作成日
:2022.07.29
2022.07.29 14:45
2022年7月26日、ビットコイン(BTC)、LTC(ライトコイン)、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCH)、リップル(XRP)のダイナミックレバレッジの適用範囲が変更され、より高いレバレッジが利用できるようになりました。具体的には、取引量5,000ドルまではレバレッジ1,000倍、取引量5,001ドルから1万ドルまでは800倍、取引量1万1ドルから5万ドルまでは400倍のレバレッジが適用されます。
多くの海外FX業者では高いレバレッジを提供しています。ハイレバレッジは海外FXの特徴の1つであり、大きな利益を得られるチャンスがあります。
FXと仮想通貨のハイブリッド取引所としてサービスを展開しているFXGT(エフエックスジーティー)は、最大レバレッジ1,000倍を提供しています。注意したいのは、FXGTにはレバレッジ制限の仕組みがある点です。
FXGTではFX通貨ペアの他にも貴金属や株価指数などのCFD銘柄、仮想通貨などの取引ができます。しかし、すべての取引に最大レバレッジ1,000倍が適用されるわけではありません。取引量や有効証拠金残高によってレバレッジ制限が発生します。
FXGTには2つのレバレッジ制限の仕組みがあり、取引量でレバレッジが変動するダイナミックレバレッジと口座残高によってレバレッジが変動する有効証拠金レバレッジ(エクイティ)レバレッジがあります。FXGTのレバレッジを有効活用するために、レバレッジの仕組みをしっかり把握しておきましょう。
FXGT(エフエックスジーティー)では合計6種類の口座タイプを提供しています。6種類の口座タイプの中で「スタンダードFX(FX専用)口座」に適用されるレバレッジの仕組みが「有効証拠金レバレッジ(エクイティレバレッジ)」です。
スタンダードFX口座では、最大500倍のレバレッジを提供していますが、通貨ペアや有効証拠金残高によって適用される最大レバレッジは異なります。他の口座タイプは、ダイナミックレバレッジの対象ですので、有効証拠金残高でレバレッジ制限が適用されるのはスタンダードFX(FX専用)口座のみです。
有効証拠金レバレッジの場合、有効証拠金の残高によって、リアルタイムで適用されるレバレッジが変動します。保有しているポジション全体に有効証拠金に応じたレバレッジが一律で適用されるため、注意が必要です。
例えば、口座残高+含み益が1万ドルを超えた時点で、保有中のポジションを含め、レバレッジは最大200倍に引き下げられます。
銘柄ごとに最大レバレッジは異なっています。有効証拠金レバレッジの対象となる銘柄は、FX通貨ペア・貴金属です。
有効証拠金 | FX通貨ペア | 貴金属 |
5ドル~1万ドル | 最大500倍 | |
1万ドル超~2万ドル | 最大200倍 | |
2万ドル超~4万ドル | 最大100倍 | |
4万ドル超~ | 最大50倍 |
有効証拠金:5ドル~1万ドル
FX通貨ペア | 貴金属 |
最大500倍 |
有効証拠金:1万ドル超~2万ドル
FX通貨ペア | 貴金属 |
最大200倍 |
有効証拠金:2万ドル超~4万ドル
FX通貨ペア | 貴金属 |
最大100倍 |
有効証拠金:4万ドル超~
FX通貨ペア | 貴金属 |
最大50倍 |
一方、スタンダードFX口座で、エネルギー、株価指数、株式に分類されるCFD銘柄については有効証拠金に関係なく固定レバレッジとなっており、レバレッジの変動はありません。
商品ジャンル | 固定レバレッジ |
---|---|
エネルギー | 最大100倍 |
株価指数 | 最大100倍 |
株式 | 最大50倍 |
FXGTでは、期間限定で50万円以上の100%入金ボーナスが付与されることもあります。このようなボーナスを受け取ると、5,000ドル(約70万円)分の入金でも、有効証拠金の制限を超えてしまうので注意が必要です。
スタンダードFX(FX専用)口座の場合は最大レバレッジが500倍となっており、口座残高がどれだけ少なくても最大1,000倍のレバレッジでは取引できません。
有効証拠金レバレッジの方がダイナミックレバレッジより有利になるのは、ドル円であれば、有効証拠金が1万ドル(約135万円)かつ10ロット(100万通貨)よりも大きなポジションを保有する場合です。
例えば、ドル円で比較すると下記のようになります。
ロット数 | 有効証拠金レバレッジ | ダイナミックレバレッジ |
3ロットまで | 500倍 | 1,000倍 |
3.01ロット以上 | 500倍 | 500倍 |
10.01ロット以上 | 500倍 | 200倍 |
3ロットまで
有効証拠金レバレッジ | ダイナミックレバレッジ |
500倍 | 1,000倍 |
3.01ロット以上
有効証拠金レバレッジ | ダイナミックレバレッジ |
500倍 | 500倍 |
10.01ロット以上
有効証拠金レバレッジ | ダイナミックレバレッジ |
500倍 | 200倍 |
1万ドル未満で10ロットより大きなポジションを保有するのは、極めて高いレバレッジとなるため、実質的に、ダイナミックレバレッジを提供している他の口座タイプの方がレバレッジ条件は有利といえます。
有効証拠金レバレッジであれば、有効証拠金残高の一部を出金したり他の口座へ資金移動したりして調整し、レバレッジ制限を回避できます。
FXGTでは取引口座とは別に総合口座であるeWalletを提供しています。FXGTは口座間で直接資金移動をするのではなく、総合口座であるeWalletを経由して資金を移動する仕組みになっています。
レバレッジ制限を回避するため取引口座からeWalletに資金移動すると、取引口座の全てのボーナスも同時に消滅してしまいます。レバレッジ制限を回避する目的で資金移動する場合は、特に注意しましょう。
FXGT(エフエックスジーティー)には有効証拠金レバレッジ(エクイティレバレッジ)が適用されるFX専用口座の他に、以下の5種類の口座タイプがあります。
上記の口座タイプでは「ダイナミックレバレッジ」が適用されます。
ダイナミックレバレッジは「取引量に応じてレバレッジが低くなる」という仕組みです。取引量は、ロット数やエントリー価格、契約サイズ(コントラクトサイズ)によって求めることができますが、ドル換算をしなければならず、やや複雑です。ダイナミックレバレッジ制は、気付かずにレバレッジ制限を受けていたということになりかねないため、仕組みをよく理解しておく必要があります。
取引量が大きくなると、その分だけリスクが高まりますので、そのリスクマネジメントのためにレバレッジが制限されるのです。有効証拠金レバレッジとの大きな違いは、口座の有効証拠金はレバレッジ制限に関係ない点です。取引量に注意すれば最大レバレッジをコントロールできます。
取引量は、ロット数やエントリー価格、契約サイズ(コントラクトサイズ)によって求めることができます。
契約サイズとは、1ロット分の取引が、実際の資産に換算すると、どのくらいの量にあたるのかを示す数値です。例えばゴールドの場合、実際の市場では1オンス単位で売買されますが、海外FX業者などでCFD取引をする際は、100オンスなどの大きな数値が1ロットとして扱われます。CFD取引は、売買を行った差額のみをやり取りするものであり、ある程度大きな単位で取引をする必要があるためです。
ダイナミックレバレッジ制では、ドル換算での取引量が各階層の上限に達するまで、その階層のレバレッジで取引ができます。上限を超えた後は、超えた分の取引量だけに、次の階層のレバレッジが適用されます。
例えば、ドル円で30万ドル(3ロット)分のポジションを保有した場合、適用されるレバレッジは1,000倍になります。その後、取引量30万ドルを超えて30万1,000ドル(3.01ロット)の取引量となった場合、1,000ドル分(0.01ロット)のみに最大レバレッジ500倍が適用される仕組みです。
スタンダードFX口座に適用される有効証拠金レバレッジは、制限を超えると保有しているポジション全体に適用されますが、ダイナミックレバレッジについては、段階的に適用される仕組みになっています。一律で引き下げられないのは大きなメリットですね。
また、取引量は銘柄の種類ごとに個別で適用されます。例えば、ドル円などのFX通貨ペアでレバレッジ制限がかかる30万ドル分のポジションを保有している状態で、ゴールドの1ロット分の取引量(7月執筆時点)である17万ドルを保有した場合、ドル円にもゴールドのポジションにも1,000倍のレバレッジが適用されます。
ダイナミックレバレッジの場合、様々な銘柄の取引量をドルに換算する必要があり、計算がやや複雑になるのがデメリットです。
取引する商品ジャンル・銘柄・通貨ペアによって適用されるダイナミックレバレッジの制限内容は異なります。
メジャー通貨ペアであれば取引量が30万ドル(3ロット)までは最大1,000倍のレバレッジが適用されますが、クロス通貨ペアだと取引量20万ドル(2ロット)までが最大1000倍のレバレッジになります。
商品ジャンル | 取引量 | 最大レバレッジ |
メジャー通貨ペア | 0~30万ドル | 1,000倍 |
クロス通貨ペア | 0~20万ドル | 1,000倍 |
エキゾチック通貨ペア | 0~20万ドル | 500倍 |
仮想通貨 (暗号通貨ペア) |
0~3,000ドル | 1,000倍 |
貴金属 | 0~20万ドル | 1,000倍 |
エネルギー | 0~20万ドル | 100倍 |
株価指数 | 0~20万ドル | 100倍 |
NFT | 0~1万ドル | 50倍 |
株式 | 0~10万ドル | 50倍 |
メジャー通貨ペア
取引量 | 最大レバレッジ |
0~30万ドル | 1,000倍 |
クロス通貨ペア
取引量 | 最大レバレッジ |
0~20万ドル | 1,000倍 |
エキゾチック通貨ペア
取引量 | 最大レバレッジ |
0~20万ドル | 500倍 |
仮想通貨(暗号通貨ペア)
取引量 | 最大レバレッジ |
0~3,000ドル | 1,000倍 |
貴金属
取引量 | 最大レバレッジ |
0~20万ドル | 1,000倍 |
エネルギー
取引量 | 最大レバレッジ |
0~20万ドル | 100倍 |
株価指数
取引量 | 最大レバレッジ |
0~20万ドル | 100倍 |
NFT
取引量 | 最大レバレッジ |
0~1万ドル | 50倍 |
株式
取引量 | 最大レバレッジ |
0~10万ドル | 50倍 |
各商品ジャンルごとのレバレッジ制限表は、FXGTの公式サイトで確認できます。
なお、セント口座ではメジャー通貨ペアとマイナー通貨ペアのみの取り扱いとなっています。NFTまで取引ができるのは、スタンダード+口座、プロ口座、ECN口座の3種類の口座タイプです。
ダイナミックレバレッジが適用される範囲が商品ジャンルごとに異なっている理由として、急激な価格変動が発生するリスクが挙げられます。例えば、メジャー通貨ペアは、他の商品と比較するとボラティリティも安定しており、急激な変動が起こりにくい傾向があります。一方、仮想通貨はボラティリティが非常に大きく急激な価格変動が頻繁に発生します。リスクなどを総合的に考慮して、レバレッジの範囲が決定されています。
できる限り最大レバレッジの1,000倍を有効活用していきたいのであれば、アカウントを複数開設するという方法があります。レバレッジ制限はアカウントの取引量に応じて変わるからです。
例えば、スタンダード+口座でドル円を3ロット(30万通貨)保有し、ユーロドルの3ロットはプロ口座を開設して保有するようにすれば、どちらも最大レバレッジ1,000倍でポジションを保有できます。少額の資金でハイリターンを狙うようなトレードの際は、この形式が利用できます。
FXのポジション量は通常ロットで考えますので、ドル換算で計算するのは非常に複雑です。正確な計算を行うには、銘柄ペアのレートの単位と、1ロットの単位を調べる必要があります。
取引ペア名がUSDJPYなどと2つの銘柄の組み合わせになっている場合、左側の銘柄を基軸通貨(MT5では「証拠金通貨」)、右側の銘柄を決済通貨(MT5では「損益通貨」と呼びます。
チャートに表示されるレートは、「基軸通貨1単位分が、決済通貨換算でいくらか」を示します。ドル円であれば、基軸通貨がドル、決済通貨が円ですので、ドル円=130円は、「1ドルが130円に相当する」ことを示します。
また、FXの売買単位として使われる「ロット」というのは便宜上の単位であり、1ロットの取引では、「10万通貨」など各FX業者によって決められた量の通貨を売買しています。この「10万通貨」は、基軸通貨の数になります。
FXGTの通貨ペアは1ロットが10万通貨ですので、ドル円1ロットはドルが10万通貨分となります。この場合は単位が元々ドルですので、「10万通貨」がそのまま「10万ドル」となります。
基軸通貨がドルの場合は計算が簡単ですが、ドル以外の場合は、基軸通貨での通貨量をドルに換算する必要があります。ユーロ円はユーロが基軸通貨ですので、1ロットが10万通貨のとき、実際の取引量は、「10万ユーロ」となります。
ドル換算でいくらかを計算するためには、この10万ユーロをユーロドルのレートで割ります。ユーロドル=1.10000のとき、ドル換算でのポジション量は、約9万ドルとなります。
1ロットの単位や基軸通貨は、下記の方法でMetaTrader5(MT5)から確認できます。
FXGT(エフエックスジーティー)には、2種類のレバレッジ制限の仕組みがあります。
スタンダードFX(FX専用)口座に適用される有効証拠金レバレッジ(エクイティレバレッジ)制については、MetaTrader4(MT4)/MetaTrader5(MT5)のターミナル部分で有効証拠金の金額を確認できるため、レバレッジ制限の対象になるかどうかが分かりやすいというメリットがあります。
一方、スタンダード+口座などに適用されるダイナミックレバレッジは気付かずにレバレッジ制限を受けていたということになりかねないため、仕組みの理解が重要です。ダイナミックレバレッジには取引量をドルに換算しなければならないというデメリットがあります。
FXGTでは、最大1,000倍というレバレッジの他に、入金ボーナスや様々な豪華なキャンペーンを定期的に開催しています。FXGTが提供するボーナスは、証拠金として利用できるクッション機能付きなので、ハイレバレッジを組み合わせることで大きな利益を狙うチャンスもあります。
作成日
:2022.07.29
最終更新
:2022.07.29
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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