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買い気配

読み方 かいけはい
対義語 売り気配

買い気配とは、株式などの市場において買い手の提示する値段に売り注文がなく売買が成立しない状態のことです。これとは反対に、売り手の提示する値段に買い注文がなく売買が成立しない状態のことを売り気配といいます。

株式市場では、買い手と売り手のそれぞれが取引を希望する価格のことを気配値(けはいね)と呼び、買い手が希望している最も高い価格が買い気配値、売り手が希望している最も安い価格が売り気配値として表示されます。

気配値を知ることで他の投資家の動向が分かり、どれくらいで約定しそうかというイメージをつかむことができます。例えば、買い気配として最もボリュームのある価格がある場合、その価格で買いたい人が最も多いことが分かります。

買い気配が優勢の銘柄は、買いの圧力が強いことから株価が上昇していく傾向にあります。ただし、そこから売り気配優勢に転じて下降していくことも少なくありません。

point 特別買い気配の状態が続くとストップ高に

あまりにも買い注文が偏ってしまって十分な売り注文がないようなとき、取引所が売り注文を呼び込むために、あらかじめ設定された価格の範囲内で気配値を表示します。これを「特別買い気配」といいます。特別買い気配の状態になると取引が一時的に停止し、投資家に対する注意喚起として板情報に「特」「ト」「カ」などといったマークが表示されます。それでも売り注文が入らなければ、気配値は徐々に引き上げられていき、その状態が続くとストップ高に至ることになります。特別買い気配になると買いが買いを呼び、株価が大きく上昇する可能性もあります。


Date

作成日

2021.05.17

Update

最終更新

2022.04.20

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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