作成日
:2020.11.30
CFDとは、現物資産の売買や保有を伴わずに、金融商品の差額を決済する取引のことです。「Contract For Difference」の略で、日本語では差金決済取引と訳されています。
株などの現物取引であれば、証券取引所などを通じて現金で金融商品を購入し、一定期間保有した上で売却すると、その差益が投資家の利益となります。これに対して、CFDは差金決済取引なので、現物のやり取りを伴うことはなく、金融市場で取引されているさまざまな商品を売買した結果、そこで発生した差金を決済することで、取引を終了する仕組みになっています。
CFDは実際に動いている現物の市場を「参照」しているため、CFDを取り扱っている証券会社には、多彩な参照原資産が用意されています。日経平均株価やNYダウなどの株価指数、金や原油などの商品、米国株式の個別銘柄、さらにはVIX指数や債券など、1万種類以上にも及ぶ金融商品を投資対象とすることができます。
現物の売買を伴わないため、数倍から数百倍のレバレッジが利用でき資金効率が高いことや、売りからも買いと同じ条件でエントリーが可能であること、現物取引の時間外であってもほぼ24時間取引が可能であることなど、CFDには現物投資にはないメリットがあります。また、CFDで配当銘柄を保有している場合は、一部の例外を除いてレバレッジがかかった状態で配当を受け取ることができることも魅力の一つです。逆に売りから入っている場合は配当相当額を支払うというリスクがあります。
作成日
:2020.11.30
最終更新
:2022.04.20
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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