジェクトの一つであるプラチナデータ幸福発見プロジェクト(PDL)に関して、AIエンジン開発を継続します。また、旅行会社と提携して「ユーザーが興味・関心があるデータを分析し、そこに報酬を与えられるようなシステム」を構築します。Our proprietary #AI-engine is also developing well.In partnership with travel agencies, we are building a system that can analyze data of user interest and reward the themselves. Naturally, the most important thing is that the data be of high value, so we continue to focus on it— HARA (@HARA_JasmyCFO) February 2, 2023コミュニティ時期ロードマップ内容第1四半期Jasmy Grantのローンチ第2四半期-第3四半期-第4四半期-2023年第一四半期には、Jasmy Grantをローンチ予定です。Jasmy Grantとは、開発者ネットワークなどに開発資金を提供するプログラムです。ジャスミーの開発の進捗状況珍しい日本発の仮想通貨プロジェクトということもあり、大きく価格が下落した現在でもJasmy(ジャスミー)を応援する人は多いようです。しかし、開発がどの段階まで進んでいるかの情報が不足しており、情報公開が足りないといった声や、これまでの経緯から運営陣を信じられないといった声も目立ちます。3つの進捗ジャスミー公式ホームページによると、2023年3月時点での大きな実績は3点あります。Jasmy Secure PCプラチナデータ幸福発見プロジェクトファントークンJasmy Secure PCJasmy Secure PCは、リモートワークの普及に対応したサービスです。管理者から見て、リモートワーク実施にはハードルがあります。例えば、従業員等が適切に業務を遂行しているかの確認、各自のPCのセキュリティ状態は万全か、そして社内システムへのアクセス権限管理等です。Jasmy Secure PCを使用すると、これらの管理がしやすくなります。既に販売は開始されているようですが、どれほどの導入事例があるのかが公式サイトからは明確ではありません。ジャスミーに投資している人の立場からすれば、ビジネスとして成り立つ規模を確保できるかを判断できる情報が公開されることが期待されるでしょう。プラチナデータ幸福発見プロジェクトユーザーがアンケートに回答し、これを元にして幸福の源を解析し、幸福指標として可視化します。そしてこの指標を分析できるAIを開発し、身近なものにどれほど価値があるのかを判定します。プラチナデータ幸福発見プロジェクトについては、直近では開発のためにアンケート回答者を募集する段階となっています。Phase1~Phase3まで分けて段階的に回答者を募集しており、2022年3月にPhase2までの募集が行われました。実際のAIの開発まではまだ長い時間がかかることが予想されます。ファントークン日本のサッカークラブチーム「サガン鳥栖」のファントークンを発行します。ファントークンとは、各種ブランドがファンとの関係を構築するために発行されるもので、ファントークン保有者は各種特典を受けることができます。ファントークンとは?ファントークンとは、各種ブランドがファンとの関係を構築するために発行されるもので、ファントークン保有者は各種特典を受けることができます。サガン鳥栖は、ファントークンを利用して様々なサービスを展開していく見込みです。2022年3月の売り浴びせ・詐欺疑惑2022年3月に起きた売り浴びせ疑惑の際も、投資家の疑惑に応えていないと不信感を訴える声がありました。この騒動のきっかけは海外の掲示板「reddit(レディット)」に掲載された、とある投稿でした。発端はredditの投稿redditに投稿された書き込みは、yoyololbbb氏が行ったもので、主に下記の2つの疑惑が提示されました。流通枚数の虚偽開発チームによる売り浴びせ文中でJASMY(ジャスミー)のことを「明らかなスキャム(詐欺)」と呼んでいて、強い調子で批判しています。yoyololbbb氏は、イーサリアム系仮想通貨のトランザクション(取引)の記録を閲覧できるEtherscanの情報を分析することで、この疑惑を提示しました。Etherscanの情報は公開情報であり、関係者の内部告発というわけではないものの、証拠とされる情報が提示されていることから注目が集まりました。流通枚数の虚偽疑惑投稿者であるyoyololbbb氏はジャスミーコインの流通枚数について、「流通枚数は47億枚だが、上位のウォレット1つに40億枚も保有されている例があり、全部で200億枚を優に超える。よって、47億枚という数字はウソである」という趣旨の主張をしました。ジャスミーのホワイトペーパーによると、発行量は500億枚です。そのうちどの程度が流通しているかはジャスミー公式サイトでは確認が取れなかったものの、大手の仮想通貨情報サイトのCoinMarketCapとCoinGeckoの両方で、流通枚数は「47億枚」と記載されていました。画像引用:CoinMarketCap2023年3月現在、CoinMarketCapとCoinGeckoともに流通枚数は「475億枚」に更新されているものの、当時のジャスミーコイン保有者はこの「47億枚」という数字を基に投資判断を行っていたと考えられるでしょう。仮想通貨の価格は流通量と密接な関係があるため、トークンの流通量が10倍もの差異があった場合、投資家が予想していたジャスミーコインの価値と実際の価値に大きなずれが生じてしまいます。価格と流通量の関係一般的に、仮想通貨の流通枚数が多くなれば価格は下落し、逆に流通枚数が少なくなると希少性が出るため価格は上昇します。このため、流通枚数の増減は投資判断の基準の一つになります。売り浴びせ疑惑reddit投稿の2つ目の指摘は、ジャスミー開発チームによるジャスミーコインの売り浴びせ行為(ダンプ)です。yoyololbbb氏は、ジャスミーコインは開発チームによって定期的に5億枚ずつが市場で売却されており、近いうちにさらに65億枚が売られるだろうと主張しました。ダンプとは?ダンプとは、仮想通貨を売り浴びせて故意に価格を下落させることを指します。開発チームが大量にトークンを保有していた場合、市場価格が0にならない限り売り浴びせることによっていくらでも稼げるという特徴があります。reddit投稿者が証拠として挙げていたetherscanのページを確認すると、投稿日の約100日前にあるアドレス宛てに5億枚が送金され、投稿日付近でそのウォレットから分散して別の5つのアドレスに送金されている様子が分かります。画像引用:Etherscan送金したのが開発チームかどうかはウォレットアドレスからは判別できませんが、投稿者は、同様に5億枚が入ったウォレットで定期的に同様の送金が行われていると主張しました。2022年前半に話題を集めたジャスミーの詐欺疑惑は、上記のようにして起こりました。広報体制の改善が必要かJasmy(ジャスミー)開発チームに対する不満の声が高まっている状況の中、Jasmy開発チームは、トークン保有者の疑問や質問に十分に回答せず、トークン保有者の不安を解消する姿勢が乏しいようです。また、2023年のロードマップに関しても表面的な内容に終始しているだけでなく、公式サイトに掲載していないなど、投資家への配慮が不十分と言わざるを得ません。リソースを開発に回したいという意向なのかもしれませんが、こういった企業姿勢がトークン保有者による手荒なツイートにつながったり、市場が適切に価格を形成できない原因の一つになっているといえるでしょう。ジャスミーコインを売り浴びせて価格を下げたという噂は事実なのか等を含め、トークン保有者に対する姿勢や情報公開のあり方を改善するだけで、価格は異なる反応を示すかもしれません。

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入金・現物取引・デリバティブ取引など、Bybitの各サービスの使い方を解説します。資金振替や履歴確認といった、基本的な機能の使い方も画像付きで紹介します。
update2022.11.02 19:00
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