作成日
:2025.01.23
2025.01.23 16:18
これから仮想通貨(暗号資産)に投資するにあたって、海外取引所のBybit(バイビット)の利用を検討している方もいるのではないでしょうか。しかし、Bybitは日本円での入金に対応していないため、日本国内の取引所から仮想通貨を送金して入金する方法が一般的です。
Myforex編集部では、実際にビットフライヤー(bitFlyer)からBybitに仮想通貨を送金してみました。率直な感想としては、とても簡単でわかりやすく、初心者の方でも安心して利用できるサービスでした。
この記事では、実際に送金してみた感想やXでの口コミなども交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
Myforex編集部では、実際にビットフライヤー(bitFlyer)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。
まずは、具体的な送金手順を解説する前に、送金に適した通貨や送金時に知っておきたい注意点を紹介します。
ビットフライヤーからBybitに送金する際、どの仮想通貨を使って送金すればよいか気になる方も多いでしょう。送金時に確認しておきたいポイントとして、送金手数料や送金時間などが挙げられます。
以下は、ビットフライヤーから送金できる主要銘柄の送金手数料と最小送付数量をまとめたものです。
通貨 | 送金手数料(*1) | 最小送付数量(*1) |
BTC (ビットコイン) |
0.0004 BTC (約6,600円) |
0.001 BTC (約16,500円) |
ETH (イーサリアム) |
0.005 ETH (約3,000円) |
0.001 ETH (約600円) |
XRP (リップル) |
無料 | 20 XRP (約8,000円) |
LINK (チェーンリンク) |
1 LINK (約4,300円) |
1 LINK (約4,300円) |
SHIB (シバイヌ) |
320,000 SHIB (約1,300円) |
500,000 SHIB (約2,000円) |
DOT (ポルカドット) |
0.1 DOT (約130円) |
1 DOT (約1,300円) |
XLM (ステラルーメン) |
無料 | 2 XLM (約140円) |
BCH (ビットコインキャッシュ) |
0.0002 BCH (約16円) |
0.001 BCH (約80円) |
LTC (ライトコイン) |
0.001 LTC (約18円) |
0.001 LTC (約18円) |
BTC | 0.0004 BTC (約6,600円) |
---|---|
ETH | 0.005 ETH (約3,000円) |
XRP | 無料 |
LINK | 1 LINK (約4,300円) |
SHIB | 320,000 SHIB (約1,300円) |
DOT | 0.1 DOT (約130円) |
XLM | 無料 |
BCH | 0.0002 BCH (約16円) |
LTC | 0.001 LTC (約18円) |
(*1)2024年12月17日時点の送金手数料、最小送付数量、日本円換算額を記載しています。
BTC | 0.001 BTC (約16,500円) |
---|---|
ETH | 0.001 ETH (約600円) |
XRP | 20 XRP (約8,000円) |
LINK | 1 LINK (約4,300円) |
SHIB | 500,000 SHIB (約2,000円) |
DOT | 1 DOT (約1,300円) |
XLM | 2 XLM (約140円) |
BCH | 0.001 BCH (約80円) |
LTC | 0.001 LTC (約18円) |
(*1)2024年12月17日時点の送金手数料、最小送付数量、日本円換算額を記載しています。
上記の通り、ビットフライヤーから仮想通貨を送金する場合、通貨によって送金手数料や最小送付数量は大きく異なります。
送金によく利用されるXRP(リップル)は、手数料が無料で送金スピードも早く、送金に適しています。ただし、最小送付数量が20XRP(約8,000円)とやや高額です。
ほかには、XLM(ステラルーメン)は、手数料が無料で最小送付数量も2 XLM(約140円)と少額です。他に、BCH(ビットコインキャッシュ)やLTC(ライトコイン)も、送金手数料、最小送付数量が低く送金しやすいでしょう。
この中で、XRPは時価総額3位(2024年12月17日時点)の仮想通貨です。取引の流動性が高く、BybitでUSDTなどに交換する際、不利なレートで約定しにくいなど、総合的なメリットが高いと判断しました。
以上のことから、今回Myforex編集部では、XRPを使ってビットフライヤーからBybitに送金してみました。少額の送金を行いたい場合は、XLMやBCH、LTCでの送金を検討してみても良いでしょう。
仮想通貨を送金する前に、以下の注意事項についても抑えておきましょう。
仮想通貨を送金する際には、トラベルルールの対応状況について確認が必要です。
トラベルルールの対応状況によっては、取引所間での直接の送金・受取ができず、メタマスクなどの個人ウォレットを経由しなければいけないケースがあります。しかし、ビットフライヤーからBybitには直接送金ができるため、今回は直接XRPを送金してみました。
取引所の顧客が仮想通貨を送金する際、送金元の取引所が送金先の取引所に一定の情報を通知するというルールです。このルールは、FATF(金融活動作業部会)が定める国際基準です。マネーロンダリングやテロ資金対策を目的としており、日本もこの基準に準拠して法整備を進めています。
仮想通貨の送金時には、アドレスの入力ミスには十分注意してください。また、XRPなどの通貨を送金する場合は、アドレスに加え、宛先タグと呼ばれる数字を入力しなければいけないケースがあります。その他、送金する際には利用するブロックチェーンを選択する必要もあります。
もし、アドレスや宛先タグ、利用チェーン選択に入力ミスがあると、送金した仮想通貨を消失(GOX)してしまう可能性があります。これらのミスを防ぐためにも、特にアドレスや宛先タグは手入力ではなく、コピー&ペーストで入力するのがよいでしょう。
初めての送金で少しでも不安がある場合は、まず少額でのテスト送金を行うのがおすすめです。
ビットフライヤーでは日本円を即時入金できる手段をいくつか設けています。その中で、ペイジーまたはコンビニエンスストアから入金された資産について、入金額相当の資産移転が7日間制限されます。
そのため、ペイジーまたはコンビニエンスストアから入金した資産で仮想通貨を購入し、すぐに外部アドレスに送金しても、制限がかかっているため送金できません。
急いで送金したい場合には、注意が必要です。
実際にビットフライヤー(bitFlyer)からBybit(バイビット)にPCを使って送金した手順を紹介します。前述の通り、今回はXRP(リップル)を使って送金してみました。
Bybitに仮想通貨を送金するためには、まずBybitで送金アドレスを確認する必要があります。以下のリンクをクリックし、Bybitの公式ページにアクセスします。
右上にあるアカウントアイコンにカーソルを当て、「入金」をクリックします。
入金する通貨、チェーンともに「XRP」を選択します。
XRPのチェーン(ネットワーク)はXRPのみですが、複数選択肢がある仮想通貨もあるため、送金元の取引所でよく確認してから選択しましょう。
「XRPのアドレス」と「XRP Tag/Memo」が表示されます。2つの項目は後ほどコピーして使うため、画面を開いたまま、ビットフライヤーに移動します。
ビットフライヤーにログインしたら、画面左のメニューから「入出金」をクリックします。
ビットフライヤーに、XRPの送金先であるBybitのアドレスを登録します。
仮想通貨の中から「リップル(XRP)」を選択し、「送付」タブをクリックします。「アドレスを登録する」ボタンが表示されるのでクリックします。
登録しているメールアドレスに、外部アドレス登録手続きのメールが送信されます。
ビットフライヤーからのメールが届いたら、文中のURLをクリックします。
メール認証が完了したら、二段階認証に登録している方法で届いた確認コードを入力し、「次へ」をクリックします。
ビットフライヤーでは外部送付アドレスの登録、および仮想通貨の外部送付に、二段階認証の設定が必須です。
アドレスの登録画面で、「ラベル」「アドレス」「宛先タグ」を入力します。「アドレス」「宛先タグ」を入力する際は、手順4で表示させたBybitの画面からコピー&ペーストで入力しましょう。
すべて入力したら、「次へ」をクリックします。
番号 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
ラベル |
任意の宛先名を設定します。取引所名を設定すると便利です。 |
2 |
アドレス |
送金先のアドレスを入力します。今回の場合、手順4で表示させたBybitの「XRPのアドレス」を入力します。 |
3 |
宛先タグ |
送金先の宛先タグを入力します。今回の場合、手順4で表示させたBybitの「XRP Tag/Memo」を入力します。 |
続いて、送付先の「アドレス所有者」「送付先」などの情報を入力します。すべて入力したら、「追加する」をクリックします。
番号 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
アドレス所有者 |
送金先の取引所(ウォレット)の受取人が本人なら「お客様本人」、本人でない場合は「お客様本人以外」を選択します。 |
2 |
送付先 |
送付先の種類(国内取引所・海外取引所・プラベートウォレット等)を選択します。今回はBybitに送金するので「海外取引所」を選びます。 |
3 |
送付先取引所名 |
送付先の取引所名を選択します。今回は「Bybit」を選びます。 |
4 |
送付先の国地域 |
取引所の所在地を選択します。今回はBybitの所在地ドバイのある「アラブ首長国連邦」を選びます。 |
アドレス情報の登録が完了したら、送金の手順に入ります。登録したアドレスをクリックしてXRPの送金に進みます。
表示された画面を下にスクロールして「送付数量」を入力します。通貨ごとに最小送付数量が決まっているため、それ以上の量を入力してください。
今回は20 XRPを送るため、「20」と入力し「送付する」をクリックします。
出金内容の確認画面が表示されます。内容に間違いがないことを確認して、「送付を確定する」をクリックします。
二段階認証の確認コードを入力して「認証する」をクリックします。
受け付けのメッセージが表示されれば、送金完了です。
しばらくすると、送金したXRPがBybitに入金されます。今回はビットフライヤーで送金してから、5〜6分でBybitに着金しました。
続いて、ビットフライヤー(bitFlyer)からBybit(バイビット)にスマホアプリを使って送金してみた手順を紹介します。PCでの手順同様、XRP(リップル)を使って送金してみました。
Bybitに仮想通貨を送金するためには、まずBybitで送金アドレスを確認する必要があります。Bybitのアプリを開いたら、「入金」をタップします。
「暗号資産を入金する」をタップします。
検索履歴やおすすめ、インデックスから、Bybitに入金したい銘柄を選択します。検索窓に入力して検索することも可能です。
今回はXRPを入金するため、検索履歴にある「XRP」を選択します。
チェーンタイプの選択画面で「XRP」を選択します。
XRPのチェーン(ネットワーク)はXRPのみですが、複数選択肢がある仮想通貨もあるため、送金元の取引所でよく確認してから選択しましょう。
最低入金額や入金メモ/タグに関する注意事項が表示されるので、内容を確認して「OK」をタップします。
「ウォレットアドレス」と「Tag/Memo」が表示されます。2つの項目は後ほどコピーして使うため、画面を開いたまま、ビットフライヤーのアプリに移動します。
続いて、ビットフライヤーのアプリを起動して、画面下部にある「入出金」をタップします。
「仮想通貨」タブを選択し、「リップル(XRP)」をタップします。
下段の「出金」をタップします。
登録しているメールアドレスに確認メールが送信されます。
ビットフライヤーからのメールが届いたら、文中のURLをタップします。
アドレスの登録画面で、「ラベル」「アドレス」「宛先タグ」を入力します。「アドレス」「宛先タグ」を入力する際は、手順6で表示させたBybitの画面からコピー&ペーストで入力しましょう。
すべて入力したら、「次へ」をタップします。
番号 |
項目 |
説明 |
---|---|---|
1 |
ラベル |
任意の宛先名を設定します。取引所名を設定すると便利です。 |
2 |
アドレス |
送金先のアドレスを入力します。今回の場合、手順6で表示させたBybitの「ウォレットアドレス」を入力します。 |
3 |
宛先タグ |
送金先の宛先タグを入力します。今回の場合、手順6で表示させたBybitの「Tag/Memo」を入力します。 |
注意事項を確認したら「アドレスを登録する」をタップします。
送付先の「アドレス所有者」を選択します。送金先の取引所(ウォレット)の受取人が本人なら「お客様本人」、本人でない場合は「お客様本人以外」を選んでください。
選択したら、「次へ」をタップします。
続いて、送付先について「国内取引所」「海外取引所」「プライベートウォレット等」のいずれかを選択します。今回はBybitに送金するため、「海外取引所」を選びます。
選択したら、「次へ」をタップします。
続いて、送付先の取引所名を選択します。今回は「Bybit」を選びます。
選択したら、「次へ」をタップします。
最後に、取引所の国地域・都市を選択します。今回はBybitの所在地ドバイのある「アラブ首長国連邦」を選びます。
選択したら、「次へ」をタップします。
確認画面で登録内容を確認をします。プライバシーポリシーと利用規約を確認し、チェックをいれたら「保存」をタップします。
二段階認証に登録している方法で届いた確認コードを入力し、「送信」をクリックします。
ビットフライヤーでは外部送付アドレスの登録、および仮想通貨の外部送付は、二段階認証の設定が必須です。
アドレスの登録が完了したら、送金の手順に入ります。登録したアドレスをタップしてXRPの送金に進みます。
「出金数量」を入力します。通貨ごとに最小送付数量が決まっているため、それ以上の量を入力してください。
今回は20 XRPを送るため、「20」と入力して「出金」をタップします。
出金内容の確認画面が表示されます。内容に間違いがないことを確認して、「出金」をタップします。これで、ビットフライヤーからの送金が完了です。
しばらくすると、送金したXRPがBybitに入金されます。今回はビットフライヤーで送金してから、5〜6分でBybitに着金しました。
ビットフライヤー(bitFlyer)、Bybit(バイビット)ともに、画面に表示される通りに操作をすれば迷うこともなく、初めての方でも簡単に手続きを進められると感じました。
ビットフライヤーからBybitへ入金されるまでの時間も、PC、スマホともに5〜6分程度で完了した点も好印象でした。
また、今回送金したXRPの場合には、送金手数料が無料という点も大きな魅力です。ただし、最小送付数量が20 XRP(約8,000円)とやや高額なため、少額を送金する場合にはXLMやBCH、LTCなどを選択肢に入れても良いでしょう。
X(旧Twitter)では、ビットフライヤーからBybitへの送金に関する投稿がいくつか見られました。
XRPで送金しているユーザーが多く、手数料無料や送金スピードの早さに対する高評価が目立ちます。また、ビットフライヤーで送金用のXRPを購入する際は、販売所ではなく、取引所(bitFlyer Lightning)で購入することで、スプレッドを抑えているとの投稿もありました。
一方で、なかなか着金しないという書き込みも見られたため、仮想通貨の種類やネットワークの状況によっては送金に時間がかかるケースもあるようです。
今回、PCとスマホのそれぞれで、XRPをビットフライヤー(bitFlyer)からBybit(バイビット)へ送金してみました。どちらも手順はとてもわかりやすく、簡単に操作できました。PC・スマホアプリに大きな差はなかったので、普段使い慣れている端末から送金すると良いでしょう。
また、XRPやXLMなら手数料無料で送金できるため、複数回の送金でも手数料を気にしなくて良い点も魅力です。
なお、ビットフライヤーからBybitへの送金に関わらず、取引所間で送金をする際は、必ずトラベルルールの対応状況を確認するようにしましょう。
作成日
:2025.01.23
最終更新
:2025.01.23
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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