作成日
:2021.09.30
2022.04.20 12:08
Titan FX(タイタンFX)は2021年7月末に仮想通貨「BNB(バイナンスコイン)」「UNI(ユニスワップ)」「XTZ(テゾス)」のJPY・USD建て銘柄を追加しました。TitanFXが仮想通貨の取り扱いを開始した2021年6月から、わずか1ヶ月で早くもサービスを拡大したことになります。
いずれも2021年9月現在で時価総額ランキング30位以内に入っている人気の仮想通貨です。
この記事では、Titan FXが追加した仮想通貨の詳細や、直近の海外FX業者による仮想通貨CFDを取り巻く動向について解説します。
Titan FX(タイタンFX)では、元々9種類(ビットコイン、イーサリアム、ライトコイン、リップル、ビットコインキャッシュ、ポルカドット、チェーンリンク、ステラルーメン、イオス)の仮想通貨が取引可能でしたが、今回「BNB(バイナンスコイン)」「UNI(ユニスワップ)」「XTZ(テゾス)」の3種類が追加されました。
これから、Titan FXで取引可能になった各銘柄について詳しく解説していきます。
これから、Titan FXで取引可能になった各銘柄について詳しく解説していきます。こちらに正式名称、通貨ペア、時価総額(2021年9月末時点)をまとめていますのでご覧ください。
正式名称 | 通貨ペア | 時価総額 (2021年9月末時点) |
バイナンスコイン(BNB) | BNB/JPY BNB/USD |
約529億ドル |
ユニスワップ(UNI) | UNI/JPY UNI/USD |
約118億ドル |
テゾス(XTZ) | XTZ/JPY XTZ/USD |
約51億ドル |
正式名称 | |
バイナンスコイン(BNB) | |
通貨ペア | 時価総額 (2021年9月末時点) |
BNB/JPY BNB/USD |
約529億ドル |
正式名称 | |
ユニスワップ(UNI) | |
通貨ペア | 時価総額 (2021年9月末時点) |
UNI/JPY UNI/USD |
約118億ドル |
正式名称 | |
テゾス(XTZ) | |
通貨ペア | 時価総額 (2021年9月末時点) |
XTZ/JPY XTZ/USD |
約51億ドル |
BNB(バイナンスコイン)は、世界最大級の海外仮想通貨取引所である「Binance(バイナンス)」が中心となって開発したトークンです。BNBは2021年9月末の時点で、世界5番目の時価総額を誇ります。2021年2月から5月にかけて急騰し、一時は77,000円の最高値を付けました。約5ヶ月で1580%以上の上昇となりました。
ローンチされた当初はイーサリアムネットワークで動作するトークンとして利用されていましたが、後にBinance独自のブロックチェーン「BSC(バイナンス・スマートチェーン)」上で動作させる仕様に変更され、現在は主にBSCの基軸通貨として利用されています。
BSCはイーサリアム同様、スマートコントラクトを実装したプラットフォームの特質を持つブロックチェーンです。BSCの大きな強みは処理速度が早いという点が挙げられます。処理が高速というメリットを活用してBSCを利用したさまざまなサービスが多数開発されており、Pancakeswap・VenusといったBSC系DeFiが誕生しています。
Defiとは、「Decentralized Finance」の略で分散型金融という意味です。ブロックチェーンが利用している、中央管理者のいない金融サービスを指します。有名なのはDEX(分散型取引所)で、仮想通貨を預け入れて運営に貢献すると、DEXが取引で得た手数料の一部を受け取ることができるサービスが特徴です。
DeFiでトランザクション(取引などの処理)をする際に支払う手数料にBNBが活用されており、BNBの需要が急激に高まっています。また、BSCはイーサリアムと比較すると、ガス代が抑えられる、処理速度が高速であるといったメリットがあり、イーサリアムの代替として利用されることもあります。
今回追加されたTitan FXの仮想通貨CFD銘柄の中では最も時価総額が大きいですが、ボラティリティが大きいため安定性があるとは言い難いのが現状です。
UNI(ユニスワップ)は、イーサリアムブロックチェーンを利用したDEX(分散型取引所)である「Uniswap」の独自トークンです。Uniswapは、AMM(自動マーケットメーカー)を実装したDEXのパイオニアで、これまで流動性が低く実用性が低かったDEXの存在感を大きく向上させました。
DEXとは、ユーザー同士が直接取引することができる仮想通貨取引所です。仲介を行う業者が存在しない仕組みを利用した「分散型取引所」で、人件費などがほとんど発生しないため、取引コストを大幅に削減できるというメリットがあります。
AMM(自動マーケットメーカー)とは、このDEXで使われる、アルゴリズムによって自動的に注文が成立する取引システムのことです。AMMには流動性プールという概念があり、取引の際はユーザーがあらかじめ預け入れた仮想通貨のプールの中の仮想通貨と交換が行われます。この仕組みは、流動性プールに資金を提供した人に報酬を与えることによって成立しています。
Uniswapをきっかけに多数のAMMを実装したDEXがローンチされており、SushiSwap(スシスワップ)やPancakeSwap(パンケーキスワップ)といった有名なDEXの原点となりました。
Uniswapを模倣したものや、Uniswapに付加価値を付与したDEXが多数登場していますが、現在でもUniswapはDeFiサービスの中で圧倒的な存在感があります。そんなUniswapが発行しているトークンがUNIです。
UNI自体に大きな価値は無いものの、Uniswapのガバナンスなどに影響力を持つことから、Uniswapの取引量・影響力の大きさによって価格が変動します。UNIは、一般的な原資産と比較すると非常にボラティリティが大きくなっており、投資家の力量が問われやすい銘柄であるといえます。
今回、Titan FXが追加する銘柄の中で、最も時価総額が低いのがXTZ(テゾス)で、2021年9月現在では30位に位置しています。
XTZは、ブロックを生成する際に独自のプロセス「LPoS(リキッド・プルーフ・オブ・ステーク)」という仕組みを導入しています。この仕組みによって、より多くのユーザーがブロック生成に関与できます。
また、外部からの攻撃に強い設計となっているため、スマートコントラクトを利用するDeFiとの相性が良いことで知られています。時価総額で見ると、まだまだ成長の余地がある仮想通貨であり、DeFiの人気が高まっている状況を考えると、期待できる仮想通貨の一つといえます。国内仮想通貨取引所での上場も相次いでおり、ビットフライヤー・GMOコインなどで取り扱いを始めました。
しかし、時価総額の規模小さい仮想通貨なので、BNB・UNIと比較しても、ボラティリティは高めです。Titan FXの仮想通貨CFD取引であれば、買い・売りのどちらからでもポジションを持てるので、利益を出せるチャンスが広がるでしょう。
Titan FX(タイタンFX)は、複数のCFDを扱っていますが、最近は、特に仮想通貨CFDに力を入れています。Titan FXの仮想通貨CFDの取引条件は以下のとおりです。
Titan FX(タイタンFX)は、複数のCFDを扱っていますが、最近は、特に仮想通貨CFDに力を入れています。Titan FXの仮想通貨CFDの取引条件はこちらの表のとおりです。
レバレッジ | 原則20倍 |
---|---|
取引手数料 | なし |
銘柄数 | 12種類/24ペア |
取引時間 | 月~金24時間 (マイナー通貨は一部制限あり) |
数量制限 | 1銘柄につき最大20ロット(1ポジションでは最大10ロット、仮想通貨CFD全体で200ポジション) |
ゼロカットシステム | 有り |
海外FX業者にしてはレバレッジが低いと感じるトレーダーもいますが、ボラティリティが大きい仮想通貨CFDはレバレッジが低めに設定されている海外FX業者が多く、一般的な取引条件といえます。
注意したい点として、金曜日の閉場1時間前~月曜日の開場15分後の時間帯に新規約定したポジションは、レバレッジ5倍に制限されます。該当時間外に約定したポジションはレバレッジ20倍が適用され続けるため、週末にポジションを持ち越しても心配ありません。
各仮想通貨CFD銘柄の最大ロット数は買い・売りのそれぞれで20ロットとなっています。つまり、買いポジション/売りポジション(両建て)合わせて最大40ロットまで保有できます。また、ポジション数の制限もあり、最大200ポジションまでとなっています。
Titan FX(タイタンFX)で取引できる仮想通貨は12種類で、ドル建てと円建てがあるため銘柄ペア数としては24種類です。今回の銘柄追加によって、海外FX業者の中でも多い水準になりました。
また、仮想通貨銘柄はFX銘柄と比較するどうしてもスリッページが発生しやすいですが、Titan FXの仮想通貨取引は約定力に定評があります。
仮想通貨銘柄は口座タイプに関わらず取引手数料無料なので、手数料を考慮に入れる必要がなく、シンプルに取引ができます。
Titan FX(タイタンFX)の仮想通貨銘柄で最も改善が期待されているのは、土日に取引ができない点です。仮想通貨の取引は土日も含めて24時間行われていますが、Titan FXではFXと同様平日のみの取引となります。
また、海外FX業者全般での仮想通貨取引にいえることですが、スワップポイントが発生するのもデメリットです。Titan FXでは買いポジションも売りポジションもマイナススワップに設定されているため、取引コストが割高になります。
デイトレードなど短期トレードであればスワップポイントを気にする必要がないですが、スイングトレードなど中長期でポジション持つ場合は注意が必要です。
仮想通貨への関心が高まる中で、これまで以上に仮想通貨に力を入れる海外FX業者が増えています。ここからは、海外FX業者における仮想通貨の動向をいくつかチェックしていきましょう。
海外FX業者は、ハイレバレッジで取引できるというメリットがありますが、一般的に原資産・銘柄によって、レバレッジ上限が異なる設定になっている場合が多いです。とりわけ仮想通貨は、ボラティリティが大きいことから、レバレッジの上限はFX通貨ペアや他の金融商品に比べて低めに設定されている業者がほとんどです。
しかし、仮想通貨取引の需要が高まっていることから、直近の数ヶ月ではレバレッジ引き上げの動きが見られます。例えば、海外FX業者であるExclusive Markets(エクスクルーシブ マーケット)は、これまで「5倍」だった仮想通貨CFD銘柄のレバレッジを「25倍」に引き上げました。
また、同じく海外FX業者のExness(エクスネス)では、従来の100倍から最大200倍のレバレッジに引き上げました。どちらも、2021年4月~8月までに行われた変更であり、仮想通貨のレバレッジが引き上げられる傾向になっていることが分かります。
国内仮想通貨取引所などでも、仮想通貨を原資産としたCFD取引を提供している取引所があります。しかし、近年、仮想通貨の法整備・規制強化が進められており、2021年4月以降、4倍から2倍のレバレッジを上限とする規制が適用されています。そのため、国内業者が提供する仮想通貨CFD取引のレバレッジは2倍までということになります。
このようなことを考慮すると、仮想通貨CFD取引であっても数十倍〜数百倍といったレバレッジで取引可能なのは海外FX業者のメリットであるといえます。
海外FX業者のFBS(エフビーエス)は、8月に「仮想通貨口座」を新設することを発表しました。レバレッジの上限は5倍までとなっており、ハイレバレッジが特徴の海外FX業者の中では、それほど高いものではありません。
しかし、FBSの仮想通貨口座の強みは「銘柄数」にあり、「仮想通貨/法定通貨」「仮想通貨/仮想通貨」「仮想通貨/貴金属」といった豊富なペアに対応しています。すべてのペアを含めると銘柄数は100種類を超えており、多種多様な銘柄が取引できます。
この記事では、Titan FXが仮想通貨CFDにて追加した3種類の仮想通貨銘柄「BNB」「UNI」「XTZ」、海外FX業者の仮想通貨サービスについて紹介しました。Titan FXは仮想通貨CFDをリリース後、わずか1ヶ月後に新たな銘柄を追加しており、今後も仮想通貨銘柄のサービス拡大が期待できます。
また、取り扱い通貨の増加ではなくレバレッジを引き上げることによってユーザーの獲得を目指す動きもあり、海外FX業界全体で仮想通貨取引サービスを拡大している傾向が見られます。Titan FXに限らず、海外FX業者全体の仮想通貨に関する動向に注目が集まっています。
作成日
:2021.09.30
最終更新
:2022.04.20
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