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逆指値注文

読み方 ぎゃくさしねちゅうもん
同義語 ストップ注文
対義語 指値注文

逆指値注文とは、投資家にとって現在よりも不利な価格での売買を予約する注文方法です。決済注文における損切りや、ブレイクアウトの新規エントリーなど、今の価格(あるいは基準になる価格)より高く買いたい、あるいは安く売りたいときに用いられます。逆指値注文のメインとなる使い方は、損失が大きく拡大する前に取引を終える損切りを行う場合です。

決済注文時(損切り)

例えば、価格が上昇すると予想して1ドル100円のときに買いポジションを保有したとします。このとき、予想に反して下がる場合に備えて「99円まで下がったら売る(決済する)」という逆指値注文を入れておけば、そこから大きく下がったとしても損失を一定幅(この例なら1円)に抑えることができるというわけです。

ブレイクアウト後の新規エントリーでは、例えば1ドル100円のときに「101円をブレイクアウトしたら上昇トレンドに転換する」と予想したのであれば、「101円まで上昇したら買う」という逆指値注文を入れます。このように活用することで、ブレイクアウト後のトレンドをしっかりとフォローできます。

新規注文時(ロング)
決済注文時(利益確定)

また、利益を確定する決済注文としても利用できます。例えば、価格が下降すると予想して1ドル100円のときに売りポジションを保有し、予想通り下がって98円になったとします。そこで「99円まで上がったら買う」という逆指値注文を入れておけば、万が一相場が急騰しても一定幅(この例なら1円)の利益を確保することができます。

point 逆指値注文は指定価格に到達することが条件

逆指値注文は指定した価格に到達すると自動的に取引が実行されるため、チャートを常時見ていなくても取引できるメリットがあります。ただし、その指定価格に到達しない限り、注文は成立しません。


Date

作成日

2020.10.29

Update

最終更新

2024.11.14

斎藤 陽介 | Yosuke Saito

FXトレーダー&金融情報WEBメディア制作経歴10年

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斎藤 陽介

2009年よりFXを始め、現在トレード歴11年目。
トレードの傍ら、金融情報WEBメディアの制作実務を10年間行う。
FXを中心に株・暗号資産などの金融ディリバティブ取引の記事の執筆を多く手がけ、FX攻略.com等専門メディアへの執筆の経歴あり。
FX関連では、ファンダメンタルズや手法に関する記事からFXのメンタル管理まで、幅広い記事の執筆・監修を行う。

監修者情報

山田 大護 | Daigo Yamada

弁護士:専門分野(企業法務・金融法務)

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山田 大護

1997年に東京大学法学部を卒業し、モルガン・スタンレー証券、ドイツ証券にて金融実務に従事。
2007年に司法試験に合格し、2008年に弁護士登録。
証券会社での金融実務の経験を活かし、「企業犯罪と司法取引」「金融機関の相続手続」等の金融法務関連の書籍を監修。金融実務のバックボーンを活かした企業法務弁護士として活躍する。

【紹介ページ】
http://www.kplaw.jp/lawyers/yamada/

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