作成日
:2021.07.06
気配値とは、相場において買い手と売り手のそれぞれが取引を希望する価格のことです。株や仮想通貨(暗号資産)など取引所で行われる取引については、各市場参加者が出した注文に基づきます。一方、FXでは、取引の相手方となるFX会社が提示したレートが気配値と呼ばれます。
気配値は約定する前の段階で買い手と売り手のそれぞれが「このレートで取引したい」と考えている価格です。そのため、気配値で約定するとは限りません。投資家はより高く売り、安く買いたいと考えますが、それだと約定から遠ざかるため、買い手が希望している価格で最も高い価格、そして売り手が希望している最も安い価格が、買い気配値・売り気配値として表示されます。
気配値を知ることで他の投資家の動向が分かるため、いくらなら約定しそうなのかという相場のイメージをつかむことができます。例えば、売り気配として最もボリュームのある価格がある場合、その価格で売りたい人が最も多いことが分かります。相場は多数決の性質を持つので気配値のボリュームが多い価格に接近していきやすく、売買戦略の参考にすることができます。
買いの気配値・売りの気配値はそれぞれ、両者の注文がそれほど偏っていないときは約定レートに近い水準になりますが、急激な相場の変動などで片方に注文が大きく偏っている場合は、気配値も大きく変動することがあります。あまりにも注文が偏ってしまって十分な反対注文がないようなときは、あらかじめ設定された価格の範囲内で気配値が出され、これを特別気配といいます。
作成日
:2021.07.06
最終更新
:2024.11.21
2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。
山田 大護 | Daigo Yamada
弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)
1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー