作成日
:2022.06.23
2023.07.28 08:43
海外FX業者の主な特徴の1つは、豪華なボーナスです。自己資金が少ない人でも、ボーナスとハイレバレッジを掛け合わせれば大胆なトレードが可能であり、効率的に利益を出せるチャンスがあります。
海外FXのボーナスには細かいルールがあり、その内容について正確に理解することが大切です。例えば、多くのブローカーでは追加口座を開設できますが、ボーナスがある口座から資金移動する場合はブローカーごとのルールを確認する必要があります。
この記事では、海外FXで資金移動するとボーナスはどうなるのか、主要海外FX業者別のルールや、資金移動時に注意したいポイントについて紹介します。
ボーナスを提供する海外FX業者で口座間での資金移動をした場合、ボーナスは主に2つのパターンで処理されます。
一つ目は、XMTrading(エックスエムトレーディング)やIS6FX(アイエスシックスエフエックス)のように資金の移動割合に応じてボーナスも一緒に移動するパターンです。この場合、資金移動をするとき、自動的にボーナスも移動します。
ただし、ボーナス付与対象外の口座へ資金移動すると、口座残高に対する資金移動の割合分だけボーナスは消滅するため注意が必要です。
一方、ボーナスを提供している多くの海外FX業者では、ボーナスが付与されている取引口座から資金移動すると同時にボーナスが消滅するため、慎重におこなう必要があります。
資金移動した金額や割合に関わらず、口座にあった全ボーナスが消滅してしまい、再度入金しても、一度消滅したボーナスは復活しません。自分が利用している海外FX業者はどちらのパターンなのか、事前に確認しておきましょう。
出金すると、出金元口座だけでなく自分が保有している他の口座も含めて、全てのボーナスが消滅するFX業者があります。主要海外FX業者では以下の2社が該当します。
ボーナスが付与されている口座が複数ある場合、資金移動だけでなく出金も慎重におこなう必要があります。
複数の口座を持つメリットは、大きく分けて3つあります。
多くの海外FX業者は、複数の口座タイプを提供しています。ボーナスがもらえる代わりにスプレッドが狭い標準的な口座や、スプレッドが狭い代わりに取引手数料がかかる口座などがあり、目的に合わせた選択ができるでしょう。
主要海外FX業者では複数の口座タイプを提供している場合が多く、口座タイプによってサービスの違いがあります。ボーナスを提供しているブローカーでも、スプレッドが狭い代わりにボーナスの付与対象外となっている口座タイプを用意している場合があります。海外FX業者FXGTは口座タイプによって、ボーナス、スプレッドの他にスワップポイントも異なっています。
また、同じ口座タイプを複数開設し、トレードスタイル別に使い分けるときにも便利です。スキャルピング専用やスイングトレード専用など、用途に合わせて使い分けるとトレードの検証がスムーズにできます。
利益がある程度たまってきたら、一時的に利益分を他の口座へ一時保管するという使い方も可能でしょう。海外FX業者はハイレバレッジ取引が可能ですが、レバレッジが高くなるほど損失も大きくなりやすくなります。利益分だけでもメイン口座から他の口座へ資金移動させておくと、心理的にも安心です。
ほとんどの海外FX業者では、出金するとボーナスが消滅してしまいますが、資金移動でボーナスが消滅しないXMやIS6FXでは、利益分を他の口座に一時的に資金移動させることが可能です。
主要海外FX業者では、入金額よりも大きな損失になった際にゼロに戻す仕組みであるゼロカットシステムを導入しています。ゼロカットシステムを導入している海外FX業者の1つの口座あたりの最大リスクは口座残高です。発生するのは非常に珍しいですが、相場の急変に備えるという意味で、一定額を他の口座へ資金移動することもリスク管理の1つといえます。
ボーナスを提供している主要海外FX業者の中でボーナス(クレジット)を他の口座に移動することができるのは、XMTrading(エックスエムトレーディング)とIS6FX(アイエスシックスエフエックス)の2社です。
XMは、知名度が高く、世界展開をする大手海外FX業者です。豪華なボーナス制度が人気で、海外FX業者の代名詞のようなブローカーといえるでしょう。XMが提供しているボーナスは主に3つあります。
現在、下記のリンクから口座開設すると、通常5,000円の未入金ボーナスが増額するキャンペーンを行っています。
XMではボーナスが付与されている口座から別の口座へ資金移動しても、ボーナスは消滅せず、口座残高に対する資金移動額の割合に応じてボーナスも一緒に移動する仕組みになっています。
例えば、40万円の口座残高と20万円のボーナスが付与されているA口座から、20万円分をB口座に資金移動するとします。この場合、50%分の口座残高を資金移動することになりますので、ボーナスも50%分資金移動することになります。
資金移動した後はA口座に20万円の口座残高と10万円分のボーナス、B口座にも20万円の口座残高と10万円分のボーナスが反映されることになり、どちらも有効証拠金は30万円となります。
出金も資金移動と同様に、出金額の割合分だけ、出金元の取引口座に付与されているボーナスが消滅します。
XMにはスタンダード口座とマイクロ口座、Zero口座の合計3つの口座タイプがあります。スタンダード口座とマイクロ口座はボーナス対象口座ですが、Zero口座はボーナス対象外となっています。スタンダード口座からZero口座に資金移動した場合は、口座残高に対する資金移動の割合分だけ、ボーナスは消滅しますので注意しましょう。
IS6FXは1,000倍の最大レバレッジと豪華なボーナスが特徴的な比較的新しい海外FX業者です。IS6FXは定期的に入金ボーナスキャンペーンを開催しています。IS6FXもXMと同様に、資金移動した割合に応じて、ボーナスも一緒に移動するパターンを採用しています。
IS6FXでもらえるボーナスには、新規口座開設ボーナスや入金ボーナスがあります。入金ボーナスは10〜100%で設定される場合が多く、抽選でボーナスの付与率が決まる仕組みになっています。
IS6FXは4つの口座タイプを提供していますが、ボーナスの対象口座はスタンダード口座のみとなっています。同じスタンダード口座の追加口座へボーナスを移動させることは可能ですが、他の口座タイプへのボーナスの資金移動はできません。
また、出金申請をした時点で、アカウントが保有しているスタンダード口座全部からボーナスは消滅します。
FXGTはFXと仮想通貨のハイブリッド取引所として知られ、豪華なボーナスキャンペーンを定期的に提供していることで知名度がある海外FX業者です。FXGTは新規口座開設ボーナスや通常入金ボーナスの他に、不定期で様々なキャンペーンを開催しています。
FXGTは、資金移動でボーナスが消滅するパターンのFX業者です。FXGTは口座間で直接資金移動をするのではなく、総合口座であるeWalletを経由して資金を移動する仕組みになっています。
資金移動の際には、MT5の取引口座からeWalletに資金移動したのち、eWalletから別のMT5口座へ資金移動します。取引口座から一部でもeWalletへ資金移動をすると、ボーナスは全て消滅します。
また、FXGTの場合、取引口座から直接出金するのではなく、総合口座であるeWalletから出金することになるので、eWalletからの出金申請をしても、取引口座のボーナスには影響ありません。
FXGTでの取引が1ヶ月以上ないと、受け取ったボーナスは消滅します。FXGTでの定期的な取引を心掛け、ボーナスを無駄にしないようにしましょう。
BigBossは豪華なボーナスキャンペーンで知名度がある海外FX業者です。2022年になってからMT5の導入やBigBossの独自トークン「BigBoss Coin」の発行など、様々なサービス強化をしています。
BigBossも、資金移動でボーナスが消滅する海外FXです。たとえ資金移動元の口座にボーナスがあっても、資金移動先の口座には引き継がれません。また、出金申請をした時点で、アカウントが保有する全ての口座に付与されているボーナスは消滅します。
BigBossが提供するボーナスは、「BigBossポイント」と呼ばれる取引ボーナスと、不定期で開催される入金ボーナスの2種類があります。
すべてのボーナスは、スタンダード口座・プロスプレッド口座のみで受け取ることができます。現物仮想通貨を取り扱っているFOCREX口座はボーナスの対象外です。
口座間資金移動をする際に、注意してほしいポイントを紹介します。
海外FX業者のボーナスは、有効証拠金として扱われます。資金移動によってボーナスの移動や消滅が発生した場合、大幅に証拠金維持率も低下するおそれがあります。証拠金維持率の低下はロスカットを早めてしまいますので、ポジション保有中はとくに注意しましょう。
また、ボーナスが付与されている取引口座からボーナス対象外の口座タイプの取引口座への資金移動には注意が必要です。
口座間の資金移動にはメリットも多いですが、少なからずデメリットもあります。多くの海外FX業者では、資金移動や出金をすると、ボーナスが消滅する仕組みになっています。一度消滅したボーナスは復活しませんので、慎重にタイミングをはかりましょう。
また、ボーナスの消滅は証拠金維持率低下の原因ともなります。資金移動でボーナスが消滅しない海外FX業者もありますので、追加口座を開設する前には海外FX業者ごとのルールを確認するのがおすすめです。
作成日
:2022.06.23
最終更新
:2023.07.28
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
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