Select Language

テスラ株の急落でビットコインにも波及?心理的節目「10万ドル」をかろうじて維持

テスラ株の急落でビットコインにも波及?心理的節目「10万ドル」をかろうじて維持

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2025.07.06 04:01
テスラ株の急落でビットコインにも波及?心理的節目「10万ドル」をかろうじて維持

update 2025.07.06 04:01

2025年6月5日、ドナルド・トランプ米大統領とイーロン・マスク氏の対立激化が報じられ、テスラ株が急落しました。ビットコイン(BTC)にもこれが波及したと考えられ、6月6日には一時10万400ドルあたりまで下落しています。

当記事執筆現在(2025年6月6日)、ビットコインは約10万2,000ドルで推移していますが、市場では節目となる10万ドル割れも視野に入りつつある状況です。

トランプ大統領とマスク氏決裂でビットコイン下落

2025年6月5日、トランプ米大統領とイーロン・マスク氏の決裂が報じられ、テスラ株が一時前日比18%安と急落しました。時価総額は前日比約1,520億ドル(約22兆円)の減少となり、2010年に上場して以来、1日での消失額としては最大とされています。

これに影響を受け、仮想通貨(暗号資産)市場も軒並み下落し、ビットコイン(BTC)は約10万400ドルまで一時急落しました。

テスラはビットコイン保有企業としても知られており、「テスラ=ビットコイン関連銘柄」という見方もあります。市場はその関係性を意識して、ビットコインなどの売りに転じた可能性もあるかもしれません。

また、USDCを発行するCircle(サークル)社が株式上場したことも、ビットコイン下落の一因として挙げられています。ポジティブな材料ではありましたが、市場はそれを材料出尽くしと判断し、事実売りが発生した可能性があります。

ビットコインは10万ドル割れあるか?

当記事執筆現在(2025年6月6日)、ビットコイン価格は約10万2,000ドルの価格帯で推移しています。現在は反発していますが、市場では節目となる10万ドル割れの可能性が言及されています。

ビットコインの価格チャート(日足)

画像引用:TradingView

10万ドルはビットコインの心理的な節目として意識されており、この水準を明確に下回ると、より売り圧力が強まる可能性があります。下落時のサポートラインとしては、9万3,000ドルの水準が意識されるかもしれません。

ビットコインの精算マップ

画像引用:CoinGlass

仮想通貨(暗号資産)データ分析プラットフォームのCoinGlassのデータによると、今回の下落により仮想通貨市場で約8億7,500万ドル(約1,260億円)ものロングポジションが大規模精算されたことがわかります。

ただし、ロングポジションの大規模精算が発生したことで、上値が軽くなったと考えることもできるでしょう。

ビットコイン財務戦略企業の株価動向

近年、ビットコイン(BTC)を財務戦略の一部として保有する企業が増加しています。代表的なのが、ストラテジー社(旧マイクロストラテジー)です。

これらの企業は、自社資産の一部として大量のビットコインを保有しており、その株価はビットコイン価格と連動する傾向があります。例えば、ビットコインが急騰すればストラテジーの株価も上昇し、逆にビットコインが下落すると、それらの株価にも売り圧力がかかるという構図です。

以下のチャートは、ビットコイン価格とストラテジーの株価を比較したものですが、概ねビットコイン価格と連動する傾向が見てとれます。

ビットコインとストラテジーの比較チャート

画像引用:TradingView

一方、2024年に入ってからストラテジー社の株価は、ビットコインよりも高いボラティリティでの推移が顕著になっています。ボラティリティが高い銘柄でのトレードはリスクも大きいですが、より大きな利益を得られる可能性があります。

これからビットコインの取引を考えている方や、さらなるリスクを取りたい方は、ストラテジー社などビットコイン財務戦略企業の株トレードも検討してみるとよいかもしれません。

仮想通貨(暗号資産)取引所のBybit(バイビット)では、MT5アカウントでのFXや各種CFD取引に対応しています。ストラテジー社をはじめ78もの米国株式CFD契約を取り扱っているので、気になる方はこの機会に口座開設してみてもよいでしょう。

10万ドルの節目を維持できるか

トランプ大統領とイーロン・マスク氏の対立激化によるテスラ株下落の煽りを受け、ビットコイン(BTC)も下落しています。現在は反発を見せていますが、心理的節目となる10万ドルを割り込んだ場合、さらなる下落につながる可能性は把握しておいた方がよいかもしれません。


Date

作成日

2025.06.06

Update

最終更新

2025.07.06

Myforex編集スタッフー仮想通貨担当ー

2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

もう国内銀行送金は使えない?法改正で海外FXトレーダーを直撃する3つの入出金リスク

資金決済法の一部改正により、海外FXユーザーの間で、当たり前のように利用されてきた国内銀行送金による入出金が使えなくなる可能性が浮上しています。法改正が海外FXに与えるリスクと現時点で考えられる対策を説明します。
update2025.07.01 19:00

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FX業者Exnessへの入出金で​​銀行口座が凍結されるケースが発生

海外FX業者のExness(エクスネス)で国内銀行送金による入出金を行ったことをきっかけに、銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。SNS上では銀行送金2によるものとの声が見受けられますが、凍結の原因は収納代行業者と想定されます。
update2025.05.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2025.06.10 20:00

SBI VCトレードからBybitに送金してみた!手数料や送金時間も解説

Myforex編集部では、国内取引所のSBI VCトレードからBybitに仮想通貨を送金してみました。本記事では、送金手順や手数料、送金時間などを紹介します。
update2025.06.11 19:30

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

スマホ用MT5でZigZagが使える!iOS版に平均足ほか新機能が複数追加

iOS版MT5に待望の新機能が複数追加されたことにより、平均足チャート、ZigZag、マーケットプロファイルの実装に加え、データウィンドウ強化や取引レポート機能など視認性と操作性が向上しました。アップデート内容とトレードスタイルごとの活用例などを紹介していきます。
update2025.07.09 19:30

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」を開催!入金&取引で豪華賞品をプレゼント

FXONが「Nintendo Switch 2 争奪キャンペーン」の開催を発表しました。本キャンペーンでは「Switch 2」のほか、豪華賞品が抽選でプレゼントされます。取引を重ねるごとに抽選権利がもらえる仕組みで、取引するほど当選確率がアップします。
update2025.07.16 19:00

Exnessでスワップフリーが突如剥奪されるバグ発生、対象者には補償予定

海外FX業者のExnessで突如スワップフリーが剥奪されたとするXの投稿が注目を集めています。Exnessはシステムのバグが原因と説明しており、スワップが発生したユーザーに対して補償する方針を示しています。
update2025.07.18 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル