作成日
:2026.05.07


2026.05.07 16:04
2026年4月20日、HFM(エイチエフエム)がハイスペック口座であるKATANA口座をリリースしました。低スプレッドに加え、無制限レバレッジを利用できる点がKATANA口座の特徴です。これまで無制限レバレッジといえばExness(エクスネス)の独壇場でしたが、HFMが無制限レバレッジを導入したことで海外FXユーザーの間で注目を集めています。
本記事では、KATANA口座のスペック・特徴を解説するほか、Exness(エクスネス)やXMTrading(エックスエムトレーディング)と条件を比較します。
KATANA口座の特徴は、低スプレッドかつ無制限レバレッジで取引できる点です。公式サイトの情報をもとに、同じHFM(エイチエフエム)のハイスペック口座であるプロ口座とスペックを比較すると以下のような違いがあります(2026年4月22日時点)。
| 口座タイプ | KATANA口座 | プロ口座 |
|---|---|---|
| 最小スプレッド |
USDJPY:0.4pips~
XAUUSD:0.8pips~
BTCUSD:9.98pips~
|
USDJPY:1.1pips~
XAUUSD:1.6pips~
BTCUSD:18pips~
|
| 手数料 | なし | なし |
| 銘柄 |
FX
貴金属
株価指数
仮想通貨(暗号資産)
エネルギー
|
FX
貴金属
株価指数
仮想通貨(暗号資産)
エネルギー
株式
債券
コモディティ
ETF
|
| 初回最低入金額 | 8万円(*1) | 1万3,000円(*2) |
| 最大レバレッジ |
FX:無制限
貴金属:無制限
株価指数:無制限
仮想通貨:無制限
エネルギー:無制限
|
FX:2,000倍
貴金属:2,000倍
株価指数:1,000倍
仮想通貨:1,000倍
エネルギー:500倍
株式:25倍
債券:50倍
コモディティ:66倍
ETF:5倍
|
| スワップフリー | 〇 | 〇 |
| ボーナス | × | × |
| マージンコール | 20% | 50% |
| ストップレベル | 0% | 20% |
KATANA口座
| 最小スプレッド |
USDJPY:0.4pips~
XAUUSD:0.8pips~
BTCUSD:9.98pips~
|
| 手数料 | なし |
| 銘柄 |
FX
貴金属
株価指数
仮想通貨(暗号資産)
エネルギー
|
| 初回最低入金額 | 8万円(*1) |
| 最大レバレッジ |
FX:無制限
貴金属:無制限
株価指数:無制限
仮想通貨:無制限
エネルギー:無制限
|
| スワップフリー | 〇 |
| ボーナス | × |
| マージンコール | 20% |
| ストップレベル | 0% |
プロ口座
| 最小スプレッド |
USDJPY:1.1pips~
XAUUSD:1.6pips~
BTCUSD:18pips~
|
| 手数料 | なし |
| 銘柄 |
FX
貴金属
株価指数
仮想通貨
エネルギー
株式
債券
コモディティ
ETF
|
| 初回最低入金額 | 1万3,000円(*2) |
| 最大レバレッジ |
FX:2,000倍
貴金属:2,000倍
株価指数:1,000倍
仮想通貨:1,000倍
エネルギー:500倍
株式:25倍
債券:50倍
コモディティ:66倍
ETF:5倍
|
| スワップフリー | 〇 |
| ボーナス | × |
| マージンコール | 50% |
| ストップレベル | 20% |
(*1)2回目以降の入金時は制限なし。米ドル口座は500ドル、ユーロ口座は430ユーロです。
(*2)2回目以降の入金時は制限なし。米ドル口座は100ドル、ユーロ口座は100ユーロです。
KATANA口座はプロ口座と比較すると、銘柄数が少なく初回の最低入金額も高く設定されています。しかし、FX銘柄やゴールド、BTCなどで無制限レバレッジを利用できるほか、最低スプレッドはプロ口座よりも狭く設定されています。
そのため、FXや貴金属といったメジャーな銘柄をメインに取引する方であれば、より取引条件に優れたKATANA口座を利用することで、取引コストを抑えることができるでしょう。
これまで無制限レバレッジといえばExness(エクスネス)が有名でしたが、今回HFMは新たにKATANA口座へ無制限レバレッジを導入しました。ただし、KATANA口座の無制限レバレッジには取引量(ロット数)による制限が設けられています。
| 銘柄 | 取引量の上限 |
|---|---|
| BTC | 1ロット |
| ETH | 50ロット |
| XRP | 5ロット |
| その他 | 5ロット |
無制限レバレッジが適用されるロット数は、銘柄ごとに異なります。上記のロット数を超過したポジションについては、従来通り有効証拠金額によって最大レバレッジが変動するダイナミックレバレッジが適用されます。
また、重要な経済指標の発表前後においては、レバレッジが200倍〜500倍に制限される点にも注意が必要です。
KATANA口座の最低スプレッドは、プロ口座と比較して1/2程度に設定されていると公表されています。実際はどうなのか、SNSでも話題になっているXAUUSDとBTCUSDを対象に、スプレッド計測用のMT5インディケータを使用して測定してみました。
2026年4月22日~4月23日において、KATANA口座のXAUUSDの平均スプレッドは約0.8pipsでした。公式サイトに掲載されている最小スプレッドに近い値で配信されていることが分かりました。
Myforexのスプレッド比較ツールにおいて、XAUUSDのスプレッドが最も狭いブローカーはAxi(アクシ)で、1.3pips(2026年4月28日時点)となっています。KATANA口座のゴールドのスプレッドは、海外FX業界全体の中でもかなりの低水準にあるといえます。
ただし、日本時間の22日の23時30分頃と23日の5時頃に最大4.1pips(約5倍)まで拡大が見られました。
2026年4月22日~4月23日のBTCUSDの平均スプレッドは約9.9pipsで、こちらも公式サイト最小スプレッドに近い値で配信されていました。スプレッド比較ツールにおいて、BTCUSDのスプレッドが最も狭いのはExnessで9.8pips(2026年4月28日時点)となっています。BTCUSDについても、KATANA口座のスプレッドは他社と比較しても低水準にあるといえるでしょう。
ただし、BTCUSDでも日本時間の22日の23時30分頃と23日の5時頃に最大19.9pips(約2倍)まで拡大しています。
22日の23時30分頃の変動についてはKATANA口座だけではなく、プロ口座やトップアップボーナス口座でもスプレッドの拡大を確認しています。一方で、同じ時間帯におけるXMTrading(エックスエムトレーディング)のKIWAMI極口座やExness(エクスネス)のプロ口座では、スプレッドに大きな変動はなかったことより、HFMの仕様上の要因によって拡大した可能性が考えられます。
KATANA口座を使用する場合は早朝などの流動性が低下する時間帯以外にも、スプレッドが拡大することが今後もあるかもしれないので注意が必要です。
各社の最新のスプレッドはこちらでご確認いただけます。
参照:
HFMでは取引量に応じてポイントが付与されるロイヤリティプログラムを提供しています。KATANA口座も同プログラムの対象となっているため、取引量に応じたポイントが付与されます。ただし、プレミアム口座・ボーナス口座と比較するとKATANA口座の取引量は1/5ロットとしてカウントされます。
口座タイプ別1ロットあたりのカウント
| 口座タイプ | カウント |
|---|---|
| KATANA | 0.2ロット |
| プレミアム・ボーナス | 1ロット |
| プロ・ゼロ | 0.33ロット |
| セント | 0.01ロット |
KATANA口座で1ロット取引した場合、ロイヤリティプログラムでは0.2ロットとしてカウントされます。そのため、他の口座と比較すると、同じ取引量でもKATANA口座で獲得できるポイントは少なくなります。
HFMの規約には、1ユーザーにつき取引口座を最大5口座開設できることが明記されています。しかし、KATANA口座については、1ユーザー1口座までしか開設することはできません。
そのため、KATANA口座を一度開設すると、マイページの「ライブ口座の開設」メニューからKATANA口座が非表示になります。
なお「MT4で取引したかったのに間違ってMT5口座を開設してしまった」という場合は、一度KATANA口座をアーカイブした後に、再度MT4で開設することで取引プラットフォームを変更することが可能です。
また、KATANA口座をコピートレード用の口座として利用することはできないのでこの点も注意が必要です。
SNS上ではKATANA口座のリリースをきっかけに、HFM(エイチエフエム)とExness(エクスネス)の取引条件を比較する投稿も見られます。そこで2社の無制限レバレッジやスワップフリーには、どのような違いがあるのか比較しました。
ExnessもHFMと同様にダイナミックレバレッジを採用しており、有効証拠金額が5,000ドル未満であれば無制限レバレッジが適用されます。Exnessの無制限レバレッジには、以下のような条件が設けられています。
❶ 無制限レバレッジの条件
銘柄ごとに決められたロット数以下のポジションに適用
・BTC:1ロット
・ETH:50ロット
・XRP:5ロット
・その他:5ロット
❷ 対象銘柄
・FX
・貴金属
・株価指数
・仮想通貨(暗号資産)
・エネルギー
❸ 制限
・経済指標発表15分前~発表5分後
・一部銘柄で毎日の開場・閉場前後1時間に制限あり
❶ 無制限レバレッジの条件
・有効証拠金額5,000ドル未満
・10件以上の往復取引・5ロット以上の取引実績
❷ 対象銘柄
・一部FX
・一部貴金属
❸ 制限
・経済指標発表15分前~発表1分30秒後
・週末休場前3時間~週末休場後1時間
・一部銘柄で毎日の閉場前後に制限あり
Exnessとの主な違い
Exnessでも経済指標発表前後はレバレッジが制限されますが、HFMよりも発表後の制限時間が短くなっています。指標トレードにおける立ち回りやすさでは、Exnessにやや分があるといえるでしょう。
一方で、HFMでは最低入金額(8万円)の条件さえ満たせば、口座を開設してすぐに無制限レバレッジで取引を開始することができます。そのため、HFMのほうが無制限レバレッジを実際に利用するまでのハードルは低いといえそうです。
Exnessでは、スワップフリーが適用される期間に制限はありません。基本的に初期状態ではスワップフリーが適用されますが、取引内容によっては無効になる場合があります。
| ブローカー | HFM | Exness |
|---|---|---|
| 対象銘柄 |
一部FX
一部貴金属
一部エネルギー
一部株価指数
|
一部FX
一部貴金属
一部エネルギー
仮想通貨
株価指数
|
| 期間 | 45日間 | なし |
HFM
| 対象銘柄 |
一部FX
一部貴金属
一部エネルギー
一部株価指数
|
| 期間 | 45日間 |
Exness
| 対象銘柄 |
一部FX
一部貴金属
一部エネルギー
仮想通貨
株価指数
|
| 期間 | なし |
なおExnessの公式ヘルプでは、スワップフリーの維持・判定の条件を以下のように説明しています。
スワップフリー口座の遵守状況は、取引条件などに関する同意書の内容に従い、アルゴリズムによって取引動向が分析されます。
スワップフリーステータスを維持するには、日中の取引を中心とし、翌日に持ち越す注文を最小限にすることをおすすめいたします。
Exnessヘルプセンター - より引用
最小限の注文の具体的な基準は明かされていませんが、大量のポジションを長期間保有すると、スワップフリーが取り消される可能性があります。実際、Exnessではスワップフリーの取り消しが度々話題になることがあります。そのため、Exnessは大きなロットで長期取引を行う方には向いていないといえるでしょう。
一方で、HFMではスワップフリーの適用期間を45日間に設定しています。しかし、同社の公式ヘルプに掲載されているスワップフリーに関する説明には、Exnessと同じような記述もあります。
サーバー時刻の日付をほぼまたがず、またいでも小ロットでの取引の維持を主流な取引アプローチであることを前提としています。
スワップフリー条件が正しく適用されているかを確認するため、上記商品の取引履歴は、常にモニターされています。当社は、独自の裁量により、スワップフリー条件を撤回する権利を有します。
ロールオーバーポリシー - より引用
HFMでも日付をまたぐポジションを最小限に抑える必要があり、大量のポジションを長期間保有すると、スワップフリーが無効になる可能性が高まります。件数は少ないものの、実際にHFMでスワップフリーを取り消された事例もあるようです。
ただし、HFMではスワップの期限が明示されているため、無期限となっているExnessと比べると解除の可能性は低いかもしれません。
SNS上では、口座名が似ていることから「XMのKIWAMI極口座を意識して作られた口座なのでは?」という声も一部で見受けられます。確かに名前の雰囲気は似ていますが、スペック上は異なる点が多数あります。
| 口座タイプ | KATANA口座 | KIWAMI極口座 |
|---|---|---|
| 最小スプレッド | 0.3pips~ | 0.6pips~ |
| 手数料 | なし | なし |
| 銘柄 |
FX
貴金属
株価指数
仮想通貨
エネルギー
|
FX
貴金属
株価指数
仮想通貨
エネルギー
株式
コモディティ
テーマ型指数
|
| 最低入金額 | 500ドル | 5ドル |
| 最大レバレッジ | 無制限 | 1,000倍 |
| スワップフリー | 〇 | 〇 |
| ボーナス | × | 〇 |
KATANA口座
| 最小スプレッド | 0.3pips~ |
| 手数料 | なし |
| 銘柄 |
FX
貴金属
株価指数
仮想通貨
エネルギー
|
| 初回最低入金額 | 500ドル |
| 最大レバレッジ | 無制限 |
| スワップフリー | 〇 |
| ボーナス | × |
KIWAMI極口座
| 最小スプレッド | 0.6pips~ |
| 手数料 | なし |
| 銘柄 |
FX
貴金属
株価指数
仮想通貨
エネルギー
株式
コモディティ
テーマ型指数
|
| 初回最低入金額 | 5ドル |
| 最大レバレッジ | 1,000倍 |
| スワップフリー | 〇 |
| ボーナス | 〇 |
特に大きな違いは、スプレッドにあるといえます。公式サイトの情報ではKATANA口座はKIWAMI極口座の約半分のコストで取引ができる模様ですが、実際にはそれ以上の差がある銘柄もあります。
これにはKIWAMI極口座のスプレッドがだんだん広がり、サイト上の情報と乖離が出てきたことも関係しているかもしれません。KATANA口座はリリースされて間もないため、スプレッドが安定して狭く推移していますが、今後スプレッドが拡大しないか動向を確認する必要はあるでしょう。
また最大レバレッジについては、言わずもがなKATANA口座は無制限と高く設定されているため、資金効率よく取引することが可能です。
一方で、KIWAMI極口座にも優れている点があります。KATANA口座の最低入金額が8万円(ドル口座は500ドル)と高めの設定であるのに対し、KIWAMI極口座はわずか5ドルから取引を始められます。さらに、KIWAMI極口座は口座開設ボーナスの対象になっているほか、スワップフリーにも期間制限がありません。
取引条件ではKATANA口座に軍配が上がるものの、ハイスペック口座を手軽に体験できるという点でKIWAMI極口座にも十分使い道はあるといえます。
実際にKATANA口座に触れたユーザーのSNS投稿では、好意的な意見が多いようです。特に以下の3点がメリットとして評価されています。
トレーダーの間では、取引環境を売りにしているExness(エクスネス)と比較する投稿が見受けられます。
ここ最近、Exnessでは出金や約定関連のトラブルが度々話題になっており、以前のような取引環境に優れるブローカーというイメージが崩れつつあります。そういった背景もあり、「ExnessからHFMに乗り換える人が増えるのでは」という見方もあるようです。
一方で、「ドル円のスプレッドは広い」とするユーザーの投稿も見受けられます。実際に2026年4月22日~23日のUSDJPYのスプレッドを計測した結果が以下のグラフです。
KATANA口座のスプレッドが最も拡大したのは22日の夜間で約1.5pipsまで広がっています。安定時は0.4pips前後で推移していることから、取引するタイミングによっては4倍ほどの差があるものの、全体的に見れば狭いといえるでしょう。
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作成日
:2026.05.07
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最終更新
:2026.05.07
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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