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JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット


update 2026.08.12 11:25
JPYCで海外FXに入金してみた!試してわかったメリット・デメリット

update 2026.08.12 11:25

改正資金決済法によるクロスボーダー収納代行規制を受け、海外FXユーザーは入出金手段の見直しを迫られています。そうした中、代替手段となる仮想通貨(暗号資産)送金ルートの一つとして、日本円ステーブルコイン「JPYC」を使ったルートがSNS等で話題となっています。

そこでMyforex編集部では、実際にJPYCを使って海外FXに入金してみました。本記事では、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順や、試してわかったメリット・デメリットなどを紹介します。

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JPYCを使った海外FXとの入出金ルートが話題

JPYCは日本円と価値が1:1で連動するステーブルコインで、ブロックチェーン技術を活用していることから、即時かつ低コストで送金できる特徴を持っています。発行価値は預金・国債によって裏付けられており、専用プラットフォームの「JPYC EX」で発行・償還が行われます(2026年7月8日現在は発行・償還手数料は無料)。

なお、当記事執筆現在(2026年7月8日)、JPYCでの入出金に対応している主要海外FXブローカーは確認できていません。そのため、JPYCを使って海外FXに入金するには、メタマスクなどのウォレットに発行したJPYCをUSDT(テザー)などに交換し、海外FXに送金する必要があります。JPYCをUSDTに交換する際は、DEX(分散型取引所)やウォレットのスワップ機能などを利用します。

  1. STEP1

    JPYCの発行

    JPYC EXでウォレットにJPYCを発行

  2. STEP2

    JPYCをUSDTに交換

    JPYCをUSDTなどに交換

  3. STEP3

    海外FXにUSDTを送金

    海外FXにUSDTを送金

今回Myforex編集部では、実際にJPYCを発行してUSDTに交換し、海外FXへ入金するまでの手順を検証してみました。

caution JPYCを海外FX入出金に利用するリスク

SNS等でJPYCを利用した海外FX入出金ルートが話題ですが、発行元のJPYC社は二次流通での利用は自己責任の範囲としています。同社代表の岡部氏も、JPYCをUSDTなど他資産へ交換する「二次流通」以降は同社の管轄外であると明言しています。

また利用規約上、マネーロンダリング対策等により運営の判断でアカウント制限などが行われる可能性があり、その際の損害は補償対象外になると記載されています。海外FXとの入出金にJPYCを利用する際は、こういったリスクを把握した上で自己判断で行うようにしましょう。

JPYCを使って海外FXに入金してみた

ここからは、実際にJPYCを発行して海外FXに入金するまでの手順を解説します。全体の流れとしては、以下の3ステップで進めます。

  1. JPYC EXでJPYCを発行する
  2. JPYCをUSDTに交換する
  3. USDTを海外FXに送金する

JPYC EXでJPYCを発行する

まずは「JPYC EX」を利用して、仮想通貨(暗号資産)ウォレットにJPYCを発行します。

JPYCを発行するには、JPYC EXのアカウント登録とマイナンバーカードでの本人確認(KYC)が必要です。その後、ウォレットアドレス登録やJPYC発行申し込みなどを行い、指定された銀行口座へ日本円を振り込むと、自身のウォレットにJPYCが発行されます。なお今回、ウォレットはメタマスクを利用しました。

JPYCを発行・償還する手順は、以下の記事で検証しています。以下を参考に手続きを進めてください。

point 現時点ではイーサリアムでの発行が最適か

2026年7月現在、JPYCはイーサリアム、ポリゴン、アバランチ、カイアの4つのネットワークで発行できます。しかし、海外FXブローカーは主にイーサリアム、トロンでのUSDT入金に対応しており、ポリゴンやアバランチ等でのUSDT入金には対応していないケースが多いです。そのため海外FXへの入金目的でJPYCを利用する場合、現時点ではイーサリアムで発行するのが最適かもしれません。

JPYCをUSDTに交換する

ウォレットにJPYCが発行されたら、JPYCをUSDTに交換します。本検証ではJPYCをイーサリアムネットワークで発行しているため、イーサリアム上でJPYCをUSDT(ERC-20)に交換していきます。

なお、今回は手軽に利用できるメタマスクのスワップ機能を使って、USDTに交換してみました。ただし、ウォレットによってはスワップ機能の利用に別途手数料がかかるケースがあります。メタマスクのスワップ機能には、0.875%の利用手数料が設定されているため、交換金額が大きいと手数料負担も大きくなります(2026年7月8日現在)。

ウォレットによって手数料の取り扱いは異なりますが、コスト面を重視する場合は、スワップ機能ではなくDEX(分散型取引所)でJPYCをUSDTに交換する方がよいケースもあるかもしれません。JPYCをUSDTに交換する方法については、以下の記事でも詳しく解説しています。

手順1

メタマスクにアクセスし、「スワップ」をクリックします。

メタマスクのトップ画面

手順2

交換元の通貨に「JPYC」(①)、交換先の通貨に「USDT」(②)を選択します。なお今回はイーサリアム上でJPYCをUSDTに交換するため、いずれも右下に小さくイーサリアムのロゴが表示されていることを確認しておきましょう。

その後、交換したいJPYCの数量を入力したら「交換後のUSDTの数量」(②)、「ネットワーク手数料」(③)の金額を確認します。問題なければ「スワップ」(④)をクリックします。

メタマスクのスワップ画面

手順3

メタマスク上にUSDTの残高が増えていれば、USDTへの交換は完了です。

USDT交換後の画面

USDTを海外FXに送金する

次に、メタマスクから海外FX業者にUSDTを送金します。なお、今回は例として、FXGT(エフエックスジーティー)に送金してみました。

手順1

FXGTへUSDTを送金するには、まずは入金アドレスを確認する必要があります。FXGTにログインして「ホーム」(①)を選択し、画面に表示される口座の中から入金したい口座の「入金」(②)をクリックします。

FXGTのトップページ
FXGTのトップページ

手順2

USDTでの入金が可能な「口座」(①)を選択し、入金方法は「暗号資産」(②)を選択して、「了解!」(③)をクリックします。

FXGTの入金画面
FXGTの入金画面

手順3

「ERC20レイヤー」用の入金アドレスが表示されます。この画面を開いたまま、メタマスクに移動しましょう。

ウォレットアドレスの表示画面
ウォレットアドレスの表示画面

手順4

メタマスクにアクセスしたら、「Tether USD」をクリックします。

メタマスク上でのUSDT選択画面

手順5

「送金」をクリックします。

USDTの操作画面

手順6

手順3の画面を確認しながら、FXGTの入金アドレスを「送り先」(①)にコピー&ペーストで入力します。その後、送金したいUSDTの「金額」(②)を入力し、「続行」(③)をクリックします。

USDTの送金画面

手順7

「送り先」「ネットワーク」に誤りがないか確認します。「ネットワーク手数料」の金額も確認して問題なければ、「確認」をクリックします。

USDTの送金確認画面

手順8

以下の画面が表示されたら、USDTの送金は完了です。しばらくすると、送金したUSDTがFXGTに入金されます。

今回Myforex編集部で送金してみたところ、メタマスクで送金手続きを完了してから、5分程度でFXGTに着金しました。

送金完了後の画面

JPYCを使った送金のメリット

海外FXにJPYCを使って入金してみた結果、従来の仮想通貨(暗号資産)入出金方法よりも価格変動リスクを抑えられる点にメリットがあると感じました。

従来の仮想通貨送金ルートは、国内取引所からXRP(リップル)などを海外取引所やウォレットに送金し、USDTに交換して海外FXに送金するというものです。XRPなどの仮想通貨は常に価格変動しているため、送金手続きの途中で資産価値が目減りしてしまうリスクがあります。

従来の仮想通貨送金ルート

一方、JPYCやUSDTは法定通貨と価値が連動するステーブルコインであるため、送金手続き中の価格変動はそれほど気にする必要がありません。実質的に交換時のドル円レートのみを考慮すればよく、計算通りの金額を入金しやすい点はメリットといえるでしょう。

JPYCを使った送金のデメリット

一方、JPYCを使った送金には以下のようなデメリットがあると感じました。

  • 送金手続きがやや煩雑
  • 資産管理は自己責任

送金手続きがやや煩雑

JPYCを使った入出金に関しても、従来の仮想通貨(暗号資産)入出金ルートと同じく、やや手続きが煩雑に感じる可能性があります。前述の通り、当記事執筆時点(2026年7月8日)で、JPYCでの直接の入出金に対応している主要海外FXブローカーは確認できていません。

慣れれば特に難しくありませんが、一度JPYCをUSDT等に交換して送金する必要があるなど、仮想通貨にあまり触れていないユーザーにとっては少し面倒に感じることもあるでしょう。

資産管理は自己責任

JPYCを使った入出金ルートはメタマスクなどの個人ウォレットを利用するため、資産管理が自己責任となります。ウォレットは仮想通貨(暗号資産)取引所とは異なり、自分で秘密鍵を管理しなければいけません。

ウォレットの扱いに慣れていない方や、上記のリスクを避けたいと考える方は、Bitget(ビットゲット)などの海外取引所を使って送金する方が無難かもしれません。

新たな送金ルートの選択肢となり得るか

JPYCを使った送金ルートは従来の仮想通貨(暗号資産)送金ルートよりも、価格変動リスクを抑えて送金できるメリットがあります。一方で送金手続き自体は従来の送金ルートと同じく、やや煩雑な点はデメリットといえるかもしれません。海外FXの入出金にJPYCを利用する際は、最新の動向などを確認しながら判断するのがよいでしょう。


Date

作成日

:2026.01.08

Update

最終更新

:2026.08.12

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

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