作成日
:2022.10.20
2024.09.02 23:08
Bybit(バイビット)ステーキングには、いつでも引き出せる積立ステーキングと、引き出し不可期間がある定期ステーキングの2種類があります。両サービスとも仮想通貨(暗号資産)を預けるだけで報酬がもらえる人気サービスです。
またBybitステーキングには、年利333%や999%などの期間限定銘柄が追加されることもあります。利用できる期間が短いものの、高い金利のため注目されています。
この記事では、最新の銘柄情報(*1)と、ステーキングする上で気になるメリット・デメリットや使い方をわかりやすく解説します。
(*1) 本記事の情報は、時点のものです。
はじめに、Bybit(バイビット)ステーキングの現在の最新情報を紹介していきます。
積立ステーキングには、と期間限定銘柄の2種類があります。各対象銘柄と年利は以下のとおりです。
現在、積立ステーキングのは種類です。時価総額上位の銘柄と話題の銘柄の年利を紹介します。
通貨名 | 年利 |
---|---|
BTC |
0~0.01 BTC:%
0.01 BTC~:%
|
ETH |
0~0.2 ETH:%
0.2 ETH~:%
|
USDT |
0~500 USDT:%
500 USDT~:%
|
USDC |
0~500 USDC:%
500 USDC〜:%
|
MNT |
0〜1,000 MNT:%
1,000 MNT〜:%
|
DAI |
0~1,000 DAI:%
1,000 DAI~:%
|
% | |
% | |
% | |
% | |
% | |
% | |
% | |
% | |
% | |
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% | |
% | |
% | |
% | |
% |
BTC・ETH・MNT・USDT・USDC・DAIは、一定の数量まではプラットフォーム特典APRが上乗せされ、お得な年利でステーキングできます。
プラットフォーム特典APRとは、合計ステーキング額に応じてBybitが提供する段階的なインセティブです。例えば、2024年1月25日時点のBTCの積立ステーキングの場合、0.05 BTCまでのステーキングでは、通常の1.0%に4.0%のプラットフォーム特典APRがプラスされて合計5.0%の年利となります。
通貨名 | 年利 |
---|---|
WELL | 払戻し自由:99% |
定期ステーキングには、常時開催銘柄と期間限定銘柄の2種類があります。各対象銘柄と年利は以下のとおりです。
通貨名 | 年利 |
---|---|
AXS |
30日間:取扱なし
60日間:2.00%
|
MEE |
30日間:8.00%
60日間:取扱なし
|
通貨名 | 年利 |
---|---|
USDC | 3日間:500% |
XRP | 3日間:100% |
USDT | 1日間:300% |
SPEC | 30日間:30% |
PYUSD(*1) | 30日間:25% |
(*1)本記事執筆時点(2024年8月20日)で、期間終了前に完売しています。
現在開催されている期間限定銘柄(完売した銘柄は除く)の詳細と、10万円程度預け入れた場合に得られる報酬をまとめました。
報酬は、積立ステーキングの場合は日時収益、定期ステーキングの場合はステーキング期間中の収益を記載しています。
仮想通貨(暗号資産)WELLは、ウェルネスプラットフォームを提供する、WELL3プロジェクトのユーティリティトークンです。WELL3プロジェクトでは、DePIN(分散型物理インフラネットワーク)やDID(分散型アイデンティティ)の技術を使って、プライバシーを確保しパーソナライズされた健康管理のためのプラットフォームを提供しています。
ユーザーは、WELL3リングなどのウェアラブルデバイスを通じて健康データを共有することで仮想通貨WELLを獲得可能です。WELLは、特典やサービスへのアクセス、ガバナンスへの参加に利用できます。
ステーキングの種類 | 積立ステーキング |
---|---|
終了日時 | 2024年8月31日午後7時 |
年利 | 99% |
最小ステーキング額 | 50,000 WELL |
最大ステーキング額 | 1,000,000 WELL |
10万円相当額預入時の
日次収益(*1)
|
809,717 WELL 預け入れで
2,196 WELL(約271円)
|
(*1)2024年8月20日のレート
USDCは、アメリカに本社を置くサークル社が発行するステーブルコインです。また、サークル社とコインベース社が共同で設立したCentre社がUSDCの運用をサポートしています。
USDCはUSDTと同様に、米ドルの入金に対して1対1で発行される仕組みです。コインベース社は米国の上場会社であり、高い信頼性を誇っています。
また、その準備金の安全性の高さから、他の仮想通貨(暗号資産)からの資金退避場所としても活用されています。
ステーキングの種類 | 定期ステーキング(3日間)(*2) |
---|---|
終了日時 | 2024年8月22日午後7時 |
年利 | 500% |
最小ステーキング額 | 不明 |
最大ステーキング額 | 300 USDC |
10万円相当額預入時の
3日間の収益(*1)
|
649.4 USDC 預け入れで
26.7 USDC(約4,110円)
|
(*1)2024年7月30日のレート
(*2)2024年7月24日午後7時以降に初回入金したユーザー限定
リップル(XRP)は、米Ripple社が開発した仮想通貨です。リップルは、国際送金を迅速かつ低コストで行うために開発されたグローバルネットワークです。
XRPは長いあいだ仮想通貨の時価総額ランキングで上位に位置しており、日本国内でも高い人気を誇っています。
なお、仮想通貨としての正式名称はXRP(エックスアールピー)であり、ティッカーシンボルも同じXRPが使用されます。また、XRPが流通しているのは、XRP Ledgerと呼ばれるネットワークです。そして、これらを管理・開発しているのが、Ripple(リップル)社となっています。
ステーキングの種類 | 定期ステーキング(3日間)(*2) |
---|---|
終了日時 | 2024年8月22日午後7時 |
年利 | 100% |
最小ステーキング額 | 250 XRP |
最大ステーキング額 | 1,000 XRP |
10万円相当額預入時の
3日間の収益(*1)
|
1,081 XRP 預け入れで
8.89 XRP(約822円)
|
(*1)2024年7月30日のレート
(*2)2024年7月22日午後7時以降に初回入金したユーザー限定
USDT(テザー)は、Tether社が発行する仮想通貨(暗号資産)で、価値が米ドルと等しくなるように調整されています。開発・運営主体が明確な中央集権型の仮想通貨で、特定の資産とペッグ(価格固定)するステーブルコインの一種です。
USDTはペッグ通貨で価格変動が起こりにくいため、送金などにおいて米ドルと似た感覚で使いやすいという特徴があります。
また、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨の値動きが荒れている時に避難先として選ばれるとともに、多くの仮想通貨取引所が取り扱っています。
ステーキングの種類 | 定期ステーキング(1日間)(*2) |
---|---|
終了日時 | 2024年9月30日午後7時 |
年利 | 300% |
最小ステーキング額 | 100 USDT |
最大ステーキング額 | 400 USDT |
10万円相当額預入時の
1日間の収益(*1)
|
649.4 USDT 預け入れで
5.34 USDT(約822円)
|
(*1)2024年7月30日のレート
(*2)2024年7月1日午後7時以降に初回入金したユーザー限定
仮想通貨SPECは、AI(人工知能)や機械学習モデルの計算や推論を提供する分散型プラットフォームSpectralのネイティブトークンです。
Spectralには、AIや機械学習アルゴリズムの計算ソリューションを提供する「Spectral Nova」と、スマートコントラクトプログラミングコードを簡単に作成できる生成AIツール「Spectral Syntax」の2つのコアプロダクトがあります。
仮想通貨SPECは、Spectralのエコシステムでガバナンスやステーキング、Spectralが提供するAIエージェントなどのサービスの支払いに使用されます。
ステーキングの種類 | 定期ステーキング(30日間) |
---|---|
終了日時 | 2024年8月21日午後7時 |
年利 | 30% |
最小ステーキング額 | 20 SPEC |
最大ステーキング額 | 400 SPEC |
10万円相当額預入時の
30日間の収益(*1)
|
80 SPEC 預け入れで
1.973 SPEC(約2,466円)
|
(*1)2024年7月30日のレート
Bybit(バイビット)ステーキングとは、Bybitが提供する仮想通貨(暗号資産)を預け入れて報酬を得られるサービスです。しかし、ステーキングとはどのような意味でしょうか。
ステーキングには、主に2種類の意味があります。
PoSのステーキングとは、「PoS(プルーフオブステーク)」というルールを採用するブロックチェーン特有の仕組みです。仮想通貨を預けてネットワーク維持に貢献すると、対価として報酬を得られます。イーサリアムやBNBなどが代表的なPoS銘柄です。
PoSはブロック生成ルールの1つです。ビットコイン(BTC)などが採用するPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と比較して、電力消費が少ない点や拡張性が高い点などで注目されています。
また、取引所などに仮想通貨を貸し出し、報酬を得られるサービスをステーキングと呼ぶケースもあります。この場合、ビットコインやUSDTなど、PoSのブロックチェーンのトークンでなくても預けられ、報酬の獲得が可能です。
本記事で紹介するBybitステーキングは後者(取引所への貸し出し)に該当するサービスであるため、PoS銘柄以外でもステーキングによる報酬を得られます。
なお、Bybitではイーサリアムを実際にブロックチェーンにステーキングするETH2.0流動性ステーキングというサービスも提供されています。
Bybitステーキングには、積立ステーキングと定期ステーキングの2種類があります。それぞれの特徴をまとめると下記のとおりです。
項目 | 積立ステーキング | 定期ステーキング |
ステーキング期間 | 無期限 | 固定(30日/60日) |
引き出し | いつでも可能 | 固定期間終了後 |
年利 |
低い傾向
(定期ステーキングより高い場合もあり)
|
高い傾向
(積立ステーキングより低い場合もあり)
|
自動ステーキング | 可 | 不可 |
常時開催銘柄(*1) | 銘柄 | 銘柄 |
積立ステーキング
ステーキング期間 | 無期限 |
---|---|
引き出し | いつでも可能 |
年利 | 低い傾向(定期ステーキングより高い場合もあり) |
自動ステーキング | 可 |
常時開催銘柄(*1) | 銘柄 |
定期ステーキング
ステーキング期間 | 固定(30日/60日) |
---|---|
引き出し | 固定期間終了後 |
年利 | 高い傾向(積立ステーキングより低い場合もあり) |
自動ステーキング | 不可 |
常時開催銘柄(*1) | 銘柄 |
(*1)現在
もっとも大きな違いは、ステーキング期間が固定されているかどうかでしょう。
積立ステーキングは期間の縛りがなく、いつでも引き出しが可能です。もし、預け入れている銘柄の価格が大きく変動している場合には引き出して売却するなど、自由度の高い運用ができます。なお、年利は預入期間中にも随時変動します。
また、自動ステーキング機能も利用可能です。1度設定するだけで、遊休資産を自動的に積立ステーキングに預け入れでき、資金を無駄なく運用できます。
一方、定期ステーキングは、30日や60日などの預け入れ期間が定められており、その間は引き出しできません。そのため、もし価格変動があってもすぐには売却できず、期間終了まで待つ必要があります。ただし、積立ステーキングよりも年利が高めに設定されている場合もあり、預け入れ時の年利が償還まで固定で適用されるのが魅力です。
なお、定期ステーキングでは、自動ステーキング機能は利用できません。
Bybitステーキングには、常時ステーキングが可能な銘柄のほかに、新規上場などにあわせて開催される期間限定銘柄が存在します。期間限定銘柄は、定期ステーキングで設定されることが多いですが、積立ステーキングで設定される場合もあります。
期間限定銘柄は年利が高く設定されるケースが多いため、効率的に運用したい方は要チェックです。
現在の期間限定銘柄は、下記の銘柄です。(完売した銘柄は除く)
銘柄 | 積立ステーキング | 定期ステーキング |
WELL | 払戻し自由:99% | 取り扱いなし |
USDC | 取り扱いなし | 3日間:500% |
XRP | 取り扱いなし | 3日間:100% |
USDT | 取り扱いなし | 1日間:300% |
SPEC | 取り扱いなし | 30日間:30% |
WELL
積立ステーキング | 定期ステーキング |
払戻し自由:99% | 取り扱いなし |
USDC
積立ステーキング | 定期ステーキング |
取り扱いなし | 3日間:500% |
XRP
積立ステーキング | 定期ステーキング |
取り扱いなし | 3日間:100% |
USDT
積立ステーキング | 定期ステーキング |
取り扱いなし | 1日間:300% |
SPEC
積立ステーキング | 定期ステーキング |
取り扱いなし | 30日間:30% |
Bybitステーキングは、Bybitに仮想通貨を貸し付けて報酬を得る仕組みです。そのため、Bybitの経営状態が悪化した場合などは、ステーキングした資産が戻らなくなるリスクがあります。
このリスクを回避するには、メタマスクやトラストウォレットなどの分散型ウォレットを利用して自分でステーキングする方法があります。ただし、ウォレットでのステーキングにはガス代や秘密鍵の管理、ブロックチェーンの切り替えなどのコストや手間がかかる点に注意が必要です。
取引所に任せる手軽さか、自己管理による安全性か、どちらを優先するかは各自でご判断ください。
ここからは、Bybit(バイビット)ステーキングの特徴を下記の3つに分けて解説していきます。
積立ステーキングのおもな特徴は下記の4点です。
豊富な銘柄をいつでも自由に出し入れできるため、保有している仮想通貨(暗号資産)を使って気軽に資産運用したい人におすすめです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
積立ステーキングは、ビットコインやイーサリアム、USDT、USDCなどの主要通貨をはじめとした豊富な品揃えとなっています。
現在、常時開催銘柄は銘柄、期間限定銘柄は銘柄です。
ただし、300銘柄以上がステーキングできるBinanceのフレキシブルセービングと比べると銘柄数は多くはありません。マイナーな銘柄をステーキングしたい場合には、他の取引所を使うほうが良いかもしれません。
積立ステーキングの大きなメリットは、いつでも好きなときにステーキングを解除して引き出せる点にあります。仮想通貨は値動きが激しいため、預け入れた仮想通貨の急な価格変動で売却したい場合にも、積立ステーキングなら臨機応変に対応可能です。
積立ステーキングの利息は1時間ごとに支払われます。元本は預け入れたまま、利息分だけを出金したり、別の仮想通貨に変えてさらなる利益を狙ったりといった自由な運用が可能です。
購入した仮想通貨をBybitの口座にただ寝かせておくよりも、積立ステーキングに預け入れれば毎日少しずつでも確実に増やすことができます。
積立ステーキングの年利は、市場の変化に合わせて1時間ごとに変更されます。そのため、預け入れ時の年利がずっと続くわけではない点に注意が必要です。積立ステーキングは解約が容易であるため、年利を定期的にチェックし、あまり良い年利でなくなったら預け入れ中止を検討できます。
積立ステーキングでは、自動ステーキング機能が利用できます。自動ステーキングとは、資金調達アカウントにある特定の遊休資産が、毎日19時に自動で積立ステーキングに預け入れられ、利回りを獲得できる機能です。必要なときには、いつでもステーキングを解除できるため、柔軟で効率的な運用が実現できます。
本記事執筆時点(2023年11月7日)でBTCやETH、USDTなど20銘柄に対応しています。
定期ステーキングのおもな特徴は下記の3点です。
資産が一定期間ロックされるものの、積立ステーキングより高い年利が設定されている銘柄も多いため、長期保有目的の仮想通貨を効率的に運用したい人におすすめです。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
定期ステーキングのもっとも大きな特徴は、預け入れた資産が一定期間ロックされて引き出せない点でしょう。預け入れ期間は通常、30日間または60日間ですが、期間限定銘柄では7日間や14日間のケースもあります。
期間中は、預け入れた仮想通貨に急な価格変動があっても引き出せません。
他の取引所のステーキングサービスには、獲得した報酬を放棄するならロックを解除できる、といったものもあります。Bybitの定期ステーキングでは、そういったこともできませんので、リスクを理解したうえでステーキングすることが大切です。
定期ステーキングは一定期間引き出せない分、積立ステーキングよりも年利が高く設定されていることもあります。短期の価格変動は気にせず「ガチホ」予定の場合には、固定ステーキングを活用するのが良いでしょう。
ただし、銘柄によっては定期ステーキングのほうが年利が低い場合もあるため、預け入れる際には注意が必要です。
法定通貨に連動し、値動きが比較的安定しているステーブルコインでも高い年利が得られるのも魅力です。
ステーブルコインとは、特定の資産と価値が連動するように設計された仮想通貨のことです。仮想通貨は価格の上下動が激しく、実用性が低いという課題がありますが、それを解決するためにステーブルコインが開発されました。仮想通貨市場には多数のステーブルコインが存在しており、2022年9月の市場シェアは、USDTが約44%、USDCが約34%、BUSDが約13%です。
定期ステーキングの開催銘柄は積立ステーキングと比べて少ないため、運用の選択肢は限られます。
現在、常時開催銘柄は銘柄、期間限定銘柄は銘柄です。(完売した銘柄は除く)
最後に、積立ステーキングと定期ステーキングの両方に共通する4つの特徴を紹介します。
積立ステーキング、定期ステーキングともに、預け入れ時および引き出し時の手数料はかかりません。
仮想通貨の取引では高額なガス代がネックになることもありますが、Bybitステーキングなら手数料を気にせず気軽に始められます。
Bybitステーキングは少額から始められるのも魅力です。
下表のとおり、積立ステーキングの最低投資額は二千円程度に設定されており、少ない金額でも無駄なく運用できます。定期ステーキングは、積立ステーキングの10倍程度に設定されており、最低数万円程度の資金が必要です。
銘柄 | 積立ステーキング | 定期ステーキング |
BTC | 0.001 BTC | 0.01 BTC |
ETH | 0.001 ETH | 0.1 ETH |
USDT | 20 USDT | 300 USDT |
BTC
積立ステーキング | 定期ステーキング |
0.001 BTC | 0.01 BTC |
ETH
積立ステーキング | 定期ステーキング |
0.001 ETH | 0.1 ETH |
USDT
積立ステーキング | 定期ステーキング |
20 USDT | 300 USDT |
Bybiステーキングの利息は自動的には再投資されません。そのため、ステーキング報酬で複利運用を行いたい場合には、支払われた利息を自分で再度預け入れる必要があり、手間がかかる点には注意が必要です。
なお、一部の通貨では、先に紹介した積立ステーキングの自動ステーキング機能が使えます。それにより、ステーキング報酬を含む遊休資産が毎日自動的にステーキングされるため、再投資と同様の効果が得られます。
期間限定銘柄は最大のステーキング枠が決められており、預け入れの上限に達した場合には売り切れとなります。
人気の銘柄は短期間で売り切れる可能性があるため、気になる銘柄がある場合には早めの預け入れがおすすめです。
現在どの程度ステーキング枠が埋まっているかは、年利(APY)の下に表示される最大ステーキング数(分母)と、現状ステーキングされた数(分子)を見ればわかります。
上限に近づいている場合、駆け込みで預け入れるトレーダーが増える可能性がありますので、早めに預け入れを検討するとよいでしょう。
Bybit(バイビット)には、Bybitステーキングのほかにも下記の資産運用サービスがあります。
どのサービスを選べば良いか迷っている方に向けて、「手軽さ」「年利」「コスト」「ロック期間」の4つの観点で見ていきましょう。
Bybit Web3のステーキング以外の3つのサービスは、Bybitのアカウント内で簡単に行えるため、手軽さに大差はありません。
一方、Bybit Web3のステーキングは、Bybitのアカウントとは別にBybit Walletの作成や仮想通貨(暗号資産)の入金などが必要なため、やや手間がかかります。
4つのサービスすべてに対応しているETHの年利(2023年5月9日時点)を見てみましょう。
サービス名 | 年利 |
---|---|
Bybitステーキング | 0.1%〜2.5% |
流動性マイニング | 2.4%〜7.2%(*1) |
Bybit Web3のステーキング | 3.24%〜8.87% |
ETH2.0流動性ステーキング | 6.00% |
(*1)レバレッジによっても変動
Bybitステーキングの年利は、ほかの資産運用サービスと比較すると低めに設定されています。
高い利回りを求める場合には、ほかのサービスの利用も検討すると良いでしょう。ただし、次に紹介するコストやロック期間に注意が必要です。
続いて、ステーキングにかかるコストを比較します。
サービス名 | コスト |
---|---|
Bybitステーキング | なし |
流動性マイニング |
変動損失
スリッページ
|
Bybit Web3のステーキング |
変動損失
スリッページ
|
ETH2.0流動性ステーキング | ETHを買い戻す手数料:0.1%(*1) |
(*1)現物取引で、stETHを売り、ETHを買う際の取引手数料
いずれのサービスも基本的な手数料は無料となっています。
ただし、流動性マイニングやETH2.0流動性ステーキングには、変動損失とスリッページのリスクがあり、注意が必要です。
流動性を提供するにあたって、2種類の仮想通貨を預け入れます。その後、外部ユーザーが片方の仮想通貨を預けて片方の仮想通貨を引き出すと、2種類の仮想通貨の数量比が変化していきます。
そのため、流動性の提供をやめて2種類の仮想通貨を引き出すと、当初預けた数量比と異なることがあります。この変化によって生じる損失を、変動損失と呼びます。
スリッページとは、表示された価格と実際の約定価格にタイムラグによる価格差が生じることです。スリッページで損失が発生した場合、利用者側のコストとなります。
最後に各サービスのロック期間の違いを見てみましょう。
サービス名 | ロック期間 |
---|---|
Bybitステーキング |
積立ステーキング:なし
定期ステーキング:あり(30日/60日)
|
流動性マイニング | なし |
Bybit Web3のステーキング | なし |
ETH2.0流動性ステーキング | 2023年5月時点で引き出し不可 |
流動性マイニングとBybit Web3のステーキングはロック期間がないため、いつでも自由に引き出しが可能です。
一方、ETH2.0流動性ステーキングは2023年5月現在、預け入れた資産を引き出すことはできません。しかし、今後対応予定とされています。また、現物取引を利用すれば、いつでもstETHを売却してETHを買い戻せます。
PCサイトでBybit(バイビット)ステーキングを始める方法と解除する方法を紹介します。
PCサイトでBybitステーキングを開始する方法は以下のとおりです。
Bybitの公式ページにアクセスします。
「ファイナンス」の中の「資産運用」にカーソルを合わせ、表示される「Bybitステーキング」をクリックします。
Bybitステーキング画面でスクロールして「積立」もしくは「定期」を選びます。ここでは積立ステーキングを行う場合を想定して「積立」をクリックします。
ステーキングしたい通貨の「ステーキングする」ボタンをクリックします。今回はBTCを例にしますが、どの仮想通貨(暗号資産)でも同じ操作です。
「金額」欄にステーキングしたい金額を入力し、サービス規約に同意(チェック)の上、「ステーキングする」を押せば購入が完了します。あとは一時間ごとに、報酬が口座に振り込まれるのを待ちます。
次に、PCサイトで自動ステーキングを設定する方法を紹介します。
Bybitの公式ページにアクセスします。
「ファイナンス」の中の「資産運用」にカーソルを合わせ、表示される「Bybitステーキング」をクリックします。
自動ステーキングの「今すぐ有効化」をクリックします。
利用規約を確認し、同意のチェックを入れて「確定」ボタンをクリックします。
「自動ステーキングが有効になりました。」というメッセージが表示されれば、設定完了です。
「全通貨を管理」のチェックをオフにすると、自動ステーキングが解除されます。その後、個別銘柄のチェックをオンにすると、銘柄ごとに自動ステーキングの設定が可能です。
続いて、PCサイトで積立ステーキングへの預け入れを解除する方法を紹介します。
Bybitの公式ページにアクセスします。
上部の人型マークにカーソルを合わせ、「資産」をクリックすると表示される「資産運用」をクリックします。
預け入れを解除したい銘柄を探して「払い戻す」をクリックします。
払い戻したい金額を入力して「払い戻す」をクリックします。
払い戻しが反映されていたら、預け入れの解除は完了です。払い戻しを一部だけ行った場合は、該当通貨の「ステーキング総額」列を確認してみましょう。
スマホアプリでBybit(バイビット)ステーキングを始める方法と解除する方法を紹介します。
スマホアプリでBybitステーキングを開始する方法は以下のとおりです。
スマホアプリを起動し、ホーム画面の「資産運用」をタップします。
「Bybitステーキング」をタップします。
画面をスクロールして、ステーキングしたい銘柄を選んでタップします。今回は例としてDOTを積立ステーキングします。
ステーキング条件を確認し、数量を入力して「今すぐステーキングする」をタップします。
「注文に成功しました!」という画面が表示されたらステーキング完了です。
次に、スマホアプリで自動ステーキングを設定する方法を紹介します。
スマホアプリを起動し、ホーム画面の「資産運用」をタップします。
「Bybitステーキング」をタップします。
自動ステーキングの「今すぐ有効化」をタップします。
利用規約を確認し、同意のチェックを入れて「確定」ボタンをタップします。
「有効化されました。」というメッセージが表示されれば、設定完了です。
「全通貨を管理」のチェックをオフにすると、自動ステーキングが解除されます。その後、個別銘柄のチェックをオンにすると、銘柄ごとに自動ステーキングの設定が可能です。
最後に、スマホアプリで積立ステーキングへの預け入れを解除する方法です。
スマホアプリを起動し、ホーム画面の「資産」をタップします。
「投資済みの商品」の「資産運用」をタップします。
「Bybitステーキング」をタップします。
ステーキングを解除する銘柄を選びます。
今回はDOTを例にします。
ステーキングの内容を確認し、「払い戻す」をタップします。
ステーキングを解除する数量を入力して、「払い戻す」をタップします。
全額解除する場合には、数量入力欄の右の「最大」をタップしてください。
確認画面で「解除する」ボタンをタップするとステーキングが解除されます。
Bybitステーキングには、積立ステーキングと定期ステーキングの2種類のステーキングサービスがあります。どちらも手数料無料で手軽に利用できるのが魅力です。
積立ステーキングは、いつでも引き出し可能で銘柄の種類も豊富という特徴があります。ローリスクで報酬を得たい方や、トレードの合間の余剰資金を短期で運用したい方に向いています。
一方、定期ステーキングはロック期間があるものの、積立ステーキングと比べて年利が高い場合が多い点が魅力です。いわゆる「ガチホ」予定の仮想通貨(暗号資産)を預け入れて高い報酬を狙えます。
作成日
:2022.10.20
最終更新
:2024.09.02
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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