作成日
:2022.10.27
2024.09.04 13:18
充実したボーナスで知られる海外FX業者のXMTrading(エックスエムトレーディング)が、新口座「KIWAMI極口座」のリリースを発表しました。
XMTradingでは、これまでボーナス適用のあるマイクロ口座・スタンダード口座、ボーナスがない代わりに取引コストが低いゼロ口座の3種類の口座タイプを提供していました。KIWAMI極口座の追加により、さらに選択肢が広がりました。
KIWAMI極口座は、低コスト・ハイレバレッジを両立した口座で、銘柄によってはスワップフリーのサービスもあるなど、様々なメリットがあります。特に、類似の口座であるゼロ口座と比較してどのようなメリットがあるのかや、他のFX業者との比較、ユーザーの口コミ・評判を紹介します。
なお、KIWAMI極口座は現在デモ口座を提供していないため、スプレッド等の確認は、リアル口座を開設する必要があります。
KIWAMI極口座は、XMTrading(エックスエムトレーディング)の既存口座と比較して最小スプレッドが狭くなっています。ボーナスがない代わりにスプレッドの狭い口座タイプとしては、以前からゼロ口座が提供されていました。KIWAMI極口座はゼロ口座と比較して、低コストでの取引が可能な口座です。
特に、手数料・スワップポイント・最大レバレッジの点でゼロ口座と違いがあります。
項目 | KIWAMI極口座 | ゼロ口座 |
---|---|---|
手数料 | 無料 | 往復10ドル/ロット |
最小スレッド | 0.6pips | 0pips |
スワップポイント | なし | あり |
最大レバレッジ | 1,000倍 | 500倍 |
手数料
KIWAMI極口座 | ゼロ口座 |
---|---|
無料 | 往復10ドル/ロット |
最小スレッド
KIWAMI極口座 | ゼロ口座 |
---|---|
0.6pips | 0pips |
スワップポイント
KIWAMI極口座 | ゼロ口座 |
---|---|
なし | あり |
最大レバレッジ
KIWAMI極口座 | ゼロ口座 |
---|---|
1,000倍 | 500倍 |
ゼロ口座では、1ロットの取引ごとに手数料がかかりますが、KIWAMI極口座では不要です。取引コストがスプレッドに一本化されているため、トレードの際に把握しやすいだけでなく、手数料を加味した取引コストとしても、KIWAMI極口座の方が有利になっています。
人気のスワップフリーも提供されており、レバレッジもゼロ口座より高い1,000倍となっています。
ロスカット水準や最低取引サイズや最低入金額などは、スタンダード口座やゼロ口座と同じです。ハイレバレッジが利用できるにもかかわらず、他の口座タイプとロスカット水準が変わらないのはメリットですね。
ロスカット水準 | 20% |
---|---|
最低取引サイズ | 0.01ロット |
最低入金額 | 5ドル |
1ロットの通貨量 | 10万通貨 |
最小注文数 (MT4/MT5) |
0.01ロット |
最大注文数 (合計最大注文数) |
50ロット |
KIWAMI極口座では、FXの主要な通貨ペア、ゴールド、シルバーがスワップフリーとなっています。XMTrading(エックスエムトレーディング)では、スタンダード口座やゼロ口座でも、仮想通貨やエネルギー銘柄のスワップポイントは発生しませんが、KIWAMI極口座ではスワップフリーの対象が拡大されています。
銘柄 | KIWAMI極口座 | その他の口座 |
---|---|---|
FX通貨ペア |
主要な通貨ペア
スワップなし
|
スワップあり |
貴金属 | スワップなし |
ゴールド・シルバーのみ
スワップあり
|
株価指数 | 現物の株価指数CFDのみスワップあり | |
エネルギー | スワップなし | |
コモディティ | スワップなし | |
仮想通貨 | スワップなし |
FX通貨ペア
KIWAMI極口座 | その他の口座 |
主要な通貨ペア
スワップなし
|
スワップあり |
貴金属
KIWAMI極口座 | その他の口座 |
スワップなし |
ゴールド・シルバーのみ
スワップあり
|
株価指数
KIWAMI極口座 | その他の口座 |
現物の株価指数CFDのみスワップあり |
エネルギー
KIWAMI極口座 | その他の口座 |
スワップなし |
コモディティ
KIWAMI極口座 | その他の口座 |
スワップなし |
仮想通貨
KIWAMI極口座 | その他の口座 |
スワップなし |
スワップフリーは、メジャー通貨ペアだけでなく、クロス円銘柄や豪ドルカナダドルUAUDCAD)などの比較的マイナーな銘柄も含まれます。対象外になる銘柄の方が少なく、トルコリラや北欧通貨などのエキゾチック通貨ペアが中心です。
ゼロ口座のFX取引では、最低スプレッドが0pipsに設定されていますが、取引ごとに往復で10ドルの手数料がかかります。KIWAMI極口座では、マイクロ口座やスタンダード口座と同様に、取引手数料が発生しません。
スワップポイントとは、金利の異なる通貨を売買(交換)する際に、その金利差を調整するために発生する「金利差調整分」のことです。「金利の低い国の通貨を売って、金利の高い国の通貨を買う」とスワップポイントを受け取ることができ、逆に「金利の高い国の通貨を売って、金利の低い通貨を買う」とスワップポイントを支払うことになります。
手数料を抑えられる点は、KIWAMI極口座のメリットといえるでしょう。
どの銘柄がスワップフリーになるかは、XM公式サイトの銘柄一覧でKIWAMI極口座を選択すれば確認できます。
XMTradingではFX通貨ペアのほか、仮想通貨、貴金属、株価指数、エネルギー、コモディティの銘柄が扱われています。KIWAMI極口座ではXMで取り扱われている全ての銘柄の取引が可能です。
仮想通貨に対応していないゼロ口座よりも、取引可能な銘柄が多くなります。
なお、他の口座タイプと共通する銘柄は、銘柄名が「USDJPY♯」のように表示されます。
他の口座タイプと区別するために銘柄名に追加される文字は、英語で「接尾辞」を意味する「サフィックス」と呼ばれます。
最大レバレッジに関しては、マイクロ口座やスタンダード口座と同じです。ゼロ口座のレバレッジだけが、500倍に制限されています。
口座タイプ | 最大レバレッジ |
---|---|
KIWAMI極口座
マイクロ口座
スタンダード口座
|
1,000倍 |
ゼロ口座 | 500倍 |
XMTradingでは、最大1,000倍のレバレッジを提供していますが、すべての銘柄が対象となるわけではありません。銘柄によって適用されるレバレッジに違いがあります。
銘柄 | 最大レバレッジ |
---|---|
FX | 1,000倍 |
仮想通貨 | 250倍 |
コモディティ | 50倍 |
株式指数 | 200倍 |
貴金属 | 1,000倍 |
エネルギー | 66倍 |
仮想通貨は250倍、コモディティは50倍にレバレッジが制限されています。FXと貴金属の2種類の銘柄が1,000倍の対象です。一方で、1,000倍が適用される銘柄のレバレッジは、口座内の有効証拠金額によって変化します。
有効証拠金額 | 最大レバレッジ |
---|---|
~20,000ドル | 1,000倍 |
20,001~100,000ドル | 200倍 |
100,001ドル~ | 100倍 |
有効証拠金が20,000ドルを超えると、レバレッジが段階的に制限されます。XMTradingで本格的に取引を始めようと考えている方は、事前に適用されるレバレッジを確認しておきしましょう。
レバレッジ制限の種類としては、XMのように有効証拠金金額で制限をかけるエクイティレバレッジと、保有ポジションの量によって制限するダイナミックレバレッジの2種類があります。ダイナミックレバレッジは、FXGTなどのブローカーで採用されています。
XMTradingでは、口座開設ボーナスと入金ボーナス、XMTradingロイヤリティプログラム(XMP)の3種類のボーナスを提供しています。XMTradingロイヤリティプログラムは、取引ごとにポイントを付与するXMTrading独自のポイント制度です。
3種類のプログラムの内、KIWAMI極口座で利用できるのは口座開設ボーナスのみで、ゼロ口座と同様です。取引コストの低い口座タイプはボーナスなしという特徴があります。
ボーナス | KIWAMI極/ゼロ | マイクロ/スタンダード |
---|---|---|
口座開設ボーナス | 〇 | 〇 |
入金ボーナス | × | 〇 |
ロイヤリティ | × | 〇 |
口座開設ボーナス
KIWAMI極/ゼロ | マイクロ/スタンダード |
〇 | 〇 |
入金ボーナス
KIWAMI極/ゼロ | マイクロ/スタンダード |
× | 〇 |
ロイヤリティ
KIWAMI極/ゼロ | マイクロ/スタンダード |
× | 〇 |
ロイヤリティボーナスは、実質的なスプレッドのキャッシュバックに近いと考えることもできるため、どの口座を利用するかを検討する際は、ボーナスも考慮に入れるトレーダーが多いです。
口座開設ボーナスは、XMTradingで初めてライブ口座を開設するユーザーを対象とするボーナスです。口座を開設して本人確認を完了すると、3,000円相当の資金が口座に自動的に入金されます。クッション機能付きのボーナスなので、証拠金として取引に利用できます。
KIWAMI極口座がリリースされて4日経った時点の口コミ・評判をMyforexが調査しました。KIWAMI極口座に言及したツイートは多く、注目を集めています。
スプレッドの狭さやスワップフリーなどのアピールポイントが高く評価されているようです。
スプレッドに関しては、現在人気の高い低スプレッドブローカーと比較しても遜色ないレベルという口コミが寄せられています。
もともと人気の高かったスワップフリーにXMが対応したことも、良い評判につながっています。
全体的に評価する声が多く、ほとんどデメリットは挙げられていません。数少ないデメリットを網羅的に紹介します。
XMのアピールポイントはなんといってもボーナスなので、ボーナス制度適用なしの口座タイプについて「中途半端」と評価する口コミもあります。確かに、既存の低スプレッドの口座タイプであるゼロ口座の利用率は低く、XMユーザーの大半がボーナスを利用しているため、「低スプレッド、かつ一定のボーナスあり」の口座タイプがよかった、もしくはスタンダード口座のスプレッドを引き下げてほしかったと感じるユーザーがいることも当然でしょう。
しかし、ボーナスとスプレッドの狭さを両立させることは、FXブローカーとしては非常に難しいため、スプレッドに特化したKIWAMI極口座が追加されたという背景だと思われます。
クッション機能ありのボーナスの場合、ユーザーがそのボーナスを利用してトレードで損失を出した場合、FX業者がその分を負担することになります。例えば5万円入金して5万円の100%ボーナスを利用して損失を出したトレーダーがいた場合、FX会社は5万円の負担を追います。このコストを回収するため、ボーナスを提供するブローカーはスプレッドを広めに設定しています。負けている人の分のコストをユーザー全体が分担して支払っていることになるため、勝率の高いトレーダーの中には、ボーナスなし・スプレッドありの口座タイプを好む人もいます。ボーナスに特化した口座タイプ・スプレッドに特化した口座タイプが存在するのはこのためです。ただし、ボーナスには原資を一気に増やすことのできる効果もあるため、勝率が高いトレーダーでもボーナスを使い続けるメリットは十分にあります。
マイクロ口座がないことをデメリットとする口コミもあります。マイクロ口座とは、スタンダード口座と同じ取引条件で、1ロットの取引量が100分の1、つまり10通貨からトレードできる口座タイプです。KIWAMI極口座にも、マイクロ口座相当の口座タイプが存在すれば、ユーザーの利便性はさらに向上します。
ただ、ゼロ口座よりは開設数は多いものの、マイクロ口座もスタンダード口座ほどは開設数がないため、需要の関係でしばらく追加は難しいかもしれません。
実利面でのデメリットではありませんが、「KIWAMI極口座」という名称をやや奇妙に感じるユーザーもいるようです。確かに「極」という用語には「外国人が思いつきそうな日本イメージ」といった印象があり、さらに漢字と英語を併せている点も、経営陣が日本人ではないブローカーならではのネーミングセンスなのかもしれません。
KIWAMI極口座の取引コストはスワップフリーを採用しているため、取引コストはスプレッドのみです。
取引コストを検証するため、以下3つの比較を行います。
スプレッドは、FX会社が顧客の取引を別の金融機関に発注し、値動きによる損失を避けるためのカバー取引のコストとして必要になるため、どのFX会社でも発生します。また、スプレッドに自社の利益分を上乗せしているFX会社もあります。FX会社や口座タイプにより、取引手数料が発生するかどうかがが異なりますが、取引手数料が無料の場合はスプレッドが収益源となっています。
往復手数料10ドルは、スプレッド1pips分に換算することができますので、ゼロ口座のスプレッドに1pipsを上乗せし、KIWAMI極口座の取引コストを比較しました。
通貨ペア | ゼロ | KIWAMI極 |
---|---|---|
ドル円 | 2.0pips | 1.0pips |
ユーロドル | 1.1pips | 0.9pips |
ポンドドル | 1.8pips | 1.2pips |
あまり知られていないですが、XMTradingゼロ口座の手数料は「10ドル程度」であり、きっちり10ドルではありません。正確には、売買する通貨の単位で10単位となります。ドル円であればドルが10単位なので10ドル、ユーロドルであればユーロが10単位なので10ユーロとなります。しかし、ドルとユーロの価格差があまりないため、手数料の水準もほぼ同じ10ドル程度となります。
スプレッドと取引手数料を合算した取引コストは、ゼロ口座よりもKIWAMI極口座の方が低水準です。ゼロ口座では、主要通貨の最低スプレッドが0pipsに設定されており、一見スプレッドが狭いように見えますが、取引手数料が主要海外FX業者の中でも高い水準となっているため、取引コストは高めになります。
スタンダード口座・マイクロ口座と比較すると、KIWAMI極口座の方がスプレッドは狭いです。
通貨ペア | スタンダード | KIWAMI極 |
---|---|---|
ドル円 | 1.8pips | 1.0pips |
ユーロドル | 1.8pips | 0.9pips |
ポンドドル | 2.6pips | 1.2pips |
しかし、KIWAMI極口座とは異なり、スタンダード口座とマイクロ口座では、取引ごとにXMTradingポイント(XMP)が付与されます。このXMPを考慮すると、スタンダード口座・マイクロ口座とKIWAMI極口座のスプレッドの差は最大で約0.7pips縮まります。
XMTradingのスタンダード口座・マイクロ口座で取引すると、1ロットの取引ごとにXMTradingポイント(XMP)が付与されます。XMPはボーナスに交換して、取引に利用できます。XMPのボーナスへの交換レートは3XMP=1ドルです。XMPの付与率は、取引期間によって以下のように変化します。
エグゼクティブ | 10XMP/ロット |
---|---|
ゴールド(30日以上) | 13XMP/ロット |
ダイアモンド(60日以上) | 16XMP/ロット |
エリート(100日以上) | 20XMP/ロット |
口座を開設した直後は、1ロットにつき10XMP(約3.3ドル分)が付与されます。MyForexが独自に集計したスタンダード口座のユーロドルの平均スプレッドは1.9pipsでした。ユーロドル=1ドルの場合、スプレッドによって発生する1ロットあたりの取引コストは19ドルです。
XMPとして付与される3.3ドル分(0.33pips分)のボーナスを差し引くと、実質的な取引コストは15.7ドルということになります。エリートの適用対象になると、エグゼクティブの2倍のXMPが付与されるため、1ロットの取引につき取引コストを6.6ドル(0.66pips)抑えられます。
KIWAMI極口座は、ポイントプログラム対象外となっているため、スプレッドがそのまま取引コストということになります。
入金ボーナスが付与されることを考慮してもスタンダード口座とKIWAMI極口座のどちらがいいかはユーザーの好みといえるでしょう。
FX業者で取引する際に必要となる主な取引コストは、取引手数料とスワップ、スプレッドの3つです。XMTradingのKIWAMI極口座とExness(エクスネス)のプロ口座、Titan FX(タイタンエフエックス)のブレード口座の取引コストを比較します。
銘柄 | Exnessプロ | Titan FXブレード | XM KIWAMI極 |
---|---|---|---|
ドル円 | 0.6pips | 1.6pips | 1.5pips |
ユーロドル | 0.7pips | 0.8pips | 0.9pips |
ポンドドル | 0.7pips | 2.2pips | 1.2pips |
ドル円
Exnessプロ口座 | 0.6pips |
Titan FXブレード口座 | 1.6pips |
XM KIWAMI極 | 1.5pips |
ユーロドル
Exnessプロ口座 | 0.7pips |
Titan FXブレード口座 | 0.8pips |
XM KIWAMI極 | 0.9pips |
ポンドドル
Exnessプロ口座 | 0.7pips |
Titan FXブレード口座 | 2.2pips |
XM KIWAMI極 | 1.2pips |
KIWAMI極口座のスプレッドは、特にスプレッドを売りにしているExnesと比較するとやや高い水準となっていますが、これまで低コストのブローカーとして知られていたTitan FXと比較すると低い水準となっています。
XMはユーザー数も圧倒的に多く、安心感のあるブローカーです。信頼性の点からXMを使いたいと考えるユーザーも多く、スプレッドが広いというデメリットが解消されたことで、より使いやすいブローカーになりました。
スワップフリー、ハイレバレッジ、低水準の取引コストが特徴のKIWAMI極口座ですが、Exness(エクスネス)の口座を意識したような取引条件が設定されています。
Exnessでは、上級者向けの口座としてプロ口座を提供しています。プロ口座では、手数料無料・スワップフリー、ハイレバレッジでの取引が可能です。KIWAMI極口座とExnessのプロ口座を比較します。
XMTrading(エックスエムトレーディング)では、もともと仮想通貨とエネルギー、コモディティの3銘柄にスワップフリーが適用されていましたが、KIWAMI極口座ではメジャー通貨ペアとゴールド、シルバーもスワップフリーの対象です。Exnessでは4種類の銘柄にスワップフリーが適用されます。
FX業者(口座タイプ) | スワップフリー対象銘柄 |
---|---|
XMTrading(KIWAMI極口座) |
仮想通貨
エネルギー
コモディティ
FX(メジャー通貨ペアのみ)
ゴールド
シルバー
(*1)
|
Exness(スタンダード口座) |
仮想通貨
株式
株式指数
ゴールド
|
(*1)XMTradingのKIWAMI極口座は、スワップフリーに規制がかかる場合があります。XTRradingによると、具体的な基準値はないものの、スワップから利益を得ることやスワップが課されないことを目的にポジションを保有していると、スワップを支払わなければならない場合があるとのことです。マイナススワップポイントが付くポジションで数日保有していたところ、XMTradingから警告メールが来た人もいるようです。
Exnessでは、スタンダードスワップフリーと優待スワップフリーの2種類のスワップフリーレベルが設定されています。優待スワップフリーが適用されると、エキゾチック通貨以外の銘柄がスワップフリーの対象となります。両社ともに幅広い銘柄を対象にしています。
先述の通り、XMTradingでは、有効証拠金額が20,000ドルを超えると最大レバレッジが200倍、100,000ドルを超えると100倍に制限されます。ExnessでもXMTradingのように、有効証拠金額に応じて最大レバレッジが変化する仕組みを採用しています。
金額 | レバレッジ |
---|---|
~999ドル | 無制限 |
1,000~4,999ドル | 2,000倍 |
5,000~29,999ドル | 1,000倍 |
300,000ドル~ | 500倍 |
XMは20,000ドルまでが1,000倍、それを超えると200倍(~100,000ドル)、100倍(100,001ドル~)と下がっていく仕組みです。
有効証拠金額が5,000ドル未満であれば、ExnessではXMTradingの最大レバレッジを超える高水準のレバレッジが適用されます。また、300,000ドルまではレバレッジ500倍となっており、XMよりも有利です。
一方で、Exnessでは重要イベントの前後や週明け・週末には、レバレッジが200倍に制限されます。
重要イベント発表 | 経済指標発表などの重要イベントの15分前から5分後 |
---|---|
週明け・週末 |
週明け:開場後1時間
週末:閉場の3時間前
|
経済指標発表などの重要なイベントの15分前から5分後までレバレッジを制限。また、週明けには開場後1時間、週末には閉場の3時間前からレバレッジが制限されます。
取引タイミングによるレバレッジ制限は、一部の海外FX業者しか採用していない特殊な方式であり、ユーザーからは不評です。
レバレッジの高さではExnessが有利、使い勝手ではXMが有利といえるでしょう。
KIWAMI極口座では、XMTradingの他の口座よりも低コストで取引できます。特にスプレッドを売りにするExnessよりはややスプレッドが広いものの、他のブローカーと比較すると、かなり狭い部類に入ります。
取引ロット数にもよりますので一概には言えませんが、XMは約定スピードや約定力に定評があります。一方、Exnessには滑るという口コミが寄せられることも多いです。
Exnessに限らず、普段のトレードで滑ると感じる場合は、XMTradingのKIWAMI極口座を試してみる価値はあるでしょう。
一般的に、トレーダーが発注した場所と、FX会社のサーバとの距離が離れていれば、注文が到達するのに時間がかかり、スリッページのリスクが高くなります。また、ブローカーの側で約定するのか(B-book)、カバー先金融機関で約定するのか(A-book)なのか、またカバー先金融機関での約定しやすさによっても違いがあります。取引ロット数については、大きければ大きいほどスリッページが発生しやすくなります。
同じブローカー内でも、人によってA-book対応とB-book対応の場合がありますので、普段のトレード条件でスリッページが起きているかどうかを確認しておくことが重要です。
Myforexでは、リアル口座のトレードでどの程度のスリッページが発生しているか確認できるツールを無料で提供しています。
新規口座開設の場合も追加口座開設の場合も、XMの他の口座タイプと同様の手続きです。口座タイプとして「XMTrading KIWAMI極」を選択してください。
XM口座開設フォームの下部で、口座タイプを選択できます。
マイページより「追加口座を開設する」をクリックします。
追加口座申請画面より、「XMTrading KIWAMI極」を選択します。
執筆時点(2023年9月時点)ではKIWAMI極口座のデモ口座は現在提供されておらず、スプレッド等の確認はリアル口座で行う必要があります。デモ口座として選択できるのは、スタンダード口座とゼロ口座のみです。
従来のXMTrading(エックスエムトレーディング)では、取引コストを重視する場合はゼロ口座、レバレッジを重視する場合はマイクロ口座・スタンダード口座を選択するという風に、低コスト・ハイレバレッジを両立した口座はありませんでした。
KIWAMI極口座を選択すれば取引コストを抑えつつ、ハイレバレッジでの取引が可能になります。スワップフリーが導入されたのもうれしいポイントですね。
口座開設ボーナスはKIWAMI極口座でも利用可能で、無料でリアル口座をお試しすることができます。
作成日
:2022.10.27
最終更新
:2024.09.04
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説
2024.11.20 20:00
Milton Marketsが2024年11月より最大100%分入金ボーナスを開催
2024.11.20 19:30
スマホ版MT4のやさしい使い方ガイド~iPhone&Androidの基本操作~
2024.11.20 19:00
ZoomexがクリプトバトルZを開催!毎週開催の取引大会で現物USDTやボーナスを獲得
2024.11.15 20:00
ゴールドラッシュXMは本当に儲かるのか?ほぼ破綻リスクゼロのEAの実力は
2024.11.14 20:30
Titan FXがブラックフライデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与
2024.11.14 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー