作成日
:2026.01.08


2026.01.08 14:20
2025年10月27日、日本円建てステーブルコイン「JPYC」が正式に発行開始されました。海外FXにおける国内銀行送金や銀行口座凍結のリスクが高まる中、一部のユーザーの間では新たな入出金手段としてJPYCが注目を集めています。
そこでMyforex編集部では、実際にJPYCを使って海外FXに入金してみました。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。
2025年10月27日、JPYC株式会社は日本円建てステーブルコイン「JPYC」を正式にリリースしました。
JPYCは日本円と価値が1:1で連動する設計となっており、ブロックチェーン技術を活用していることから、即時かつ低コストで送金できる特徴を持っています。発行価値は預金・国債によって裏付けられており、専用プラットフォームの「JPYC EX」で発行・償還が行われます。
なお「JPYC EX」では手数料無料で、JPYCの発行・償還を行うことが可能です(2026年1月7日現在)。
海外FXユーザーの間でも注目を集めるJPYCですが、当記事執筆現在(2026年1月7日)、JPYCでの入出金に対応している海外FXブローカーは確認できていません。
そのため、JPYCを使って海外FXに入金するには、メタマスクなどのウォレットに発行したJPYCを一度USDT(テザー)などに交換し、海外FXに送金する必要があります。JPYCをUSDTに交換する際は、DEX(分散型取引所)やウォレットのスワップ機能などを利用します。
STEP1
JPYC EXでウォレットにJPYCを発行
STEP2
JPYCをUSDTなどに交換
STEP3
海外FXにUSDTを送金
今回Myforex編集部では、実際にJPYCを発行してUSDTに交換し、海外FXへ入金するまでの手順を検証してみました。
ここからは、実際にJPYCを発行して海外FXに入金するまでの手順を解説します。全体の流れとしては、以下の3ステップで進めます。
まずは「JPYC EX」を利用して、仮想通貨(暗号資産)ウォレットにJPYCを発行します。
JPYCを発行するには、アカウント登録とマイナンバーカードでの本人確認(KYC)が必要です。その後、発行申し込みを行い、指定された銀行口座へ日本円を振り込むことで、自身のウォレットにJPYCが発行されます。なお今回、ウォレットはメタマスクを利用しました。
JPYCの発行手順は、以下の公式ページで解説されています。こちらを参考に手続きを進めてください。
JPYCはイーサリアム、ポリゴン、アバランチの3つのネットワークで発行できます。しかし、海外FXブローカーは主にイーサリアム、トロンでのUSDT入金に対応しており、ポリゴンやアバランチでのUSDT入金には対応していないケースが多いです。そのため海外FXへの入金目的でJPYCを利用する場合、現時点ではイーサリアムで発行するのが最適かもしれません。
ウォレットにJPYCが発行されたら、JPYCをUSDTに交換します。今回は手軽に利用できるメタマスクのスワップ機能を使って、USDTに交換してみました。
また、本検証ではJPYCをイーサリアムネットワークで発行しているため、イーサリアム上でJPYCをUSDT(ERC-20)に交換していきます。
メタマスクにアクセスし、「スワップ」をクリックします。
交換元の通貨に「JPYC」(①)、交換先の通貨に「USDT」(②)を選択します。なお今回はイーサリアム上でJPYCをUSDTに交換するため、いずれも右下に小さくイーサリアムのロゴが表示されていることを確認しておきましょう。
その後、交換したいJPYCの数量を入力したら「交換後のUSDTの数量」(②)、「ネットワーク手数料」(③)の金額を確認します。問題なければ「スワップ」(④)をクリックします。
メタマスク上にUSDTの残高が増えていれば、USDTへの交換は完了です。
次に、メタマスクから海外FX業者にUSDTを送金します。なお、今回は例として、FXGT(エフエックスジーティー)に送金してみました。
FXGTへUSDTを送金するには、まずは入金アドレスを確認する必要があります。FXGTにログインして「ホーム」(①)を選択し、画面に表示される口座の中から入金したい口座の「入金」(②)をクリックします。
USDTでの入金が可能な「口座」(①)を選択し、入金方法は「暗号資産」(②)を選択して、「了解!」(③)をクリックします。
「ERC20レイヤー」用の入金アドレスが表示されます。この画面を開いたまま、メタマスクに移動しましょう。
メタマスクにアクセスしたら、「Tether USD」をクリックします。
「送金」をクリックします。
手順3の画面を確認しながら、FXGTの入金アドレスを「送り先」(①)にコピー&ペーストで入力します。その後、送金したいUSDTの「金額」(②)を入力し、「続行」(③)をクリックします。
「送り先」「ネットワーク」に誤りがないか確認します。「ネットワーク手数料」の金額も確認して問題なければ、「確認」をクリックします。
以下の画面が表示されたら、USDTの送金は完了です。しばらくすると、送金したUSDTがFXGTに入金されます。
今回Myforex編集部で送金してみたところ、メタマスクで送金手続きを完了してから、5分程度でFXGTに着金しました。
海外FXにJPYCを使って入金してみた結果、従来の仮想通貨(暗号資産)入出金方法よりも価格変動リスクを抑えられる点にメリットがあると感じました。
従来の仮想通貨送金ルートは、国内取引所からXRP(リップル)などを海外取引所やウォレットに送金し、USDTに交換して海外FXに送金するというものです。XRPなどの仮想通貨は常に価格変動しているため、送金手続きの途中で資産価値が目減りしてしまうリスクがあります。
一方、JPYCやUSDTは法定通貨と価値が連動するステーブルコインであるため、送金手続き中の価格変動はそれほど気にする必要がありません。実質的に交換時のドル円レートのみを考慮すればよく、計算通りの金額を入金しやすい点はメリットといえるでしょう。
一方、JPYCを使った送金には以下のようなデメリットがあると感じました。
JPYCを使った入出金に関しても、従来の仮想通貨(暗号資産)入出金ルートと同じく、やや手続きが煩雑に感じる可能性があります。前述の通り、当記事執筆時点(2026年1月7日)で、JPYCでの直接の入出金に対応している海外FXブローカーは確認できていません。
慣れれば特に難しくありませんが、一度JPYCをUSDT等に交換して送金する必要があるなど、仮想通貨にあまり触れていないユーザーにとっては少し面倒に感じることもあるでしょう。
ただし、今後海外FXブローカーがJPYCでの入出金に対応すれば、USDTへの交換手続きが不要になり、送金作業もよりシンプルになると考えられます。
JPYCを使った入出金ルートはメタマスクなどの個人ウォレットを利用するため、資産管理が自己責任となります。ウォレットは仮想通貨(暗号資産)取引所とは異なり、自分で秘密鍵を管理しなければいけません。
ウォレットの扱いに慣れていない方や、上記のリスクを避けたいと考える方は、Bitget(ビットゲット)などの海外取引所を使って送金する方が無難かもしれません。
JPYCを使った送金ルートは従来の仮想通貨(暗号資産)送金ルートよりも、価格変動リスクを抑えて送金できるメリットがあります。一方で送金手続き自体は従来の送金ルートと同じく、やや煩雑な点はデメリットといえるかもしれません。
しかし、海外FXブローカーがJPYCでの直接の入出金に対応するようになれば、利便性は大きく向上すると考えられます。仮想通貨での入出金に関心を持っている方は、今後もJPYC関連の情報はチェックしていくとよいでしょう。
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作成日
:2026.01.08
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最終更新
:2026.01.08
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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