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FTX、米国における平均日間取引量が大幅増加

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update 2022.04.20 12:28
FTX、米国における平均日間取引量が大幅増加

update 2022.04.20 12:28

スポンサー契約や新規サービスの立ち上げでプレゼンスを拡大

7月29日、大手仮想通貨(暗号資産)デリバティブ取引所FTXの親会社であるWest Realm Shires Services Inc.は、2021年上半期の業績および経営方針に関する発表を行い、米国向けサービスのFTX.USにおける平均日間取引量が大幅に増加していることを伝えた。[1]

今回の発表によると、FTX.USは今年4月22日に過去最高となる約9億9,300万ドルの日間取引量を記録するなど好調を維持しており、2021年上半期における平均日間取引量が前年比の150倍となる水準に達したという。また、FTXは米NBAのスタジアム命名権を取得したのに加え、FTXはMLBと長期パートナーシップを締結するなど、複数のスポンサー契約を通じて米国での知名度を向上させることに成功している。その他、FTXは仮想通貨と法定通貨の両方を利用可能なFTX Payと呼ばれる決済サービスを米国に展開しており、業界でのプレゼンスを拡大しているようだ。

2020年に設立されたFTX.USは、仮想通貨エコシステムを成長させ、米国内外のトレーダーが満足するサービスの提供を目的としている。FTX.USは今後2年以内に取引量で米国の主要な取引所となることを目指し、今年6月には国内有数の金融市場を抱えるシカゴにローカルオフィスを開設するなどの動きに出ている。グローバルプラットフォームのFTXではオプションや先物、ボラティリティ商品、レバレッジトークンなどが提供されており、幅広い仮想通貨関連商品を取引することが可能だ。

FTX.USの代表であるブレット・ハリソン氏は、同取引所の取り組みについて次のようにコメントしている。

FTX.USのローンチから約1年でこの様な成長を達成したという事実は、チーム全体が勤勉かつ献身的であった証です。仮想通貨市場でボラティリティが拡大する中、我が社のプラットフォームが米国で最も深い流動性を投資家に提供できたことを誇りに思います。しかしながらこれはFTX.USの始まりに過ぎず、我が社の成功は成長を続けるための責任だと言えるでしょう。我が社の使命は米国で卓越した仮想通貨取引所になることであり、今年以降も迅速にオペレーションと事業の規模を同時に拡大していきたいと思います。

Brett Harrison, President of FTX.US - PR Newswire - より引用

FTX.USは仮想通貨関連サービスを拡充しているが、これがどのような成果につながるのか、今後も同取引所の動向を注視していきたい。

release date 2021.08.02

ニュースコメント

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株式上場が期待されるFTX


先日、シリーズB(スタートアップ中盤)の投資ラウンドでFTXは約9億ドルの資金調達に成功しているが、その中で180億ドルの企業価値があるとの評価を受けている。この評価額は昨年ナスダック(Nasdaq)でのIPO(イニシャルパブリックオファリング)を果たした民泊仲介サイトのAirbnb(エアビーアンドビー)と同等のものだ。現在、FTXは特別買収目的会社(Special Purpose Acquisition Company, SPAC)を利用したスキームで株式上場を検討しており、最も期待されるスタートアップ企業の一つとして注目されているという。これが実現すれば、FTXはCoinbase(コインベース)に次ぐ衝撃を与えることになると言えるだろう。FTXはポートフォリオトラッキングアプリのBlockfolioを買収するなど、関連サービスのM&Aにより急速な事業拡大へ向かっているが、株式上場を果たすことができるのか、今後も同取引所のソリューションを見守っていきたい。


Date

作成日

2021.08.02

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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