作成日
:2024.07.11


2024.07.16 08:35
2024年7月1日、Mantle(マントル)はMethamorphosis(メサモルフォーシス)というイベントの開催を発表しました。100日間にわたって行われるイベントを通じて、仮想通貨(暗号資産)mETHの保有者は報酬を得ることができます。
当記事では、Methamorphosisの概要や報酬の仕組みについて解説します。
画像引用:Mantle
Mantleは、イーサリアム(ETH)のレイヤー2ネットワークであり、リキッドステーキングができるプロトコルMantle LSPを運営しています。
預け入れた仮想通貨(暗号資産)がロックされる通常のステーキングとは異なり、リキッドステーキングでは預けた仮想通貨と等価のリキッドステーキングトークンを受け取れます。受け取ったリキッドステーキングトークンは、現金化や送金、運用などに利用できます。
Mantleは、仮想通貨プロジェクトのBitDAOが立ち上げたレイヤー2プロジェクトです。大手取引所Bybit(バイビット)が支援するBitDAOは、これまでDeFi(分散型金融)など数多くのプロジェクトに投資をしてきました。2023年6月、BitDAOは正式にMantleへリブランディングを行っています。
画像引用:Mantle
Mantleは、イーサリアム(ETH)のリキッドステーキングプロトコルであるMantle LSPを運営しています。Mantle LSPでETHをステーキングすると、mETH(Mantle Staked Ether)を受け取れます。そしてmETHを返却すると、元のステーキングしたETHとステーキング報酬を受け取ることができます。
Mantle LSPのステーキング報酬は年率2.95%となっており、合計約49万ETH(約2,400億円)がステーキングされています(2024年7月7日時点)。
画像引用:Mantle
mETHは、Mantle LSPで利用されるリキッドステーキングトークンです。イーサリアム(レイヤー1)とMantle(レイヤー2)の両方のブロックチェーンで利用できます。ユーザーはMantle LSPでETHをステーキングすることでmETHを受け取れます。
mETHは、仮想通貨ウォレットで保管したり、DEX(分散型取引所)で売買したり、イールドファーミングで運用したりすることができます。
cmETHは、Mantle LSPで利用される新しいリキッドリステーキングトークンです。
リステーキングとは、イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上のプロトコルEigenLayer(アイゲンレイヤー)によって考案された新しい仕組みです。イーサリアム本体でステーキングをしつつ、別のプロジェクトでも再度ステーキングする仕組みのことを指します。
2024年7月1日のMantleの発表によると、mETH保有者はcmETHと交換することが可能になるようです。mETHをcmETHに交換することで、mETH保有者はより高い報酬を得られる可能性があるリステーキングに参加できます。また、必要に応じてcmETHを再びmETHに交換することも可能です。
画像引用:Mantle
2024年7月1日、MantleはMIP-30の可決を受けて、Methamorphosis(メサモルフォーシス)というイベントの開催を発表しました。Methamorphosisは、仮想通貨(暗号資産)mETHと、「変形」を意味するmetamorphosis(メタモルフォーシス)という言葉をかけ合わせた造語です。
Methamorphosisのシーズン1は、7月1日より100日間にわたって開催されます。この期間中、mETHの保有者は「パウダー」と呼ばれるポイントを獲得できます。将来的にパウダーは、Mantle LSPのガバナンストークンとなる仮想通貨COOKと交換可能になります。
mETHの保有者は「パウダー」と呼ばれるポイントを毎日獲得できます。なお、カウントの対象となるのは、Mantleのパートナープロトコル上で保管しているmETHです。
Methamorphosisシーズン1のパートナープロトコルは以下の通りです。
画像引用:Mantle
パートナープロトコル別のパウダー獲得量は、以下の通りです。
レイヤー2ウォレットの場合は、1mETHまたは1cmETHごとに毎日10パウダーを獲得できます。
レイヤー1アプリケーションの場合は、1mETHごとに毎日5パウダーを獲得できます。レイヤー1アプリケーションの例としては、EigenLayer、Karak、Zircuit、Symbioticなどがあります。
レイヤー2アプリケーションの場合は、1mETHまたは1cmETHごとに毎日20パウダーを獲得できます。レイヤー2アプリケーションの例としては、Karak、Pendle、Stargateなどがあります。
DEX(分散型取引所)でmETHやcmETHの流動性を提供することで、パウダーを獲得できるようになります。
mETH / ETHペア、cmETH / ETHペアの流動性を提供する場合は、流動性プールの1mETH / 1cmETHごとに毎日30パウダーを獲得できます。また、mETH / USDTペア、mETH / USDeペア、cmETH / USDeペアの場合は、流動性プールの1mETH / 1cmETHごとに毎日40パウダーを獲得できます。
なお、パウダーの獲得量やパートナーとなっているプロトコルは、シーズン中にも変更される可能性があります。Methamorphosisに参加する場合は、Mantleからの発表を常にチェックするようにしましょう。
Methamorphosisで獲得したパウダーは、将来的に仮想通貨COOKへ変換できます。
当記事執筆時点(2024年7月7日)で、パウダーとCOOKの交換比率は明らかにされていません。また、COOKが移動(売却)可能かどうかも、将来的に決定されるようです。
仮想通貨COOKは、Mantle LSPの将来のガバナンストークンになる予定です。「Cook」という言葉は、仮想通貨界隈では「計画を立てる・開発を進める」といった意味合いで使われます。
COOKの保有者は、Mantle LSPの運営について、投票を通じて意思表明できるようになるものと推測されます。
当記事執筆時点(2024年7月7日)では、COOKの総供給量は明らかにされていません。COOKの請求は、取引所の上場前もしくは上場と同日に可能となるようです。
画像引用:Mantle
2024年7月15日以降、Mantle Rewards Stationで仮想通貨MNTをステーキングすると、報酬としてCOOKが付与されます。Mantleの発表によると、合計2億COOKがMantle Rewards Stationに割り当てられているようです。
MNTのステーキング方法は、フレキシブルと固定期間から選択できます。
フレキシブルの場合は、預けたMNTをいつでも引き出すことができます。一方、固定期間の場合は、受け取れるCOOKの量が増加する反面、すぐに引き出すことはできません。あらかじめ決められたロック期間を経た後に、MNTの引き出しが可能になります。
また、ユーザーは複数回に分けて、異なるロック期間のMNTをステーキングすることができます。受け取り可能なCOOKの量は、画面上で簡単に確認できるようです。
Mantle Rewards StationでのCOOK獲得の詳細については、当記事執筆時点(2024年7月7日)で明らかになっていません。
画像引用:Puff
Mantleの発表によると、仮想通貨PUFFの保有者へCOOKの配分が計画されています。Mantleネットワーク上のERC20トークンであるPUFFは、mETH保有者の間で広く所有されているようです。
PUFF保有者への具体的なCOOKの配分量などは、当記事執筆時点(2024年7月7日)で明らかにされていません。
Methamorphosisでは、紹介プログラムが開始されます。新規ユーザーが招待コードを入力すると、コード所有者は追加のパウダーを受け取ることができます。
近日中に、紹介プログラムに関するランキングボードが導入されるようです。
Methamorphosisは、Mantleにとってエコシステム拡大のきっかけになることが予想されます。また、将来的にMantle LSPのガバナンストークンになるとされる仮想通貨(暗号資産)COOKが注目を集めれば、新しいコミュニティメンバーの流入にも期待ができます。
さらに、Methamorphosisを通じてmETHやcmETHの認知が広がることで、Mantle LSPのユーザー基盤の拡大にもつながるかもしれません。今後もMantleの動向に注目していきましょう。
![]()
作成日
:2024.07.11
![]()
最終更新
:2024.07.16
元証券会社勤務。2017年から仮想通貨に投資し、バブルとどん底の両方を経験する。2020年からは海外スタートアップや仮想通貨関連のライターとして独立。海外移住が趣味で、カナダ・オーストラリア・アメリカ・オランダなどを転々としている。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]

PeskaがUSDTでの入出金に対応!仮想通貨取引所・個人ウォレットへの送金が可能に
2026.06.15 19:00

【EAユーザ必見】数十倍の高精度チャートで信頼度アップ!Myforexポートフォリオ
2026.06.12 19:00

海外FXの国内銀行出金は6月以降も使える?改正資金決済法の施行で何が変わるのか
2026.06.10 19:00

海外FXに海外取引所経由で入出金できなくなる?仮想通貨の金商法移行で無登録業者への規制が強化
2026.06.09 19:00

Titan FXがマイクロ口座の最大レバレッジを2,000倍に引き上げ!少額取引の資金効率が向上
2026.06.03 19:00

JPYCの送金に必要なガス代とは?ガス代無料で送金・交換する方法も
2026.06.02 19:30
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー