作成日
:2026.03.16


2026.03.16 16:25
今後、クロスボーダー収納代行への規制強化が行われることから、海外FXで国内銀行送金が使えなくなる可能性が浮上しています。そんな中、海外FXユーザーの間では仮想通貨(暗号資産)入出金が代替手段として注目されており、日本円ステーブルコイン「JPYC」にも期待が集まっています。
しかし、海外FXとの入出金にJPYCを使うには、仮想通貨(暗号資産)ウォレットを利用する必要があります。当記事では、JPYC対応のおすすめウォレットに加え、ウォレットの選び方や利用する上での注意点などを解説します。
JPYCは、日本円の価値に連動するステーブルコインで、ブロックチェーン技術を活用していることから、即時かつ低コストで送金できる特徴を持っています。JPYCは専用プラットフォームの「JPYC EX」に仮想通貨(暗号資産)ウォレットを接続することで、発行・償還を行うことが可能です。
また、JPYCは資産を第三者に預けるのではなく、利用者自身が資産を管理するMetaMask(メタマスク)などのノンカストディアルウォレットを使って利用します。
なお、実際にJPYCを発行して海外FXへ入金するまでの手順に関しては、以下の記事で検証しています。
JPYCはどのような仮想通貨ウォレットでも利用できるわけではありません。JPYC公式サイトでは、JPYCを利用できるウォレットの基準として以下の3つが紹介されています。
当記事執筆現在(2026年3月9日)、JPYCは「Ethereum(イーサリアム)」「Polygon(ポリゴン)」「Avalanche(アバランチ)C-Chain」の3つのネットワークで発行されています。
これらのネットワークをサポートしているウォレットでなければ、JPYCの発行や管理はできないため、必ずネットワークに対応したウォレットを選びましょう。
WalletConnect(ウォレットコネクト)とは、ウォレットと分散型アプリケーション(DApps)を接続するためのプロトコル(通信規約)です。QRコードを読み取るなどの簡単な操作で、ウォレットと外部サイトを安全に連携させることができます。
画像引用:WalletConnect
JPYC EXを利用する際は、基本的にWalletConnectを使ってウォレットを接続します。WalletConnect非対応のウォレットではJPYCを利用できないので、あらかじめ対応状況をチェックしておきましょう。
ウォレット上にあるJPYCを自動検出して残高を表示してくれるウォレットもありますが、初期状態ではJPYCが画面に表示されない場合があります。そのため、自分でトークン銘柄を追加表示できる「カスタムトークンの追加機能」を備えたウォレットを選ぶようにしましょう。
ウォレットによって操作方法は異なりますが、「トークンをインポート」などのメニューから「コントラクトアドレス(固有の識別子)」を入力すれば残高を表示させることができます。
JPYCに対応した利便性の高い仮想通貨(暗号資産)ウォレットを3つ紹介します。
画像引用:HashPort Wallet
HashPort Wallet(ハッシュポートウォレット)は、JPYC公式サイトでも紹介されている日本発のWeb3ウォレットです。もともとは大阪・関西万博で提供された「EXPO2025 デジタルウォレット」というサービスでしたが、その後にHashPort Walletにリニューアルされました。
特徴として、JPYCを画面上に標準表示できる仕様のため、トークンの追加操作なしでJPYCの残高を確認できます。ネットワークに関しても、JPYCが対応する3つのネットワークを全てサポートしているので、問題なくJPYCを利用できます。
画像引用:MetaMask
MetaMask(メタマスク)は、世界中で最も利用されている人気ウォレットの一つです。JPYCの対応ネットワークを全てサポートしていることに加え、海外FXでのUSDT入出金によく利用されるトロン(TRC20)にも対応していることから、特段のこだわりがない場合、まずはMetaMaskを利用してもよいかもしれません。
また、メタマスク上で簡単に仮想通貨を交換できるスワップ機能も提供しています(ガス代以外に別途手数料は必要)。JPYCをUSDTなどに手軽に交換して、海外FXへ送金したい方には使いやすいウォレットの一つでしょう。
画像引用:Trust Wallet
Trust Wallet(トラストウォレット)は、2017年の設立以来、2億人以上のユーザーに利用されている信頼性の高いウォレットです。大手取引所のBinance(バイナンス)が買収したウォレットとしても知られています。
100以上のネットワークに対応したマルチチェーンウォレットであり、JPYCが対応する3つのネットワークも全てサポートしています。また、MetaMaskと同様にウォレット上で仮想通貨を交換できるスワップ機能も利用できます。
モバイルアプリは直感的な操作性を特徴としており、WalletConnectを介したJPYC EXへの接続もスムーズに行えます。スマホでJPYCの管理や送金をしたい方には、選択肢の一つとなるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)ウォレットは資産を自己管理できる分、もし誤って操作をしてしまった場合などでも全て自己責任となります。ウォレットを利用する際は、以下の点などには注意するようにしましょう。
ウォレット作成時に発行されるシードフレーズ(リカバリーフレーズ)は、資産を守るために最も重要な情報です。シードフレーズは12〜24の英単語で構成され、ウォレットへアクセスしたり、資産を復元したりする際に必要になります。
もし、スマホの紛失やアプリの削除などによってウォレットへアクセスができない状態になっても、シードフレーズさえあれば別のデバイスを使ってウォレットを復元することができます。シードフレーズがあればウォレットにアクセスできる仕組み上、仮に第三者にシードフレーズが漏洩した場合、ウォレット内の資産は盗まれてしまう点には注意が必要です。
シードフレーズは絶対に紛失しない・他人に教えない管理を徹底するようにしましょう。スマホやクラウドなどにスクリーンショット等で保管するとハッキングのリスクがあるため、紙や金属板などに書き留めてオフラインで保管するのが基本となります。
仮想通貨を送金する際には、送金アドレスの入力ミスや、異なるネットワークへの誤送金には注意が必要です。もし送金時に誤ったアドレスやネットワークを指定してしまうと、送金した仮想通貨を失ってしまうリスクがあります。
ブロックチェーン上の取引は、一度確定すると取り消しができません。海外FX業者などと入出金する際は、相手が指定しているアドレスやネットワークをよく確認した上で送金するようにしましょう。
送金に不安がある場合、まずは少額でのテスト送金を行うのがおすすめです。無事にテスト送金が着金したことを確認した後、本番送金をするようにすれば送金ミスを回避できます。
ウォレットで仮想通貨の送金や交換をする際には、ガス代(ネットワーク手数料)を支払う必要があります。ガス代は基本的に利用するネットワークの基軸通貨で支払います。例えば、イーサリアムならETH、ポリゴンならPOL、アバランチならAVAXがガス代として必要になります。
ウォレット内の残高がJPYCのみの場合は、送金自体ができません。そのため、常にガス代用の通貨をウォレットに入れておくのが鉄則です。
海外FXとの入出金にJPYCを利用する際には、自分に合ったウォレットを選択するようにしましょう。業界標準の人気ウォレットを使いたいならMetaMask(メタマスク)、スマホでの利用をメインに考えているならTrust Wallet(トラストウォレット)といったような選び方もできます。
また、JPYCを利用する場合、ガス代の準備やシードフレーズの管理といったウォレット利用時の注意点を事前に把握しておくことも重要になります。
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作成日
:2026.03.16
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最終更新
:2026.03.16
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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