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BigBossの新取引所「CRYPTOS」とは?β版がリリース!

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update 2023.01.10 23:32
BigBossの新取引所「CRYPTOS」とは?β版がリリース!

update 2023.01.10 23:32

2022年6月20日、海外FX業者BigBoss(ビッグボス)は、仮想通貨(暗号資産)取引所「CRYPTOS(クリプトス)」(β版)を公開しました。BigBossの口座保有者が、CRYPTOS口座を開設できます。

CRYPTOS口座を開設したい場合は、マイページの「追加口座開設」から手続きできます。今後、バージョンアップして正式版をリリースする予定です。

正式版のリリース後、現在の現物取引口座「FOCREX(フォークレックス)」の新規口座開設受付を終了します。また、すでにFOCREXを利用しているユーザーに対し、CRYPTOSへの移行が順次アナウンスされる見込みです。CRYPTOSへの移行に伴い、FOCREXのサービスは段階的に終了することになります。

BIGBOSSのサービス

コンパクトで見やすい形に

CRYPTOS(クリプトス)の取引画面は、FOCREX(フォークレックス)と比較してコンパクトで見やすく改良されています。すべてのツールがPC画面内に収まっており、画面をスクロールする必要がありません。このため、FOCREXの画面よりも取引しやすくなっています。

CRYPTOS取引画面 CRYPTOS取引画面

画像引用:CRYPTOS

イメージもガラリと変わり、以前の青を基調とした画面から、ロゴのピンクを取り入れたデザインに変更されました。

チャートは引き続きTradingView

CRYPTOSの取引ツールは、BigBossのオリジナルです。しかし、チャートはFOCREXから引き続きTradingViewです。TradingViewは、多くの仮想通貨取引所が採用しており、FXユーザーからも人気があります。ただし、CRYPTOSのTradingViewは、本家のTradingViewと比較すると機能が制限されます。

なお、本家のTradingViewは、ブラウザやデスクトップ、モバイルなど、さまざまな端末からほぼ同じ機能を利用できることで人気があります。

主な変更点

CRYPTOS(クリプトス)への移行に伴う主な変更点は、以下の2点です。

  • 成行注文に対応
  • 取り扱い銘柄が8種類から9種類へ

FOCREX(フォークレックス)での注文方法は指値注文のみでしたが、CRYPTOSでは指値注文と成行注文に対応しています。また、取り扱い銘柄も変更になり、USDを廃止してUSDT(テザー)が採用されました。

point USDT(テザー)

USDTは、米ドルと価値が連動する仮想通貨であり、価格は概ね1USDT=1USDとなります。他の仮想通貨と同様に入出金が可能であり、仮想通貨取引においては米ドルよりも利便性が高いです。

成行注文が可能に

CRYPTOSでは、指値注文に加えて成行注文も利用できます。ただし、Binance(バイナンス)やBybit(バイビット)などの有名取引所では、逆指値注文にも対応しています。ほかの取引所を利用したことがあるユーザーは、使い勝手の悪さを感じることもあるでしょう。

取引所ごとに、取引手数料にも違いがあります。

取引所 メイカー手数料 テイカー手数料
FOCREX 0.2% 0.2%
CRYPTOS 0.09%~0.18% 0.1%~0.2%
Binance 0.015%~0.1% 0.03%~0.1%
Bybit 0%~0.1% 0.02%~0.1%

FOCREX

メイカー手数料 テイカー手数料
0.2% 0.2%

CRYPTOS

メイカー手数料 テイカー手数料
0.09%~0.18% 0.1%~0.2%

Binance

メイカー手数料 テイカー手数料
0.015%~0.1% 0.03%~0.1%

Bybit

メイカー手数料 テイカー手数料
0%~0.1% 0.02%~0.1%

FOCREXの取引手数料は、メイカー手数料・テイカー手数料ともに一律0.2%に設定されています。一方、CRYPTOSは、FOCREXよりも手数料が低く抑えられているため、取引コストの削減が可能です。

ただし、BinanceやBybitと比較すると、やや高い水準になっています。

point 取引手数料に幅がある理由は?

多くの海外仮想通貨取引所では、取引量などの条件を満たした場合に取引手数料を割引する制度を採用しています。しかし、割引を受けるために必要な取引量の条件が比較的高いため、多くのユーザーは、最も高い手数料の階層を利用しています。

銘柄はほぼ変わらず

CRYPTOSの取り扱い銘柄は、FOCREXとほぼ同じです。

比較項目 FOCREX CRYPTOS
取引可能通貨ペア数 8種類 9種類
取引可能通貨ペア BTCUSD
ETHUSD
EXCUSD
RSVCUSD
BXCUSD
XRPUSD
ETHBTC
NEOBTC
BTCUSDT
ETHUSDT
EXCUSDT
RSVCUSDT
BXCUSDT
BTCJPY
ETHBTC
XRPJPY
ETHJPY

取引可能通貨ペア数

FOCREX CRYPTOS
8種類 9種類

取引可能通貨ペア

FOCREX CRYPTOS
BTCUSD
ETHUSD
EXCUSD
RSVCUSD
BXCUSD
XRPUSD
ETHBTC
NEOBTC
BTCUSDT
ETHUSDT
EXCUSDT
RSVCUSDT
BXCUSDT
BTCJPY
ETHBTC
XRPJPY
ETHJPY

CRYPTOSでは、米ドル(USD)を廃止すると同時に、米ドルと連動するテザー(USDT)が採用されています。

加えて、日本円(JPY)が採用され、円での入金も可能になりました。ただし、JPYでの入出金は海外送金として扱われるため、銀行のSWIFTコードの確認が必要です。海外送金に慣れていないユーザーは、手続きに手間取る可能性があります。

また、FOCREXでは、EXC、RSVC、BXCの3銘柄の取り扱いがあるのが特徴です。これらの銘柄は、CRYPTOSでも引き続き取引できます。

EXC EXCは、GVE株式会社が開発した仮想通貨です。GVE株式会社は、金融システムの開発を手がけています。EXCと生体認証を組み合わせて安全性を確保している点が特徴です。
RSVC RSVCは、不動産を担保とする仮想通貨です。不動産の保有権をトークン化することで、投資家に不動産の収益を分配する仕組みを採用しています。
BXCU BXCUは、決済システムやウォレット開発などを手がけるBXONE社が開発したトークンです。
point この3銘柄は情報が少ない

上記の3銘柄は公開情報が少なく、開発状況についても不明な点が多いです。このため、十分に情報を集めた上で、慎重に取引を検討する必要があります。

今後、CRYPTOSは取扱通貨ペアを増やす見込みです。将来的により多くの通貨ペアを取引できるようになるでしょう。

改善が期待される点

FOCREX(フォークレックス)には難点があり、改善が期待される点として以下の2つが挙げられます。

  • 流動性の低さ
  • マニュアルがない

現状、FOCREXは流動性が低く、市場動向によっては取引が困難になる可能性もあります。加えて、マニュアルが用意されていないため、操作も分かりにくいです。

流動性の低さ

FOCREX口座の大きな難点として、流動性の低さが挙げられます。BTCUSDの板情報を見ると、買いも売りも発注数量は0.01ばかりです。加えて、約定もほとんど0.01と低水準で、取引量がかなり少ないことがうかがえます。

取引量が少なく、板情報が意味をなさない状態です。相場の状況によっては、不利な価格での取引になったり、取引自体が困難になる可能性もあります。

マニュアルがない

FOCREXは、マニュアルが充実していません。取引画面上にヘルプやマニュアルへのリンクが設置されていないため、操作に関して不明な点があっても、ユーザーだけでは解決できない可能性があります。

サポートに問い合わせるなどの手間がかかってしまう点は、FOCREX口座の難点といえるでしょう。

また、「成行注文」「指値注文」などの用語を解説するコンテンツも用意されていません。ユーザーが取引に関する知識を持っている前提で開発されているため、仮想通貨取引の初心者が最初に選ぶ業者としては適していません。

BigBossの仮想通貨取引条件

当記事執筆時点(2022年7月)で、BigBossで仮想通貨を取引するには、スタンダード口座またはFOCREX口座を使用します。スタンダード口座は仮想通貨CFD、FOCREX口座は現物取引に対応しています。

比較項目 スタンダード口座 FOCREX口座
レバレッジ 50倍(固定) 現物取引のみ
手数料 無料(5分以内の決済で片道0.2%) 片道0.2%
最小取引単位 0.01lot 指定なし
ボーナス あり なし
仮想通貨銘柄数 30種類 8種類
取引時間 365日24時間 365日24時間

レバレッジ

スタンダード口座 FOCREX口座
50倍(固定) 現物取引のみ

手数料

スタンダード口座 FOCREX口座
無料(5分以内の決済で片道0.2%) 片道0.2%

最小取引単位

スタンダード口座 FOCREX口座
0.01lot 指定なし

ボーナス

スタンダード口座 FOCREX口座
あり なし

仮想通貨銘柄数

スタンダード口座 FOCREX口座
30種類 8種類

取引時間

スタンダード口座 FOCREX口座
365日24時間 365日24時間

スタンダード口座では、仮想通貨CFD以外にも、FXや貴金属CFD、株価指数CFDなどの取引も可能です。CFD取引の手数料は原則無料ですが、5分以内に決済した場合は片道0.2%の手数料がかかります。

スタンダード口座は、ボーナスの対象となるのが大きな特徴です。取引ごとにBigBossポイントが配布され、ボーナスと引き換えたり、外れなしのガチャに利用したりできます。

FOCREXから生まれ変われるか

FOCREX(フォークレックス)口座は知名度が低く、ユーザーからの評価もそれほど高くありません。先述のとおり、流動性の低さがネックになっています。ほかの仮想通貨取引所と比較して取り扱い通貨ペアの種類も少ないため、物足りなさを感じるユーザーも多いでしょう。

また、取引システムや操作画面に関しても扱いやすいとはいえません。マニュアルも用意されていないため、仮想通貨取引に初めて挑戦するユーザーには、扱いにくい業者といえるでしょう。

今後、バージョンアップが進む中で、FOCREXが抱える問題をCRYPTOSで改善できるかどうか、注目する必要があるでしょう。


Date

作成日

2022.07.22

Update

最終更新

2023.01.10

Myforex編集スタッフーFX担当ー

短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。

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