作成日
:2021.01.20
現物とは、金融市場で売買される株式や債券などの実物のことをいいます。この実物を購入・売却する取引形式が「現物取引」です。これとは逆に、現物の引き渡しを伴わず、売り買いを行った時点での差額だけをやり取りする取引を「差金決済取引」といいます。 現物取引と差金決済取引の違いは、売りから取引を始めることができるかどうかという点です。現物取引の場合、実物を実際に購入するため、必ず「買い」から始まります。一方、差金決済取引では売りから取引を始めることも可能です。
現物取引は、株や仮想通貨(暗号資産)の取引で広く行われています。株式の現物取引を行う場合、持っている資金の範囲内で株式を実際に購入して保有します。一方、信用取引や先物取引において差金決済取引を行う場合は、株式や債券、商品等の現物をやり取りすることなく、買い建てまたは売り建てた金額と、決済した際の差額だけをやり取りします。
作成日
:2021.01.20
最終更新
:2024.11.15
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
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