作成日
:2024.07.11
2024.07.28 08:46
楽天のポイントビットコインは、楽天ポイントを使って、ビットコイン投資を擬似的に体験できるサービスです。仮想通貨(暗号資産)取引所の口座開設をする必要がなく、手軽に始められることから注目を集めています。
この記事では、楽天のポイントビットコインを使って儲けることはできるのか、楽天ポイントを追加するタイミング、引き出すタイミングの目安などを解説します。
楽天のポイントビットコインは、ビットコインへの投資を擬似的に体験できるサービスです。プラットフォーム上に楽天ポイントを追加すると、ビットコインの値動きに合わせてポイントが増減します。
画像引用:楽天PointClub
ポイントビットコインで運用しているポイントを引き出せば、通常ポイントとして買い物などに利用可能です。
ポイントビットコインは、仮想通貨(暗号資産)取引所の口座を開設せずに始められる手軽さが特徴で、2022年11月にはユーザー数が100万人を突破したことが発表されています。
楽天のポイントビットコインを使って、実際に儲けることはできるのでしょうか。
当記事執筆現在(2024年7月10日)、ポイントビットコインは「楽天ポイントの追加・引き出し」という基本的な機能を提供しています。つまり、ポイントを追加したときよりも、ビットコイン価格が上昇したタイミングでポイントを引き出せば、儲けることは可能です。
なお、ポイントビットコインはビットコイン価格と連動して、ポイントが増減する仕組みであるため、通常の投資と同様に損失が発生するリスクがあります。そのため、万が一失ってもよい金額の範囲で、ポイントを追加するのがよいでしょう。
注意点として、ポイントビットコインで利益が発生しても、その儲けの全てを受け取れるわけではありません。
ポイントビットコインでは、ポイントを追加する際に手数料はかかりません。しかし、運用しているポイントを引き出す際には、スプレッドが発生します。
ポイントビットコインでは、引き出しポイントの約4〜5%のポイントがスプレッドとして差し引かれます。そのため、ポイントを引き出すタイミングによっては、運用利益よりも手数料が上回る「手数料負け」となってしまう場合もあるでしょう。
楽天のポイントビットコインで利益を出すには、ポイントを追加するタイミングと引き出すタイミングを見極めることが重要です。
ポイントを追加するタイミングの目安として、以下などが挙げられます。
ビットコインの価格が暴落しているときは、ポイントを追加するタイミングの目安といえます。
投資の基本は「安く買って高く売る」ことです。暴落したタイミングでポイントを追加し、その後価格が回復したタイミングで引き出せば、その差額を利益として受け取れます。
半減期とは、マイニングで得られるビットコインの数量が継続的に半分になるイベントです。およそ4年ごとに発生し、新規供給量が減少することでビットコインの希少性が高まる効果があります。
ビットコインの価格は、半減期の翌年に大きく上昇する傾向があります。例えば、2020年に迎えた半減期の翌年には、ビットコインは史上最高値を更新し、約750万円まで高騰しました。
そのため、ビットコイン半減期の前は、ポイントを追加するタイミングの目安といえます。
画像引用:CoinMarketCap
ビットコインに関するポジティブな要素があるとき、価格は上昇する可能性があります。例えば、2024年1月には、アメリカでビットコイン現物ETFの上場が承認されました。
現物ETFの承認前には、その期待の高まりによって、ビットコインは大きな価格上昇を記録しています。
このようなポジティブな要素があるときは、ポイントの追加を検討してもよいかもしれません。
ポイントを追加するタイミングの見極めが難しい場合、ドルコスト平均法で積み立てる方法もあります。ドルコスト平均法とは、一定の間隔で一定の金額ずつ、指定した銘柄を購入する投資手法です。
ビットコインに置き換えて考えると、ビットコインの価格が低いときは購入量が増加し、価格が高いときは購入量が減少します。これにより取得単価を平準化でき、高値掴みを避けることができます。
楽天のポイントビットコインにおいても、一定の間隔で一定のポイントを追加するという運用手法を検討してみてもよいかもしれません。
ポイントを引き出すタイミングの目安として、以下などが挙げられます。
目標とする運用益に達した際は、ポイントを引き出すタイミングの目安といえます。運用益が増えたとき、「まだ増えるのではないか」と考えてポイントを引き出さずにいた結果、損してしまうケースも少なくないでしょう。
「10%の利益が出たら引き出す」といったように、あらかじめポイントを引き出すルールなどを決めておくのもよいかもしれません。
過去のビットコインの価格は、半減期の翌年にピークを迎えています。
以下は2012年、2016年、2020年の半減期あたりの価格チャートです。いずれも半減期の翌年に価格が高騰した後、大きく価格下落していることがわかります。
画像引用:CoinMarketCap
画像引用:CoinMarketCap
画像引用:CoinMarketCap
過去のビットコインの価格傾向を踏まえると、半減期の翌年の価格上昇時にポイントを引き出せば、大きな運用益を得られるかもしれません。
楽天のポイントビットコインの特徴として、以下が挙げられます。
ポイントビットコインは、楽天ポイントを使って、手軽にビットコイン投資の擬似体験ができるサービスです。しかし、通常のビットコイン投資とは異なり、ビットコインそのものを購入・保有できるサービスではないため、その点は注意が必要です。
ポイントビットコインを利用するには、楽天ポイントが必要です。ポイントの追加は100ポイント以上からとなっているので、事前にそれ以上の楽天ポイントを用意しておきましょう。
画像引用:楽天PointClub
ポイントビットコインで運用するポイントは、楽天ウォレットが提示するビットコインの取引価格と連動しています。楽天ウォレットでの取引価格が変動することで、運用中のポイントが増減する仕組みとなっています。
なお、楽天ウォレットは楽天グループが運用する仮想通貨(暗号資産)取引所です。保有している楽天ポイントを仮想通貨に交換できる特徴などを持っています。
ポイントビットコインで増えた楽天ポイントを保有しているだけでは、税金は発生しません。しかし、増えたポイントでモノやサービスを購入した場合、その時点で利益確定したことになり、一時所得として課税対象になると考えられます。
ただし、一時所得には50万円の特別控除があり、一時所得とみなされる所得の合計が年間50万円を超えなければ、税金はかかりません。
ポイントビットコインの投資元本が楽天ポイントのみであることを考えると、年間50万円を超える利益が発生するケースは稀といえるかもしれません。つまり、ポイントビットコインでの利益だけを考えた場合、課税されるまでには至らないケースも多いと考えられます。
ポイントビットコインでは、通常のビットコイン投資と同様に損失が発生する可能性はあります。ただし、万が一損失が発生しても失うのは楽天ポイントだけなので、比較的気軽に始められるでしょう。
ビットコインへの直接的な投資に抵抗がある場合は、まずはポイントビットコインから始めてみるのもよいかもしれません。
作成日
:2024.07.11
最終更新
:2024.07.28
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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