作成日
:2024.07.19
2025.07.31 16:49
海外FX業者への入金・出金に便利な仮想通貨といえば、「テザー(USDT)」です。
テザーは価格が米ドルと連動したステーブルコインで、仮想通貨取引所で米ドルに代わる「基軸通貨」のように利用されています。トランザクション手数料も安く、送金に対応している海外FX業者や仮想通貨取引所が多いため、海外FX業者への送金にも便利に利用できます。
また、2025年6月に成立した資金決済法の一部改正の影響で国内銀行送金が使いにくくなる懸念もあり、代替手段としてテザーでの送金に注目が集まっています。この記事では、テザーでの入金・出金の注意点や対応している海外FX業者について詳しい情報を紹介します。
海外FXの入出金方法として広く利用されてきた国内銀行送金が、今後利用できなくなる可能性が浮上しています。背景にあるのは、2025年6月に成立した資金決済法の一部改正です。この改正により、これまでグレーゾーンとされてきたクロスボーダー収納代行業者への規制が強化される見通しです。
この規制強化によって、まず懸念されるのが銀行振込ルートの利用停止や遅延です。送金を仲介する収納代行業者が規制対象となることで、これまで通りのスムーズな銀行振込ができなくなる可能性があります。
次に、ユーザー自身の国内銀行口座が凍結されるリスクも無視できません。収納代行業者を介した入出金が「不審な取引」と見なされ、利用している国内銀行口座に制限がかかるケースも報告されています。
さらに、一部のオンラインウォレットも入出金に収納代行業者を利用しているため、銀行振込と同様に影響が及ぶ可能性がある点も重要なポイントです。
このような状況から、海外FXトレーダーは万が一に備え、銀行送金以外の安定した入出金手段を確保しておくことがこれまで以上に重要になっています。代替手段には海外銀行送金やクレジットカードなどもありますが、着金の速さやコスト面から、仮想通貨(暗号資産)での入出金が有力な選択肢の一つとして注目されています。
中でも、米ドルと価格が連動するステーブルコインであるテザー(USDT)は、多くの海外FX業者で採用されており、送金手段として広く利用されています。
テザー(USDT)は、米ドルと価値が一致するように設計されたステーブルコインです。発行会社が1USDTを1ドルで交換することを保証することで、レートを固定しています。
テザーは、海外系の仮想通貨取引所でビットコインなどの仮想通貨を購入したり取引したりするのに使われています。使い道の幅が広いので、仮想通貨業界の「基軸通貨」と言われることもあります。
またトランザクション手数料も安く、仮想通貨取引所やウォレットの間での送金にも頻繁に利用されています。
テザーは米ドルのステーブルコインとしてシェア第1位ですが、このほかにUSDコイン(USDC)というステーブルコインも入出金方法として海外FX業者に採用され始めています。
テザーとUSDコインは、米ドルと1対1で交換できるという特徴は同じなので、使い方は変わりません。ただし、USDコインの方が裏付け資産の安全性が高いと言われています。
裏付け資産とは、ユーザーがステーブルコインと米ドルなどの資産の引き換えを求めたときに対応できるよう発行会社が保有している資産のことです。テザーであれば、テザーの発行会社は発行されたテザーすべてをドルに交換するのに足りるだけの裏付け資産を保有しています。この資産が現金やそれと同等のものではなく、価値の変動が起きる可能性のある投資商品などを含むと、裏付け資産の安全性が低いと判断されます。
海外FX業者の中では、Exness(エクスネス)、Titan FX(タイタンエフエックス)、easyMarkets(イージーマーケッツ)、HFM(エイチエフエム)などがUSDコインに対応しています。
海外FX業者でテザー(USDT)を用いて入金・出金を行う際には、コストなどの観点から押さえておきたい注意点がいくつか存在します。
具体的には以下のとおりです。
テザー(USDT)は米ドルと1対1の価値になるように設計されたステーブルコインで、価格の急変リスクは少ないです。このため、ビットコインなどの仮想通貨と比較すると法定通貨への換金コストが安い傾向があります。
例えば、Titan FX(タイタンエフエックス)では1000ドルのテザーを入金するのに1002ドルの送金を求められます。2ドル分の換金コストはかかってしまいますが、ビットコインは1BTCで数百ドル分市場レートとのずれが換金時に発生してしまう可能性もあることを考えると、テザーの換金コストは比較的低いです。
FXGT(エフエックスジーティー)のような仮想通貨をそのまま証拠金として利用できる業者を除き、大多数の海外FX業者では、仮想通貨と法定通貨の換金が必要です。換金の際、業者が設定するレートが実際のレートよりも不利になっている場合や、入金と出金時のレートに差がある場合はコストとなります。
仮想通貨を送金する際には、トランザクション手数料と呼ばれるコストがかかります。これは利用するブロックチェーンの混雑度によって異なり、普段は数十〜数百円ですが、利用者が急増したときには数千円以上になることもあります。
このトランザクション手数料は、入金時は自己負担、出金時も自己負担になる可能性があるため注意が必要です。
入金にかかる手数料が自己負担になるのは、銀行送金などのほかの入金方法でも同じです。一方、出金手数料が基本的に無料の海外FX業者においてもトランザクション手数料だけは自己負担となることがあるため、個別に確認してください。
テザーは比較的トランザクション手数料が安い仮想通貨です。そのため、トランザクション手数料については高騰するような事情がない限り、銀行振込程度の負担に収まります。
テザー(USDT)が複数のブロックチェーンに対応している点は、入金・出金で特に注意する必要があります。
テザーの送金によく使われるブロックチェーンはトロンとイーサリアムであり、それぞれTRC-20のテザー、ERC-20のテザーと呼ばれます。このほかにも、ソラナやBSC(BNBスマートチェーン)など複数のチェーンで発行されています。
複数のブロックチェーンで利用できると言っても、異なるブロックチェーンの間で送金ができるわけではありません。イーサリアムブロックチェーン上のテザーをトロンブロックチェーン上のウォレットアドレスに送金してしまうと、送金に失敗してしまいます。そのため、どのチェーンが利用できるかの確認が重要になります。
また送金にどのブロックチェーンを使うかによってトランザクション手数料も異なります。
2024年4月にイーサリアムブロックチェーンでアップグレードが行われるまでは、トランザクション手数料の高騰が問題になっていました。このため、送金目的ではトロンのテザーが人気でした。現在でも依然としてトロンの方が安いですが、アップグレードを経て差は縮まっています。
海外系の仮想通貨取引所では「基軸通貨」のように扱われているテザーですが、国内の仮想通貨取引所では現在取り扱いがなく、直接送金して受け取ることはできません。
そのため、海外FX業者からテザー(USDT)で出金する場合、海外の仮想通貨取引所やメタマスクなどの仮想通貨ウォレットで受け取る必要があります。その後、受け取ったテザーを国内で扱える別の仮想通貨に交換して国内取引所へ送金することで、最終的に日本円として出金できます。
仮想通貨入金に対応している海外FX業者であっても、仮想通貨での出金には対応していないというケースがあります。出金も仮想通貨で行いたい場合、あらかじめ出金にも対応している海外FX業者を選んでおくか、ウォレットサービスの使用を検討する必要があります。
仮想通貨に対応しているウォレットサービスを出金先にしていても、利用している海外FX業者が仮想通貨出金に対応していない場合、法定通貨での出金になります。一旦法定通貨で出金してウォレットサービスで仮想通貨に変換する形になりますので、コストパフォーマンスは悪いです。この方法は、急ぎの際の緊急手段と考えるのがいいでしょう。
多くの海外FX業者は、マネーロンダリング対策として出金の際に主に以下2点でルールが設定されています。
出金先として最優先されるのはクレジットカードというのはどの海外FX業者も同じですが、仮想通貨にも優先順位が設定されている場合があります。例えば、Exness(エクスネス)では仮想通貨出金の優先度がクレジットカードの次に高く設定されています。
このため、仮想通貨取引所などのウォレットから仮想通貨でExnessに入金して少額の取引をし、その資金を法定通貨で銀行口座に入金するなどの使い方はできません。
また、クレジットカードに適用されることが多い「入金した金額と同額までは入金方法と同じ方法で出金」というルールが仮想通貨にも適用される海外FX業者もあります。
マネーロンダリング対策のルールは、ライセンス国の規制や国際的な基準に沿って各海外FX業者が設定しているものです。クレジットカードを出金先として最優先にするなどの大枠は同じですが、仮想通貨に関しては海外FX業者ごとにかなり違いがあります。仮想通貨での出金を検討している方は、こちらのルールも確認するようにしましょう。
仮想通貨取引で人気の主要海外FX業者7社について、テザー(USDT)での入金・出金に対応しているかや対応チェーンについて調査しました。
海外FX業者 | 入金・出金 | 対応チェーン |
---|---|---|
![]() |
〇 |
イーサリアム
トロン
ソラナ
BSC
|
![]() |
〇 |
イーサリアム
トロン
ポリゴン
BSC
|
![]() |
〇 |
イーサリアム
トロン
|
![]() |
〇 |
|
![]() |
〇 |
|
![]() |
〇 |
|
![]() |
〇(*1) |
イーサリアム |
入金・出金 | 対応チェーン |
〇 |
イーサリアム
トロン
ソラナ
BSC
|
入金・出金 | 対応チェーン |
〇 |
イーサリアム
トロン
ポリゴン
BSC
|
入金・出金 | 対応チェーン |
〇 |
イーサリアム
トロン
|
入金・出金 | 対応チェーン |
〇 |
イーサリアム
トロン
|
入金・出金 | 対応チェーン |
〇 |
イーサリアム
トロン
|
入金・出金 | 対応チェーン |
〇 |
イーサリアム
トロン
|
入金・出金 | 対応チェーン |
〇(*1) | イーサリアム |
(*1)出金のみCRYPTOS口座を経由した場合のみ可能
ここからは、観点別におすすめの海外FX業者を紹介します。
仮想通貨取引で人気の主要海外FX業者は、テザーの入金・出金ともに対応していることが多いです。
ただし、BigBoss(ビッグボス)はテザーを使った入金は可能ですが、出金を直接行うことはできません。BigBossが設立した仮想通貨取引所である「CRYPTOS」の口座にまず資金移動し、そこで購入した仮想通貨を出金する形であれば可能です。
テザーの入金・出金は、イーサリアムとトロンの2つのチェーンに対応している海外FX業者が多いです。なお、この2つに加えて、Titan FX(タイタンエフエックス)はソラナとBSCのチェーンに、XMTradingはポリゴンとBSCのチェーンにも対応しています。
また、BigBossはトロンに対応しておらず、イーサリアムのみです。
BSCとは、BNBスマートチェーンの略称で、仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が開発したブロックチェーンのことです。以前は同じ略称で「バイナンス・スマートチェーン」と呼ばれていました。
主要海外FX業者の中で、口座のベース通貨としてテザーを使える海外FX業者はFXGT(エフエックスジーティー)のみです。FXGTではテザーを含めて5種類の仮想通貨をベース通貨として利用できます。
テザーはドルと価格が連動しているため、ビットコインなどの仮想通貨のようにベース通貨として保有して値上がり益を狙うことはできません。しかし、テザーを口座のベース通貨にすることで、換金コストを気にすることなくスムーズに送金ができます。
ここからは、テザーの入出金に対応している主要海外FX業者について、仮想通貨入出金の条件を紹介します。
FXGTは、「FXと仮想通貨のハイブリッド取引所」を掲げる海外FX業者です。他の海外FX業者よりも仮想通貨CFD銘柄のレバレッジが高く設定されていることや仮想通貨の利便性が高いなど、仮想通貨取引のサービスに優れています。
2022年1月には仮想通貨の取引銘柄を一気に17種類追加し、銘柄の豊富さも特徴の海外FX業者となりました。
FXGTの仮想通貨入金・出金の概要は以下のとおりです。
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
カルダノ(ADA、エイダコイン)
テザー(USDT)
|
---|---|
換金コスト | なし(仮想通貨での保有が可能) |
法定通貨に換金 | なし |
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
カルダノ(ADA、エイダコイン)
テザー(USDT)
|
換金コスト |
なし(仮想通貨での保有が可能) |
法定通貨に換金 |
なし |
FXGTは5種類の仮想通貨入金・出金に対応しており、海外FX業者の中では特に入金できる通貨の種類が多い業者です。
また、セント口座を除く4つの口座タイプでベース通貨として仮想通貨を選択することが可能なため、仮想通貨を法定通貨へ換金する必要がなく、そのまま保有して仮想通貨そのものの値上がり益を得ることも可能です。
また、仮想通貨の取引に関しても、最大1,000倍という非常に高いレバレッジが利用可能です。
XMTradingはトレーダーに人気の海外FX業者で、仮想通貨取引にも幅広く対応しています。2023年以降、仮想通貨CFD銘柄を充実させており、2025年7月時点では54種類(60ペア)の仮想通貨を取引できます。
XMTradingの仮想通貨入金・出金の対応は以下の通りです。
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
バイナンストークン(BNB)
テザー(USDT)
|
---|---|
換金コスト | あり(決済代行業者のレート) |
法定通貨に換金 | あり |
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
バイナンストークン(BNB)
テザー(USDT)
|
換金コスト |
あり(決済代行業者のレート) |
法定通貨に換金 |
あり |
XMTradingは5種類の仮想通貨の入金・出金に対応しています。口座のベース通貨に仮想通貨が対応していないため、法定通貨に換金する必要があります。
Exnessは、取引環境に優れた海外FX業者です。レバレッジ拡大にも力を入れており、2022年1月27日には、仮想通貨含むCFDのレバレッジ制限を大きく緩和しました。この緩和により、ビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)のレバレッジはこれまで200倍だったところ400倍となりました。
Exnessの仮想通貨入金・出金の対応は以下のとおりです。
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
テザー(USDT)
USDコイン(USDC)
|
---|---|
換金コスト | ほぼなし(取引口座のレート) |
法定通貨に換金 | あり |
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
テザー(USDT)
USDコイン(USDC)
|
換金コスト |
ほぼなし(取引口座のレート) |
法定通貨に換金 |
あり |
Exnessでは、4種類の仮想通貨の入金・出金に対応しています。しかし口座のベース通貨に仮想通貨が対応していないため、入金した仮想通貨を法定通貨に換金する必要があります。
換金のレートは、スタンダード口座のBTCUSDレートを使用し、入金時にビッド価格、引き出し時にアスク価格が適用されます。交換レートを非公開にしている業者が多い中で、透明性の高い換金を行うことができます。
一方米ドルとのステーブルコインであるテザー(USDT)で入金した場合、米ドル口座であれば換金に伴う費用は掛かりません。円建て口座の場合はそこから為替手数料が発生します。
Exnessのテザー(USDT)入金・出金は、以前はOMNIネットワークというマイナーなネットワークのみの対応でした。しかし、現在はOMNIに代わってTRC-20とERC-20というメジャーなネットワークが採用されており、使いやすくなりました。
Titan FXは、2021年頃から仮想通貨銘柄が追加され、現在では仮想通貨取引にも力を入れるようになっています。
Titan FXの仮想通貨入金・出金の対応は以下の通りです。
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
テザー(USDT)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
リップル(XRP)
チェーンリンク(LNK)
USDコイン(USDC)
|
---|---|
換金コスト | あり(決済代行業者のレート) |
法定通貨に換金 | あり |
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
テザー(USDT)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
リップル(XRP)
チェーンリンク(LNK)
USDコイン(USDC)
|
換金コスト |
あり(決済代行業者のレート) |
法定通貨に換金 |
あり |
Titan FXは8種類の仮想通貨の入金・出金に対応しています。口座のベース通貨に仮想通貨が対応していないため、法定通貨に換金する必要がありますが、決済代行業者を利用しているため換金レートはやや不利になります。
easyMarketsは、多様なプラットフォームや独自の取引方式など、他にはないサービスを提供することで注目を集めている業者です。
取引できる仮想通貨銘柄は20種類と豊富で、バイナリーオプションのような仕組みの独自サービス「easyTrade」でもビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、ソラナ(SOL)の3種類が対応しています。
easyMarketsの仮想通貨入金・出金の対応は以下の通りです。
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
テザー(USDT)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
USDコイン(USDC)
|
---|---|
換金コスト | あり(決済代行業者のレート) |
法定通貨に換金 | あり(μBTC口座ではなし) |
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
テザー(USDT)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
USDコイン(USDC)
|
換金コスト |
あり(決済代行業者のレート) |
法定通貨に換金 |
あり(μBTC口座ではなし) |
easyMarketsは6種類の仮想通貨の入金・出金に対応しています。口座のベース通貨に仮想通貨が対応していないため、法定通貨に換金する必要がありますが、決済代行業者を利用しているため換金レートはやや不利になります。
また「μBTC口座」というビットコイン建ての口座も用意されており、これを使えばビットコインを証拠金として利用できます。
HFMも仮想通貨取引に力を入れている海外FX業者で、35種類(40ペア)の仮想通貨が取引できます。
HFMの仮想通貨入金・出金の対応は以下の通りです。
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
エイダコイン(ADA)(*1)
ダッシュ(DASH)
ジーキャッシュ(ZEC)
テザー(USDT)
USDコイン(USDC)
|
---|---|
換金コスト | あり(決済代行業者のレート) |
法定通貨に換金 | あり |
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ライトコイン(LTC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
エイダコイン(ADA)(*1)
ダッシュ(DASH)
ジーキャッシュ(ZEC)
テザー(USDT)
USDコイン(USDC)
|
換金コスト |
あり(決済代行業者のレート) |
法定通貨に換金 |
あり |
(*1)表記はCardano
HFMは9種類の仮想通貨の入金・出金に対応しています。口座のベース通貨に仮想通貨が対応していないため、法定通貨に換金する必要がありますが、出金代行業者を利用しているため換金レートはやや不利になります。
BigBossはCFD銘柄の取引に力を入れている海外FX業者です。2021年には仮想通貨の取引銘柄や入金対応銘柄の追加などの改善を積極的に行いました。
BigBossの仮想通貨入金・出金の対応は以下の通りです。
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
テザー(USDT)
EXコイン(EXC)(*1)
RSVトークン(RSVC)(*1)
BXONEトークン(BXC)(*1)
|
---|---|
換金コスト | ほぼなし(CRYPTOS口座のレート) |
法定通貨に換金 | あり |
対応通貨 |
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
リップル(XRP)
テザー(USDT)
EXコイン(EXC)(*1)
RSVトークン(RSVC)(*1)
BXONEトークン(BXC)(*1)
|
換金コスト |
ほぼなし(CRYPTOS口座のレート) |
法定通貨に換金 |
あり |
(*1)出金のみ対応
BigBossは4種類の仮想通貨の入金・出金、および3種類の仮想通貨の出金に対応しています。口座のベース通貨に仮想通貨が対応していないため、法定通貨に換金する必要がありますが、BigBossの運営する仮想通貨取引所CRYPTOSのレートを使用して換金するため換金コストはかかりません。
また、BigBossでは取引口座から直接の「仮想通貨の出金」には対応していないため、注意が必要です。銀行送金・bitwallet(ビットウォレット)などBigBossが対応している出金方法で、法定通貨にて出金する必要があります。
BigBossは、独自の仮想通貨取引所「CRYPTOS」を運営しています。BigBossの取引口座からこのCRYPTOSへの送金は可能ですので、一旦CRYPTOSに法定通貨で送金し、そこで現物仮想通貨を購入するという形をとれば、仮想通貨で出金することができます。
海外FX業者が仮想通貨での入金に対応していない場合であっても、仮想通貨に対応したオンラインウォレットが利用可能な場合、間接的に仮想通貨入金が可能なケースがあります。
その場合まず、オンラインウォレットに仮想通貨を送金した後、仮想通貨を法定通貨と換金し、法定通貨を海外FX業者に入金します。
ただし、オンラインウォレットを利用するための手数料がかかることから、直接の入金よりもコストが割高になってしまうことには注意が必要です。
以下のオンラインウォレットは仮想通貨での入金・出金に対応しています。
STICPAYは、一部の海外FX業者に導入されているオンラインウォレットです。5種類の仮想通貨の入金・出金に対応しているため、STICPAYを経由することで間接的に海外FX業者に仮想通貨入金ができます。
STICPAYにおける仮想通貨入金・出金の手数料は以下の通りです。
仮想通貨名 | 入金手数料 | 出金手数料 |
---|---|---|
ビットコイン | 1% | 0.00077000BTC+3% |
ライトコイン | 1% | 3% |
テザー | ||
ポリゴン | ||
ネス |
仮想通貨名 | 入金手数料 | 出金手数料 |
---|---|---|
ビットコイン | 1% |
0.00077000BTC
+3%
|
ライトコイン | 1% | 3% |
テザー | ||
ポリゴン | ||
ネス |
送金目的でよく使われるビットコイン・ライトコイン・テザーに加えて、マティックブロックチェーンの仮想通貨2種類(ポリゴンとネス)が利用できます。
STICPAYに対応している業者は主にXMTrading (エックスエムトレーディング)、Titan FX(タイタンエフエックス)などです。
BXONEは、以下6種類の仮想通貨に対応しているオンラインウォレットです。
法定通貨を使ってクレジットカードで仮想通貨を購入する方法と、ウォレットアドレスに直接送金する方法があり、ライトコインはクレジットカードでの購入でのみ入金できます。
仮想通貨については入金手数料・出金手数料ともに無料で利用できるのが特徴です。
仮想通貨名 | 入金手数料 | 出金手数料 |
---|---|---|
全仮想通貨 | 無料 | 無料 |
法定通貨 | 無料 | 500円 |
BXONEに入金できる仮想通貨は非常に多いため、マイナーな仮想通貨で海外FX業者に入金したい場合、BXONEを経由して入金するケースもあるかもしれません。BXONEは入金・出金の手数料がかからないため、同じ条件であればSTICPAYよりもコストを抑えられます。
ただし、STICPAYと比較すると対応する海外FX業者が少ないことが難点です。BXONEに対応している代表的な海外FX業者ではXMTrading(エックスエムトレーディング)・BigBoss(ビッグボス)・HFM(エイチエフエム)などが挙げられます。
(*1)クレジットカードでの購入のみ
オンラインウォレットの代表的な存在であるbitwalletは、仮想通貨での入金に対応していません。bitwalletが利用できる海外FX業者は多く、非常に人気のあるウォレットですが、現時点ではSTICPAYやBXONEが代替案となります。
法改正などを背景に国内銀行送金のリスクが高まる中、テザー(USDT)は安定した入金・出金の手段として重要性を増しています。米ドルとの連動により価格が安定している上、送金コストも比較的安いため、多くの海外FX業者で採用されています。
ただし、送金時のチェーン選択や最終的な日本円への換金ルートなど、利用にあたっては事前に理解しておくべき注意点もあります。本記事で解説したポイントを押さえ、ご自身の取引スタイルに合った業者を選んで安全に活用してみてください。
作成日
:2024.07.19
最終更新
:2025.07.31
海外FX歴5年。海外FX20社以上のアカウントを保有し、実際にサービスを利用して執筆を行う。長期トレードがメインで、スワップの有利なブローカーを愛用している。仮想通貨・原油等のCFD取引や各ブローカーのボーナスの仕組みにも詳しい。
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