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update2023.09.22 (金) 21:00
暗号資産 話題のニュース

仮想通貨取引所Zoomexと人気漫画「インベスターZ」のコラボが決定!

2023年9月22日、仮想通貨(暗号資産)取引所のZoomex(ズームエックス)が、漫画「インベスターZ」とのコラボを発表しました。今後、共同での企画を実施し、仮想通貨業界の発展に取り組むとしています。当記事では、ZoomexとインベスターZのコラボ発表の内容や、新興取引所であるZoomexの特徴などを紹介します。目次[非表示]Zoomexが「インベスターZ」とのコラボを発表業界に影響を与えてきた両者のコラボ仮想通貨業界の現状とコラボへの期待ZoomexとはZoomexの特徴取引手数料が比較的安価日本語に完全対応DEXも利用できる魅力的なボーナスを提供日本国内での認知拡大になるかZoomexが「インベスターZ」とのコラボを発表仮想通貨(暗号資産)取引所のZoomex(ズームエックス)は、三田紀房氏による人気漫画「インベスターZ」とのコラボを発表しました。今後、仮想通貨の仕組みや取引手法の解説、ユーザーのリテラシー向上を目的として、コラボレーション企画を実施していく予定です。画像引用:ZoomexZoomexのCEOであるAmos Zirger氏は、今回の発表について以下のようにコメントしています。過去数年で暗号資産市場は飛躍的に拡大いたしました。その中で、弊社を含む暗号資産取引所にとって、顧客に安全で快適なサービスを提供する義務と責任も今まで以上に重要になっております。弊社は顧客本位の事業展開を最優先事項として捉えており、その一環として今回のインベスターZと弊社の協力は、顧客の暗号資産に対する理解度を深め、暗号資産に対する公正な評価を広めるとともに、暗号資産市場の更なる発展の一助にもなり得ると考えております。ZOOMEX、人気漫画『インベスターZ』とコラボを発表! - より引用上記のコメントの通り、仮想通貨市場は大きな発展を見せています。例えば直近では、株式などの現実世界の資産(RWA)のトークン化や、処理の高速化と手数料の抑制を実現する「レイヤー2」などが新しいトレンドとなっています。そのほか、リップル社と米SECとの訴訟に進展があったことや、米国においてビットコイン現物ETFの上場承認が現実味を帯びてきたことなど、より多くのユーザーに受け入れられる土壌が少しずつ整いつつあります。ポジティブなニュースがある一方、詐欺が蔓延していることも事実です。開発チームは様々なセキュリティ施策を行っているものの、防ぎきれないケースもあります。そのため、ユーザー自身が知識を付けることも大切になっています。しかし、新しい仕組みであり専門用語が多いことなどが学習の障壁となっています。学習がしやすければ、詐欺による被害が減ることに加え、新たに仮想通貨に興味を持つユーザーも増えるでしょう。したがってユーザーのリテラシー向上は、同業界において大きな課題だといえます。Zoomexは今回のコラボを通して、上記のような課題にアプローチするものと考えられます。界隈で見られる様々な詐欺手口仮想通貨の界隈では、様々な詐欺手口が見られます。例えば、DeFi(分散型金融)関連プロジェクトのハッキング、不誠実な開発チームによる持ち逃げ、公式アカウントの乗っ取り、さらにはゼロトランスファー詐欺といった新手の手口も確認されています。ただし知識を付ければ、危険を未然に防ぐことや被る被害を限定することが可能となります。業界に影響を与えてきた両者のコラボ今回のコラボはどのような影響をもたらすでしょうか。これを考えるために、Zoomex(ズームエックス)と「インベスターZ」の特徴を確認してみます。Zoomexは、主にデリバティブ取引を提供する仮想通貨(暗号資産)取引所です。2021年設立の新興取引所ながら、取引高を伸ばしています。日本向けのマーケティングに目を引くような部分があります。Jリーグのサッカークラブ「サガン鳥栖」のオフィシャルパートナーを務めるほか、女優の河北麻友子氏を広告塔に据えるなどしており、日本市場における存在感を高めています。画像引用:ZoomexZoomexの特徴については、本記事後半でより詳しく説明していきます。Zoomexの特徴はこちら一方のインベスターZは、株式会社コルクに所属する人気作家、三田紀房氏による投資をテーマとした漫画です。主人公の財前孝史が、入学した中高一貫校にある「投資部」に入部して、投資に関する知識を学んでいくという物語になっています。画像引用:漫画家三田紀房公式サイト作品を読むことで、読者も自然と投資の知識を身に付けられるとして人気を博しています。様々な投資関連の教育コンテンツとのコラボを実施してきており、過去にはNFTゲームで有名なDEA社とコラボNFTの販売も行いました。画像引用:JobTribesの特設ページ仮想通貨業界の現状とコラボへの期待現在、日本において仮想通貨の普及はまだまだ進んでいません。日本政府もWeb3.0の推進を行ってはいるものの、マスアダプションにはほど遠い状況だといえるでしょう。そのような中、日本国内で影響力を持つZoomexとインベスターZのコラボが、国内での仮想通貨普及の一助となる可能性があります。Web3.0とはWeb3.0とは分権化された次世代のインターネット環境を指します。現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)は、大手IT企業が強い影響力を持っています。その一方、Web3.0では個々のユーザーが重要な役割を担います。ZoomexとはZoomex(ズームエックス)は、2021年に設立された仮想通貨(暗号資産)取引所です。画像引用:Zoomexデリバティブ取引に特化した仮想通貨取引所となっており、USDTを証拠金とするUSDT無期限契約と、取引対象の仮想通貨銘柄を証拠金とするインバース無期限契約を提供しています。最大レバレッジは150倍、取引可能な通貨ペアは200種類以上であり、コピートレード機能も利用できます。コピートレードとはコピートレードは、特定のトレーダーの取引をコピーして利益を上げるサービスです。取引所などのプラットフォームで提供されています。Zoomexの特徴Zoomex(ズームエックス)の主な特徴として、以下の項目が挙げられます。取引手数料が比較的安価日本語に完全対応DEXも利用できる魅力的なボーナスを提供取引手数料が比較的安価Zoomexの取引手数料は、比較的安い水準となっています。以下の表は、Zoomexと主要な取引所の取引手数料(*1)を比較したものです。USDT無期限契約取引所取引手数料Zoomexメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.06%Binanceメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.04%Bybitメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.055%インバース契約取引所取引手数料Zoomexメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.06%Binanceメイカー手数料:0.01%テイカー手数料:0.05%Bybitメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.055%上記の通り、USDT無期限契約とインバース無期限契約ともに、メイカー手数料はBinance(バイナンス)、Bybit(バイビット)と遜色ない水準となっています。ただしテイカー手数料に関しては、2社と比べて少し高めに設定されている状況です。(*1)一般ユーザーに適用される手数料を比較しています。日本語に完全対応Zoomexは日本語に完全対応しています。サイトの日本語対応はもちろん、日本語でのカスタマーサポートも提供しています。そのため、英語が苦手な人でも使いやすい海外取引所だといえるでしょう。ただし、日本語カスタマーサポートの営業時間は午前9時〜翌日午前2時までとなっています。またMyforex編集部で確認したところ、営業時間内であってもライブチャットが使えないことがありました。問い合わせフォームを使えばいつでも質問は可能です。しかしBybit等のように、24時間ライブチャットに対応しているわけではなく、その点は今後の改善を期待したいところでしょう。DEXも利用できる画像引用:Zoomex DEXZoomexは、独自のDEX(分散型取引所)を提供しています。ZoomexのCEX(中央集権取引所)の技術をベースとして、イーサリアム上に構築されています。分散型取引所とは分散型取引所とはブロックチェーン上で仮想通貨を売買できる取引所であり、中央管理者が存在しません。分散型取引所を意味する「Decentralized Exchange」の頭文字をとってDEXとも呼ばれます。CEXに注力しているためか、このDEXに関してはヘルプセンターであまり触れられておらず、情報は多くはないと思われます。dYdXなどの大手DEXの存在を考慮すると、今のところ積極的に利用する理由は少ないでしょう。しかし、選択肢が増えるという点ではメリットといえます。また現在も開発中であるため、今後新たな機能が加われば注目を浴びるかもしれません。魅力的なボーナスを提供Zoomexの特徴として、魅力的なボーナスも挙げられます。当記事執筆時点(2023年9月22日)では、以下のようなキャンペーンを実施中です。種類条件と報酬入金不要ボーナス携帯番号での新規アカウント登録により、最大20ドル相当のボーナスを獲得できます。初回入金100%ボーナス200ドル以上の初回入金により、200USDT分を上限とした100%入金ボーナスを受け取れます。入金&取引ボーナス新規・既存の全ユーザーを対象に、一定の累計入金額と取引高を達成すれば、最大1,200USDTのボーナスを獲得できます。獲得したボーナスを出金することはできませんが、取引の証拠金などに利用できます。また、取引で損失が発生した場合などでも、自己資金よりもボーナスを優先して損失補填に充てられる特徴があります。多くの海外取引所もボーナスを提供しておりますが、100%入金ボーナスなどの豪華なボーナスはあまり提供されません。また、ボーナスが損失補填に充てられるのは、一般的に自己資金が尽きた後です。そのためZoomexのようなボーナスは珍しいといえます。日本国内での認知拡大になるかZoomex(ズームエックス)は人気漫画「インベスターZ」とのコラボにより、日本国内での認知度を拡大する可能性があります。またコラボ企画が、国内での仮想通貨(暗号資産)普及の一助となるかもしれません。詳細なコラボ内容はこれから発表されると考えられるため、今後のZoomexの動向には注目です。
update2023.09.21 (木) 21:00
暗号資産 話題のニュース

Alpha|ビットコイン(BTC)版friend.tech|その将来性や始め方を解説

Alpha(アルファ)は、New Bitcoin Cityが手掛ける新しいSocialFiアプリです。ビットコイン(BTC)版friend.techと呼ばれており、日本国内でも話題となっています。Alphaでは、ユーザー自身が、自分の限定コンテンツや自分とプライベートチャットできる権利を販売できます。この権利を鍵と呼び、マーケットプレイスで売買できます。当記事では、Alphaの概要を紹介した上で、X上での評判やfriend.techとの違い、始め方、将来性などを解説します。目次[非表示]AlphaとはTrustless Computer上のDAppマーケットプレイスで鍵を売買利用時間に応じてポイント獲得X(旧Twitter)での評判Alphaの始め方friend.techとの違いビットコインブロックチェーンを基礎とする分散化されたシステムより最適化されたUXAlphaの将来性New Bitcoin City構想ビットコインのキラーアプリfriend.techのTVLが増加中friend.techを超えられるかAlphaとは画像引用:New Bitcoin City公式XAlphaは、ビットコイン(BTC)版のfriend.techと自称するアプリです。2023年9月16日に、正式リリースが発表されました。friend.techは、Baseブロックチェーン上に構築されたSocialFiアプリです。インフルエンサーは、シェア(Share)と呼ばれる独自のソーシャルトークンを発行し、販売できます。そして、シェア(Share)を保有するユーザーは、対象のインフルエンサーとプライベートなメッセージを交換できます。SocialFiとはSocialFiは、SNSなどのSocialと金融のFinanceを組み合わせた言葉です。はっきりとした定義はありませんが、一般的に仮想通貨などを報酬システムに組み込んだSNSなどを指します。Alphaは、friend.techと同様のサービスを提供しています。Trustless Computer上のDAppAlphaはTrustless Computer上に構築されるDApp(分散型アプリ)で、Trustless Computerは「ビットコインのレイヤー2」をコンセプトとするブロックチェーンです。レイヤー2多くのブロックチェーンは、異なる役割を持つブロックチェーンが階層別に独立して相互通信する「レイヤー構造」になっています。基礎的な役割を担うブロックチェーン層をレイヤー1と呼び、レイヤー1の情報処理を助ける層をレイヤー2と呼びます。本来、ビットコインはスマートコントラクトに対応しておらず、DAppプラットフォームとして利用できません。しかし、Trustless Computerを活用すると、ビットコインを基礎としたDApp開発が可能になります。マーケットプレイスで鍵を売買画像引用:AlphaAlphaは、friend.techと同様のサービスを提供しています。インフルエンサーは、プラットフォーム上で鍵を発行して、販売できます。この鍵は、マーケットプレイスで売買可能です。そして、鍵の保有者は、対象となるインフルエンサーの限定コンテンツやプライベートチャットへのアクセスが可能です。また、マーケットプレイスでの取引には、Trustless ComputerのネイティブトークンTCが用いられます。利用時間に応じてポイント獲得画像引用:AlphaAlphaはアプリの利用時間に応じてポイントを付与しており、1日で最大10ポイントをもらえます。ポイントに関する詳細は不明ですが、将来的にエコシステム内で利用できる見通しです。X(旧Twitter)での評判Alphaは、正式リリースから早々に、日本国内でも話題となっています。招待機能が実装されているのもあり、X上ではAlphaに関する投稿が拡散されています。Alphaをおすすめする声や感想、システムや始め方などの解説が数多く投稿されています。Alphaの始め方AlphaはiOSとAndroidに対応しており、スマホがあれば誰でも使えます。Alphaの始め方は、以下の通りです。スマホでAlphaの公式ページを開く「Install the App」をタップするホーム画面にアプリを追加するXのアカウントを連携する仮想通貨TCを入金する以上のプロセスで準備完了です。これで、特定のインフルエンサーの鍵を売買したり、自身の鍵を発行したりできます。friend.techとの違いAlphaは、friend.techとほぼ同じサービスを提供しています。公式サイトによると、主な違いとして以下の点が挙げられます。ビットコインブロックチェーンを基礎とするより分散化されたシステム最適化されたUXビットコインブロックチェーンを基礎とするfriend.techがBaseブロックチェーンを活用する一方、Alphaはビットコインブロックチェーンを基礎としています。分散化されたシステムfriend.techが活用するBaseブロックチェーンは、米大手取引所コインベースが開発するブロックチェーンです。コインベースは、中立的な立ち位置をとっていますが、公平性が確約されているわけではありません。その反面、Alphaが利用するTrustless Computerは、より分散型の運営で、トラストレスな仕組みになっています。より最適化されたUXfriend.techと比較して、AlphaのUX(ユーザーエクスペリエンス)は、より最適化されています。Alphaの将来性Alphaは新しいサービスで実力は未知数です。現時点で将来性にプラスに働く要因としては、以下が挙げられます。New Bitcoin City構想ビットコインのキラーアプリfriend.techのTVLが増加中New Bitcoin City構想画像引用:New Bitcoin City公式XAlphaは、New Bitcoin City構想の一部として立ち上げられました。New Bitcoin Cityとは、Trustless Computerを中心に、ビットコインのユースケースを模索する試みです。当記事執筆時点(2023年9月19日)では、DeFi(分散型金融)やAI(人工知能)、アートなどの分野での取り組みが実施されています。New Bitcoin City構想が上手くいけば、Alphaの将来性が高まる可能性があります。ビットコインのキラーアプリAlphaは、ビットコインのキラーアプリになり得ると期待されています。各方面でビットコインブロックチェーンを活用する試みが続けられていますが、有力なDAppは登場していません。Alphaは、キラーアプリとして流行してビットコイン経済圏を取り込む可能性があります。friend.techのTVLが増加中画像引用:DefiLlamafriend.techのTVLは右肩上がりに推移しており、3,600万ドル以上を記録しています。TVLとはTVLはTotal Value Lockedの頭文字をつなげた言葉で、ブロックチェーンやDAppに預け入れられた仮想通貨の総額を示します。この金額は人気のバロメーターとしても使用されます。Alphaはfriend.techと同様のサービスであり、同等のポテンシャルを持っている可能性があります。friend.techを超えられるかAlphaは、ビットコイン版のfriend.techとして登場しました。上手くいけば、本家のfriend.techを超えるかもしれません。日本国内でも人気となっており、試してみるのも良いかもしれません。
update2023.09.21 (木) 20:00
暗号資産 話題のニュース

Jitoとは?MEV報酬をもらえるリキッドステーキングの仕組み・使い方を解説

Jitoとは、Solana(ソラナ)のリキッドステーキングプロダクトで、ステーキング報酬に加えてMEV報酬をもらえます。独自システムを導入しており、MEVの課題の解決という点でも注目されています。この記事では、Jitoの報酬の内容や仕組み、そして使い方などを解説します。目次[非表示]Jitoとはリキッドステーキングとはステーキングの仕組みリキッドステーキングの仕組みMEVとはMEVのスパム問題Jitoでスパム問題を解決Jitoの安全性リファラルプログラムを提供JitoSOLの使い方SOLをステーキングしてJitoSOLを獲得する方法JitoSOLを売買する方法JitoSOLをアンステーキングする方法Jitoの今後の動向に注目JitoとはJitoは、リキッドステーキングプロダクトです。仮想通貨(暗号資産)のSOL(ソラナ)をJitoでステーキングすると、ユーザーはリキッドステーキングトークンのJitoSOLを受け取れます。すると、流動性を維持しながらステーキング報酬をもらえるようになり、そのAPY(年間利回り)は6.99%となっています。この内容は、ほかのリキッドステーキングでも見られる仕組みです。Jitoでは、ステーキング報酬に加えてMEV報酬を受け取ることができ、メリットが大きいです。MEVとはリキッドステーキングとはリキッドステーキング(Liquid Staking)とは、ステーキング(Staking)の派生系です。ステーキングの仕組みステーキングとは、仮想通貨を一定期間ロックして報酬を得る仕組みです。ただし、一般的には仮想通貨を取引所やブロックチェーンに預け入れる必要があり、自由なタイミングで引き出せないケースがあります。この場合、ステーキング報酬を受け取れるものの流動性は失われ、仮想通貨を売買したりDeFiで運用したりできません。リキッドステーキングの仕組みこの問題を改善したのが、リキッドステーキングです。リキッドステーキングとはその名前の通り、流動性のあるステーキングを指します。リキッドステーキングでは、トークンを預け入れるとステーキング報酬を得られます。それだけでなく、預け入れたユーザーに対してリキッドステーキングトークンを発行し、売買やDeFiの運用に使用できます。Jitoの場合、SOLをステーキングするとJitoSOLを受け取れます。預け入れたSOLの数量に応じてステーキング報酬を得られるだけでなく、発行されたJitoSOLを使って売買やDeFiでの運用ができます。運用後にJitoSOLをJitoに返却すれば、SOLを受け取ることができます。MEVとはMEVは「Maximal Extractable Value」の頭文字をとった略語で、日本語では「最大抽出可能価値」と訳します。PoS型のブロックチェーンでは、バリデータがチェーンを検証し、その対価としてブロック生成報酬やガス代などを受け取っています。MEVとは、これらの報酬を最大化する方法、あるいは受け取る報酬そのものを指します。PoS(プルーフ・オブ・ステーク)PoSはブロック生成ルールの1つです。ビットコイン(BTC)などが採用するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と比較して、電力消費が少ない点や拡張性が高い点などで注目されています。バリデータバリデータは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)のブロックチェーンにおいて、トランザクションの承認などブロックチェーンの維持のために活動します。MEVの種類はいくつかあり、その中の1つに、DEX(分散型取引所)における裁定取引(アービトラージ)があります。裁定取引によるMEV2か所のDEXが、同じトークンを異なる価格で提供しているとします。このとき、より安価に設定されたDEXでトークンを購入し、より高価に設定されたDEXで売却すると利益を得られます。これが裁定取引によるMEVです。MEVのスパム問題MEVで稼げることを受けて、多くの参加者が参入しています。この結果、Solana(ソラナ)ではネットワークが混雑する問題が起きています。Solanaは取引手数料が安く、参加者はトランザクションを短時間で多数送信して利益を得ようとします。その結果、トランザクション数が膨大になると同時に、失敗するトランザクションも増えます。Jitoによると、Solanaのバリデータは、失敗したMEV取引の処理に58%以上の計算力を使っています。これは、トランザクション遅延などの原因になります。Jitoでスパム問題を解決Jitoは、MEVのスパムを排除して報酬を適切に分配するために、バリデータクライアントをリリースしました。このソフトウェアには、独自のMEVオークションシステムが導入されています。具体的には、参加者は利益が出ると思われる取引に対して入札し、各ブロック内の最高額入札者がMEVを獲得できる仕組みです。トランザクション提出前にオークションを実施するため、無駄なトランザクションが出なくなると同時に、ステーキング参加者の報酬増加につながります。Jitoの安全性JitoSOLは、Solana Labsが開発したステークプールプログラムに基づいて構築されています。このプログラムは多くのプロジェクトをサポートしており、3つのセキュリティ企業による監査が完了しています。また、Jitoは非カストディアルタイプであり、Jitoの開発チームであっても預け入れられたSOLにアクセスできません。仮にJitoが消滅しても、SOL所有者はSOLを引き出せます。非カストディアルとは非カストディアルのツールは、取引所のウォレットなどと異なり、特定の管理者の承認なく利用可能です。また、ノンカストディアルは全てが自己責任となるため、その利用には一定の知識が必要です。リファラルプログラムを提供2023年8月、Jitoはリファラルプログラムを開始しました。知り合い等に紹介してアカウントを作ってもらうと、成功報酬をもらえる仕組みです。Jitoは紹介リンク経由の登録ユーザー数を計測し、リーダーボードを更新しています。画像引用:Jitoなお、成功報酬の内容については、当記事執筆時点(2023年9月19日)で発表されておらず、公式の発表待ちとなっています。JitoSOLの使い方ここでは、JitoやJitoSOLの使い方を解説します。SOLをステーキングしてJitoSOLを獲得する方法JitoSOLを売買する方法JitoSOLをアンステーキングする方法SOLをステーキングしてJitoSOLを獲得する方法手順1SOLの入ったウォレットを準備します。JitoSOLは現在、以下のウォレットに対応しています。SolflareWalletConnectCoinbase WalletPhantomSOLを準備ウォレットには、ステーキング用のSOLが必要です。手元にSOLがない場合、Bybitなどで購入可能です。手順2以下のリンクをクリックし、Jito公式サイトにアクセスします。Jito公式にアクセス手順3右上の「Select Wallet」をクリックし、ウォレットを接続します。手順4ウォレットを選択します。この記事では、例としてPhantomを選択しています。なお、「More options」をクリックすると、他の選択肢を表示できます。手順5ステーキングするSOLの数量を入力し、「Stake SOL」をクリックします。当記事では、例として0.1 SOLをステーキングします。手順6トランザクションの確認画面で数量等をチェックし、「確認」をクリックします。手順7ウォレットでJitoSOLの受け取りを確認します。JitoSOLを売買する方法JitoSOLの購入・売却のための取引所として、JitoはJupiter(ジュピター)を推奨しています。手順1以下のリンクをクリックし、Jupiter公式サイトにアクセスします。Jupiter公式にアクセス手順2右上の「Connect Wallet」をクリックし、ウォレットを接続します。手順3ウォレットを選択します。この記事では、例としてPhantomを選択しています。なお、「More wallets」をクリックすると、他の選択肢を表示できます。手順4スワップの条件を入力して、「Swap」をクリックします。番号項目名説明1You're paying支払い通貨の種類と数量を指定します。2To receive受け取りたい仮想通貨を指定します。3Swapクリックすると、取引を実行します。手順5トランザクションの確認画面で数量をチェックし、「確認」をクリックします。手順6ウォレットでJitoSOLの受け取りを確認します。JitoSOLをアンステーキングする方法JitoSOLをアンステーキングすると、SOLに戻して出金できます。手順1以下のリンクをクリックし、Jito公式サイトにアクセスします。Jito公式にアクセス手順2右上の「Select Wallet」をクリックし、ウォレットを接続します。手順3ウォレットを選択します。この記事では、例としてPhantomを選択しています。なお、「More options」をクリックすると、他の選択肢を表示できます。手順4「Unstake」をクリックして、タブを切り替えます。手順5アンステーキングする数量を入力し、「Unstake SOL」をクリックします。手順6注意事項が表示されますので、内容を確認して「Begin unstake process」をクリックします。注意事項には、アンステーキング後にステークアカウントを無効化することでSOLを受け取れる旨の記載があり、また、受け取り可能日時も書かれています。手順7トランザクションの確認画面で数量等をチェックし、「確認」をクリックします。Jitoの今後の動向に注目Jitoでは、流動性を維持しながらステーキング報酬を得られるだけでなく、MEV報酬ももらえます。さらに、ステーキングで得たJitoSOLを、売買したりDeFiで運用したりすることもできます。リファラル報酬が発表されれば、さらに多くのユーザーを惹きつける可能性があり、今後の動向に注目です。
update2023.09.20 (水) 20:30
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仮想通貨NIDT(ニッポンアイドルトークン)の価格が高騰から暴落!急落の要因と再浮上する可能性を考察

NIDT(ニッポンアイドルトークン)は、株式会社オーバースの主導のもと、イーサリアム(ETH)上で発行されている仮想通貨(暗号資産)です。ブロックチェーンやメタバースなどを駆使した、新たなアイドル活動を実現するために利用されます。NIDTは、2023年9月初旬から急激に価格が高騰し、IEO価格から約20倍もの価格を付けました。しかし、9月中旬に価格が暴落したことにより、Twitter(ツイッター)などでも話題となっています。当記事では、仮想通貨NIDTの暴落に関する情報やTwitterでの反応、暴落した要因と再浮上する可能性などをまとめて解説します。目次[非表示]仮想通貨NIDTの価格が暴落Twitterでの反応広すぎるスプレッドへの不満仮想通貨NIDTとは日本国内で4件目のIEO事例推し活を報酬化するシステム秋元康氏が総合プロデューサーとして参加仮想通貨NIDTが暴落した理由を考察IDOL3.0 Project投票後の投げ売り利益確定の売り今後NIDTが再浮上する見込みは?価値を判断するには時期尚早仮想通貨NIDTの価格が暴落仮想通貨NIDT(ニッポンアイドルトークン)は、2023年4月にDMM Bitcoinとcoinbookに上場しました。DMM Bitcoinのチャートを確認すると、しばらくの間は約1円〜5円の価格帯で推移していたことがわかります。しかし、2023年8月中旬から徐々に価格を上昇させ、9月に入ってから約100円までの高騰を見せています。その後、9月13日頃から価格が暴落し、当記事執筆時点(2023年9月14日)では、40円前後を推移しています。画像引用:DMM BitcoinTwitterでの反応Twitter(ツイッター)では、NIDT(ニッポンアイドルトークン)の暴落に対して、悲観的な反応が見られます。NIDTは、トークンセール時の価格から大きく上昇したことで、国内の仮想通貨(暗号資産)コミュニティの間で注目されていました。しかし、今回の暴落により、多くのユーザーから不安の声が上がっています。中には、仮想通貨市場でよくある仕手による価格操作だと、批判するユーザーも出てきています。仕手とは仕手とは、巨額の投資資金を使って、自己の利益になるように相場を操ろうとする投機家のことです。株価や売買高を意図的に操縦し、目立つ株価の動きを見せることで、第三者である投資家を巻き込んで大相場を生み出します。仕手はその最中に自己のポジションを清算し、巨額の利益を得ることができるというわけです。広すぎるスプレッドへの不満Twitterでは、DMM Bitcoinにおける、NIDTの広すぎるスプレッドへの不満も強まっています。スプレッドとはスプレッドとは、仮想通貨やFXなどの金融商品の取引において、ある銘柄を買うときの価格と売るときの価格の「差」のことです。スプレッドが狭ければ、トレーダーに有利に、反対にスプレッドが広ければ、トレーダーに不利に働きます。2023年9月20日時点において、DMM Bitcoinでは、売りを意味するBidが約33円、買いを意味するAskが約66円となっています。そのスプレッドは約33円です。画像引用:DMM Bitcoin仮に、100NIDTを購入する場合、必要な金額は約6,600円となります。しかし、購入した100NIDTをすぐに売却すると、手元に残る金額は約3,300円です。つまり、NIDTを売買するだけで、現時点では3,300円、つまり50%の損失が発生する計算です。こういった状況に対し、多くのユーザーから正常な取引ができないとして不満が続出しています。取引所と販売所国内の仮想通貨(暗号資産)取引所では、「取引所」と「販売所」という2つの取引方法を提供していることが多いです。「取引所」はユーザー同士で売買を行う取引形式であり、安価な手数料で売買できます。一方「販売所」は取引所よりも操作が簡単であるものの、スプレッドと呼ばれる売買時の価格差が大きく、取引コストが高くなる傾向があります。仮想通貨NIDTとは画像引用:NipponIdolTokenNIDT(ニッポンアイドルトークン)は、株式会社オーバースが発行する仮想通貨(暗号資産)です。ブロックチェーンやメタバースを活用した新たな女性アイドルグループの結成や、そのアイドル活動を行うための、エコシステムを構築するトークンです。メタバースとはメタバースとは、インターネット上に構築された三次元の仮想空間を指します。仮想通貨市場では主にブロックチェーンゲームとして開発が進められており、メタバース関連銘柄と呼ばれる仮想通貨も数多く発行されています。2023年3月には、「IDOL3.0 Project」という新アイドルプロジェクトの発表を行っており、これまでにない女性アイドルグループの結成を進めています。このエコシステムの中で、NIDTはユーティリティトークンとして利用できます。例えば、アイドル活動の運営への一部参加(投票権)やグッズの購入、イベントやコンサートでのメンバーへの投げ銭などが挙げられます。日本国内で4件目のIEO事例NIDTは、日本国内で4件目のIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)事例です。2023年3月、DMM BitcoinとcoinbookでIEOでのトークンセールをすることが発表され、資金調達が行われました。IEOとはIEOはプロジェクト開発チームによる資金調達手段の一つで、取引所経由で仮想通貨を先行販売します。ICOなど従来の資金調達方法は詐欺などのリスクがありましたが、IEOは取引所が審査することで安全性を確保しています。なお、ほとんどのアイドルプロジェクトは、大手芸能事務所や広告代理店などから資金調達を行うため、それら組織の意向が色濃く反映されてしまうという課題があります。そういった問題を解決するため、NIDTは一般ユーザーに販売され、資金調達が行われました。これにより、より自由で創造的なアイドル活動が展開できるとしています。推し活を報酬化するシステムこのエコシステム内では、贔屓のアイドルを応援する活動、すなわち「推し活」を評価して報酬化されます。ファンは推し活を通じて、自分の推しレベルがアップします。そのレベルに応じて、レアNFTや限定グッズ、ライブの優先席抽選権などの特典を受け取れるとしています。推し活は、専用のポータルサイトを中心に行われます。最初の推し活関連の機能として、プロフィール登録や、アイドル運営に関する投票ができるシステムが実装されています。秋元康氏が総合プロデューサーとして参加仮想通貨NIDTには、AKB48などを手がけた秋元康氏が総合プロデューサーとして参加しています。IDOL3.0 Projectにおいても、秋元康氏が総合プロデューサーに就任しています。画像引用:IDOL3.0 PROJECTIDOL3.0 Projectは、ファン投票を選考基準のひとつにして、アイドルグループのメンバー選考を行なっています。その後は、秋元氏の総合プロデュースの下、従来のアイドル活動だけでなく、Web3.0やメタバースなどを絡めた領域での活動を開始すると考えられます。Web3.0とはWeb3.0とは分権化された次世代のインターネット環境を指します。現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)は、大手IT企業が強い影響力を持っています。その一方、Web3.0では個々のユーザーが重要な役割を担います。仮想通貨NIDTが暴落した理由を考察仮想通貨NIDT(ニッポンアイドルトークン)の価格が暴落した理由としては、以下の可能性が挙げられます。IDOL3.0 Project投票後の投げ売り利益確定の売りIDOL3.0 Project投票後の投げ売りIDOL3.0 Projectでは、いくつかのステージに分けて、メンバーの選考が進められています。画像引用:NIDT サポート WikiIDOL3.0 Projectでは、「Final Stage:2nd」の審査から漏れた候補者の中から2名だけ、ファン投票によって次のステージに進む「ホワイトナイトシステム:2nd」が実施されました。「ホワイトナイトシステム:2nd」の投票は、2023年9月10日から9月13日に行われました。NIDTポータルに登録したユーザーを対象に、初日に200枚、次の日から100枚の投票券が付与されています。これに加え、NIDT保有者には、1,000NIDTにつき1票が毎日付与されました。ファンの中には、推しているアイドルにより多くの票を投じるため、大量のNIDTを保有していた者も存在すると考えられます。従って、投票最終日である9月13日以降、不要となったNIDTの投げ売りが発生し、価格暴落につながった可能性があります。利益確定の売りNIDTは、IEOを通じて1通貨あたり5円で販売されました。2023年9月中旬に記録した最高値が100円付近だったのを考慮すると、IEO価格から20倍もの値を付けた計算になります。それだけの価格上昇があれば、利益確定による売りが集中したとしても不思議ではありません。NIDT価格の暴落は、利益確定の売りが要因になった可能性があります。今後NIDTが再浮上する見込みは?NIDT(ニッポンアイドルトークン)の価格は暴落しましたが、再浮上する可能性がないとはいえません。NIDTの価格は、IDOL3.0 Projectやエコシステムの成長に影響を受けると考えられます。公開されているロードマップでは、2023年第4四半期にアイドルグループのお披露目会や楽曲のリリース、メタバースの始動などが予定されています。また、専用のポータルサイトでは、ユーザーの推し活を評価してランク化するファンランク機能や、ポータルサイト内外でミッションをこなすミッション機能など、新機能の実装が計画されています。画像引用:NipponIdolTokenこういった計画が現実となり、プロジェクトがさらに盛り上がれば、NIDTが再浮上するきっかけになる可能性があります。加えて、NIDTのプロジェクトではアイドルの海外進出も目標としているので、それが叶えば、大きな価格上昇を記録するかもしれません。価値を判断するには時期尚早NIDT(ニッポンアイドルトークン)は、まだ誕生したばかりの仮想通貨(暗号資産)です。プロジェクトも立ち上がったばかりで、結成される女性アイドルグループに関しても、まだメンバー選考の段階にあります。アイドルグループが活動を開始し、エコシステムの開発が本格化するまで、プロジェクトを見守る必要があるかもしれません。秋元康氏が参画するなど、話題性があるプロジェクトなので、今後の動向にも注視していく必要がありそうです。
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仮想通貨取引所Zoomexと人気漫画「インベスターZ」のコラボが決定!

仮想通貨取引所Zoomexと人気漫画「インベスターZ」のコラボが決定!

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update2023.09.22 21:00

2023年9月22日、仮想通貨(暗号資産)取引所のZoomex(ズームエックス)が、漫画「インベスターZ」とのコラボを発表しました。今後、共同での企画を実施し、仮想通貨業界の発展に取り組むとしています。当記事では、ZoomexとインベスターZのコラボ発表の内容や、新興取引所であるZoomexの特徴などを紹介します。目次[非表示]Zoomexが「インベスターZ」とのコラボを発表業界に影響を与えてきた両者のコラボ仮想通貨業界の現状とコラボへの期待ZoomexとはZoomexの特徴取引手数料が比較的安価日本語に完全対応DEXも利用できる魅力的なボーナスを提供日本国内での認知拡大になるかZoomexが「インベスターZ」とのコラボを発表仮想通貨(暗号資産)取引所のZoomex(ズームエックス)は、三田紀房氏による人気漫画「インベスターZ」とのコラボを発表しました。今後、仮想通貨の仕組みや取引手法の解説、ユーザーのリテラシー向上を目的として、コラボレーション企画を実施していく予定です。画像引用:ZoomexZoomexのCEOであるAmos Zirger氏は、今回の発表について以下のようにコメントしています。過去数年で暗号資産市場は飛躍的に拡大いたしました。その中で、弊社を含む暗号資産取引所にとって、顧客に安全で快適なサービスを提供する義務と責任も今まで以上に重要になっております。弊社は顧客本位の事業展開を最優先事項として捉えており、その一環として今回のインベスターZと弊社の協力は、顧客の暗号資産に対する理解度を深め、暗号資産に対する公正な評価を広めるとともに、暗号資産市場の更なる発展の一助にもなり得ると考えております。ZOOMEX、人気漫画『インベスターZ』とコラボを発表! - より引用上記のコメントの通り、仮想通貨市場は大きな発展を見せています。例えば直近では、株式などの現実世界の資産(RWA)のトークン化や、処理の高速化と手数料の抑制を実現する「レイヤー2」などが新しいトレンドとなっています。そのほか、リップル社と米SECとの訴訟に進展があったことや、米国においてビットコイン現物ETFの上場承認が現実味を帯びてきたことなど、より多くのユーザーに受け入れられる土壌が少しずつ整いつつあります。ポジティブなニュースがある一方、詐欺が蔓延していることも事実です。開発チームは様々なセキュリティ施策を行っているものの、防ぎきれないケースもあります。そのため、ユーザー自身が知識を付けることも大切になっています。しかし、新しい仕組みであり専門用語が多いことなどが学習の障壁となっています。学習がしやすければ、詐欺による被害が減ることに加え、新たに仮想通貨に興味を持つユーザーも増えるでしょう。したがってユーザーのリテラシー向上は、同業界において大きな課題だといえます。Zoomexは今回のコラボを通して、上記のような課題にアプローチするものと考えられます。界隈で見られる様々な詐欺手口仮想通貨の界隈では、様々な詐欺手口が見られます。例えば、DeFi(分散型金融)関連プロジェクトのハッキング、不誠実な開発チームによる持ち逃げ、公式アカウントの乗っ取り、さらにはゼロトランスファー詐欺といった新手の手口も確認されています。ただし知識を付ければ、危険を未然に防ぐことや被る被害を限定することが可能となります。業界に影響を与えてきた両者のコラボ今回のコラボはどのような影響をもたらすでしょうか。これを考えるために、Zoomex(ズームエックス)と「インベスターZ」の特徴を確認してみます。Zoomexは、主にデリバティブ取引を提供する仮想通貨(暗号資産)取引所です。2021年設立の新興取引所ながら、取引高を伸ばしています。日本向けのマーケティングに目を引くような部分があります。Jリーグのサッカークラブ「サガン鳥栖」のオフィシャルパートナーを務めるほか、女優の河北麻友子氏を広告塔に据えるなどしており、日本市場における存在感を高めています。画像引用:ZoomexZoomexの特徴については、本記事後半でより詳しく説明していきます。Zoomexの特徴はこちら一方のインベスターZは、株式会社コルクに所属する人気作家、三田紀房氏による投資をテーマとした漫画です。主人公の財前孝史が、入学した中高一貫校にある「投資部」に入部して、投資に関する知識を学んでいくという物語になっています。画像引用:漫画家三田紀房公式サイト作品を読むことで、読者も自然と投資の知識を身に付けられるとして人気を博しています。様々な投資関連の教育コンテンツとのコラボを実施してきており、過去にはNFTゲームで有名なDEA社とコラボNFTの販売も行いました。画像引用:JobTribesの特設ページ仮想通貨業界の現状とコラボへの期待現在、日本において仮想通貨の普及はまだまだ進んでいません。日本政府もWeb3.0の推進を行ってはいるものの、マスアダプションにはほど遠い状況だといえるでしょう。そのような中、日本国内で影響力を持つZoomexとインベスターZのコラボが、国内での仮想通貨普及の一助となる可能性があります。Web3.0とはWeb3.0とは分権化された次世代のインターネット環境を指します。現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)は、大手IT企業が強い影響力を持っています。その一方、Web3.0では個々のユーザーが重要な役割を担います。ZoomexとはZoomex(ズームエックス)は、2021年に設立された仮想通貨(暗号資産)取引所です。画像引用:Zoomexデリバティブ取引に特化した仮想通貨取引所となっており、USDTを証拠金とするUSDT無期限契約と、取引対象の仮想通貨銘柄を証拠金とするインバース無期限契約を提供しています。最大レバレッジは150倍、取引可能な通貨ペアは200種類以上であり、コピートレード機能も利用できます。コピートレードとはコピートレードは、特定のトレーダーの取引をコピーして利益を上げるサービスです。取引所などのプラットフォームで提供されています。Zoomexの特徴Zoomex(ズームエックス)の主な特徴として、以下の項目が挙げられます。取引手数料が比較的安価日本語に完全対応DEXも利用できる魅力的なボーナスを提供取引手数料が比較的安価Zoomexの取引手数料は、比較的安い水準となっています。以下の表は、Zoomexと主要な取引所の取引手数料(*1)を比較したものです。USDT無期限契約取引所取引手数料Zoomexメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.06%Binanceメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.04%Bybitメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.055%インバース契約取引所取引手数料Zoomexメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.06%Binanceメイカー手数料:0.01%テイカー手数料:0.05%Bybitメイカー手数料:0.02%テイカー手数料:0.055%上記の通り、USDT無期限契約とインバース無期限契約ともに、メイカー手数料はBinance(バイナンス)、Bybit(バイビット)と遜色ない水準となっています。ただしテイカー手数料に関しては、2社と比べて少し高めに設定されている状況です。(*1)一般ユーザーに適用される手数料を比較しています。日本語に完全対応Zoomexは日本語に完全対応しています。サイトの日本語対応はもちろん、日本語でのカスタマーサポートも提供しています。そのため、英語が苦手な人でも使いやすい海外取引所だといえるでしょう。ただし、日本語カスタマーサポートの営業時間は午前9時〜翌日午前2時までとなっています。またMyforex編集部で確認したところ、営業時間内であってもライブチャットが使えないことがありました。問い合わせフォームを使えばいつでも質問は可能です。しかしBybit等のように、24時間ライブチャットに対応しているわけではなく、その点は今後の改善を期待したいところでしょう。DEXも利用できる画像引用:Zoomex DEXZoomexは、独自のDEX(分散型取引所)を提供しています。ZoomexのCEX(中央集権取引所)の技術をベースとして、イーサリアム上に構築されています。分散型取引所とは分散型取引所とはブロックチェーン上で仮想通貨を売買できる取引所であり、中央管理者が存在しません。分散型取引所を意味する「Decentralized Exchange」の頭文字をとってDEXとも呼ばれます。CEXに注力しているためか、このDEXに関してはヘルプセンターであまり触れられておらず、情報は多くはないと思われます。dYdXなどの大手DEXの存在を考慮すると、今のところ積極的に利用する理由は少ないでしょう。しかし、選択肢が増えるという点ではメリットといえます。また現在も開発中であるため、今後新たな機能が加われば注目を浴びるかもしれません。魅力的なボーナスを提供Zoomexの特徴として、魅力的なボーナスも挙げられます。当記事執筆時点(2023年9月22日)では、以下のようなキャンペーンを実施中です。種類条件と報酬入金不要ボーナス携帯番号での新規アカウント登録により、最大20ドル相当のボーナスを獲得できます。初回入金100%ボーナス200ドル以上の初回入金により、200USDT分を上限とした100%入金ボーナスを受け取れます。入金&取引ボーナス新規・既存の全ユーザーを対象に、一定の累計入金額と取引高を達成すれば、最大1,200USDTのボーナスを獲得できます。獲得したボーナスを出金することはできませんが、取引の証拠金などに利用できます。また、取引で損失が発生した場合などでも、自己資金よりもボーナスを優先して損失補填に充てられる特徴があります。多くの海外取引所もボーナスを提供しておりますが、100%入金ボーナスなどの豪華なボーナスはあまり提供されません。また、ボーナスが損失補填に充てられるのは、一般的に自己資金が尽きた後です。そのためZoomexのようなボーナスは珍しいといえます。日本国内での認知拡大になるかZoomex(ズームエックス)は人気漫画「インベスターZ」とのコラボにより、日本国内での認知度を拡大する可能性があります。またコラボ企画が、国内での仮想通貨(暗号資産)普及の一助となるかもしれません。詳細なコラボ内容はこれから発表されると考えられるため、今後のZoomexの動向には注目です。
Alpha|ビットコイン(BTC)版friend.tech|その将来性や始め方を解説

Alpha|ビットコイン(BTC)版friend.tech|その将来性や始め方を解説

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update2023.09.21 21:00

Alpha(アルファ)は、New Bitcoin Cityが手掛ける新しいSocialFiアプリです。ビットコイン(BTC)版friend.techと呼ばれており、日本国内でも話題となっています。Alphaでは、ユーザー自身が、自分の限定コンテンツや自分とプライベートチャットできる権利を販売できます。この権利を鍵と呼び、マーケットプレイスで売買できます。当記事では、Alphaの概要を紹介した上で、X上での評判やfriend.techとの違い、始め方、将来性などを解説します。目次[非表示]AlphaとはTrustless Computer上のDAppマーケットプレイスで鍵を売買利用時間に応じてポイント獲得X(旧Twitter)での評判Alphaの始め方friend.techとの違いビットコインブロックチェーンを基礎とする分散化されたシステムより最適化されたUXAlphaの将来性New Bitcoin City構想ビットコインのキラーアプリfriend.techのTVLが増加中friend.techを超えられるかAlphaとは画像引用:New Bitcoin City公式XAlphaは、ビットコイン(BTC)版のfriend.techと自称するアプリです。2023年9月16日に、正式リリースが発表されました。friend.techは、Baseブロックチェーン上に構築されたSocialFiアプリです。インフルエンサーは、シェア(Share)と呼ばれる独自のソーシャルトークンを発行し、販売できます。そして、シェア(Share)を保有するユーザーは、対象のインフルエンサーとプライベートなメッセージを交換できます。SocialFiとはSocialFiは、SNSなどのSocialと金融のFinanceを組み合わせた言葉です。はっきりとした定義はありませんが、一般的に仮想通貨などを報酬システムに組み込んだSNSなどを指します。Alphaは、friend.techと同様のサービスを提供しています。Trustless Computer上のDAppAlphaはTrustless Computer上に構築されるDApp(分散型アプリ)で、Trustless Computerは「ビットコインのレイヤー2」をコンセプトとするブロックチェーンです。レイヤー2多くのブロックチェーンは、異なる役割を持つブロックチェーンが階層別に独立して相互通信する「レイヤー構造」になっています。基礎的な役割を担うブロックチェーン層をレイヤー1と呼び、レイヤー1の情報処理を助ける層をレイヤー2と呼びます。本来、ビットコインはスマートコントラクトに対応しておらず、DAppプラットフォームとして利用できません。しかし、Trustless Computerを活用すると、ビットコインを基礎としたDApp開発が可能になります。マーケットプレイスで鍵を売買画像引用:AlphaAlphaは、friend.techと同様のサービスを提供しています。インフルエンサーは、プラットフォーム上で鍵を発行して、販売できます。この鍵は、マーケットプレイスで売買可能です。そして、鍵の保有者は、対象となるインフルエンサーの限定コンテンツやプライベートチャットへのアクセスが可能です。また、マーケットプレイスでの取引には、Trustless ComputerのネイティブトークンTCが用いられます。利用時間に応じてポイント獲得画像引用:AlphaAlphaはアプリの利用時間に応じてポイントを付与しており、1日で最大10ポイントをもらえます。ポイントに関する詳細は不明ですが、将来的にエコシステム内で利用できる見通しです。X(旧Twitter)での評判Alphaは、正式リリースから早々に、日本国内でも話題となっています。招待機能が実装されているのもあり、X上ではAlphaに関する投稿が拡散されています。Alphaをおすすめする声や感想、システムや始め方などの解説が数多く投稿されています。Alphaの始め方AlphaはiOSとAndroidに対応しており、スマホがあれば誰でも使えます。Alphaの始め方は、以下の通りです。スマホでAlphaの公式ページを開く「Install the App」をタップするホーム画面にアプリを追加するXのアカウントを連携する仮想通貨TCを入金する以上のプロセスで準備完了です。これで、特定のインフルエンサーの鍵を売買したり、自身の鍵を発行したりできます。friend.techとの違いAlphaは、friend.techとほぼ同じサービスを提供しています。公式サイトによると、主な違いとして以下の点が挙げられます。ビットコインブロックチェーンを基礎とするより分散化されたシステム最適化されたUXビットコインブロックチェーンを基礎とするfriend.techがBaseブロックチェーンを活用する一方、Alphaはビットコインブロックチェーンを基礎としています。分散化されたシステムfriend.techが活用するBaseブロックチェーンは、米大手取引所コインベースが開発するブロックチェーンです。コインベースは、中立的な立ち位置をとっていますが、公平性が確約されているわけではありません。その反面、Alphaが利用するTrustless Computerは、より分散型の運営で、トラストレスな仕組みになっています。より最適化されたUXfriend.techと比較して、AlphaのUX(ユーザーエクスペリエンス)は、より最適化されています。Alphaの将来性Alphaは新しいサービスで実力は未知数です。現時点で将来性にプラスに働く要因としては、以下が挙げられます。New Bitcoin City構想ビットコインのキラーアプリfriend.techのTVLが増加中New Bitcoin City構想画像引用:New Bitcoin City公式XAlphaは、New Bitcoin City構想の一部として立ち上げられました。New Bitcoin Cityとは、Trustless Computerを中心に、ビットコインのユースケースを模索する試みです。当記事執筆時点(2023年9月19日)では、DeFi(分散型金融)やAI(人工知能)、アートなどの分野での取り組みが実施されています。New Bitcoin City構想が上手くいけば、Alphaの将来性が高まる可能性があります。ビットコインのキラーアプリAlphaは、ビットコインのキラーアプリになり得ると期待されています。各方面でビットコインブロックチェーンを活用する試みが続けられていますが、有力なDAppは登場していません。Alphaは、キラーアプリとして流行してビットコイン経済圏を取り込む可能性があります。friend.techのTVLが増加中画像引用:DefiLlamafriend.techのTVLは右肩上がりに推移しており、3,600万ドル以上を記録しています。TVLとはTVLはTotal Value Lockedの頭文字をつなげた言葉で、ブロックチェーンやDAppに預け入れられた仮想通貨の総額を示します。この金額は人気のバロメーターとしても使用されます。Alphaはfriend.techと同様のサービスであり、同等のポテンシャルを持っている可能性があります。friend.techを超えられるかAlphaは、ビットコイン版のfriend.techとして登場しました。上手くいけば、本家のfriend.techを超えるかもしれません。日本国内でも人気となっており、試してみるのも良いかもしれません。
Jitoとは?MEV報酬をもらえるリキッドステーキングの仕組み・使い方を解説

Jitoとは?MEV報酬をもらえるリキッドステーキングの仕組み・使い方を解説

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update2023.09.21 20:00

Jitoとは、Solana(ソラナ)のリキッドステーキングプロダクトで、ステーキング報酬に加えてMEV報酬をもらえます。独自システムを導入しており、MEVの課題の解決という点でも注目されています。この記事では、Jitoの報酬の内容や仕組み、そして使い方などを解説します。目次[非表示]Jitoとはリキッドステーキングとはステーキングの仕組みリキッドステーキングの仕組みMEVとはMEVのスパム問題Jitoでスパム問題を解決Jitoの安全性リファラルプログラムを提供JitoSOLの使い方SOLをステーキングしてJitoSOLを獲得する方法JitoSOLを売買する方法JitoSOLをアンステーキングする方法Jitoの今後の動向に注目JitoとはJitoは、リキッドステーキングプロダクトです。仮想通貨(暗号資産)のSOL(ソラナ)をJitoでステーキングすると、ユーザーはリキッドステーキングトークンのJitoSOLを受け取れます。すると、流動性を維持しながらステーキング報酬をもらえるようになり、そのAPY(年間利回り)は6.99%となっています。この内容は、ほかのリキッドステーキングでも見られる仕組みです。Jitoでは、ステーキング報酬に加えてMEV報酬を受け取ることができ、メリットが大きいです。MEVとはリキッドステーキングとはリキッドステーキング(Liquid Staking)とは、ステーキング(Staking)の派生系です。ステーキングの仕組みステーキングとは、仮想通貨を一定期間ロックして報酬を得る仕組みです。ただし、一般的には仮想通貨を取引所やブロックチェーンに預け入れる必要があり、自由なタイミングで引き出せないケースがあります。この場合、ステーキング報酬を受け取れるものの流動性は失われ、仮想通貨を売買したりDeFiで運用したりできません。リキッドステーキングの仕組みこの問題を改善したのが、リキッドステーキングです。リキッドステーキングとはその名前の通り、流動性のあるステーキングを指します。リキッドステーキングでは、トークンを預け入れるとステーキング報酬を得られます。それだけでなく、預け入れたユーザーに対してリキッドステーキングトークンを発行し、売買やDeFiの運用に使用できます。Jitoの場合、SOLをステーキングするとJitoSOLを受け取れます。預け入れたSOLの数量に応じてステーキング報酬を得られるだけでなく、発行されたJitoSOLを使って売買やDeFiでの運用ができます。運用後にJitoSOLをJitoに返却すれば、SOLを受け取ることができます。MEVとはMEVは「Maximal Extractable Value」の頭文字をとった略語で、日本語では「最大抽出可能価値」と訳します。PoS型のブロックチェーンでは、バリデータがチェーンを検証し、その対価としてブロック生成報酬やガス代などを受け取っています。MEVとは、これらの報酬を最大化する方法、あるいは受け取る報酬そのものを指します。PoS(プルーフ・オブ・ステーク)PoSはブロック生成ルールの1つです。ビットコイン(BTC)などが採用するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と比較して、電力消費が少ない点や拡張性が高い点などで注目されています。バリデータバリデータは、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)のブロックチェーンにおいて、トランザクションの承認などブロックチェーンの維持のために活動します。MEVの種類はいくつかあり、その中の1つに、DEX(分散型取引所)における裁定取引(アービトラージ)があります。裁定取引によるMEV2か所のDEXが、同じトークンを異なる価格で提供しているとします。このとき、より安価に設定されたDEXでトークンを購入し、より高価に設定されたDEXで売却すると利益を得られます。これが裁定取引によるMEVです。MEVのスパム問題MEVで稼げることを受けて、多くの参加者が参入しています。この結果、Solana(ソラナ)ではネットワークが混雑する問題が起きています。Solanaは取引手数料が安く、参加者はトランザクションを短時間で多数送信して利益を得ようとします。その結果、トランザクション数が膨大になると同時に、失敗するトランザクションも増えます。Jitoによると、Solanaのバリデータは、失敗したMEV取引の処理に58%以上の計算力を使っています。これは、トランザクション遅延などの原因になります。Jitoでスパム問題を解決Jitoは、MEVのスパムを排除して報酬を適切に分配するために、バリデータクライアントをリリースしました。このソフトウェアには、独自のMEVオークションシステムが導入されています。具体的には、参加者は利益が出ると思われる取引に対して入札し、各ブロック内の最高額入札者がMEVを獲得できる仕組みです。トランザクション提出前にオークションを実施するため、無駄なトランザクションが出なくなると同時に、ステーキング参加者の報酬増加につながります。Jitoの安全性JitoSOLは、Solana Labsが開発したステークプールプログラムに基づいて構築されています。このプログラムは多くのプロジェクトをサポートしており、3つのセキュリティ企業による監査が完了しています。また、Jitoは非カストディアルタイプであり、Jitoの開発チームであっても預け入れられたSOLにアクセスできません。仮にJitoが消滅しても、SOL所有者はSOLを引き出せます。非カストディアルとは非カストディアルのツールは、取引所のウォレットなどと異なり、特定の管理者の承認なく利用可能です。また、ノンカストディアルは全てが自己責任となるため、その利用には一定の知識が必要です。リファラルプログラムを提供2023年8月、Jitoはリファラルプログラムを開始しました。知り合い等に紹介してアカウントを作ってもらうと、成功報酬をもらえる仕組みです。Jitoは紹介リンク経由の登録ユーザー数を計測し、リーダーボードを更新しています。画像引用:Jitoなお、成功報酬の内容については、当記事執筆時点(2023年9月19日)で発表されておらず、公式の発表待ちとなっています。JitoSOLの使い方ここでは、JitoやJitoSOLの使い方を解説します。SOLをステーキングしてJitoSOLを獲得する方法JitoSOLを売買する方法JitoSOLをアンステーキングする方法SOLをステーキングしてJitoSOLを獲得する方法手順1SOLの入ったウォレットを準備します。JitoSOLは現在、以下のウォレットに対応しています。SolflareWalletConnectCoinbase WalletPhantomSOLを準備ウォレットには、ステーキング用のSOLが必要です。手元にSOLがない場合、Bybitなどで購入可能です。手順2以下のリンクをクリックし、Jito公式サイトにアクセスします。Jito公式にアクセス手順3右上の「Select Wallet」をクリックし、ウォレットを接続します。手順4ウォレットを選択します。この記事では、例としてPhantomを選択しています。なお、「More options」をクリックすると、他の選択肢を表示できます。手順5ステーキングするSOLの数量を入力し、「Stake SOL」をクリックします。当記事では、例として0.1 SOLをステーキングします。手順6トランザクションの確認画面で数量等をチェックし、「確認」をクリックします。手順7ウォレットでJitoSOLの受け取りを確認します。JitoSOLを売買する方法JitoSOLの購入・売却のための取引所として、JitoはJupiter(ジュピター)を推奨しています。手順1以下のリンクをクリックし、Jupiter公式サイトにアクセスします。Jupiter公式にアクセス手順2右上の「Connect Wallet」をクリックし、ウォレットを接続します。手順3ウォレットを選択します。この記事では、例としてPhantomを選択しています。なお、「More wallets」をクリックすると、他の選択肢を表示できます。手順4スワップの条件を入力して、「Swap」をクリックします。番号項目名説明1You're paying支払い通貨の種類と数量を指定します。2To receive受け取りたい仮想通貨を指定します。3Swapクリックすると、取引を実行します。手順5トランザクションの確認画面で数量をチェックし、「確認」をクリックします。手順6ウォレットでJitoSOLの受け取りを確認します。JitoSOLをアンステーキングする方法JitoSOLをアンステーキングすると、SOLに戻して出金できます。手順1以下のリンクをクリックし、Jito公式サイトにアクセスします。Jito公式にアクセス手順2右上の「Select Wallet」をクリックし、ウォレットを接続します。手順3ウォレットを選択します。この記事では、例としてPhantomを選択しています。なお、「More options」をクリックすると、他の選択肢を表示できます。手順4「Unstake」をクリックして、タブを切り替えます。手順5アンステーキングする数量を入力し、「Unstake SOL」をクリックします。手順6注意事項が表示されますので、内容を確認して「Begin unstake process」をクリックします。注意事項には、アンステーキング後にステークアカウントを無効化することでSOLを受け取れる旨の記載があり、また、受け取り可能日時も書かれています。手順7トランザクションの確認画面で数量等をチェックし、「確認」をクリックします。Jitoの今後の動向に注目Jitoでは、流動性を維持しながらステーキング報酬を得られるだけでなく、MEV報酬ももらえます。さらに、ステーキングで得たJitoSOLを、売買したりDeFiで運用したりすることもできます。リファラル報酬が発表されれば、さらに多くのユーザーを惹きつける可能性があり、今後の動向に注目です。
仮想通貨NIDT(ニッポンアイドルトークン)の価格が高騰から暴落!急落の要因と再浮上する可能性を考察

仮想通貨NIDT(ニッポンアイドルトークン)の価格が高騰から暴落!急落の要因と再浮上する可能性を考察

update2023.09.20 20:30

NIDT(ニッポンアイドルトークン)は、株式会社オーバースの主導のもと、イーサリアム(ETH)上で発行されている仮想通貨(暗号資産)です。ブロックチェーンやメタバースなどを駆使した、新たなアイドル活動を実現するために利用されます。NIDTは、2023年9月初旬から急激に価格が高騰し、IEO価格から約20倍もの価格を付けました。しかし、9月中旬に価格が暴落したことにより、Twitter(ツイッター)などでも話題となっています。当記事では、仮想通貨NIDTの暴落に関する情報やTwitterでの反応、暴落した要因と再浮上する可能性などをまとめて解説します。目次[非表示]仮想通貨NIDTの価格が暴落Twitterでの反応広すぎるスプレッドへの不満仮想通貨NIDTとは日本国内で4件目のIEO事例推し活を報酬化するシステム秋元康氏が総合プロデューサーとして参加仮想通貨NIDTが暴落した理由を考察IDOL3.0 Project投票後の投げ売り利益確定の売り今後NIDTが再浮上する見込みは?価値を判断するには時期尚早仮想通貨NIDTの価格が暴落仮想通貨NIDT(ニッポンアイドルトークン)は、2023年4月にDMM Bitcoinとcoinbookに上場しました。DMM Bitcoinのチャートを確認すると、しばらくの間は約1円〜5円の価格帯で推移していたことがわかります。しかし、2023年8月中旬から徐々に価格を上昇させ、9月に入ってから約100円までの高騰を見せています。その後、9月13日頃から価格が暴落し、当記事執筆時点(2023年9月14日)では、40円前後を推移しています。画像引用:DMM BitcoinTwitterでの反応Twitter(ツイッター)では、NIDT(ニッポンアイドルトークン)の暴落に対して、悲観的な反応が見られます。NIDTは、トークンセール時の価格から大きく上昇したことで、国内の仮想通貨(暗号資産)コミュニティの間で注目されていました。しかし、今回の暴落により、多くのユーザーから不安の声が上がっています。中には、仮想通貨市場でよくある仕手による価格操作だと、批判するユーザーも出てきています。仕手とは仕手とは、巨額の投資資金を使って、自己の利益になるように相場を操ろうとする投機家のことです。株価や売買高を意図的に操縦し、目立つ株価の動きを見せることで、第三者である投資家を巻き込んで大相場を生み出します。仕手はその最中に自己のポジションを清算し、巨額の利益を得ることができるというわけです。広すぎるスプレッドへの不満Twitterでは、DMM Bitcoinにおける、NIDTの広すぎるスプレッドへの不満も強まっています。スプレッドとはスプレッドとは、仮想通貨やFXなどの金融商品の取引において、ある銘柄を買うときの価格と売るときの価格の「差」のことです。スプレッドが狭ければ、トレーダーに有利に、反対にスプレッドが広ければ、トレーダーに不利に働きます。2023年9月20日時点において、DMM Bitcoinでは、売りを意味するBidが約33円、買いを意味するAskが約66円となっています。そのスプレッドは約33円です。画像引用:DMM Bitcoin仮に、100NIDTを購入する場合、必要な金額は約6,600円となります。しかし、購入した100NIDTをすぐに売却すると、手元に残る金額は約3,300円です。つまり、NIDTを売買するだけで、現時点では3,300円、つまり50%の損失が発生する計算です。こういった状況に対し、多くのユーザーから正常な取引ができないとして不満が続出しています。取引所と販売所国内の仮想通貨(暗号資産)取引所では、「取引所」と「販売所」という2つの取引方法を提供していることが多いです。「取引所」はユーザー同士で売買を行う取引形式であり、安価な手数料で売買できます。一方「販売所」は取引所よりも操作が簡単であるものの、スプレッドと呼ばれる売買時の価格差が大きく、取引コストが高くなる傾向があります。仮想通貨NIDTとは画像引用:NipponIdolTokenNIDT(ニッポンアイドルトークン)は、株式会社オーバースが発行する仮想通貨(暗号資産)です。ブロックチェーンやメタバースを活用した新たな女性アイドルグループの結成や、そのアイドル活動を行うための、エコシステムを構築するトークンです。メタバースとはメタバースとは、インターネット上に構築された三次元の仮想空間を指します。仮想通貨市場では主にブロックチェーンゲームとして開発が進められており、メタバース関連銘柄と呼ばれる仮想通貨も数多く発行されています。2023年3月には、「IDOL3.0 Project」という新アイドルプロジェクトの発表を行っており、これまでにない女性アイドルグループの結成を進めています。このエコシステムの中で、NIDTはユーティリティトークンとして利用できます。例えば、アイドル活動の運営への一部参加(投票権)やグッズの購入、イベントやコンサートでのメンバーへの投げ銭などが挙げられます。日本国内で4件目のIEO事例NIDTは、日本国内で4件目のIEO(イニシャルエクスチェンジオファリング)事例です。2023年3月、DMM BitcoinとcoinbookでIEOでのトークンセールをすることが発表され、資金調達が行われました。IEOとはIEOはプロジェクト開発チームによる資金調達手段の一つで、取引所経由で仮想通貨を先行販売します。ICOなど従来の資金調達方法は詐欺などのリスクがありましたが、IEOは取引所が審査することで安全性を確保しています。なお、ほとんどのアイドルプロジェクトは、大手芸能事務所や広告代理店などから資金調達を行うため、それら組織の意向が色濃く反映されてしまうという課題があります。そういった問題を解決するため、NIDTは一般ユーザーに販売され、資金調達が行われました。これにより、より自由で創造的なアイドル活動が展開できるとしています。推し活を報酬化するシステムこのエコシステム内では、贔屓のアイドルを応援する活動、すなわち「推し活」を評価して報酬化されます。ファンは推し活を通じて、自分の推しレベルがアップします。そのレベルに応じて、レアNFTや限定グッズ、ライブの優先席抽選権などの特典を受け取れるとしています。推し活は、専用のポータルサイトを中心に行われます。最初の推し活関連の機能として、プロフィール登録や、アイドル運営に関する投票ができるシステムが実装されています。秋元康氏が総合プロデューサーとして参加仮想通貨NIDTには、AKB48などを手がけた秋元康氏が総合プロデューサーとして参加しています。IDOL3.0 Projectにおいても、秋元康氏が総合プロデューサーに就任しています。画像引用:IDOL3.0 PROJECTIDOL3.0 Projectは、ファン投票を選考基準のひとつにして、アイドルグループのメンバー選考を行なっています。その後は、秋元氏の総合プロデュースの下、従来のアイドル活動だけでなく、Web3.0やメタバースなどを絡めた領域での活動を開始すると考えられます。Web3.0とはWeb3.0とは分権化された次世代のインターネット環境を指します。現代の中央集権型インターネット環境(Web2.0)は、大手IT企業が強い影響力を持っています。その一方、Web3.0では個々のユーザーが重要な役割を担います。仮想通貨NIDTが暴落した理由を考察仮想通貨NIDT(ニッポンアイドルトークン)の価格が暴落した理由としては、以下の可能性が挙げられます。IDOL3.0 Project投票後の投げ売り利益確定の売りIDOL3.0 Project投票後の投げ売りIDOL3.0 Projectでは、いくつかのステージに分けて、メンバーの選考が進められています。画像引用:NIDT サポート WikiIDOL3.0 Projectでは、「Final Stage:2nd」の審査から漏れた候補者の中から2名だけ、ファン投票によって次のステージに進む「ホワイトナイトシステム:2nd」が実施されました。「ホワイトナイトシステム:2nd」の投票は、2023年9月10日から9月13日に行われました。NIDTポータルに登録したユーザーを対象に、初日に200枚、次の日から100枚の投票券が付与されています。これに加え、NIDT保有者には、1,000NIDTにつき1票が毎日付与されました。ファンの中には、推しているアイドルにより多くの票を投じるため、大量のNIDTを保有していた者も存在すると考えられます。従って、投票最終日である9月13日以降、不要となったNIDTの投げ売りが発生し、価格暴落につながった可能性があります。利益確定の売りNIDTは、IEOを通じて1通貨あたり5円で販売されました。2023年9月中旬に記録した最高値が100円付近だったのを考慮すると、IEO価格から20倍もの値を付けた計算になります。それだけの価格上昇があれば、利益確定による売りが集中したとしても不思議ではありません。NIDT価格の暴落は、利益確定の売りが要因になった可能性があります。今後NIDTが再浮上する見込みは?NIDT(ニッポンアイドルトークン)の価格は暴落しましたが、再浮上する可能性がないとはいえません。NIDTの価格は、IDOL3.0 Projectやエコシステムの成長に影響を受けると考えられます。公開されているロードマップでは、2023年第4四半期にアイドルグループのお披露目会や楽曲のリリース、メタバースの始動などが予定されています。また、専用のポータルサイトでは、ユーザーの推し活を評価してランク化するファンランク機能や、ポータルサイト内外でミッションをこなすミッション機能など、新機能の実装が計画されています。画像引用:NipponIdolTokenこういった計画が現実となり、プロジェクトがさらに盛り上がれば、NIDTが再浮上するきっかけになる可能性があります。加えて、NIDTのプロジェクトではアイドルの海外進出も目標としているので、それが叶えば、大きな価格上昇を記録するかもしれません。価値を判断するには時期尚早NIDT(ニッポンアイドルトークン)は、まだ誕生したばかりの仮想通貨(暗号資産)です。プロジェクトも立ち上がったばかりで、結成される女性アイドルグループに関しても、まだメンバー選考の段階にあります。アイドルグループが活動を開始し、エコシステムの開発が本格化するまで、プロジェクトを見守る必要があるかもしれません。秋元康氏が参画するなど、話題性があるプロジェクトなので、今後の動向にも注視していく必要がありそうです。
Galaxy DAOがGBONDを配布|GBONDの管理ページもリリース

Galaxy DAOがGBONDを配布|GBONDの管理ページもリリース

update2023.09.19 21:00

2023年9月16日、Galaxy DAO(ギャラクシーダオ)が海外FX業者GEMFOREX(ゲムフォレックス)ユーザーにGBOND(GEMFOREX Bond)を配布しました。今回、口座残高1ドルに対して1GBONDが配布された模様です。また2023年9月9日にDiscord上でスクリーンショットが公開されていたGBONDの管理ページもリリースされました。管理ページでは、配布されたGBONDの保有状況を確認できるだけでなく、USDCのレンディング機能も利用できます。目次[非表示]Galaxy DAOがGBONDを配布GBONDの管理ページがリリースGBONDの保有状況の確認USDCのレンディングGBONDの取引履歴を確認GBOND配布に対するユーザーの反応は批判的GBONDの最新情報を追っていくGalaxy DAOがGBONDを配布2023年9月16日、Galaxy DAO(ギャラクシーダオ)がGEMFOREX(ゲムフォレックス)のユーザーに対して、GBOND(GEMFOREX Bond)というトークンを配布しました。1GBOND=1ドルとして扱われ、口座残高に1,000ドルの資金が残っているユーザーには、1,000GBONDが配布されたようです。GBONDとはGBONDは、GEMFOREXから引き継いだ債権を管理するためにGalaxy DAOが発行するトークンです。市場での売買や譲渡はできないとされていますが、保有することで利息を受け取れたり、レンディング機能が利用できたりします。GBONDの管理ページがリリースGEMFOREX(ゲムフォレックス)ユーザーへのGBOND配布と同時に、GBOND(GEMFOREX Bond)の管理ページがリリースされました。今回配布されたGBONDは管理ページより確認ができます。管理ページへは、Galaxy DAOへログインすることでアクセス可能です。ログインに必要なメールアドレスやパスワードはGEMFOREXの登録情報を利用してください。Galaxy DAOへログインするGBONDの管理ページでは、主に以下の3つの機能が利用できます。GBONDの保有状況の確認USDCのレンディングGBONDの取引履歴を確認GBONDの保有状況の確認管理画面のトップぺージではGBONDの保有状況を確認できます。管理画面上にはロックされている、ロックが解除されているGBONDの枚数がそれぞれ表示されます。GBONDはロックされた状態で発行され、そのまま保有すると、年利5%(月利0.416%)のDDT(Delayed Damages Token)が付与されます。DDTは毎月付与される予定であり、1DDT=1ドルとして扱われます。また同画面ではGBONDのロックを解除することも可能です。部分的なロック解除はできない一部のGBONDだけをロック解除することはできず、解除する場合は全額分を解除しなければいけません。また再度ロック状態にはできないことにも注意してください。またロックを解除するためには利用規約への同意が必要となります。GBONDのロックを解除することで、以下の2つの機能が利用できるようになります。USDCの借入機能stGBONDによる利息の支払いロックを解除したGBONDを預け入れることで、サークル社が発行するステーブルコイン「USDC」を借り入れられます。借入限度額は5%となっているので、1GBONDごとに最大0.05USDCを借り入れ可能です。ただし一度に借り入れられる上限は1,000USDCとなっています。USDCの借り入れ方法を確認するまたロックを解除したGBONDをステーキングすると、年25%の利息がstGBONDというトークンによって受け取れます。stGBONDとはポリゴンブロックチェーン上でGalaxy DAOが発行するトークンです。stGBONDはGBONDと違い、DEX(分散型取引所)などの取引所で売買が可能であるとされています。取引ができるだけでなく、エアドロップの抽選権やGalaxy DAOが運営する取引所「Trade Planets」のユーティリティトークン「PNT」への交換など、さまざまな機能が持たせられる予定です。USDCのレンディングロックを解除したGBONDを保有していると「USDC Lending」メニューへアクセスでき、USDCのレンディング機能を利用できます。レンディング機能を利用することで、ロックを解除したGBONDを担保として、USDCの借り入れが可能です。画像引用:Galaxy DAO公式DiscordチャンネルUSDCのレンディング機能を利用して、USDCを借り入れるための手順は以下の通りです。GBONDのロックを解除する「USDC Lending」メニューを開く預け入れるGBONDの数量を入力する借り入れ可能なUSDCの金額が表示されるUSDCを受け取るためにMetaMask Walletを接続する「Lending Appplication」を選択するレンディング機能を利用してUSDCを借り入れるためには、USDCを受け取るためのウォレットとしてメタマスク(MetaMask)を接続する必要があります。メタマスクを以下の公式ページからインストールし、アドレス情報を画面へ入力しましょう。メタマスクをインストールUSDCを返済する際は、GBONDの取引履歴の確認画面から返済のページへアクセスしてください。また返済時にはポリゴン/マティック(MATIC)が必要となります。画像引用:Galaxy DAO公式DiscordチャンネルGBONDの取引履歴を確認「GBOND History」メニューでは、GBONDを利用したレンディングなどの履歴が確認できます。USDCの借り入れ状況を確認する際は、取引履歴画面を利用してください。GBOND配布に対するユーザーの反応は批判的今回のGEMFOREX(ゲムフォレックス)ユーザーに対するGBOND(GEMFOREX Bond)の配布に関して、SNS上では批判的な意見が多く見られます。GBONDがまだ詳細のわからないトークンであることもあり、GBONDに価値を感じていないユーザーも多く、法定通貨での出金を希望しているようです。またGalaxy DAO(ギャラクシーダオ)が当初予定していた期日よりもかなり遅れたトークンの配布となったことも、信頼性の低下に影響を与えたと考えられます。GBONDの最新情報を追っていくGalaxy DAO(ギャラクシーダオ)が、ついに出金遅延となっているGEMFOREX(ゲムフォレックス)ユーザーに対してGBOND(GEMFOREX Bond)の配布を行いました。しかしGalaxy DAOの対応が遅れたことや、GBONDの信頼性が低く価値を感じていないユーザーが多いことから、SNS上では不満の声が多く見受けられます。9月25日 stGBONDの発行とDEX(分散型取引所)への段階的な上場が予定されていますが、GBONDに価値を感じていないユーザーが多くいる限り、 stGBONDの取引もそれほど活発に行われないと考えられます。10月には新たなホワイトペーパーの公開も予定されているので、随時最新情報を追って行く必要があるでしょう。
GEMFOREXとSky Web3 Visionの関係は?NFT「Sky Membership Pass」について解説

GEMFOREXとSky Web3 Visionの関係は?NFT「Sky Membership Pass」について解説

update2023.09.19 19:00

2023年6月30日、海外FX業者GEMFOREX(ゲムフォレックス)の支援を受けて設立されたWeb3団体「GEM Web3 Vision」が、「Sky Web3 Vision」に名称を変更しました。Sky Web3 VisionはGEM Web3 Visionと同様、分散型金融(DeFi)を中心とするさまざまなサービスのリリースを目指しています。Sky Web3 Visionでは、Sky Web3 Visionが発行するNFT「Sky Membership Pass」の販売が開始されています。Sky Membership Passを購入するとエアドロップやステーキングによる報酬などさまざまな特典が提供される予定です。2023年9月7日にSky Membership Passの最後のセール販売が終了し、現在はOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで取引されています。OpenSeaでは、いくつかのSky Membership Passが流通しているものの、執筆時点(2023年9月14日)における販売実績はゼロです。2023年5月31日にサービス停止GEMFOREXは、サービスを2023年5月31日時点で一時停止すると発表しました。これを受けて当サイトMyforexでは、当面の間、同ブローカーの関連サービスの推奨を控えさせていただきます。目次[非表示]Sky Web3 VisionとはGEMFOREXとSky Web3 Visionの関係は?Sky Web3 Visionのプロジェクト概要Skyヘッジファンドの設立とメンバーシップパスの発行SKY STOCKSの立ち上げSky DollarのローンチとSkyUSDの発行Sky Membership Passとは?Sky Membership Passの特典初回購入者向けの特典保有者向けの特典Sky Membership Passの販売状況2023年5月に先行販売を開始2023年9月から一般販売が開始OpenSeaでは販売実績がゼロSky Membership Passの取引にはウォレットを用意する慎重なユーザーが多数かSky Web3 Visionとは2023年6月30日、「GEM Web3 Vision」というWeb3団体が「Sky Web3 Vision」に名称を変更しました。Sky Web3 Visionに名称を変更した現在も、プロジェクトの目的は変わっておらず、NFTや分散型取引所(DEX)の提供など、分散型金融(DeFi)を中心とするさまざまなサービスのリリースを目指しています。画像引用:Sky Web3 Vision分散型金融(DeFi)とは分散型金融(DeFi)とは、銀行や仮想通貨(暗号資産)取引所などの金融サービスの分野でブロックチェーンを活用した、分散型金融と呼ばれる金融エコシステムです。GEMFOREXとSky Web3 Visionの関係は?Sky Web3 Visionの旧名称である「GEM Web3 Vision」は、2023年8月にGalaxy DAO(ギャラクシーダオ)に買収された海外FX業者GEMFOREX(ゲムフォレックス)の支援を受けて設立されました。GEM Web3 Visionは立ち上げ当初から、GEMFOREXの支援は受けているものの、独立した運営を行っており、GEMFOREXとは資本関係を持っていないとしていました。Sky Web3 Visionの公式Discordチャンネルによると、Sky Web3 Visionも同様にGalaxy DAOと一切関係のないことが再度強調されています。Galaxy DAOの影響は?事業を引き継いだGalaxy DAOは、独自のトークンで未出金になっている資金を返還する方針を示していますが、執筆時点(2023年9月14日)では未だに返還されていません。Sky Web3 Visionは独立した運営を行っておりGalaxy DAOとは資本関係を持っていないとしているので、Sky Web3 Visionの計画に影響はないようです。Sky Web3 Visionのプロジェクト概要Sky Web3 Visionのプロジェクトは、大きく3段階で進められる予定です。Skyヘッジファンドの設立とメンバーシップパスの発行Sky STOCKSの立ち上げSky DollarのローンチとSkyUSDの発行Skyヘッジファンドの設立とメンバーシップパスの発行最初の段階は、Skyヘッジファンドの設立とメンバーシップパスの発行です。Skyヘッジファンドとは、Sky Web3 Visionが生み出した収益の管理・運用を行う組織、メンバーシップパスとはSky Membership Passのことです。Skyヘッジファンドが出した利益は、Sky Membership Passの購入者や保有者に分配される仕組みであり、ユーザーのエコシステム参加を促しています。SKY STOCKSの立ち上げ第2段階目は、SKY STOCKSの立ち上げです。SKY STOCKSは分散型取引所(DEX)であり、取引や資産の預け入れを可能にします。SKY STOCKSでは、ポリゴンチェーン上の独自仮想通貨のSKYトークン(SKY)が活用される予定です。例えば、SKYトークンをロック状態にするとガバナンスへ参加するための投票で活用できるveSKYが得られます。分散型取引所とは分散型取引所(DEX)とは、ブロックチェーンを活用することで、中央管理者が不在でも仮想通貨(暗号資産)の取引を行うことができる取引所のことです。DeFi(分散型金融)の一種です。また、SKY STOCKSはSKY Membership Passの購入者や保有者に特典を付与する役割も担います。Sky DollarのローンチとSkyUSDの発行将来的には独自ステーブルコインが発行され、さまざまなサービスの実装を目指すとされています。ステーブルコインを発行するのはSky Dollarであり、ステーブルコインの名前はSkyUSDです。ステーブルコインとはステーブルコインとは、価格の安定性を確保するため、特定の資産と価値が連動するように設計された仮想通貨(暗号資産)のことです。ステーブルコインの中で時価総額が最も大きいのは、米ドルに連動するUSTD(テザー)です。USTDは、1USTDが1米ドルの価値にほぼ固定されていますが、市場での需給関係の変化により乖離が発生する場合もあります。Sky Membership Passとは?Sky Membership Pass(スカイメンバーシップパス)は、Sky Web3 Visionが発行するパスカードです。物理的なカードではなくNFTであり、その発行枚数の上限は5,000枚となっています。NFTとはNFT(Non Fungible Token)とは、非代替性トークンのことで、ブロックチェーン上で発行されるトークンの一種です。デジタルデータやデジタルアートなど、固有の価値を持っていて、別のもので代替できない性質のものを指します。Sky Membership Passを購入・保有すると、GEMFOREXの支援で設立されたWeb3団体「Sky Web3 Vision」より、さまざまな特典が提供される予定です。Sky Web3 Visionの特典とはまたNFTのSky Membership Passには、レアリティ設定があります。レアリティによって、発行数と報酬分配率も変化します。レアリティ発行数報酬分配率シルバー4,750枚(95%)1倍ゴールド200枚(4%)1倍プラチナ50枚(1%)1倍シルバー発行数4,750枚(95%)報酬分配率1倍ゴールド発行数200枚(4%)報酬分配率1倍プラチナ発行数50枚(1%)報酬分配率1倍プラチナ、ゴールド、シルバーで報酬分配率が一律となっていますが、サービスリリース時に配布されるトークン量に対して、レアリティボーナスが設けられる予定です。また購入したSky Membership Passのレアリティは、販売終了後に確認できるようになります。Sky Membership Passの特典Sky Web3 Visionが発表している現時点でのSky Membership Pass(スカイメンバーシップパス)の特典をご紹介します。特典は初回購入者向けと保有者向けに分かれています。初回購入者向けの特典Sky Web3 Visionが開発中のSKY STOCKSというサービスで活用されるトークン「SKY COIN」が、エアドロップで付与される予定です。特典のエアドロップでは、合計900万枚のトークンが配布されます。エアドロップとはエアドロップとは、仮想通貨(暗号資産)を開発した事業者等が、無料でその仮想通貨を配布することを指します。英語の「air drop」は空中投下という意味を持ち、それが転じて「仮想通貨の無料配布」という意味で用いられます。分配されるトークンは、GEM Membership Passの発行枚数によって変化します。900万枚をGEM Membership Passの発行数で除算して、パス1枚あたりのトークンの分配数が決まります。例えば、パスが5000枚全て売れた場合、パスカード1枚あたり受け取れるGEMCは、1800枚(900万枚÷5000枚)となります。保有者向けの特典Sky Membership PassをSKY STOCKSに預けると、パスの売買時に発生する手数料を配当(4%)として受け取れます。また、SKY STOCKS全体で得た収益の一部も配当として受け取れるとされています。Sky Membership Passの販売状況Sky Membership Pass(スカイメンバーシップパス)のこれまでの販売状況をまとめました。2023年5月に先行販売を開始2023年5月22日から1週間、GEMFOREXユーザー限定でGEM Membership Pass(Sky  Membership Pass)が抽選販売されました。抽選申込受付2023年5月22日午前10時~5月29日午前10時当選結果発表2023年6月5日午前10時販売枚数5,000枚申込上限1アカウントにつき10枚販売価格500ドル/枚2023年6月5日の当選発表では、GEMFOREX公式ページにて申し込みされた抽選が販売枚数上限である5,000枚以内に収まったため、全口当選である旨が発表されました。Sky Web3 Visionのディスコードチャンネルによると、1000枚以上のGEM Membership Passが売れたようです。2023年9月から一般販売が開始2023年9月1日から1週間、一般ユーザーにむけてSky Membership Passが販売されました。抽選申込受付2023年9月1日午後9時~9月7日午後9時販売枚数4,000枚申込上限1アカウントにつき10枚販売価格1,000MATIC(580ドル)/枚/枚2023年9月の販売枚数は、前回の残りである4,000枚となっています。また事前予告では、販売価格は前回と同様500ドルと予定されていたものの、1,000MATIC(580ドル)に変更されました。MATICとはポリゴン/マティック(MATIC)とは、イーサリアムのサイドチェーンとして利用される「ポリゴン」におけるユーティリティトークンです。OpenSeaでは販売実績がゼロ2023年9月14日において、Sky Membership PassはNFTの売買ができる「OpenSea」上で流通しています。しかし最低価格は360MATIC(約210ドル)であり、販売実績はありません。画像引用:OpenSea9月18日時点では、最低価格が80MATIC(約45ドル)まで下落しており、需要はあまり高くないと考えられるでしょう。なお公式ページでは、5,000のうち0個がミント(発行)されたといったような記載が見られますが、サポートより「この0はミント可能なNFTの数を表していると考えられる」といった旨の回答を得ています。画像引用:Sky Web3 Visionミントとはミント(Mint)とは、日本語で「鋳造」という意味を表します。NFTをミントすることは、新たにNFTを発行することを指します。Sky Membership Passの取引にはウォレットを用意するSky Membership Passの販売は終了しましたが、Opensea(オープンシー)などのNFTマーケットプレイスで売買が可能です。NFTの取引には、メタマスクなどのウォレットが必要となるので、事前に用意しておきましょう。メタマスクの作成は以下のリンクからできます。メタマスクのダウンロードページへ上記ページからはブラウザ拡張機能版とiOSアプリ版、Androidアプリ版のダウンロードができますが、好きなものを選んで問題ありません。メタマスクのより細かな設定方法は、Sky Web3 Visionが解説しています。NFTの申込方法やメタマスクの設定方法など慎重なユーザーが多数かSky Membership Pass(スカイメンバーシップパス)の一般販売は、2023年9月7日に終了しています。しかしOpenSeaでは購入ができ、保有することで保有者向け特典を受け取ることができます。ただしGalaxy DAO(ギャラクシーダオ)による出金対応が未だに行われていないので、それに関連するリスクには注意しなければなりません。実際に、OpenSeaでの販売実績がないことからも、Galaxy DAOに関するリスクを警戒している人が多くいると考えられます。今後SKY STOCKSの立ち上げやSkyUSDの発行なども予定しているので、出金遅延問題と合わせて定期的に情報をチェックするとよいでしょう。
FX Fairの出金拒否騒動の経緯は?元金のみの返金で実質的な経営破綻か

FX Fairの出金拒否騒動の経緯は?元金のみの返金で実質的な経営破綻か

update2023.09.15 21:00

出金拒否が行われていると話題になっていた、新興海外FX業者のFX Fair(エフエックスフェア)がついに営業停止を発表しました。今後は、トレーダーが口座に入れていた資金を分割出金で返金していくとしています。全額出金を目指しているが資金繰りの悪化によりすぐにはできない状況なので、まずは一部の出金を行うとのことです。実質的な経営破綻の対応のようにも見え、利用者の間に動揺が広がっています。また、9月25日までに仮想通貨であるテザー(USDT)のウォレットアドレスと必要書類を用意して申請しなければ、一部出金も一切行われません。このような厳しい条件から仮想通貨取引の経験がないユーザーからは負担が大きいという声も上がっています。目次[非表示]FX Fairの出金拒否の経緯AssassinFXによる詐欺被害連日の豪華なボーナスアピール出金日数が最大25営業日に変更元金が上限の分割出金を発表GEMFOREXとFX Fairの共通点出金拒否の経緯が似ている同じグループとの噂もFX Fairが発表した返金スキーム返金は元金のみ、利用者間で分配返金にはUSDTウォレットが必要25日までに書類を提出USDTウォレットの取得方法・換金方法Bybitの口座を開設するUSDTのウォレットアドレスを取得する国内取引所に出金する出金拒否は今年に入って急増FX Fairの出金拒否の経緯FX Fair(エフエックスフェア)には以前から「怪しい」「出金できない」という評判がありました。一方で、2023年8月まではトラブルなく出金できたとの声もあり、評価はバラバラでした。しかし、8月15日に出金までの日数が25営業日に延長されて以来、不信に感じるユーザーが急増しました。最終的に9月初旬に、全額での出金ができないため分割出金を行うという告知が行われ、FX Fairは実質的に営業を停止しています。FX Fairの出金拒否騒動は以下のような経緯をたどりました。AssassinFXによる詐欺被害連日の豪華なボーナスアピール出金日数が最大25営業日に変更元金が上限の分割出金を発表AssassinFXによる詐欺被害2023年7月に、新興海外FX業者のAssassinFX(アサシンエフエックス)が提供していたコピートレードサービスで不自然なロスカットが相次ぎ、詐欺を疑う声が上がりました。ロスカットが発生する直前に勧誘を行っていた複数のトレーダーがそれまでの10倍ほどのロットで取引が行い損益をアピールしたり、コピー元が異なるにも関わらず多くのユーザーがほぼ同時にロスカットされたりする現象が発生したために詐欺が疑われています。またAssassinFXとFX Fairは表向き別の海外FX業者として運営されていましたが、取引サーバーのIPアドレスが同じであることが判明し、同じ業者なのではないかと話題になりました。取引サーバーとは?取引サーバーとは、顧客の注文を処理するサーバーのことです。この取引サーバーのIPアドレスは、MT4やMT5から確認できます。FX FairはAssassinFXとの関係について、料金を支払ってもらうことで自社の取引環境を貸し出す「ホワイトラベル」の関係にあるだけで、資本関係などはないと説明しました。しかし、両社の公式サイトのデザインやスペックなどが似ていることなどから、実質的に同じ運営元なのではないかと疑う声も強いです。これがFX Fairへの批判が強まるきっかけになりました。連日の豪華なボーナスアピールFX Fairは、口座開設ボーナスや入金ボーナスなど豪華なボーナスキャンペーンを頻繁に開催していました。出金までにかかる日数の延長が発表される前日の8月14日まではTwitterでも積極的に告知が行われており、口座保有者のメールアドレス宛てにもプロモーションのメールが連日送られていました。出金のめどが立たない状況を把握しながらボーナスのプロモーションをし続けたことに対して、新規の入金を出金分に充てる自転車操業をするつもりだったのではないかとの見方も出ています。出金日数が最大25営業日に変更FX Fairは8月15日に、それまで最大5営業日に設定していた出金までにかかる日数を、最大25営業日に変更しました。FX Fairは出金日数を延長した理由について、FX Fair内で不正トレードが横行している対策として、本人確認書類の取引内容の審査を厳格にするためだと説明しています。現在、不正トレードが弊社内で横行している都合上、お客様の取引内容及び本人確認書類の審査を再度厳格に行っております。そのため、お客様への出金処理の所要時間が1〜25営業日前後となります。FX Fair - より引用しかし、これをそのまま信じるユーザーは少なく、FX Fairへの不信感が強まる結果になりました。8月18日には、FX Fairの収納代行法人の銀行口座が一時的に凍結され、銀行経由の入金ができなくなる旨が発表されました。FX Fairによると、FX Fairに不信感を抱いたユーザーの代理人からの通知が原因だということです。ユーザーの代理人からの通知により、当社収納代行法人の銀行口座が一時的に凍結されました。これに伴い、銀行経由の入金は現在一時的に受付を停止しております。FX Fair 公式X - より引用元金が上限の分割出金を発表FX Fairは9月初旬、顧客への全額出金のめどが立たないため、分割出金で対応することを発表しました。現在、 お客様への出金完了期間が未定となっている一方、 弊社はお客様の出金申請の全額を出金させていただく前提として尽力しております。出金完了までの具体的な見通しが立つまで、期間を要することが見込まれますため、一時的に分割出金としてお客様に資金を返還することを決定いたしました。FX Fair のメール- より引用FX Fairが全額出金をできない理由として、以下の6点を挙げています。AssassinFXによる風評被害MetaQuotesライセンスの停止銀行口座の凍結分別保管先である日本国外の銀行口座における出金停止仮想通貨ウォレットのトラブル不正トレード及び利用規約違反の横行による不正出金FX Fairは、AssassinFXの詐欺疑惑の風評被害により、「MetaQuotes社からモバイルアプリケーションのライセンス剥奪」と「出金申請の殺到」が起き、運営に大きな影響があったと主張しています。モバイルアプリケーションはすでに利用できなくなっていますが、9月25日からはPC版のMT4・MT5のライセンスもMetaQuotes社により停止されるそうです。ライセンス停止の信憑性は?FX FairはMetaQuotes社によってライセンスが停止されたと主張していますが、信憑性には疑問が残ります。過去にMetaQuotesの判断でライセンスが停止された前例は少ない上に、原因とされるAssassinFXの事件はコピートレードのロスカットであり、明確に詐欺と判定することが難しいためです。FX Fairは日本人顧客が主な利用者だったため、7月にAssassinFXが話題になってから、MetaQuotesを契約解除に動かすほどの証拠を英語で提供した日本人がいるという状況もやや不自然とも考えられます。また顧客からの苦情により銀行口座が凍結したため、出金に支障が生じたとしています。原因の記載はありませんが、分別保管先である日本国外の銀行口座でも出金手続きが一時停止しているとのことです。さらに、自社の仮想通貨ウォレットがハッキングを受けたために出金のための資金がなくなったとも主張しています。海外FX業者の出金遅延の理由としてよく使われる、不正トレードや利用規約違反の横行による不正出金も、全額出金ができない理由として挙げられています。利用者の立場からすると、通常ありえないことばかりが起きている状況で、「計画的な資金持ち逃げの言い訳」にしか見えないでしょう。分別保管を怠った言い訳?海外FX業者は通常、顧客の資金を運営資金とは区別する「分別保管」を採用しているので、経営破綻をしたとしても出金ができなくなる事態にはなりません。FX Fairも分別保管を採用しているとアピールしていたので、運営を停止したとしても本来出金はできるはずです。単純に「運営資金が不足して営業を停止した」というだけでは出金ができない理由にはならないため、仮想通貨ウォレットのハッキングや銀行口座での出金手続き停止など、大がかりな理由をつけなくてはならなかったのかもしれません。GEMFOREXとFX Fairの共通点FX Fair(エフエックスフェア)の出金拒否の流れは、GEMFOREX(ゲムフォレックス)との共通点が多いといわれています。明確な証拠はないものの、同じグループの仕業なのではないかと疑う人もいます。出金拒否の経緯が似ているGEMFOREXでは、2022年12月ごろに出金遅延が大きな問題となり、5月31日にはサービスを停止していました。サービス停止の理由として、利用者の不正利用や決済代行会社による資金の持ち逃げ・未払いが挙げられています。分別保管がきちんとされていれば、経営破綻(倒産)をしたとしても出金できない事態にはならないはずです。しかし、GEMFOREXは決済代行会社による持ち逃げ・未払い、FX Fairは仮想通貨ウォレットのハッキングを理由に挙げ、外部の要因によって資金繰りが悪化したと主張しています。また、出金ができない旨を発表する前に不正トレードを理由に出金遅延を発表していたことや、分割での出金を採用している点も同じです。同じグループとの噂もFX FairとGEMFOREXが同じグループであるという噂も出ていますが、はっきりとした根拠はありません。これについて、FX Fairと契約して宣伝活動を行っていた会社がユーザーの問い合わせに対して、「GEMFOREXと同グループ」と回答したことが噂のソースになっているようです。この会社は公式サイトで、FX Fairより「弊社が他社の運営先と同じであるという事実はございません」との指摘が来た旨を紹介し、「現在そのような記載は行われておりません。」と回答しています。「他社の運営先と同じ」という記載が、AssassinFXのことを指している可能性もありますが、いずれにせよFX Fairに運営先が同じ会社があるということは現在は記載されていないようです。FX Fairが発表した返金スキームFX Fair(エフエックスフェア)は9月初旬に返金スキームを発表しました。現段階で返金に利用できる資金を利用者の間で分配し、後日準備が出来次第全額の返金を行う予定だということです。この返金スキームは、仮想通貨のテザー(USDT)で行われるため受け取り手続きが複雑であることや、25日までに申請を行わなければ一切返金が行われない点などが批判されています。テザー(USDT)とは?テザーとは、米ドルに価値が連動したステーブルコインです。ほかの仮想通貨のように価値の大きな変動が発生しにくいため、ウォレット間の資金移動などに利用されています。返金は元金のみ、利用者間で分配FX Fairが返金に応じるのは「元金」のみで、トレードで得た利益は対象外です。そして以下の2つの方法で計算された「元金」のうち低い方が出金対象となります。「入金額-出金額」「MT4・MT5口座の総残高」例えば、200万円入金してすでに200万円出金し、口座残高が100万円のケースだと、①は0円、②は100万円なので、低い方の0円が「元金」になります。このため、口座残高が100万円でも出金することはできません。また、当初の返金は全額ではなく、利用者間で分配される形式です。返金を申請した人数によって返金金額は変動するため、現時点でどの程度の返金があるかは明らかにされていません。初回の分配は2023年10月10日前後を予定しているとのことです。返金にはUSDTウォレットが必要FX Fairの返金は仮想通貨のテザー(USDT)で行われます。そのため、ERC20のUSDTを受け取ることができるウォレットを申請期日までに用意することができます。ERC20とは?ERC20とはテザーが発行されている規格のことです。ERC20のテザーは、イーサリアムブロックチェーン上で発行されています。仮想通貨は通常、1つの仮想通貨が1つのブロックチェーン上で発行され、ブロックチェーンが異なれば送金などの対応は基本的にできません。テザーのような広く利用されている仮想通貨は複数のブロックチェーン上で発行されていますが、互換性はないため、ブロックチェーンが異なるものを間違って送金しないようにする必要があります。ERC20のUSDTはメジャーなので、Bybit(バイビット)などの大手仮想通貨取引所のウォレットであればほとんど対応しています。ただし、仮想通貨取引所のウォレットはERC20以外の規格にも対応しているため、ウォレットアドレスをFX Fairに申請する際に、ほかの規格のアドレスと間違えないように注意する必要があります。BybitでUSDTのウォレットアドレスを取得する方法は、以下で紹介しています。BybitでUSDTのウォレットアドレスを取得する方法25日までに書類を提出分割出金を受け取るには、以下の3点をそろえて9月25日までに申請フォームを提出しなければいけません。USDTウォレットアドレスの用意同意書への署名本人確認書類の再送付分割出金の申請フォームは9月15日前後に利用者に送付されるそうなので、申請ができる期間は約10日と限られています。提出期限である25日を過ぎると一切返金ができないため、厳しい条件となっています。USDTウォレットの取得方法・換金方法仮想通貨取引が未経験の人向けに、大手仮想通貨取引所のBybit(バイビット)におけるUSDTウォレットアドレスの取得方法を紹介します。また、受け取ったテザー(USDT)を日本の銀行口座で受け取りたい場合、一旦BybitなどのUSDT対応のウォレットに資金を移動させなければいけません。ウォレットに移動させた後、別の仮想通貨に両替をして別途国内取引所に送金します。国内取引所はテザー非対応仮想通貨取引所には、日本国内で営業する取引所と、海外で営業する取引所があります。国内取引所は日本の銀行経由での入出金に対応するなど利便性は高いですが、テザーには対応していません。Bybitの口座を開設するBybitの口座(アカウント)をまだ持っていない人は、以下の記事を参考に口座を開設しててください。口座開設だけでは利用できる機能が制限されますので、同時に本人確認(KYC)レベル1も完了させておくようにしましょう。口座開設とKYCレベル1に必要なものは以下の通りです。段階必要なもの口座開設メールアドレスまたは電話番号KYCレベル1・本人確認書類・カメラ付きのPC、スマホUSDTのウォレットアドレスを取得する口座の開設が完了したら、以下の手順でマイページよりUSDTのウォレットアドレスを取得できます。手順1口座開設後にBybitにログインし、右上の「資産」にカーソルを合わせます。手順2メニューが表示されますので、「入金」をクリックします。手順3入金したい通貨に「USDT」、チェーンタイプに「ERC20」を選択し、「確認しました」ボタンをクリックします。手順4入金アドレスの文字列とQRコードが表示されます。どちらも同じもので、第三者に入金アドレスを伝える目的では文字列の方が利用されることが多いです。FX Fairに入金アドレスを文字列で連絡する場合は、「コピー」ボタンをクリックしてください。国内取引所に出金するFX Fairからの返金を銀行口座で受け取りたい場合、少し複雑な手続きが必要になります。Bybitから直接銀行口座に出金することはできませんので、以下の手順を行ってください。BybitでUSDTをビットコインなどのメジャーな暗号資産に両替する両替したビットコイン等を国内取引所に送金する国内取引所でビットコイン等を売却して日本円にする国内取引所から銀行口座に出金する銀行への日本円出金に対応している国内取引所はUSDTに対応していないため、このような手順が必要になります。出金拒否は今年に入って急増GEMFOREX(ゲムフォレックス)の大規模な出金拒否を筆頭に、2022年以降、新興海外FX業者による出金拒否やコピートレードのトラブルが相次いでいます。FX Fair(エフエックスフェア)との関係が疑われているAssassinFX(アサシンエフエックス)だけでなく、ZAIX(ザイクス)でも不自然なコピートレードで大きな損失が発生しています。また、豪華なボーナスで急速に知名度を高めたHAST FOREX(ハストフォレックス)は、出金拒否や利益の取り消しなどが多発し、最終的には営業を停止しました。ここまで大規模な被害が出るケースは過去数年で珍しく、最近は特に海外FX業者関連のトラブルが大きくなっています。不誠実な運営をする海外FX業者同士に何かしらのつながりがある可能性もありますし、何もつながりがなくても、トラブルの事例をまねて模倣犯的に行っているのかもしれません。新興の海外FX業者は豪華なボーナスを提供したり、インフルエンサーを使って積極的に勧誘を行ったりすることがあります。しかし海外FX業者に慣れていない方は、まずはExness((エスネス)やTitan FX(タイタンエフエックス)、XMTrading(エックスエムトレーディング)といった運営歴の長い海外FX業者を利用することをおすすめします。
Bitgetの口座開設方法!本人確認(KYC)の手順も解説

Bitgetの口座開設方法!本人確認(KYC)の手順も解説

update2023.09.15 20:00

2018年末に設立されたBitget(ビットゲット)は、ソーシャルトレーディングに重きを置く仮想通貨(暗号資産)取引所です。Twitter(ツイッター)では、ソーシャルトレーディングの一要素であるコピートレードに関する投稿がよく見られます。セキュリティベンダー(ウイルス対策ソフトを制作する会社)数社からA+の評価を受けている点、準備金残高を毎月公開する方針である点もBitgetの特徴です。当記事では口座開設や本人確認の方法、さらに登録後に確認できる特典について記載します。2023年9月1日からすべての取引でKYCが必須に(既存口座は猶予あり)Bitgetでは従来、本人確認(KYC)をしなくても現物取引やデリバティブ取引、コピートレードなどのサービスを利用可能でした。しかし、2023年9月1日以降に新規開設した口座は、すべての取引でKYCが必要になりました。既存の口座については、10月1日までにKYCを行わないと出金や注文取り消しなどを除いて、新規注文取引が制限されます。目次[非表示]Bitgetの口座開設方法メールアドレスで登録携帯電話番号で登録Btigetの本人確認(KYC)の方法Bitgetの二段階認証の設定方法登録後に利用したいキャンペーンクーポンの使い道ポイントの使い道Bitgetは幅広いサービスを提供Bitgetの口座開設方法Bitget(ビットゲット)では、メールアドレスもしくは携帯電話番号さえあれば、登録・口座開設ができます。ただし、取引を行うためには、後述する本人確認(KYC)が必要です。メールアドレスと携帯電話番号のそれぞれの口座開設方法を解説します。メールアドレスで登録手順1以下のリンクからBitgetの公式ページにアクセスします。Bitgetの公式ページにアクセスする手順2登録ページから右にある各項目に入力し、「登録」ボタンをクリックします。番号項目名説明1メールアドレス登録するメールアドレスを入力します。2パスワード以下の条件でパスワードを作成します。・文字数は8~32・1つ以上の数字・1文字以上の大文字・1文字以上の特殊文字手順3登録フォームを入力すると下記の画面が出るため、「クリックして確認しよう」ボタンをクリックします。手順4表示されたパズルを解くと、メール認証画面に移行します。同時に登録したメールアドレス宛に6桁のコードが届きますので、そのコードを入力して「登録」をクリックします。手順5下記の画面になれば、登録は完了です。続けて本人確認(KYC)の登録を行う場合には「今すぐ認証する」をクリックします。後で手続きすることも可能です。携帯電話番号で登録手順1以下のリンクからBitgetの公式ページにアクセスします。Bitgetの公式ページにアクセスする手順2デフォルトではメールアドレス登録画面が表示されていますので、「携帯電話番号」タブをクリックし、電話番号登録の画面に切り替えます。手順3各項目を入力し、「登録」ボタンをクリックします。番号項目名説明1携帯電話登録する携帯電話番号を入力します。2パスワードを設定・文字数は8~32・1つ以上の数字・1文字以上の大文字・1文字以上の特殊文字手順4「クリックして確認しよう」をクリックします。手順5表示されたパズルを解くと、SMS認証画面に移行します。同時に登録した電話番号あてに6桁のコードが届きますので、そのコードを入力して「確認」をクリックします。手順6下記画面に切り替わったら、口座開設は完了です。Btigetの本人確認(KYC)の方法Bitget(ビットゲット)では、セキュリティ強化とコンプライアンス向上のため、2023年9月1日より本人確認(KYC)を義務化しました。KYCには下記のとおり2段階のレベルがありますが、入出金や取引の限度額はどちらも同じです。レベル必要条件アカウント制限KYCレベル1・政府発行の身分証明書・顔認証・出金額:300万USDT / 1日・仮想通貨入金:無制限・法定通貨入金:300万USDT / 1日・P2P取引:無制限KYCレベル2・住所証明KYCレベル1必要条件・政府発行の身分証明書・顔認証アカウント制限・出金額:300万USDT / 1日・仮想通貨入金:無制限・法定通貨入金:300万USDT / 1日・P2P取引:無制限KYCレベル2必要条件・住所証明アカウント制限・出金額:300万USDT / 1日・仮想通貨入金:無制限・法定通貨入金:300万USDT / 1日・P2P取引:無制限KYCレベル2で追跡可能な住所を登録することで、利用者の信頼性を高め、不正行為の防止に役立つとされています。KYCは、通常1時間以内で完了すると記載されており、比較的スムーズに完了すると考えられます。すぐに取引を始めたい場合は、口座開設と併せて完了させておくと良いでしょう。なお、既存ユーザーは2023年10月1日までの間は、レベル1のKYC認証を完了していなくても、通常通り入出金や取引が可能です。10月1日以降は、レベル1のKYC認証を完了していないユーザーは、新規取引注文の作成が制限され、出金・注文取消・申込商品の償還・ポジションの決済のみが可能となります。本人確認では以下のいずれかの提出と、顔写真の撮影を行います。本人確認を行うなら、事前に準備をしておきましょう。マイナンバーカードパスポート運転免許証KYCとはKYCとは、「Know Your Customer」の略で、取引者が本人であることを確認する手続きを指します。一般的には身分証明書、銀行取引明細書、公共料金請求書など公的な書類の提出が必要で、場合によっては身元確認なども行われます。ここでは、KYCレベル1の登録手順を解説します。手順1以下のリンクからBitgetの公式ページにアクセスしてログインします。Bitgetの公式ページにアクセスする手順2ページ右上にあるアカウントのアイコンをクリックします。手順3ダッシュボードに移動したら、画面左側にある「KYC認証」をクリックします。手順4KYC認証ページに移動したら、KYC認証レベル1の「認証を開始する」をクリックします。手順5国籍、KYCに使用する本人確認書類を選択します。番号項目名説明1発行国/地域Japanを選択します。2IDタイプ提出する本人確認書類をマイナンバーカード 、パスポート、運転免許証から選択します。なお、アプリからKYCをしたい方は、タブを「アプリ」に切り替え、表示されるQRコードをモバイル端末で読み取ってください。手順6氏名を入力して「続ける」をクリックします。手順7次に、本人確認書類を提出します。スマートフォンを使ってアップロードする場合は「Continue on phone」、PCからアップロードする場合は「or upload photo - no scans or photocopies」をクリックします。手順8画像をアップロード後、問題なければ「Upload」をクリックします。提出する本人確認書類の種類によっては裏面もアップロードします。手順9本人確認書類のアップロードが完了したら、モバイル端末で顔を撮影する手続きに進みます。「Continue」をクリックします。手順10カメラへのアクセスを求められるので、「Enable camera」をクリックしてください。手順11「Get secure link」をクリックします。手順12スマートフォンなどのモバイル端末でQRコードを読み込み、自身の顔写真を撮影します。手順13顔写真の撮影が終わると、下記の画面に移行します。「Submit verification」をクリックします。手順14以下の画面が表示されたら、KYCの手続きは完了です。通常であれば、審査は1時間以内に完了します。Bitgetの二段階認証の設定方法二段階認証の設定を行うと、ログイン時にパスワードだけではなく、認証コードの入力が求められるようになります。それにより、セキュリティレベルが上がります。安心して取引所を利用するためにも、二段階認証はぜひ設定しておきましょう。手順1以下のリンクからBitget(ビットゲット)の公式ページにアクセスします。Bitgetの公式ページにアクセスする手順2ページ上部のアカウントマークから、「セキュリティ」を選択します。手順3Bitgetのセキュリティページで「Google Authenticator(推奨)」の「設定」ボタンをクリックします。手順4必要な操作を行い、最後に「送信」ボタンをクリックします。番号項目名説明1ダウンロードスマートフォンで、Google Authenticator(認証システム)をインストールします。2キーの保管とQRコードスキャンQRコード横のコードをメモしておきます。その後、Google AuthenticatorでQRコードをスキャンします。3認証コードの入力Google Authenticatorに表示された6桁の認証コードを入力します。メモはバックアップに備えて保管QRコード横に記載されているコードを利用すると、Google Authenticatorをバックアップできます。機種交換時やデバイス紛失時に必要になりますので、コードはメモをして保管します。手順5二段階認証が完了すると、「Google Authenticator(推奨)」が「オン」になり、「設定」ボタンの代わりに「変更」リンクが表示されます。登録後に利用したいキャンペーンBitget(ビットゲット)では新規ユーザー向けのキャンペーンとして、特典が用意されています。特典は条件をクリアすることで獲得可能となります。2023年9月12日時点で表示されている特典は以下の通りです。特典内容獲得条件ウェルカムパック合計1,000 USDT相当のクーポン(10%〜50%の現物取引手数料を相殺)新規口座開設新規ユーザータスク200ポイント50 USDT以上の初回入金500ポイント50 USDT以上の初回取引最大500ポイント7日間の累計取引額に応じて最大500ポイント7日間のうち5日連続の純資産額に応じてウェルカムパック内容合計1,000 USDT相当のクーポン(10%〜50%の現物取引手数料を相殺)獲得条件新規口座開設新規ユーザータスク内容獲得条件200ポイント50 USDT以上の初回入金500ポイント50 USDT以上の初回取引最大500ポイント7日間の累計取引額に応じて最大500ポイント7日間のうち5日連続の純資産額に応じて詳細は特典ページから確認できます。Bitgetの公式ページにアクセスする新規ユーザータスクは登録から7日以内のクリアが条件新規ユーザータスクは、登録から7日以内にクリアしなければいけません。7日の期限を過ぎてしまうと、条件を満たしたとしても報酬を受け取れません。クーポンの使い道獲得したクーポンは、現物取引を利用する際の取引手数料として利用できます。そのため、クーポンを保有していると現物取引を有利に行えます。注意したいのは、クーポンには有効期限があるという点です。クーポンは獲得条件をクリアすると有効になり、それから30日経過すると無効となります。ポイントの使い道獲得したポイントは、クーポンやボーナスと交換できます。例えば、100ポイントで「1 USDT分の現物100%クーポン」と交換したり、10,000ポイントで「100 USDTの取引ボーナス」との交換などが可能です。獲得したボーナスは、次の用途に利用できます。先物取引(先物コピートレードを含む)先物取引手数料・損失・資金調達手数料の相殺ポジションを開くためのマージンBitgetは幅広いサービスを提供Bitget(ビットゲット)は現物取引・デリバティブ取引・コピートレード・資産運用と、幅広いサービスを提供している取引所です。準備金残高を毎月公開する方針を掲げており、透明性向上の取り組みにも力を入れていると考えられます。実際にサービス画面を触ってみて、自身に合った機能を探してみるのも良さそうですね。
Axon MarketsはGEMFOREX運営が立ち上げたブローカーなのか

Axon MarketsはGEMFOREX運営が立ち上げたブローカーなのか

update2023.09.14 21:00

Axon Markets(アクソンマーケッツ)は、GEMFOREX(ゲムフォレックス)との関連が噂されている海外FX業者です。GEMFOREXは2023年5月に出金遅延問題でサービスを停止した海外FX業者であり、現在事業はGalaxy DAOに引き継がれたという形となっています。GEMFOREXが預かっていたユーザーの資金は未だに返還されておらず、事業を買収したGalaxy DAOに対する批判的な意見も多く見受けられます。そのような批判を集めた者たちが運営している可能性があるとして、Axon Marketsが話題に上がっています。MyforexがAxon Marketsに関して調査した内容をまとめました。目次[非表示]Axon MarketsとはAxon MarketsがGEMFOREX運営による新ブローカーと噂される理由ロゴのデザインGEMFOREXのサポート担当者と苗字が同じAxon Marketsの不審な点「axonmarkets.com」は2023年11月に取得2013~2016年に使用されていた形跡あり類似する社名の企業とロゴが酷似Axon MarketsとはAxon Markets(アクソンマーケッツ)は、Little Black Diamond Ltdという会社が運営している海外FX業者です。英語表記にしたときのトップページの最下部には、以下のような文言が記載されています。Axon Markets is a registered brand name of Little Black Diamond Ltd, a company authorised and regulated by the Seychelles Financial Services Authority (FSA) under Securities Dealer's License number SD115, with registered address at Room B11, 1st Floor, Providence Complex, Providence, Mahe, Seychelles. The head office address is Attic Suites, Room 1, 3rd Floor, Oliver Maradan Building, Victoria, Mahe, SeychellesAxon Markets - より引用なお、日本語表記では会社名とブランド名の関係が明記されていないため、英語表記を記載しています。ただし、どちらの表記も同じ運営会社によるサービスを説明していると思われます。上記の引用箇所からわかる会社概要は以下の通りです。運営会社Little Black Diamond Ltd本部住所Attic Suites, Room 1, 3rd Floor, Oliver Maradan Building, Victoria, Mahe, Seychelles金融ライセンスセーシェル金融庁(FSA):SD115公式サイトhttps://www.axonmarkets.com/ちなみにセーシェル金融庁の登録ページは以下のようになっており、情報は一致しています。画像引用:セーシェル金融庁Little Black Diamond Ltdの住所は、大手海外FX業者であるXMTrading(エックスエムトレーディング)やExness(エクスネス)も拠点としているセーシェル共和国になっています。そして公式サイトによるとFX通貨ペアや貴金属、株式銘柄などを取り扱っているようです。Webサイトを見る限りでは普通の海外FX業者のように見えます。また公式サイトの下部では、海外FX業者としては珍しく信託保全で顧客の資金を管理していると記載されています。しかしページ内部の記載では分別管理とも捉えることができ、実態は不明です。Axon Marketsにとって、お客様の経済的な安全性は最も重要なものです。すべての顧客資金は企業資金とは別に保管され、関連する顧客資金に関する法律に従って管理されます。すべての金融サービス規制機関は、それぞれ独自の法律と規制を発効しています。このため、Axon Marketsはお客様の資金に関するすべての法的保護措置を遵守することを保証します。Axon Markets - より引用Axon MarketsがGEMFOREX運営による新ブローカーと噂される理由ネット上では「Axon MarketsはGEMFOREX運営者によって設立されたのではないか」という噂が広がっています。関連性が噂されている主な理由をご紹介しましょう。ロゴのデザインGEMFOREX(ゲムフォレックス)とAxon Markets(アクソンマーケッツ)のロゴが類似していることから、「同じデザイナーがロゴを作成したのでは?」と考えるユーザーもいるようです。GEMFOREXのロゴには、頭文字の「G」をモチーフにした六角形が採用されていました。Axon Marketsでも同様に頭文字の「A」をモチーフにしたと思われる三角形のロゴが採用されています。また、ロゴの色についても、GEMFOREXと同系統のものが採用されています。GEMFOREXのサポート担当者と苗字が同じAxon Marketsのサポートに問い合わせたところ、GEMFOREXのサポート担当者と同じ苗字のスタッフが対応したとするスクリーンショットがSNS上に投稿されています。このことから、Axon MarketsとGEMFOREXのサポート担当者が同一人物なのではないかと考えるユーザーもいるようです。仮にAxon Marketsの担当者が同一人物であれば、Axon MarketsとGEMFOREXには何らかの関係性があるものと考えられます。Axon Marketsの不審な点Axon Markets(アクソンマーケッツ)には、いくつか不審な点も見られます。「axonmarkets.com」は2023年11月に取得Axon Markets公式サイトのドメインは「axonmarkets.com」です。ドメインに関する情報を確認できるWhoisで見てみると、該当するドメインはGoDaddyという業者を利用して、2022年11月22日に取得されたことがわかります。直近では2023年6月8日に更新されているようです。画像引用:GoDaddyしかし、Axon MarketsのLinkedinのアカウントには、10年の運営実績がある旨が記載されています。Linkedinの記述が正しければ、2013年ごろからサービスを提供していたことになります。画像引用:Linkedin2013~2016年に使用されていた形跡あり過去のWebページを閲覧できるツール「Wayback Machine(ウェイバックマシン)」には、2015年以降の「axonmarkets.com」のホームページがアーカイブとして残されています。アーカイブされたページによると、2015〜2016年には、海外の未公開株を取引する会社が「axonmarkets.com」を使用していたようです。画像引用:Wayback Machine同社は2013年からサービスを提供していたようですが、2017年以降に同ドメインが使用されていた形跡は見つかりません。2023年8月には現在のサイトのアーカイブが残されています。Whoisの情報と期間にズレがあることから、2013〜2016年頃に「axonmarkets.com」を使用していた企業と、現在同ドメインを使用している企業は別会社であると考えられます。よってLinkedinの「10年の実績」という記載は不自然といえるでしょう。仮にAxon MarketsがGEMFOREX運営を立ち上げたブローカーだった場合、以前から運営されていたFX業者であることを装うために、同ドメインを取得した可能性があります。類似する社名の企業とロゴが酷似Axon Marketsのロゴにも不審な点があります。警察や政府機関向けのソリューションを提供しているAXONという会社とロゴが酷似しています。企業にとってロゴはブランディングのための一種のツールであるため、他社と似通ったデザインは避けるのが一般的です。ロゴだけが酷似しているのであれば、偶然の可能性もありますが社名も類似しているため、何らかの意図があって似せたものと考えられます。GEMFOREXとの関係は不明GEMFOREX(ゲムフォレックス)との関連性が噂されているAxon Markets(アクソンマーケッツ)ですが、今のところ関連性を裏付ける決定的な情報はないようです。一方で、Axon Marketsには不審な点も見られます。Linkedinに記載されているような実績のあるブローカーであるかという点には疑問が残ります。Axon Marketsをとりあげている海外FXメディアは少なく、非常に情報が入手しにくいブローカーです。サービスの提供状況も不明なため、利用は避けるべきでしょう。
PBRレンディングは怪しい?評判や利用する上でのリスクなどを解説

PBRレンディングは怪しい?評判や利用する上でのリスクなどを解説

update2023.09.14 19:00

PBRレンディングは、最大年利12%を提供する仮想通貨(暗号資産)レンディングプラットフォームです。複数のインフルエンサーがTwitter(ツイッター)上で言及しており、一部のユーザーの間で注目されています。しかし、「PBRレンディングは怪しい」といった声があることも事実です。当記事では、PBRレンディングの概要を説明した上で、怪しいと思われるポイントや利用する上でのリスクなどを解説します。目次[非表示]PBRレンディングとはTwitterでの評判PBRレンディングの仕組み年利12%のプレミアムプラン最短貸出期間は1ヶ月法定通貨での利用は不可PBRレンディングは怪しい?利回りがかなり高い開示されている情報が少ない運営会社の事業との関連性が薄い住所がレンタル(バーチャル)オフィスPBRレンディングを利用するリスクハッキングリスクハードフォークのリスク価格変動リスクリスクを把握した上で利用をPBRレンディングとはPBRレンディングは、株式会社Notting Hill TOKYOが運営する、仮想通貨(暗号資産)レンディングプラットフォームです。仮想通貨レンディングとは仮想通貨レンディングとは、保有する仮想通貨を貸し出して金利を得られるサービスです。仮想通貨を貸し出すだけでなく、金利を支払って借り入れることもできます。「国内最高クラスの賃借料率」を売りにしており、年利10%から12%のリターンを付与しています。なお、対応している仮想通貨銘柄と最低貸出数量は、以下の通りです。銘柄年率(*1)(*2)最低貸出数量BTC10%0.01 BTCETH10%0.1 ETHADA10%500 ADAUSDT10%300 USDTUSDC10%300 USDC年率(*1)(*2)BTC10%ETH10%ADA10%USDT10%USDC10%最低貸出数量BTC0.01 BTCETH0.1 ETHADA500 ADAUSDT300 USDTUSDC300 USDC(*1)表記の貸出年率は、利率部分の再貸出を行った上での複利的効果を加味したものです。(*2)貸出枚数や期間によっては最大12%のプレミアムプランを利用できます。上記の通り、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)をはじめとした、主要な5銘柄に対応しています。通常の年利は10%ですが、プレミアムプランを利用すると、最大12%の年利で運用することも可能です。Twitterでの評判PBRレンディングは、高利率で運用できる仮想通貨(暗号資産)レンディングとして、Twitter(ツイッター)上で評判となっています。多数のインフルエンサーがPBRレンディングの利用を促し、始め方を解説するツイートやブログ記事が拡散されています。その他、PBRレンディングを利用しているとの報告が多数見られます。購入した仮想通貨を放置するより、魅力的なインカムゲインを獲得する機会を得られるとして、PBRレンディングは一部ユーザー層の支持を受けている模様です。インカムゲインとはインカムゲインとは、金融資産を保有していることで得られる利益のことです。株式投資では配当や株主優待、FXではスワップポイントがインカムゲインに該当し、時間の経過と共に積み上がっていきます。この他、預貯金の利息や不動産投資の賃料収入などもインカムゲインにあたります。一方、「提供している年利が高すぎる」「具体的な仕組みの説明がない」「会社の住所がレンタルオフィスで怪しい」といったネガティブな意見も散見されます。PBRレンディングの仕組みユーザーは、PBRレンディングを通じて、仮想通貨(暗号資産)を貸出します。PBRレンディングは、運営会社Notting Hill TOKYOのグローバルネットワークを活用し、海外取引所や大手機関投資家などに集めた仮想通貨を貸し付けています。PBRレンディングは、仮想通貨を貸し付けた機関投資家などから賃借料を取り、そこからユーザーに金利を分配します。年利12%のプレミアムプランPBRレンディングは、通常年利10%のリターンを付与します。しかし、プレミアムプランに加入すると、最大年利12%までブーストされます。プレミアムプランの条件は貸出枚数や期間によって異なるとされており、登録後にマイページから詳細を確認できます。なお、高い年利を提供できる理由として、預かった仮想通貨を海外取引所や機関投資家などに貸し出し、市場で収益を得ていることを挙げています。また、PBRレンディングの利益率の下限追求という企業努力によって、ユーザーへの還元率を高めているとも説明しています。最短貸出期間は1ヶ月PBRレンディングでは、最短貸出期間を1ヶ月としています。貸出期間は1ヶ月ごとの自動更新となっており、自動的に複利運用されます。貸出を終了したい場合、ユーザーが返還申請を行わなければいけません。返還申請を行うと翌月末にレンディングが終了し、そこから10営業日以内にユーザーに資産が返還される仕組みとなっています。法定通貨での利用は不可PBRレンディングを利用する際は、対応する仮想通貨を指定のウォレットに送金する必要があります。日本円などの法定通貨は利用できないので、その点は注意してください。PBRレンディングは怪しい?PBRレンディングは、効率よく仮想通貨(暗号資産)を運用できるサービスに見えますが、いくつか怪しい点が指摘されています。具体的には、次のような点が挙げられます。利回りがかなり高い開示されている情報が少ない運営会社の事業との関連性が薄い住所がレンタル(バーチャル)オフィス利回りがかなり高い一般的に、仮想通貨レンディングの利回りは、年利数%であるケースが多いです。需要と供給によって利回りは変動しますが、主要な仮想通貨であれば、年利10%を超えるケースはめずらしいです。PBRレンディングは、年利10%から最大12%もの利回りを可能としています。これは業界の標準と比較して、かなり高い部類だといえるでしょう。その理由として、Notting Hill TOKYOのグローバルネットワークを活用し、機関投資家などに貸出していると説明しています。しかし、詳細な仕組みは解説されていないため、一部のユーザーから怪しいという声が上がっています。開示されている情報が少ないPBRレンディングのサービスに関する情報は、ランディングページのような形で公開されているWebページのみです。開示されている情報は少なく、プラットフォームの安全性に関する説明などはほとんどありません。具体的にどのようなセキュリティ対策が施されているか、といった情報は公式サイトからは確認できない状況です。運営会社の事業との関連性が薄いPBRレンディングが怪しいと思われる理由の一つとして、運営会社が仮想通貨やブロックチェーンを専門としていないことも挙げられます。運営会社であるNotting Hill TOKYOは、「イベントセミナー会社」です。「ファイナンシャルプランナーが作った学びの会社」をキャッチフレーズとしています。画像引用:Notting Hill TOKYOホームページを確認すると、以下の事業を展開していることがわかります。法人・個人向けファイナンシャルプランニングフィナンシャルサービスファイナンス講座運営IT技術PCスキル教室各種イベント運営オンラインコミュニティ運営エンタテインメント事業その他付帯する事業その他、株式や不動産投資、仮想通貨などが学べる「ラーニング事業」も展開しているようです。しかし、少なくとも仮想通貨やブロックチェーンを専門にしている会社ではないといえるでしょう。そのため、PBRレンディング公式サイトに記載されている通りの事業を運営できるのか、疑問が残ります。住所がレンタル(バーチャル)オフィス運営会社のNotting Hill TOKYOは、「東京都渋谷区恵比寿四丁目20番3号 恵比寿ガーデンプレイスタワー18階」にオフィスを構えています。この住所には「SERVCORP」という会社が運営するレンタルオフィス、バーチャルオフィスが存在しています。レンタルオフィスとは、賃貸契約をせずとも、初期費用を抑えて個室のオフィスが借りられるサービスです。一方、バーチャルオフィスは、法人登記や郵便物の受け取りに必要な住所だけを借りられるサービスです。レンタルオフィスや、バーチャルオフィスを利用しているだけで問題があるとはいえませんが、Twitter(ツイッター)上では「レンタルオフィスにあるような会社に資産を預けられない」といった意見があることは事実です。PBRレンディングを利用するリスクPBRレンディングを利用するリスクとしては、以下が挙げられます。ハッキングリスクハードフォークのリスク価格変動リスクハッキングリスクPBRレンディングのリスクとして、運営が管理するウォレットがハッキングされるリスクがあります。ハッキングされて秘密鍵が流出すると、ウォレットの中にある顧客資産が失われる可能性があります。秘密鍵とは秘密鍵とはウォレットの所有者が管理する文字列で、仮想通貨の送金の際に必要となります。秘密鍵を他人に漏らすと、仮想通貨が不正に流出する可能性があります。PBRレンディングには、顧客資産を返金する義務があります。しかし、運営会社が経営破綻して債務不履行に顧客に陥った場合、十分な資産が返還されない可能性があります。ハードフォークのリスクハードフォークで新しい仮想通貨(暗号資産)が誕生した場合、トークン保有者にエアドロップが実施されることがあります。しかし、PBRレンディングは貸出している仮想通貨でハードフォークが発生し、新通貨の獲得権利が生まれても、その権利は運営会社に帰属するとの方針を示しています。つまり、PBRレンディングを利用している間は、新通貨を獲得できないという機会損失が発生する可能性があります。ハードフォークとはフォークはブロックチェーンの仕様変更を指します。その中でも、ハードフォークは永続的な分岐が伴うものであり、旧ルールのブロックチェーンと新ルールのブロックチェーンに分かれます。価格変動リスクPBRレンディングでは、最短貸し出し期間を1か月としています。つまり、レンディングをしている間は、仮想通貨を引き出せません。また、レンディング期間が満了してから、ユーザーのウォレットに返却されるまでに、最長で10営業日かかります。この間に仮想通貨価格が変動し、損失を被るリスクがあります。リスクを把握した上で利用をPBRレンディングは、年利10%以上のリターンを付与する魅力的な仮想通貨(暗号資産)レンディングです。長期保有を考えている仮想通貨がある場合、PBRレンディングに貸し出すことで効率的に運用できます。しかし、Twitter(ツイッター)などでは怪しいという意見が散見され、実際に利用する上でのリスクがあることも事実です。利用を検討するのであれば、しっかりとリスクを把握した上で使うようにしましょう。
マイニング企業の主要銘柄を紹介|株式投資はビットコイン(BTC)投資の代わりになるか?

マイニング企業の主要銘柄を紹介|株式投資はビットコイン(BTC)投資の代わりになるか?

update2023.09.13 20:30

米株式市場では、マイニング企業が上場しています。そして、主なマイニング企業銘柄の動きは、ビットコイン(BTC)価格と相関性を持っており、注目を集めています。そこで、ビットコインを買う代わりにマイニング企業銘柄を買う選択が出てきます。この考え方は適切でしょうか。目次[非表示]マイニング関連銘柄の株価が上昇マイニング企業のビジネスモデル主なマイニング関連銘柄RIOT:Riot PlatformsMARA:Marathon Digital HoldingsHUT:Hut 8 MiningBITF:BitfarmsWULF:TeraWulfCIFR:Cipher Mining Technologiesビットコイン価格との相関性ビットコイン投資との違い税制面業績に左右されるビットコインの管理は不要ビットコイン投資の代替となりうるかマイニング関連銘柄の株価が上昇2023年、ビットコイン(BTC)価格の上昇に伴い、マイニング関連銘柄の株価が上昇しています。画像引用:TradingView上の1年チャートは、Riot Platforms(RIOT)の株価推移です。同社は米NASDAQ上場のマイニング企業であり、その株価は7月に20ドルを超えました。当記事執筆時点(2023年9月12日)では、10ドル台前半で推移しています。画像引用:TradingView株式市場では、RIOTだけでなく、マイニング企業の株価が軒並み上昇しています。比較として、上にビットコインの1年チャートを掲載します。チャート左側で価格がやや下落したのちに大きく上昇し、右端で再び軟調になっており、値動きが似ていることが分かります。画像引用:TradingView参考までに、S&P500の1年チャートも上に掲載します。こちらは、左端で価格が下落した後におおむね右肩上がりで推移しており、RIOTやビットコインの値動きとはやや異なります。マイニング企業のビジネスモデルマイニング企業は、ビットコインなどのマイニングを事業にしています。大規模なデータセンターで専用マシンを運用し、ビットコインを獲得します。資産として大量のビットコインを抱えているケースが多く、株価がビットコイン価格と連動しやすい特徴があります。すなわち、ビットコイン価格が上昇すると株価も上がり、ビットコイン価格が下落すると株価も下落しやすくなります。主なマイニング関連銘柄株式市場では、多数のマイニング企業が上場しています。当記事で紹介する以下の銘柄は、いずれもNASDAQに上場しています。RIOT:Riot Platforms画像引用:RiotRiot Platformsは米テキサス州にデータセンターを構えています。拡張が進められており、自社によるマイニングに加え、クライアント企業のマイニングをホストして収益を上げています。MARA:Marathon Digital Holdings画像引用:Marathon Digital HoldingsMarathon Digital Holdingsは、クリーンエネルギーを使って持続可能なモデルを実現しており、独自マイニングプールやマイニングマシンのホスティングサービスなど、事業を多角化しています。HUT:Hut 8 Mining画像引用:Hut 8 MiningHut 8 Miningはカナダを本拠にしており、アラバータ州にデータセンターがあります。マイニングだけでなくコンピューティングリソースを提供しています。BITF:Bitfarms画像引用:BitfarmsBitfarmsはカナダのマイニング企業です。2017年に設立され、カナダやアメリカ合衆国などでデータセンターを運用しています。WULF:TeraWulf画像引用:TeraWulfTeraWulfは二酸化炭素排出量ゼロを目指しており、当記事執筆時点(2023年9月12日)で、消費電力の91%以上を再生可能エネルギーが占めています。CIFR:Cipher Mining Technologies画像引用:Cipher Mining TechnologiesChipher Mining Technologiesは、米テキサス州にデータセンターを構えています。ビットコインネットワークの未来と既存の金融システムの発展に貢献し、最終的に生活の質を改善することを目標としています。ビットコイン価格との相関性ビットコイン価格とマイニング企業の相関性は、高い傾向にあります。画像引用:TradingView上の週足チャートは、チャートの左端を起点として、価格が何%上下動したかを示しています。青色はビットコイン価格、オレンジ色はRIOTの株価です。ビットコインとRIOTを比較すると、価格が同調するように上下する様子がわかります。30日周期の相関係数は、一時期を除いておおむね0.5を超えており、高い相関性を有しています。相関係数2つの資産価格の相関性は、相関係数で可視化できます。相関係数は1から-1の数値で表され、1に近いほど強い正の相関性があり、-1に近いほど強い負の相関性があります。この傾向は、他のマイニング企業でも見られますが、株価のパフォーマンスは銘柄ごとに異なります。画像引用:TradingView上のチャートを見ると、HUTは全体的に高い相関性を保っていますが、RIOTに比べてパフォーマンスが劣っています。ビットコイン投資との違いマイニング企業への株式投資は、ビットコイン投資と比較して以下の違いがあります。税制面業績に左右されるビットコインの管理は不要税制面日本の税制では、仮想通貨取引で得た所得に対して0%から最大45%の所得税がかかります。これに加えて、住民税や復興特別所得税の支払いが必要です。また、この所得は雑所得に分類され、FXや先物などと損益通算できません。損失を翌年以降に繰越すこともできません。雑所得とは雑所得とは事業所得や給与所得などに該当しない所得を指し、仮想通貨取引による収入や公的年金などが該当します。一方、株式投資の利益に対する税率は、20%に復興特別所得税2.1%を加えた額です。先物等と損益通算でき、損失を翌年以降に繰越すこともできます。一定水準以上の利益を見込める場合、マイニング企業への株式投資は、ビットコイン投資よりも税制面で優位性があります。業績に左右されるマイニング企業の株価はビットコイン価格と相関関係にありますが、同じ動きにはなりません。株価は企業業績に連動するので、他の事業などの影響を受けます。また、株価は将来性に反応するので、ビットコイン価格の変動による増益・減益を見越した動きをすることもあります。その他、業績が悪くなると倒産する可能性があります。ビットコインは倒産しませんので、株式投資はビットコインにないリスクがあります。ビットコインの管理は不要ビットコインを購入すると、ウォレットで管理しなければなりません。ハッキングや詐欺のリスクがあり、セキュリティ対策が必要です。その一方、株式は管理を気にする必要がなく、ハッキングの心配はありません。ビットコイン投資の代替となりうるかマイニング企業への株式投資は、部分的にビットコイン投資の代替になります。ビットコイン価格と相関があるので、ポートフォリオに加えれば、同じようなリターンを狙えます。税制面やセキュリティ面を含めて考えると、株式投資が選択肢となるかもしれません。その一方、マイニング企業への株式投資は、ビットコイン投資の完全な代替にはなりません。株価は、ビットコイン価格と異なるメカニズムで変動します。マイニング企業の株式購入にはリスクがありますがメリットもあり、ひとつの選択肢として検討してみるのも良いでしょう。
担保付債券トークン「USDY」とは

担保付債券トークン「USDY」とは

update2023.09.13 20:15

USDY(US Dollar Yield Token)は、保有するだけで資産価値が増えるトークンです。機関投資家向けに投資商品を提供している Ondo Finance がサービスを展開しており、米国法に則った金融商品として注目を集めています。当記事では、USDYの仕組みや利率などについて解説します。目次[非表示]USDYとはUSDYの仕組みUSDYの利回り運用益の分配方法USDYの安全性Ondo Financeによる追加入金Ondo Finance破綻時の備え信託会社による管理USDYの法的な根拠Ondo FinanceとはUSDY開発の背景USDYのデメリット日本居住者は購入できない送金先が限られる送金可能になるまで時間を要する米国債等にアクセスできる人には価値が乏しい日本への進出はあるかUSDYとはUSDYはトークンの一種で、イーサリアムブロックチェーン上で流通します。そして、その価値は米国の短期国債と要求払い預金で保護されています。現金同等物でトークンの価値が保証されており、この点でUSDT(テザー)などのステーブルコインに似ています。USDTとの違いもあります。USDYの場合、国債や預金から得られる利子・利息は、USDY所有者のものになります。すなわち、USDYを保有すると運用収入を得られ、初期設定では年率5%になっています。USDYの仕組みUSDYを開発したのは Ondo Finance ですが、実際に発行するのは100%子会社の Ondo USDY LLC です。この会社は、USDYの発行や管理などのために作られました。ユーザーがUSDCを入金し、Ondo USDY LLC は債券としてUSDYを発行します。そして、Ondo USDY LLC は米短期国債や要求払い預金で運用します。運用益から手数料を引いた残りが、ユーザーのものになります。なお、USDYは自由に送金できますが、送金先は登録済みのアドレスに限定されています。USDYの利回り米短期債利回りや預金金利は変化しますので、USDYの利回りも時とともに変わっていきます。利回りは Ondo Finance が月初に発表し、初回の運用利回りは年率5.1%に設定されています。運用コストの0.1%を除いた残り5.0%が、USDY保有者のものになります。この運用益は複利利回り(APY)であり、収益は毎日複利運用されます。運用益の分配方法USDYの運用益の分配は、USDY価格の上昇で行なわれます。すなわち、新規にUSDYが発行されるのではなく、分配額相当の金額をUSDY価格に反映します。将来的には、価格上昇でなく、USDYを新規発行する方式の選択も可能になる予定です。この差は、stETHとwstETHの違いと同様です。そして、ユーザーがUSDYを償還すると、米ドルの現金を手にすることができます。振込先は米国以外の銀行口座であり、ステーブルコインで受け取ることはできません。USDYの安全性資産運用には、リスクがつきものです。そこで、安全を確保するための仕組みを紹介します。Ondo Financeによる追加入金USDYの運用先には、米短期国債が含まれます。米国債は世界で最高水準の信頼度を誇り、満期まで保有すれば額面で償還されます。さらに、満期まで最大3か月ですので、価格変動による含み損を重視する必要はないかもしれません。しかし、USDYではこの含み損対策も実施しています。顧客が入金した金額の3%相当額を、Ondo Finance が追加入金します。こうすることで、3%以内の価格変動ならば顧客資産が含み損になることはありません。Ondo Finance破綻時の備えUSDYの発行母体は Ondo USDY LLC であり、Ondo Finance ではありません。これも、顧客資産の安全を保つための仕組みです。仮に、何らかの理由で Ondo Finance が経営破綻し、負債を抱えたとします。債権者は Ondo Finance から資金回収を図るものの、Ondo USDY LLC の顧客資産を回収できないようになっています。また、Ondo USDY LLC は顧客資産の管理や運用に特化しており、他の業務をせず、従業員も採用していません。USDTなどのステーブルコインにはこの仕組みがなく、破綻時の備えはUSDYが優れています。信託会社による管理画像引用:Ankura Trust Company米国の信託会社 Ankura が、USDYについて監査します。USDYをローンチして60日が経過すると、資産に関する日報を毎日公開する予定です。また、何らかの理由で Ondo USDY LLC が顧客資産を返金できなくなる場合、同社が短期国債や要求払い預金を現金化して顧客に返金します。USDYの法的な根拠USDYは米国の会社 Ondo Finance が開発しており、同社は米国の法律に基づいて開発しています。仮想通貨プロジェクトは各国の規制の谷間で活動する例が少なくありませんが、USDYは米国法に則っており、この点でUSDT等と同じです。Ondo Financeとは画像引用:Ondo FinanceOndo Financeは、2021年にゴールドマンサックス出身者らによって設立されました。機関投資家向けにブロックチェーン対応の投資商品を開発しており、今まで以下の商品をリリースしています。金融商品商品説明OUSG顧客資産をiシェアーズ米国短期国債ETFで運用OMMF顧客資産をMMF(マネー・マーケット・ファンド)で運用USDY開発の背景仮想通貨の誕生以来、多くの人々が仮想通貨に惹きつけられてきました。しかし、仮想通貨は価格変動率が高く、価値の保存や交換手段としては不向きな面があります。このため、ビットコイン(BTC)の価値を測る際も、BTCそのものでなく円やドルに換算して考えるのが通常です。この問題を解決するために、USDTなどステーブルコインが登場しました。USDTは米ドルを担保として保有しており、米ドルと価値が連動します。また、ユーザーはいつでも発行会社に対してUSDTの発行や償還を要求できます。しかし、USDTを保有しても、ユーザーは利息等を得られません。このため、ただ保有するだけだと物価上昇率の分だけ価値が目減りすることになり、交換価値以上の使い道は多くありません。レンディング等で運用することは可能ですが、ハッキング等で資産を失うリスクがある割に利率は低く、USDTでの運用は有利だと言えません。また、何らかの理由でテザー社が破綻する場合、USDT保有者にほどなく資産が返還されるかどうか分かりません。これらの問題を解決するために、USDYが登場しました。このトークンは、保有するだけで資産が増え、そして、運用会社が経営破綻しても顧客に資産が返還されます。USDYのデメリットUSDYは多くのメリットを有する一方、デメリットもあります。日本居住者は購入できないUSDYは米国以外の居住者向け金融商品です。しかし、米国以外ならどこからでも買えるというわけではなく、日本居住者も購入できません。送金先が限られるUSDYは資産運用に焦点を当てており、送金需要は高くない可能性があります。しかし、自由に送金できないのはデメリットと言えます。送金先の指定は、オンチェーン上のアローリスト(allow list)に掲載されたアドレスのみ可能です。送金可能になるまで時間を要するこの金融商品は米国法に基づいて発行されており、USDYを購入してから送金できるようになるまでに、40日から50日が必要とされています。米国債等にアクセスできる人には価値が乏しい米短期証券を適正価格で直接購入できる場合、USDYの購入はデメリットが目立つかもしれません。USDYはブロックチェーン上で発行されますので、ブロックチェーンにかかるリスクがあります。また、Ondo USDY LLC を経由して購入するので、手数料のコストなども発生します。日本への進出はあるかUSDT等のステーブルコインは便利な一方、保有するだけでは利益を生みません。DeFiで運用できますが、ハッキングリスクの大きさの割に利率が低い傾向があります。この点で、USDYは大きな潜在需要があるかもしれません。USDYの仕組み自体はわかりやすく、将来、似たような金融商品が日本でも売買できるようになることに期待です。
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水平線の正しい引き方とは?ダウ理論と組み合わせたトレード手法も解説!

update2023.09.13 20:00

チャート上に真横に引いた直線である水平線は、多くのトレーダーに利用されているテクニカル分析ツールです。水平線を引くことで、エントリーや決済の目安が分かりやすくなったり、相場で意識されている価格帯が視覚的に確認できたりするので、トレードに本格的に取り組む方は正しい引き方を覚えておきましょう。水平線だけでもトレードで十分利用できますが、トレンド判断を助けてくれるダウ理論という分析手法も組み合わせて使うことで、トレードの精度をより高められます。目次[非表示]水平線とはサポートラインとレジスタンスラインを実際のチャートで確認する水平線が相場分析において重要な理由水平線を正しく引くための4つのポイント直近の安値や高値にラインを引く何度も反発している価格帯にラインを引くローソク足のヒゲも含めるキリの良い価格帯に引く水平線とダウ理論は相性がいいダウ理論とは?ダウ理論でトレンドを判断する方法水平線とダウ理論を組み合わせたトレード手法を解説水平線をブレイクしたらエントリー水平線のレジサポ転換を狙う短期・長期足のダウ理論を確認してエントリー水平線はダウ理論と組み合わせて精度を上げよう水平線とは水平線とは、チャート上に真横に引いた直線のことです。水平線を引くことで、多くのトレーダーが意識している価格やエントリーの目安が視覚的に分かりやすくなります。水平線には「サポートライン」と「レジスタンスライン」という2種類があります。サポートラインとは、過去の安値同士を結んだ水平線のことであり、価格を支える機能を果たします。一方でレジスタンスラインとは、過去の高値同士を結んだ水平線であり、価格を抑える機能を果たします。サポートラインとレジスタンスラインを実際のチャートで確認するサポートラインとレジスタンスラインが実際チャート上でどのように機能するのか見ていきましょう。以下のチャートはドル円の4時間足です。2022年末まで緩やかな下落トレンドが発生していましたが、127.1円台で安値をつけた後、128円付近のサポートラインで何度も反発して下落が止まっています。しかし反発中でも131.6円付近のレジスタンスラインを高値が超えらずにいました。そして2023年2月頃、価格がレジスタンスラインを突破した後、トレンドが転換し上昇トレンドとなりました。レジスタンスがサポートになるレジスタンスラインを突破した後、そのレジスタンスラインがサポートラインとして機能することがあります。したがってレジスタンスラインを突破したとしてもラインを消さずに残しておくようにしましょう。水平線が相場分析において重要な理由水平線が相場分析において重要である理由として以下の2つが挙げられます。エントリーや決済の目安が分かりやすい多くのトレーダーが水平線を意識している水平線は価格が止まるポイントをチャート上に視覚的にわかりやすく表示できます。したがって反発を利用したエントリーや、一度価格が止まることを見越した決済に利用できます。また多くのトレーダーが水平線を利用しています。多くのトレーダーが水平線を意識すればするほど、水平線の価格がテクニカル分析で機能するようになります。他のトレーダーがどのような価格帯を重要視しているのか知るためにも水平線を利用することが重要なのです。水平線を正しく引くための4つのポイント水平線はむやみやたらに引いたらよいというものではありません。以下の4つのポイントを踏まえて正しい水平線を引くことで、初めてトレードに役立てられます。直近の最高値と最安値にラインを引く何度も反発している価格帯を優先してラインを引くローソク足のヒゲも含めるキリの良い価格帯に引く直近の安値や高値にラインを引く安値や高値は価格が反発するポイントとして多くのトレーダーに意識されます。したがってまずは、直近の安値や高値を探して、水平線を引きます。以下のチャートはポンド円の日足です。2021年の8月につけた149円の安値に引いたサポートラインが価格上昇のきっかけとなっています。また2021年11月に再び149円へ下落した際にもサポートとして機能していることが分かります。水平線の引きすぎには注意高値・安値はさまざまな場所で確認できるので、全ての高値・安値に水平線を引くとチャートが見づらくなります。したがって目立った高値・安値のみに水平線を引くようにしましょう。何度も反発している価格帯にラインを引く何度も反発している価格帯は、売買が拮抗している重要な価格帯だと考えられます。したがってサポートラインやレジスタンスラインとして機能する可能性が高いため、水平線を引いておきましょう。反発回数の基準としては、3回以上反発している価格帯を優先して引きましょう。以下のチャートはポンド円の日足です。反発回数が3回以上確認できた価格帯に水平線を引きました。するとここで引いた水平線が後にも機能していることが分かります。ローソク足のヒゲも含める水平線を引く際は、ローソク足のヒゲを含めて引くようにしましょう。実体で水平線を引くのが間違いというわけではありませんが、相場において高値と安値が重要であるという点からもヒゲも含めて水平線を引くようにしましょう。以下のチャートはポンド円の日足です。ローソク足の実体とひげ先の両方を基準とした水平線を引きました。水平線付近に再度価格が下落してきた際、実体で引いた水平線は一度割っているのに対して、ヒゲ先で引いた水平線は割っていないことが分かります。水平線は帯で利用してもよい水平線はかならずしも線である必要はなく、ある程度の幅を持たせた帯として使用することがおすすめです。実体基準、ひげ先基準どちらにも水平線を引いておき、価格の帯として捉えるとよいでしょう。キリの良い価格帯に引く多くのトレーダーは、100円や110円といったキリの良い価格帯を意識しています。またキリの良い価格帯でエントリーや決済注文を行う人も多くいるのです。したがって、水平線を引ける価格帯とキリの良い価格帯が一致するとその水平線は機能しやすいのです。以下のチャートはドル円の4時間足です。106円と107円、108円に水平線を引きました。どの水平線もサポートライン、レジスタンスラインとして機能していることが分かります。このようにキリのいい価格帯の水平線は機能しやすいので、水平線を引いておきましょう。水平線とダウ理論は相性がいい水平線のみを使ってトレードをすることももちろん可能ですが、ほかの分析方法と併用することでより分析の精度を高められます。特に水平線は、トレンド判断に役立つダウ理論という分析手法と相性が良いといわれています。ダウ理論とは?ダウ理論とは、米国の証券アナリストであるチャールズ・ダウが提唱した株価の分析手法であり、FXや他の金融市場でも応用して利用されるようになりました。ダウ理論では、以下の6つの原則を使って、トレンドを見極められます。理論内容①価格はすべての事象を織り込む戦争や災害なども含めたファンダメンタルズ要因はすべてチャート上に反映されている②トレンドは3種類あるトレンドには短期・中期・長期トレンドがある③トレンドは3段階からなるトレンドには先行期、追随期、利食期の3つの段階がある④平均は相互に確認される複数の銘柄の動きを見てトレンドの精度を確認する⑤トレンドは出来高でも確認されるトレンドの確認には、価格だけでなく出来高の増減も重視する⑥トレンドは明確な転換シグナルが出現するまで継続するトレンドは、明確な転換シグナルが出現するまで継続する一部FXに当てはめることの難しい原則もありますが。以下の3つの原則はFXでも適用しやすい考え方です。価格はすべての事象を織り込むトレンドは3種類あるトレンドは明確な転換シグナルが出現するまで継続するダウ理論でトレンドを判断する方法ダウ理論では、安値を切り上げながら高値を更新していくと上昇トレンドだと判断できます。また高値の更新が止まり、直近の安値を割ると上昇トレンドが終了したと判断できます。下落トレンドはその逆です。下落トレンド中は、高値を切り上げながら安値を更新していきます。安値の更新が止まり、直近の高値を割ると上昇トレンドが終了したと判断できます。ダウ理論のトレンド把握のためには高値と安値の場所を探さなければなりません。水平線を引くことで、高値・安値が分かりやすくなるので、水平線とダウ理論は相性がいいのです。水平線とダウ理論を組み合わせたトレード手法を解説水平線とダウ理論を組み合わせたトレード手法をいくつか紹介します。水平線をブレイクしたらエントリー水平線のレジサポ転換を狙う短期・長期足のダウ理論を確認してエントリー水平線をブレイクしたらエントリー1つ目は、ダウ理論でトレンドを確認し、トレンド方向に水平線をブレイクしたタイミングでエントリーする方法です。以下のチャートはドル円の日足です。安値を切り上げながら高値を更新していっていることから上昇トレンドであることが分かります。そしてレジスタンスラインを突破したことを確認して、買いエントリーを行います。水平線のレジサポ転換を狙う2つ目は、水平線のレジサポ転換を狙った手法です。一時的にレジスタンスラインとして機能していた水平線が上抜けされると、サポートラインとして機能することが多々あります。この現象を「レジサポ転換」といいます。ダウ理論における押し目の基準としてレジサポ転換を確認して、エントリーをします。以下のチャートはドル円の日足です。安値を切り上げながら高値を更新していっていることから上昇トレンドであることが分かります。そこでレジサポ転換場所で押し目買いをします。レジサポ転換のだましには注意レジサポ転換は毎回出現するわけではありません。以下のチャートのようにサポートラインがレジスタンスラインにならないこともあります。想定と違った場合は損切りを忘れないようにしましょう。短期・長期足のダウ理論を確認してエントリー3つ目は、ダウ理論を使って確認できる長期足のトレンド方向に、短期足でエントリーする方法です。短期足をより細かく分析することで、スキャルピングやデイトレードのような短期トレードの精度を上げられます。以下のチャートはドル円の日足です。131.9円付近まで下落したものの、水平線に触れずに上昇してしまった場合がありました。その部分をより細かく見てみましょう。以下のチャートはドル円の4時間足です。4時間足の目立った安値・高値に黄色の水平線を引きました。すると4時間足でもダウ理論でいう上昇トレンドの条件が成立していることが分かります。そしてレジスタンスライン突破部分やレジサポ転換などでエントリーが可能です。このように短期足と長期足を両方確認することで、大局を把握しつつ、エントリー回数を増やせます。水平線はダウ理論と組み合わせて精度を上げよう水平線は多くのトレーダーによって使われているテクニカル分析ツールなので、活用することはトレードでの手助けになるでしょう。しかしむやみやたらに水平線を引けばよいという訳ではありません。水平線の正しい引き方のポイントを押さえて、重要な価格帯の水平線のみを引く必要があります。またダウ理論で分かるトレンド方向を組み合わせることで、より取引精度を上げることができるので、両方の使い方を理解しておきましょう。
XMTradingが1000銘柄以上の株式CFD商品を新たに追加!

XMTradingが1000銘柄以上の株式CFD商品を新たに追加!

update2023.09.13 19:30

豊富なボーナスを提供していることで知られているXMTrading(エックスエムトレーディング)が、新たに1,300銘柄の株式CFD商品を追加することを発表しました。XMTradingではこれまで株価指数や貴金属銘柄などのCFD取引が可能でした。今回株式CFD商品が追加されたことで、個別株式のCFD取引も可能になります。目次[非表示]XMTradingで株式CFD商品を取引可能に1,000銘柄以上の株式銘柄が追加される最大レバレッジは20倍取引手数料は無料全口座タイプで取引可能XMTradingとはCFD取引に力を入れているXMTradingで株式CFD商品を取引可能にXMTrading(エックスエムトレーディング)は、これまで株価指数、貴金属、エネルギー、コモディティ(商品)、仮想通貨(暗号資産)5種類のCFD取引ができました。加えて株式銘柄のCFD取引ができるようになることで、XMTradingが対応するCFD取引銘柄は全6種類となります。株式CFD商品では、個別株式のCFD取引ができます。CFD取引では現物取引と違いレバレッジをかけられるので、少額から個別株式の取引を始められます。また買いと売りのどちらの方向でもエントリーできるため、取引チャンスが多い点も特徴です。株式CFD商品は個別株式の現物市場とはやや異なる値動きをする場合もありますが、それほど大きく価格レートは変わりません。しかし株式CFD取引では、実際に現物株を保有するわけではないので、株主優待など現物取引における一部特典が得られません。CFD取引とはCFD(Contract for Difference)とは日本語で「差金決済取引」と訳されます。差金決済取引とは、銘柄の価格変動による価格差で利益を出す取引であり、広義の意味ではFX取引もCFD取引の1つに含まれます。1,000銘柄以上の株式銘柄が追加される今回株式CFD商品として追加されるのは、1,300銘柄の世界各国の株式銘柄です。AppleやGAFA(ガーファ)、コカ・コーラ社など米国を代表する企業はもちろん、Sonyのような日本に拠点をおく株式銘柄の取引もできます。Titan FX(タイタンエフエックス)やExness(エクスネス)においても株式CFD銘柄を取引できますが、どちらも取扱い銘柄数は約100銘柄となっています。XMTradingでは、その10倍以上の銘柄数が取り扱われるため、取引の選択肢をさらに増やせます。最大レバレッジは20倍XMTradingで株式CFD取引する際に利用できる最大レバレッジは20倍となっています。FX通貨ペアなどの取引では最大1,000倍のレバレッジを利用できるため、今回の20倍のレバレッジは小さく感じるかもしれません。しかし株式CFD銘柄は、価格が数倍になるほどボラティリティが高いことでも知られており、20倍のレバレッジであっても十分アクティブに取引できます。またXMTradingでは、CFD銘柄によって最大レバレッジが異なります。XMTradingのCFD銘柄の最大レバレッジを以下の表でまとめました。CFD銘柄最大レバレッジ株価指数500倍貴金属1,000倍コモディティ500倍エネルギー280倍仮想通貨500倍株式20倍取引手数料は無料株式CFD銘柄の取引手数料は無料となっており、スプレッドを支払うだけで取引ができます。XMTradingで取引できる主要株式CFD銘柄の最小スプレッドは以下の表の通りです。株式CFD銘柄スプレッドApple0.4pipsGoogle0.26pipsAmazon0.27pipsFacebook0.63pipsまた銘柄によって最小取引サイズや最大取引サイズ、取引時間が異なるので、取引開始前に取引をしたい銘柄の取引条件を確認しておくようにしましょう。株式CFD銘柄の取引条件を確認する全口座タイプで取引可能XMTradingの全口座タイプで株式CFD商品の取引が可能です。ボーナス付与の対象となっているスタンダード口座、マイクロ口座でも取引ができるのでボーナスを活用して株式CFD銘柄の取引を始められます。また取引環境を重視したいという方は、KIWAMI極口座を利用するとよいでしょう。MT5のみでの取り扱い全口座タイプで株式CFD銘柄の取引が可能ですが、取り扱いはMT5口座のみとなります。全口座タイプがMT5に対応しているので、MT4口座のみ口座開設している場合は追加で口座開設をしておきましょう。XMTradingとはXMTrading(エックスエムトレーディング)は、豪華なボーナスを提供していることで知られている大手海外FX業者です。口座タイプスタンダード口座マイクロ口座ゼロ口座KIWAMI極口座ボーナス口座開設ボーナス入金ボーナスXMロイヤルティプログラム(取引ボーナス)取扱銘柄【FX/通貨ペア】:55【CFD/貴金属】:5【CFD/株価指数】:29【CFD/エネルギー】:8【CFD/仮想通貨】:60【CFD/コモディティ】:8【CFD/株式】:1300サポート対応【Eメール対応】(平日・土日)24時間【チャット対応】(平日)午前 9:00~午後 9:00(土日)午前 9:00~午後 1:00(日本時間)なお、上記は2023年9月20日時点の情報です。XMTradingの最新情報に関しては以下をご参照ください。参照:XMTrading(エックスエムトレーディング)XMTradingは、ボーナスだけでなく、ユーザーのニーズに合わせた複数の口座タイプを提供しています。ボーナスを重視する場合は、スタンダード口座やマイクロ口座、取引環境を重視する場合は、ゼロ口座やKIWAMI極口座と使い分けが可能です。また、日本語のサポート対応が充実している点も海外FX初心者にとっては嬉しいポイントです。CFD取引に力を入れている大手海外FX業者であるXMTrading(エックスエムトレーディング)でも取り扱いが始まったことで、さらに株式CFD商品へ注目が集まり、取引が活発化すると考えられます。またXMTradingでは、2023年8月23日に新たに29種類の仮想通貨CFD銘柄も追加されました。XMTradingは、以前からCFD取引の最小取引単位(ロット数)を引き下げたり、ストップレベルを全面廃止したりとCFD取引の取引環境に力をいれていました。2023年8月になってからCFD銘柄を多く追加したことからも、XMTradingがさらにCFD取引に力を入れていることがわかります。
FXGTがVISAカードによる日本円の入出金に対応

FXGTがVISAカードによる日本円の入出金に対応

update2023.09.13 19:00

2023年9月8日、海外FX業者社のFXGT(エフエックスジーティー)がVISAカードによる日本円での入金に対応したことを発表しました。FXGTではVISAとJCB、Mastercardに対応していますが、VISAによる日本円の入金はサポートしていませんでした。Nuveiという決済代行サービスを介することで、VISAカードで日本円を入金できるようになります。VISAで日本円を入金する際の条件などをまとめました。目次[非表示]決済代行サービスNuveiとは?FXGTにおけるVISAの入出金条件VISAによる入出金の注意点VISAで日本円を入金する方法仮想通貨取引に力を入れるFXGTVISAユーザーの利便性が向上決済代行サービスNuveiとは?Nuvei(ヌベイ)とは、カナダに本拠地を構えるNuvei Corporationが運営している決済代行サービスです。Nuvei Corporationは、トロント証券取引所に上場しています。Nuveiはnew balanceやSHEINなど、さまざまな企業で導入されている決済代行サービスです。150種類の通貨に対応しており、FXGT(エフエックスジーティー)ではVISAによる日本円やユーロ、米ドルの入出金に利用できます。FXGTにおけるVISAの入出金条件VISAでFXGT(エフエックスジーティー)の口座へ円を入金する場合も、他のカードと同様に手数料は無料です。対応通貨ユーロ米ドル円(VISAのみ)入金手数料無料出金手数料無料入金反映時間即時出金反映時間2営業日最低入金額ユーロ:50ユーロ米ドル:50ドル円:5,000円最低出金額ユーロ:50ユーロ米ドル:50ドル円:5,000円最高出金額ユーロ:5,000ユーロ米ドル:5,000ドル円:50万円入出金の最低金額は日本円が5,000円、ユーロが50ユーロ、米ドルが50ドルに設定されています。最高出入金額は日本円が50万円、ユーロが5,000ユーロ、米ドルが5,000ドルとなっています。VISAでの入金は即時FXGTの口座に反映されますが、出金処理には2営業日ほど必要です。VISAによる入出金の注意点VISAでFXGT(エフエックスジーティー)に入金・出金する際に、いくつか注意すべき点があります。3Dセキュア対応のカードのみ入金可能コピーの提出が必要出金に時間がかかることもある本人認証サービスである3Dセキュアに対応していないクレジットカードでの入金はできません。また、入金後はカードの所有者証明の手続きが必要です。使用したクレジットカード両面の画像を提出する必要があります。ただし、カードの画像を提出する時にはCVVを隠した状態で提出しましょう。手続きではカード名義人や発行銀行なども伝える必要があります。口座名義人とカードの名義人が一致していなければ、クレジットカードによる入出金は利用できないので注意しましょう。カードによっては出金までに時間がかかることもあります。FXGTでの処理は2営業日ほどで完了しますが、銀行口座に反映されるまでの期間が長くなることもある点に注意しましょう。VISAで日本円を入金する方法VISAでFXGT(エフエックスジーティー)のお財布口座に入金する方法をご紹介します。FXGTのアカウントをまだ持っていない場合は、先にアカウントを作成しておきましょう。FXGTでアカウントを作成アカウントの作成の詳細については関連記事をご覧ください。手順1FXGTのマイページにログインします。ログインページ手順2ダッシュボード右上の「入金」をクリックします。手順3「VISA」をクリックします。手順4「Japanese yen(JPY)」をクリックします。手順5「重要なお知らせ」という画面が表示されるので「進める」をクリックします。手順6円マークの右のボックスに、入金する金額を入力します。書類の提出に同意する旨のチェックボックスにチェックを入れて、「進める」をクリックしましょう。手順7カード情報を入力したら、「決済する」をクリックして入金します。番号項目名説明1カード名義人使用するカードの名義人の氏名を入力します。2カード番号使用するカード番号を入力します3有効期限カードの有効期限を入力します。3CVVカード裏側に記載されているセキュリティコードを入力します。3メールアドレス請求明細を送信するメールアドレスを入力します。3国名お住まいの国を選択します。仮想通貨取引に力を入れるFXGTFXGT(エフエックスジーティー)は2019年に設立された比較的新しい海外FX業者です。豪華なボーナスや仮想通貨銘柄が充実している点がユーザーに評価されています。口座タイプミニ口座スタンダード+口座クリプトマックス口座プロ口座ECN口座最大レバレッジ1,000倍取扱銘柄【FX/通貨ペア】:53【CFD/貴金属】:2【CFD/株価指数】:9【CFD/エネルギー】:3【CFD/仮想通貨】:56【CFD/株式】:50取引ツールMetaTrader4(MT4)MetaTrader5(MT5)ボーナス新規登録ボーナス100%ウェルカムボーナスロイヤリティボーナスロイヤリティリセットボーナスなお、上記は2023年9月12日時点の情報です。FXGTの最新情報に関しては以下をご参照ください。参照:FXGT(エフエックスジーティー)FXGTでは仮想通貨と法定通貨のペアだけではなく、シンセティックと呼ばれるオリジナルの仮想通貨ペアも取り扱っています。仮想通貨と貴金属のペアや株価指数とのペアなども取引可能です。また、ボーナスプログラムも充実しており、新規ユーザーはもちろん、既存ユーザーもボーナスを受け取ることができます。FXGTはボーナスをフル活用しながら取引したいトレーダーに向いている海外FX業者といえるでしょう。VISAユーザーの利便性が向上クレジットカードを利用すると即時入金されるため、カード決済は海外FX業者への入金方法として広く利用されています。これまでFXGT(エフエックスジーティー)の口座にクレジットカードで日本円を入金する場合、JCBかMastercardを利用する必要がありました。VISAによる日本円の入金に対応したことで、ユーザーの利便性がさらに向上したといえるでしょう。ただし、海外FX業者の入金方法は変更になることも多いので、定期的に情報を確認したほうが良いでしょう。
マイナウォレット|マイナンバーカードで誰でも使える

マイナウォレット|マイナンバーカードで誰でも使える

update2023.09.12 21:00

マイナウォレットは、マイナンバーカードを使うウォレットです。2023年9月、イーサリアム財団の研究開発助成プログラムに採択され、仮想通貨(暗号資産)コミュニティで注目を集めています。当記事では、マイナウォレットの仕組み、機能、利用方法やリスクなどを解説します。目次[非表示]マイナウォレットとは誰でも気軽に使えるイーサリアムから助成を受けるマイナウォレットの開発チームX(旧Twitter)での評判マイナウォレットの仕組みアドレス生成トランザクション実行ウォレットeKYCマイナウォレットの機能Touch to GenerateTouch to ReceiveTouch to Authマイナウォレットの利用例NFT関連施策での利用デジタル資産の出庫先公金受取口座想定されるリスクマイナウォレットの今後リカバリ・セキュリティ機能の追加eKYC・公的個人承認サービスとの連携SDK/APIの提供研究開発組織との連携スマートコントラクト・研究成果のオープンソース化仮想通貨普及のきっかけとなるかマイナウォレットとはマイナウォレットはa42x株式会社が開発中のウォレットです。マイナンバーカードをウォレットとして使用し、端末にタッチするだけで仮想通貨やNFTを送受金できます。誰でも気軽に使えるa42xの目標は、「子どもからお年寄りまで、すべてのひとが複雑な操作や技術を意識することなく、web3・ブロックチェーン技術を活用したサービスにアクセスできる世界」の構築です。このため、マイナウォレットの使用に際して、アプリの事前インストールや設定は不要です。受け取った仮想通貨を確認する際に、アプリをインストールすれば良く、誰でも気軽に利用できます。イーサリアムから助成を受ける2023年9月8日、マイナウォレットは、イーサリアム財団の研究開発助成プログラム「ERC-4337 Account Abstraction Grant Round」に採択されました。このプログラムはERC-4337を用いた開発活動の促進を目的としており、18のプロジェクトが採用されました。なお、ERC-4337とは、イーサリアム(ETH)ウォレットをより柔軟にカスタマイズできるようにする技術です。マイナウォレットの開発チームa42xは、元サイバーエージェントのゲーム開発エンジニアである橘博之氏と、元Google(グーグル)の守屋英義氏によって率いられています。橘氏がイーサリアムアプリ開発などを担当し、守屋氏がモバイルアプリ開発などを担当しています。その他、開発チームには、IT業界で経験豊富な人物が加わっています。X(旧Twitter)での評判X(旧Twitter)上では、研究開発助成プログラムに選出されたニュースが拡散しています。また、仮想通貨コミュニティはポジティブな反応を示しており、仮想通貨やNFT、Web3.0の普及に貢献すると歓迎しています。一方、マイナンバー関連での行政の失策を受けて、マイナウォレットに負のイメージを抱いているユーザーも存在するようです。新規ユーザーを狙った詐欺を心配する声も挙がっています。マイナウォレットの仕組みマイナウォレットは、マイナンバーカードをハードウェアウォレットとして活用します。マイナンバーカードの公開鍵を使うので、秘密鍵が漏れることはありません。ハードウェアウォレットとはハードウェアウォレットとは、仮想通貨の秘密鍵をインターネットから切り離して保管できるウォレットです。主要なUSBタイプのデバイスは、コンピュータに差し込んで利用します。アドレス生成、トランザクション実行、ウォレットeKYCに分けて、その仕組みを説明します。アドレス生成マイナンバーカードをスマートフォンなどにタッチすると、公開鍵を読み込んでウォレットアドレスが生成されます。公開鍵と秘密鍵公開鍵と秘密鍵は、情報の暗号化や復号のために利用されます。公開鍵はID(識別番号)のようなもので開示しても構いませんが、パスワードとなる秘密鍵は誰にも知られないように保管します。マイナンバーカードは、この仕組みを使って電子的に署名し、情報の正しさを証明します。トランザクション実行送金などのトランザクションは、アプリで指示を出して、スマホにマイナンバーカードをタッチすると完了します。本人確認は、マイナンバーカードに登録されたPINの入力で行います。ウォレットeKYCマイナウォレットのアドレスは、マイナンバーカードの公開鍵から生成され、不変です。この仕組みにより、マイナウォレットは取引所などでeKYC済みのウォレットとして利用できます。KYCとはKYCとは「Know Your Customer」の略称です。金融犯罪などのリスクを回避するために、金融機関が顧客に個人情報の提出を求めます。マイナウォレットの機能マイナウォレットには、次の機能があります。Touch to GenerateTouch to ReceiveTouch to AuthTouch to GenerateTouch to Generateは、マイナンバーカードをタッチするだけで、設定不要のウォレットを生成する機能です。後からアプリをダウンロードすれば、保有する仮想通貨やNFTを確認できます。マイナンバーカードさえあれば、アプリだけでなく、キオスク端末でもウォレットにアクセスできます。Touch to ReceiveTouch to Recieiveは、マイナンバーカードをNFCリーダーにタッチするだけで、NFTなどが受け取れる機能です。アプリのインストールや設定などは必要ありません。NFCリーダー近距離無線通信規格「NFC」に対応したリーダーです。iPhoneやアンドロイドが対応しています。Touch to AuthTouch to Authは、メンバーシップの確認などをする機能です。特定のNFTを保有する人に、特定の権限を与えられます。マイナウォレットの利用例マイナウォレットは、想定されるユースケースとして次の3つを挙げています。NFT関連施策における活用デジタル資産の出庫先ウォレット公金受取口座NFT関連施策での利用地方自治体などのサービスを、NFTとして配布します。マイナウォレットは、アプリをダウンロードせずにNFTを受け取れるので、知識がなくても利用できます。デジタル資産の出庫先マイナウォレットは、eKYC済みのウォレットです。マイナウォレットを出金先に指定すれば、ウォレットアドレスの入力ミスによる誤送金を防止できます。公金受取口座ステーブルコインが普及したのち、マイナウォレットを公金受取口座にできます。マイナウォレットはマイナンバーカードと紐づいているので、不正受給や事務手続きのミスが起こりにくくなり、効率的な運用が可能だと考えられます。想定されるリスクマイナウォレットは開発段階にあり、現時点で想定されるリスクもあります。例えば、マイナンバーカードの盗難や紛失です。マイナウォレットは、マイナンバーカードをハードウェアウォレット化したもので、物理的な盗難や紛失のリスクがあります。また、クレジットカードのようにPINが設定されているものの、突破されるリスクがあります。ただし、このリスクは健康保険証などにも当てはまるもので、マイナウォレット特有というわけではありません。マイナウォレットの今後マイナウォレットは、以下の開発計画を公開しています。リカバリ・セキュリティ機能の追加eKYC・公的個人承認サービスとの連携SDK/APIの提供研究開発組織との連携スマートコントラクト・研究成果のオープンソース化リカバリ・セキュリティ機能の追加マイナンバーカードの紛失や更新への対応と、利用金額の上限設定などの機能を追加します。eKYC・公的個人承認サービスとの連携マイナウォレットをeKYC済みの非カストディアルウォレットとして開発します。SDK/APIの提供ソフトウェア開発者向けのツールであるSDKと、アプリの接続を可能にするAPIを提供します。研究開発組織との連携ゼロ知識証明を活用したプライバシー保護の仕組みを共同開発します。ゼロ知識証明あるコンピュータが、情報を検証するコンピュータに対して、ある事柄は真実だという情報以外を公開しないで真実だと証明するメカニズムを指します。スマートコントラクト・研究成果のオープンソース化スマートコントラクトと研究成果をオープンソース化して、イーサリアムコミュニティに貢献します。スマートコントラクトスマートコントラクトは契約を自動履行するプログラムです。自動販売機でたとえると、「利用者が必要なお金を投入する」「特定の飲料のボタンを押す」という二つの契約条件が満たされた場合に、自動的に「その飲料を利用者に提供する」という契約が実行されます。仮想通貨普及のきっかけとなるかマイナンバーカードは、9,000万人以上の日本国民に配布されています。マイナウォレットは、これらの国民が利用するウォレットになる可能性があります。日本国内では、仮想通貨普及に向けていくつかの課題が存在しますが、マイナウォレットが普及のきっかけとなるかもしれません。今後もマイナウォレットの開発活動には注目です。
Galaxy DAOがGBOND管理ページの公開を予告|ホワイトペーパーのアップデートも

Galaxy DAOがGBOND管理ページの公開を予告|ホワイトペーパーのアップデートも

update2023.09.12 20:30

2023年9月9日、海外FX業者GEMFOREX(ゲムフォレックス)を買収したGalaxy DAO(ギャラクシーダオ)が、GBOND(GEMFOREX Bond)の管理画面とするスクリーンショットをDiscord上に投稿しました。GBONDはGEMFOREXユーザーに発行されるトークンで、未出金となっている金額に応じた量が付与される予定です。8月15日に公開されたホワイトペーパーでGBONDの概要が明らかになったものの、依然として日本円での出金を望むユーザーによる不満の声が多くみられます。10月には新しいホワイトペーパーの公開も予定されており、そこでより詳細な情報が発表されると考えられます。現在までにGalaxy DAOの公式Discord上で発表された情報をまとめました。目次[非表示]GEMFOREX顧客データの移行が完了予定通りに出金対応が行われなかったGBONDの管理ページとされるスクリーンショットを公開2023年9月15日にGBOND管理ページを公開予定10月にGalaxy DAOのホワイトペーパーをアップデートユーザーの対応はさまざま依然として先行きが不透明なGEMFOREX問題GEMFOREX顧客データの移行が完了2023年8月28日、Galaxy DAO(ギャラクシーダオ)は公式Discordチャンネルにて、GEMFOREX(ゲムフォレックス)の顧客データの移行が完了した旨を発表しました。On August 28, 2023, Galaxy DAO successfully completed the transfer of gemforex.com, including customer My Page and customer information, from GemTrade LLC.Galaxy DAOのDiscord - より引用9月12日時点では、GEMFOREXのマイページも残されていますが、顧客情報やマイページは完全にGalaxy DAOに移管したようです。Galaxy DAOは開発段階にあるため、現状ではサービスを提供していません。ログインページへのリンクなどは、後日公開されるものと考えられます。予定通りに出金対応が行われなかった以前GEMFOREX(ゲムフォレックス)は2023年8月15日〜31日にかけて出金遅延者への出金対応を行う予定でした。またGalaxy DAO(ギャラクシーダオ)が公開したホワイトペーパーによると、出金対応としてGBOND(GEMFOREX Bond)というトークンを発行するとされていました。しかし、予定最終日である2023年8月31日になってもGBONDの配布は行われませんでした。また公式Discordチャンネルにおいて、当日になっても何もアナウンスがなかったことからユーザーからは不満の声が多く見られています。GBONDとはGBONDは、GEMFOREXから引き継いだ債権を管理するためにGalaxy DAOが発行するトークンで、市場での売買や譲渡はできないとされています。GBONDは、未出金の資金額に応じた量が発行されます。GEMFOREXからGalaxy DAOのプラットフォームへ移行する際に、1GBOND=1ドルとして扱われるとしています。GBONDの管理ページとされるスクリーンショットを公開2023年9月9日Discordのアナウンスチャンネルでは、GBOND(GEMFOREX Bond)の管理画面とされるスクリーンショットが投稿されました。管理画面ではGBONDの保有状況やUSDCの借入状況などを確認できるようです。公開されたのは画面のスクリーンショットのみで、実際にどの程度開発が進んでいるのかは不明です。2023年9月15日にGBOND管理ページを公開予定Galaxy DAO(ギャラクシーダオ)は2023年9月15日にGBONDの残高確認ページを公開し、同時にレンディング機能を開始するとしています。we are excited to announce the upcoming launch of the GBOND balance confirmation page and the lending feature, starting September 15th, which is detailed in the Galaxy DAO Whitepaper V1. Galaxy DAOのDiscord - より引用したがって今回公開されたスクリーンショットの管理画面は、9月15日以降から利用できるようになるものと考えられます。現状Galaxy DAOがGEMFOREXを買収した後も、同じID・パスワードでGEMFOREXのマイページへログインできるようになっています。GBONDの管理ページでも同じIDやパスワードを利用できるのかについては今のところ不明です。10月にGalaxy DAOのホワイトペーパーをアップデート8月30日にDiscordのアナウンスチャンネルに投稿された内容によると、以下のように10月に新しいホワイトペーパーの公開も予定しているようです。The next Whitepaper, featuring detailed contents, is scheduled for release in October 2023. We apologize for the delay from the initially planned date. Galaxy DAOのDiscord - より引用具体的な日付は発表されていませんが、公開前に何らかの発表があるものと考えられます。前回のホワイトペーパーではGEMFOREX(ゲムフォレックス)ユーザーに対して、GBONDと呼ばれるトークンが発行されることが発表されました。しかし、トークンではなく、日本円での出金を望む声が多く、ユーザーにとっては期待外れの発表となりました。新しいホワイトペーパーでは、Galaxy DAOに関するより詳細な情報が発表される可能性がありますが、前回発表された方針から大きな変更はないものと考えられます。ユーザーの対応はさまざまDiscord上では日本円での出金を望む声が多くみられます。また、同意なく法定通貨からGBONDに交換される点に不満を感じているユーザーも多いようです。「国税庁にGEMFOREXの支払い口座の一覧を提出する」「警察に届け出を提出した」など、海外FX業者ということもあり、ユーザーによって対応は分かれています。進展がないことに苛立ちを感じているユーザーも多いようです。そもそもGalaxy DAO(ギャラクシーダオ)の運営主体は明らかにされておらず、買収を装ったGEMFOREX(ゲムフォレックス)による実体のないプロジェクトなのではないかと考えているユーザーも少なくありません。依然として先行きが不透明なGEMFOREX問題GBONDの管理ページが公開されましたが、GBONDは未だに不明な点が多いトークンです。10月に公開される新しいホワイトペーパーで、より具体的な情報が発表されるものと考えられます。日本円での出金を期待する声が多いものの、現状ではユーザーが望む形での決着はかなり厳しい状況にあるといえるでしょう。一部では警察に被害届を提出したユーザーもいるようですが、買収後のGEMFOREX(ゲムフォレックス)オーナーの足取りやGalaxy DAO(ギャラクシーダオ)の運営主体が不明なため、対応に苦慮しているユーザーが多い印象です。追って情報を集めつつ、Galaxy DAOの今後の対応に注目する必要があるでしょう。
リップル(XRP)のステーキング利率は?やり方やリスクについて解説

リップル(XRP)のステーキング利率は?やり方やリスクについて解説

update2023.09.12 20:00

リップル(XRP)は、米Ripple社が開発した仮想通貨(暗号資産)です。リップルは、国際送金を迅速かつ低コストで行うために開発されたグローバルネットワークです。XRPを保有するユーザーは、仮想通貨取引所などのステーキングサービスを利用することで、利回りを得ながらXRPを運用できます。当記事では、リップルをステーキングする方法や各取引所の利率、ステーキングする上でのリスクなどを解説します。目次[非表示]リップル(XRP)とはXRPのステーキングとはXRPをステーキングする方法取引所のステーキングサービスを利用するレンディングプラットフォームを利用するXRPのステーキング利率XRPのステーキングのリスク価格変動リスクカウンターパーティリスクXRPのステーキングのやり方Bybitでのステーキングのやり方ステーキングで利回りを獲得リップル(XRP)とはリップル(XRP)とは、アメリカに拠点を置くRipple社が開発・管理している仮想通貨(暗号資産)です。画像引用:Ripple当記事執筆現在(2023年9月8日)、XRPは全ての仮想通貨の時価総額ランキングで5位に位置しており、日本国内でも高い人気を誇っています。なお、仮想通貨としての正式名称はXRP(エックスアールピー)であり、ティッカーシンボルも同じXRPが使用されます。また、XRPが流通しているのは、XRP Ledgerと呼ばれるネットワークです。そして、これらを管理・開発しているのが、Ripple(リップル)社となっています。XRPのステーキングとは通常、ステーキングとは、PoSブロックチェーンにおけるブロック生成のプロセスを意味します。そのブロックチェーンのネイティブトークンを預け入れてバリデータとなり、承認システムに貢献すれば、報酬を受け取れます。そのため、一般的な意味のステーキングは、PoSを採用するブロックチェーンでしか行えません。PoSとはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)はブロック生成ルールの1つです。ビットコイン(BTC)などが採用するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と比較して、電力消費が少ない点や拡張性が高い点などで注目されています。一方、仮想通貨業界では、「取引所などを通じて仮想通貨を運用する手法」のことを広くステーキングと呼んでいます。この意味でのステーキングは、資産を貸し出すレンディングに近いサービスです。XRPでは、Ripple Protocol Consensus Algorithm(RPCA)という独自のコンセンサスアルゴリズムを採用しているため、PoSブロックチェーンではありません。そのため「XRPをステーキングする」といった場合、保有資産を貸し出して金利を得るレンディングを意味します。コンセンサスアルゴリズムとはコンセンサスアルゴリズムとは、ブロックを生成するためのルールです。PoWやPoSに加え、DPoS(デリゲーテッド・プルーフ・オブ・ステーク)やPoI(プルーフ・オブ・インポータンス)などが存在します。それぞれ長所や短所があり、開発思想などの違いによって採用するコンセンサスアルゴリズムが変わってきます。XRPをステーキングする方法XRPをステーキング(レンディング)する方法として、以下のようなものがあります。取引所のステーキングサービスを利用するレンディングプラットフォームを利用する取引所のステーキングサービスを利用する仮想通貨(暗号資産)取引所の中には、XRPのステーキングサービスを提供している場所があります。なお、取引所によっては「セービング」や「レンディング」などと表現しているケースもあります。取引所の口座にあるXRPを預けるだけなので、初心者でも手軽にステーキングできます。一般的に、国内取引所よりも海外取引所の方が、取り扱いしている銘柄数が多い傾向にあります。海外取引所の中では、日本語に対応しているBybit(バイビット)などが使いやすくておすすめです。レンディングプラットフォームを利用する取引所ではなく、レンディングプラットフォームにXRPを預け、運用するという方法もあります。日本国内で運営されているレンディングプラットフォームもあり、安定的にXRPを運用できます。XRPのステーキング利率当記事執筆時点(2023年9月8日)における、取引所が提供するステーキング(レンディング)サービスの利率は以下の通りです。名称年率Bybit・積立ステーキング:2.90%・定期ステーキング(60日間):3.80% (*1)Binanceフレキシブル:1.46%Bitgetフレキシブル:0.40%(*1)bitbank1.00%(1年間)(*2)Coincheck1.00%(14日間)2.00%(30日間)3.00%(90日間)(*1)4.00%(180日間)(*1)5.00%(365日間)(*1)(*1)2023年9月8日現在、完売しています。(*2)2023年9月期募集の利率を記載しています。上記の通り、利用する取引所によって利率は大きく異なります。また、同じ取引所でも運用期間の長さによって利率は変わります。Bybitでは、いつでも払戻し可能な「積立ステーキング」と、満期日を迎えるまで払戻しができない「定期ステーキング」があります。Binance(バイナンス)とBitget(ビットゲット)に関しては、固定期間がない「フレキシブルステーキング」のみ取り扱いしています。国内取引所では、期間が固定されたレンディングサービスを提供しているケースが多いです。bitbankでは、運用期間が1年固定しかありません。Coincheckに関しては、いくつかの固定期間があり、それぞれ年率が違います。固定期間がなく、柔軟にXRPを運用したい方は海外取引所の利用がおすすめです。一方、期間が決まっていても、手軽に運用したい方は国内取引所を使うのがよいかもしれません。XRPのステーキングのリスクXRPをステーキングする際は、以下のリスクに注意する必要があります。価格変動リスクカウンターパーティリスク価格変動リスク運用期間が固定されているステーキングを利用した場合、満期までXRPを引き出すことができません。XRPをはじめ、仮想通貨(暗号資産)は価格変動が激しいです。大幅な価格の下落が起きた場合でも、XRPを引き出せないのは大きなリスクになり得ます。カウンターパーティリスク国内外を問わず、中央集権的な取引所でステーキングをする場合には、カウンターパーティリスクにも注意しなければなりません。カウンターパーティーリスクとは取引相手(カウンターパーティー)の債務不履行や詐欺などのリスクを指します。FTXの経営破綻以降、中央集権型取引所などのカウンターパーティーリスクへの警戒感が高まっています。もし、Bybit(バイビット)など、利用している取引所に何かしらの問題が発生した場合、運用中のXRPを失ってしまう危険性があります。安全性を確保している日本国内の取引所でも同様です。通常の口座での保管は分別管理の対象ですが、レンディングは分別管理の対象外です。そのため、国内取引所が経営破綻した場合、預けている仮想通貨が返還される保証はありません。XRPのステーキングのやり方手軽に利用できるBybit(バイビット)でのステーキングのやり方を解説します。Bybitでのステーキングのやり方手順1以下のリンクをクリックして、Bybitの公式サイトにアクセスします。Bybitの公式ページへ手順2「ファイナンス」の中にある「資産運用」にカーソルを合わせ、表示される「Bybitステーキング」をクリックします。手順3Bybitステーキングの画面を下にスクロールします。提供されている銘柄の中から、XRPの「選択」ボタンをクリックします。手順4「選択」ボタンをクリックすると、払い戻し自由の「積立ステーキング」と、期間固定の「定期ステーキング」が表示されます。当記事執筆現在(2023年9月8日)、XRPの定期ステーキングは完売しています。ここでは、積立ステーキングの「ステーキングする」ボタンをクリックします。手順5「金額」欄にステーキングしたい金額を入力し、サービス規約に同意(チェック)の上、「ステーキングする」を押せばステーキングが完了します。あとは毎日、報酬が口座に振り込まれるのを待ちます。「資金調達アカウント」に残高が必要ステーキングに参加するには、資金調達アカウント内に資金が必要です。現物アカウントやデリバティブアカウントから振替で入金できます。ステーキングで利回りを獲得XRPをステーキングすることで、安定した利回りを得られます。様々な取引所がXRPのステーキングサービスを提供しています。日本国内の取引所でも、XRPを預け入れて金利を得られるレンディングが利用可能です。それぞれの運用手法のリスクはしっかりと理解した上で、使いやすいサービスを選び、XRPの運用を始めてみてはいかがでしょうか。
Titan FXが仮想通貨キャンペーン「クリプト楽園クエスト」を開催!豪華賞品が当たる抽選が毎週開催!

Titan FXが仮想通貨キャンペーン「クリプト楽園クエスト」を開催!豪華賞品が当たる抽選が毎週開催!

update2023.09.12 19:30

取引環境が優れていることで知られている海外FX業者Titan FX(タイタンエフエックス)が、2023年9月18日(月)から仮想通貨キャンペーン「クリプト楽園クエスト」を開催します。クリプト楽園クエストでは、豪華賞品が当たる抽選が毎週開催されます。さらに取引額上位に入賞するとバヌアツ旅行などより豪華な賞品を獲得できるのです。また仮想通貨CFD銘柄の取引条件が改善され、新たに8種類の仮想通貨CFD銘柄も追加されます。目次[非表示]Titan FXが開催する「クリプト楽園クエスト」の概要抽選キャンペーン高い取引額を記録するとより豪華な賞品が獲得できる抽選キャンペーンへの参加方法仮想通貨CFD銘柄の取引条件が改善スプレッドの固定化と改善スワップポイントの削減新たに16ペアの仮想通貨銘柄が追加Titan FXとはTitan FXでよりお得に仮想通貨取引を行うTitan FXが開催する「クリプト楽園クエスト」の概要Titan FX(タイタンエフエックス)が開催する仮想通貨キャンペーン「クリプト楽園クエスト」では、以下3つのキャンペーンが実施されます。開催されるボーナスキャンペーン内容抽選キャンペーン・豪華賞品が当たる抽選が毎週開催・取引額上位に入賞するとバヌアツ旅行などより豪華な賞品を獲得できる仮想通貨CFD銘柄の取引条件が改善・ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のスプレッドが5ドルに・仮想通貨銘柄のスプレッドが25%改善・仮想通貨銘柄のスワップポイントを25%削減新たに16ペアの仮想通貨銘柄が追加新たに8種類16ペアの仮想通貨CFD銘柄が追加される抽選キャンペーンでは、一定額以上の入金をして仮想通貨CFD銘柄の取引を行うと、最新機種のスマートウォッチまたは300ドル相当額の賞金が当たる抽選に参加できます。そして高い仮想通貨CFD取引額を記録したトレーダーには、南国リゾートバヌアツへの旅行やMacBook、3,000ドル相当額の賞金などさらに豪華な賞品が用意されています。また仮想通貨CFD銘柄のスプレッドとスワップポイントが改善され、新たに8種類16ペアの仮想通貨CFD銘柄が追加されます。特にキャンペーン期間中は、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のスプレッドが5ドルと固定化され、より取引コストを抑えられます。抽選キャンペーン2023年9月18日から10月16日にかけて、ラッキードローという抽選キャンペーンが開催されます。開催期間2023年9月18日(月)06:01~2023年10月16日(日)05:55(日本時間)キャンペーン内容豪華賞品が当たる抽選に参加できる賞品最新機種のスマートウォッチまたは300ドル相当額(4万円)の賞金キャンペーン参加条件・35,700円(250ドル)以上の入金・25,000ドル相当額の仮想通貨CFD取引対象口座スタンダード口座マイクロ口座ブレード口座対象ユーザー新規・既存ユーザー取引銘柄仮想通貨CFD銘柄期間中に35,700円(250ドル)以上の入金、25,000ドル相当額の仮想通貨CFD取引を行うとラッキードローに参加できます。ラッキードローは毎週開催され、最新機種のスマートウォッチまたは300ドル相当額の賞金が毎週2名に当たります。執筆時点(2023年9月8日)では、1BTC=約26,500ドルなので、抽選に参加するためには約0.95ロット(25,000 ÷ 26,500)の取引が必要です。抽選結果は毎週木曜日、Titan FXの公式サイトまたはTitan FX JP【公式】(Twitter)で発表されます。高い取引額を記録するとより豪華な賞品が獲得できるラッキードロー参加者のうち、期間中に高い仮想通貨CFD取引額を記録した上位三名には、さらに豪華な賞品が用意されています。順位賞品1位バヌアツ旅行2名様(6泊7日)または3,000ドル相当額(40万円)の賞金2位MacBookまたは800ドル相当額(10万円)の賞金3位MacBookまたは800ドル相当額(10万円)の賞金今回の抽選キャンペーンでは、毎週賞品が獲得できる抽選に参加できるとともに、取引を積極的に行えば、南国リゾートバヌアツへの旅行やMacBook、賞金などより豪華な賞品を獲得できるチャンスがあります。取引額の上位入賞者は、キャンペーン終了後にTitan FXの公式サイトまたはTitan FX JP【公式】(Twitter)で発表されます。抽選キャンペーンへの参加方法抽選キャンペーンに参加するには、Titan FXの会員ページである「クライアントキャビネット」から参加登録を行わなければなりません。Titan FXのリアル口座をお持ちでない方は、口座開設を行っておきましょう。Titan FXの口座開設をするTitan FXの口座開設の手順については、以下の記事を参考にしてください。クライアントキャビネットから参加登録を行う2023年9月18日(月)よりクライアントキャビネットから抽選キャンペーンへの参加登録が可能です。今回の抽選キャンペーンでは35,700円以上の入金が必要ですが、入金前に参加登録をする必要があるので注意しましょう。クライアントキャビネットにログインTitan FXへの入金は、クライアントキャビネットの画面左側のメニューにある「入金」から可能です。仮想通貨CFD銘柄の取引条件が改善2023年9月18日(月)からTitan FX(タイタンエフエックス)では、全ての口座タイプを対象として、以下のように仮想通貨CFD銘柄の取引条件が改善されます。ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のスプレッドが5ドルで固定その他の仮想通貨CFD銘柄のスプレッドを25%改善全ての仮想通貨CFD銘柄のスワップポイントを25%削減スプレッドの固定化と改善2023年9月18日(月)から4週間限定で、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のスプレッドが5ドル(750円)で固定化されます。スタンダード口座における通常時のスプレッドと比較すると、かなり低コストで取引できるようになることが分かります。銘柄通常時キャンペーン期間BTCUSD22.4ドル5ドルETHUSD11.6ドルBTCJPY7835.6円750円ETHJPY1316.5円またライトコイン(LTC)やリップル(XRP)など、Titan FXで取引できるその他の仮想通貨(暗号資産)銘柄のスプレッドも25%改善されます。その他の仮想通貨(暗号資産)銘柄のスプレッド改善は、キャンペーン期間後も継続されます。スワップポイントの削減全ての仮想通貨CFD銘柄のスワップポイントが従来と比べて25%削減されます。Titan FXで付与される主要仮想通貨(暗号資産)銘柄のスワップポイントは、執筆時点(2023年9月8日)では以下のようになっています。銘柄買い売りBTCUSD‐2659円‐1597円ETHUSD‐167円‐101円XRPUSD‐513円‐309円LTCUSD‐64円‐39円例えばスワップポイントの条件改善後、BTCUSDの買いのスワップポイントは約-1994円、売りのスワップポイントは約-1198円となります。仮想通貨CFD銘柄のスワップポイントは買い・売りともにマイナスとなっているものが多いので、ポジションの持ち越しがしやすくなるアップデートだといえるでしょう。新たに16ペアの仮想通貨銘柄が追加Titan FX(タイタンエフエックス)では、仮想通貨の取引条件改善の他に、新たに8種類16ペアの仮想通貨CFD銘柄が追加されます。追加されるのは以下の仮想通貨(暗号資産)の円建て・ドル建ての銘柄です。仮想通貨名特徴トロン(TRX)デジタルコンテンツの配信を目的としたプラットフォーム「トロン」の独自トークンアーベ(AAV)DeFiのレンディングプラットフォーム「アーベ」で使用されるトークンコスモス(ATM)ブロックチェーン「コスモス」で使用されるトークンカドゥケウス(CMP)メタバース開発専用ブロックチェーン「カドゥケウス」の仮想通貨ゴーレム(GLM)分散型ネットワーク「ゴーレム」のユーティリティトークンクサマ(KSM)ポルカドットのテストネットワーク「クサマ」の仮想通貨ニアプロトコル(NER)イーサリアムキラーとして知られている「ニアプロトコル」で使用されるトークンXDC Network(XDC)ハイブリッドブロックチェーン「XDC Network」で使用されるトークンTitan FXでは計50銘柄の仮想通貨CFD取引ができるようになり、取引の幅がさらに広がるでしょう。Titan FXとはTitan FX(タイタンエフエックス)は、取引環境に力を入れていることで知られている海外FX業者です。業界最低水準のスプレッドや最大1,000倍のハイレバレッジを取引に利用できるので、取引環境を重視するトレーダーに適しています。口座タイプスタンダード口座マイクロ口座ブレード口座レバレッジスタンダード口座・ブレード口座:500倍マイクロ口座:1,000倍取扱銘柄【FX/通貨ペア】:59【CFD/貴金属】:12【CFD/株価指数】:21【CFD/エネルギー】:4【CFD/仮想通貨】:34【CFD/株式】:100【CFD/ソフトコモディティ】:8取引ツールMetaTrader4(MT4)MetaTrader5(MT5)サポート対応24時間対応(年中無休)なお、上記は2023年9月8日時点の情報です。Titan FXの最新情報に関しては以下をご参照ください。参照:Titan FX(タイタンエフエックス)Titan FXでは仮想通貨CFD銘柄だけでなく、米個別株CFDや株価指数CFDなど計6種類のCFD銘柄を取引可能です。さらにFX通貨ペアは最大1,000倍のレバレッジが利用できるので、ハイレバレッジで短期取引をしたいトレーダーに向いている海外FX業者といえるでしょう。またTitan FXは「タイタンFX研究所」という情報サイトを公開しています。タイタンFX研究所では、EAのランキングやカスタムインジケーターの提供などシステムトレーダーに役立つ情報を確認できます。Titan FXでよりお得に仮想通貨取引を行う今回Titan FX(タイタンエフエックス)が開催する「クリプト楽園クエスト」では、入金額と取引量の条件を満たすと豪華賞品が当たる抽選に参加できます。ただし、入金前にキャンペーン登録をしなければいけないので注意しましょう。またスプレッドとスワップポイントが改善されたことで、仮想通貨(暗号資産)取引のコストをより抑えられます。特にビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のスプレッドは大幅に狭くなるので、キャンペーン期間中に取引を行って、取引額の上位入賞を目指してみてはいかがでしょうか。
レンディング・ステーキング・イールドファーミングの違い|それぞれのメリットやリスク

レンディング・ステーキング・イールドファーミングの違い|それぞれのメリットやリスク

update2023.09.08 20:30

仮想通貨(暗号資産)の運用方法の一つに、価格の上下動を狙って売買する方法があります。しかし、損する可能性があって難しいです。そこで、値動き以外に着目して稼ぐ方法に注目が集まっています。具体的には、レンディング、ステーキング、イールドファーミングです。これらの運用方法は、放置できるという共通点がある一方で、特有のメリットやリスクがあります。そこで、当記事では、これらサービスの特徴や、運用できる場所などを解説します。目次[非表示]レンディングとはレンディングのメリットレンディングのリスクステーキングとは本来の意味のステーキングもう一つの意味のステーキングステーキングのメリットステーキングのリスクイールドファーミングとはイールドファーミングのメリットイールドファーミングのリスク各運用方法の違いを比較各運用方法ができる主なプロトコルレンディング:AAVEステーキング:Lido Financeイールドファーミング:UniSwap取引所のサービスもおすすめレンディングとはレンディング(lending)は、仮想通貨を貸し出して報酬を得るサービスです。貸し手は仮想通貨を貸し出し、対価として貸借料を受け取ります。逆に、仮想通貨を借りることもでき、この場合は貸借料を支払います。レンディングのメリットレンディングは安定的なリターンを得られますので、長期運用に向いています。そして、仮想通貨価格が上昇したら、売却して差益を得ることもできます。レンディング可能な仮想通貨の種類は多く、USDTなどのステーブルコインでも可能です。ステーブルコインでレンディングすれば、価格変動リスクを抑えながら稼げます。レンディングのリスクCEX(中央集権型取引所)などでレンディングをする場合、CEXが経営破綻すると、貸し出した仮想通貨が手元に戻らない可能性があります。これは国内取引所でも同様です。口座内で保管する場合は、国内取引所が経営破綻しても全額返還されます。しかし、レンディングは分別管理の対象外のため、経営破綻時に返還されるかどうか分かりません。また、DApp(分散型金融)のレンディングにも、リスクがあります。DAppはスマートコントラクトによって制御されており、ハッキング被害に遭うと、仮想通貨が盗まれてしまう可能性があります。スマートコントラクトスマートコントラクトは、契約を自動履行するプログラムです。自動販売機でたとえると、「利用者が必要なお金を投入する」「特定の飲料のボタンを押す」という二つの契約条件が満たされた場合に、自動的に「その飲料を利用者に提供する」という契約が実行されます。その他、貸借料が低下するリスクもあります。貸借料の年率は、仮想通貨の需要と供給によって決まります。貸し出している仮想通貨の需要が減少したり、供給が増加したりすると、想定していたリターンを確保できないかもしれません。また、レンディングサービスによっては、資金の返却に時間がかかる場合もあり、そのタイムラグがリスクとなります。ステーキングとはステーキング(staking)とは、仮想通貨を一定期間ロックアップして報酬を得る仕組みです。ロックアップ期間中は、その仮想通貨を送金したり売却したりできません。そして、ステーキングには2種類の意味があります。本来の意味のステーキング本来、ステーキングとは、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)系のブロックチェーンにおけるブロック承認プロセスを意味します。対象の仮想通貨を預け入れてバリデーターになれば、ブロックの生成に貢献して報酬を獲得できます。PoS(プルーフ・オブ・ステーク)とはPoSはブロック生成ルールの1つです。ビットコイン(BTC)などが採用するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と比較して、電力消費が少ない点や拡張性が高い点などで注目されています。また、バリデーターにならなくても、バリデーターに委任することでブロック生成に参加して報酬を得ることもできます。一般のユーザーは、主にこちらの方法でステーキングに参加します。もう一つの意味のステーキングもう一つの意味のステーキングは、CEXやDappに仮想通貨を預け入れ、その対価として報酬をもらうことです。ステーキングよりもレンディングに近い仕組みです。ユーザーに仮想通貨の長期保有を促す効果があり、様々なプロジェクトで採用されています。ステーキングのメリット本来の意味のステーキングは、ブロックチェーン自体の仕組みであって、取引所と関係ありません。このため、ブロックチェーン上で直接参加できますし、取引所経由で参加することもできます。また、メジャーな仮想通貨のステーキング報酬は、おおむね年利10%以下に設定されており、レンディングよりも高利率という特徴があります。さらに、リキッド・ステーキングなどで運用を効率化することもできます。ステーキングのリスクステーキングに参加するには、仮想通貨をロックアップします。そして、いつでも自由にロックアップを止められる場合もあれば、ロックアップ終了手続きから実際に手元に仮想通貨が戻るまでに1週間以上の時間を要する場合もあります。このため、ステーキング実行中に仮想通貨価格が下落すると、損失額がステーキング報酬を上回るかもしれません。また、バリデーターに委任してステーキングする場合、バリデーターがルール違反を犯すとペナルティが課され、仮想通貨を没収されてしまう可能性があります(スラッシング)。スラッシングとはスラッシングとは、バリデーターがルールに違反した場合、そのバリデーターが預けた仮想通貨を没収する仕組みです。スラッシングはバリデーターだけでなく、委任したユーザーも対象となります。イールドファーミングとはイールドファーミング(yield farming)とは、2種類の仮想通貨をDeFi(分散型金融)サービスに預けて報酬を稼ぐ手段です。トレーダーが取引をすると取引手数料が発生し、それを原資にして報酬をもらいます。似たような仕組みとして、流動性マイニング(リクイディティマイニング)があります。こちらは、流動性を提供したユーザーに対して、主にガバナンストークンを付与する仕組みです。原資は、主にネットワークが新規発行したトークンです。これら2つは同時に実行されることがあり、プロジェクト開発チームによるユーザー集めの手段として使われています。また、この2つは似ているので、イールドファーミングと流動性マイニングの用語を区別せずに使用することもあります。イールドファーミングのメリットイールドファーミングのメリットは、利率の高さです。仮想通貨の種類によっては、年率数十%以上を期待できます。また、流動性マイニングを同時に利用すれば、利率をさらに高めることができます。イールドファーミングのリスクその一方、変動損失(インパーマネントロス)のリスクがあります。下の図を使って、これを解説します。上のDEX説明図で「?」の仮想通貨価格が暴落するとします。すると、トレーダーは手元の「?」を急いで売ってイーサリアムに交換しようとするでしょう。この結果、流動性プールのイーサリアムはなくなって「?」で満たされることになります。その後、ユーザーがイールドファーミングをやめて、預け入れた仮想通貨2種類を引き出すと、イーサリアムはほぼ存在しないため「?」だけが返却されることになり、損します。これがインパーマネントロスです。このような極端な例でなくても、2つの仮想通貨の価格バランスが少しでも変わると、インパーマネントロスが発生します。この損失は、手数料報酬でカバーします。しかし、手数料で実際にカバーできるかどうかについては、将来になってみないと分かりません。そこで、Maverick Protocolなどで、インパーマネントロスを回避する仕組みが採用されています。各運用方法の違いを比較各運用方法の違いをまとめると、下のとおりです。サービス名難易度年利レンディング初心者~上級者10%未満ステーキング初心者~上級者数%~数十%イールドファーミング中上級者数%~数十%以上難易度レンディング初心者~上級者ステーキング初心者~上級者イールドファーミング中上級者年利レンディング10%未満ステーキング数%~数十%イールドファーミング数%~数十%以上レンディングやステーキングは初心者でも理解しやすい一方、イールドファーミングは仕組みがやや複雑なため、中級者から上級者向けです。各運用方法ができる主なプロトコルレンディング、ステーキング、イールドファーミングができる主なプロトコルは、以下の通りです。レンディング:AAVEAAVEは、代表的なレンディングプロトコルです。イーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC)、アバランチ(AVAX)などのブロックチェーンに対応しています。また、多様なステーブルコインのレンディングが可能です。ステーキング:Lido FinanceLido Financeは、最大のリキッド・ステーキングプロトコルです。通常のステーキングでは、預け入れた仮想通貨がロックされる一方、リキッド・ステーキングでは、預け入れた仮想通貨と等価のリキッド・ステーキングトークンが付与されます。ETH、MATIC、SOLでリキッド・ステーキングが可能で、ステーキングすると、stETH、stMATIC、stSOLをもらえます。これらのトークンを使って運用することもできます。イールドファーミング:UniSwapUniSwapは、最大規模のDEX(分散型取引所)です。イーサリアムを筆頭に、複数のブロックチェーンに対応しています。イールドファーミングをすると、手数料収入やガバナンストークンのUNIを獲得できます。取引所のサービスもおすすめ初心者の場合、CEX(中央集権型取引所)のサービス利用もおすすめです。例えば、大手取引所Bybit(バイビット)では、レンディングやステーキング、イールドファーミングを含む、統合的な運用サービスを利用できます。Bybitの運用サービスは、操作が簡単で管理の手間もほとんどかからず、多様なサービスにアクセスできるのがメリットです。

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Alpha(アルファ)は、New Bitcoin Cityが手掛ける新しいSocialFiアプリです。ビットコイン(BTC)版friend.techと呼ばれており、日本国内でも話題となっています。
update2023.09.21 21:00

Jitoとは?MEV報酬をもらえるリキッドステーキングの仕組み・使い方を解説

Jitoとは、Solana(ソラナ)のリキッドステーキングプロダクトで、ステーキング報酬に加えてMEV報酬をもらえます。MEVの課題を解決するという点でも注目されています。
update2023.09.21 20:00

仮想通貨NIDT(ニッポンアイドルトークン)の価格が高騰から暴落!急落の要因と再浮上する可能性を考察

仮想通貨NIDT(ニッポンアイドルトークン)は、2023年9月初旬から急激に価格が高騰した後、9月中旬に価格が暴落しています。当記事では、仮想通貨NIDTが暴落した要因と再浮上する可能性などを解説します。
update2023.09.20 20:30

Galaxy DAOがGBONDを配布|GBONDの管理ページもリリース

Galaxy DAOがGEMFOREXユーザーに、口座残高1ドルに対して1GBONDを配布しました。また同時にGBONDの保有状況が確認できる管理ページもリリースされました。管理ページでは、USDCのレンディング機能も利用できます。
update2023.09.19 21:00

GEMFOREXとSky Web3 Visionの関係は?NFT「Sky Membership Pass」について解説

2023年6月30日、海外FX業者GEMFOREXの支援を受けて設立されたWeb3団体「GEM Web3 Vision」が、「Sky Web3 Vision」に名称を変更しました。Sky Web3 VisionはDeFiサービス提供を目指しており、既にNFTの販売が開始されています。
update2023.09.19 19:00

FX Fairの出金拒否騒動の経緯は?元金のみの返金で実質的な経営破綻か

出金拒否で話題になっていた、新興海外FX業者のFX Fairがついに営業停止を発表しました。今後トレーダーが口座に入れていた資金を分割出金で返金していくとしていますが、実質的な経営破綻の対応のようにも見え、利用者の間に動揺が広がっています。
update2023.09.15 21:00

Bitgetの口座開設方法!本人確認(KYC)の手順も解説

Bitgetではメールアドレスまたは電話番号があれば、数分ほどで口座開設ができます。入出金や取引にはKYCが必要です。登録手順や本人確認の手順、登録後に利用したいキャンペーンについて解説します。
update2023.09.15 20:00

Axon MarketsはGEMFOREX運営が立ち上げたブローカーなのか

Axon Marketsは、GEMFOREXとの関連が噂されている海外FX業者です。GEMFOREXは2023年に出金遅延問題で破綻した海外FX業者で、事業はGalaxy DAOに引き継がれています。これまでにMyforexがAxon Marketsに関して調査した内容をまとめました。
update2023.09.14 21:00

PBRレンディングは怪しい?評判や利用する上でのリスクなどを解説

PBRレンディングは、最大年利12%を提供する仮想通貨レンディングサービスです。一部のユーザー間で注目されていますが、SNS上では「怪しい」という声もあります。当記事では、PBRレンディングの怪しいと思われるポイントやリスクなどを解説します。
update2023.09.14 19:00
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