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【調査】日本人のBybit利用は禁止?金融庁の対応や違法性は?

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update 2022.11.12 19:10
【調査】日本人のBybit利用は禁止?金融庁の対応や違法性は?

update 2022.11.12 19:10

2021年6月、金融庁は大手仮想通貨(暗号資産)取引所のBybitを、無登録業者リストに追加しました。これを受け、日本人のBybit利用を「違法」と解釈する人もいれば、「違法ではない」と考える人もいます。

結論から言えば、「Bybitが日本で営業していることは違法」にあたりますが、「個人が利用すること」は違法ではありません。

この記事では、金融庁の規制と海外仮想通貨取引所の関係について詳しく紹介します。

金融庁が行ったBybitへの対応

2021年5月28日、金融庁はBybitへ警告した事実を公表しました。公表書面には「インターネットを通じて、日本居住者を相手方として、暗号資産交換業を行っていたもの」と、警告内容が記載されています。

日本人を相手にする仮想通貨(暗号資産)取引所は、たとえ海外に拠点があっても、暗号資産交換業者として金融庁に登録することが義務付けられています。Bybitが未登録の状態で日本人にサービスを提供したため、金融庁は警告文書を発行しました。

警告文を発行した1か月後の2021年6月、金融庁はBybitを無登録業者リストに追加するに至ります。金融庁はTwitter(ツイッター)上でも注意を促しました。

金融庁の公式ページを見る限り、金融庁は2021年6月以降にBybitへ追加措置を講じていません。ただし、2022年7月現在もBybitは、無登録業者リストに掲載されたままです。

日本人のBybit利用は禁止なのか

金融庁の警告を受けているBybitですが、日本人の利用は禁止されているのでしょうか。

法律では禁止されていない

Bybitは金融庁の暗号資産業者登録一覧には記載されていませんが、日本人によるBybitの利用は違法とされていません。

金融庁公認の相談窓口「金融サービス利用者相談室」に確認したところ、「無登録で日本人を相手として、暗号資産取引業を営むことは違法」との断りがあった上で、「ユーザーが無登録の業者を利用することに関しては、制限する法律はない」という回答を得ました。

また「無登録の業者で何らかのトラブルがあった際に、金融庁は個人を保護しきれない可能性がある」「自己責任での利用は規制していないが、金融庁としては登録業者の利用をおすすめする」との回答もありました。

2022年7月現在、Bybitをはじめとする無登録の業者を利用するかどうかの判断は、個人に委ねられているようです。

Bybitが日本人を禁じる予定はない

取引所側が日本人の利用を禁止することも考えられます。そこで、Myforex編集部がBybit担当者に取材したところ、「日本人禁止の可能性は一切ない」とのことでした。

大手仮想通貨(暗号資産)取引所が日本人の利用を制限した事例はあります。例えば、2021年8月にHoubi、2021年9月にFTXが日本居住者の利用を規制しました。ただし、これらの取引所が日本人によるサービス利用を制限したのは、日本で正式な金融ライセンスを取得するためでした。

2022年現在、Huobiは「フォビジャパン」、FTXは「FTX Japan」として、日本の金融ライセンスを取得した上で営業を行っています。

金融庁の登録を行わない意図

Bybitは金融庁の登録を行っていませんが、それには「取引の自由度を保つ」という意図があると推測されます。

Bybitは取り扱い通貨が数百種類、デリバティブ取引の最大レバレッジが100倍と、幅広いニーズに応えられる取引所です。日本の規制に従った場合、取り扱い通貨は数十種類、最大レバレッジは2倍となります。取引所の自由度は下がるでしょう。

caution 悪質な取引所に注意

たくらみを隠すために、金融庁の登録を行わない悪質な取引所も存在します。「マッチングアプリで知り合った人に勧められた取引所にお金を預けたら、次々と身に覚えのない請求を受けた」という事例も報告されています。取引所を利用する前は、必ず信頼できるかどうかを確認してください。

ドバイの金融ライセンスを取得

日本の金融ライセンスは保有していませんが、Bybitはドバイでライセンスを取得しており、一つの安心材料といえます。

ドバイでのライセンス取得は、日本やシンガポールで行うよりも容易です。しかし、ライセンスを取得したBybitは、一定水準以上の取引所であるとはいえるでしょう。

違法ではないが自己責任

Bybitは金融庁の暗号資産交換業者リストに掲載されていません。しかし、日本人がBybitを利用することは、禁止されていません。

Bybitは、低リスクで資産を運用できる「Bybitステーキング」や、リスクヘッジにも使える人気のデリバティブ取引「USDT無期限」など、さまざまなサービスを提供しています。自己責任にはなりますが、自由度の高い資産運用や取引を行いたい人は、Bybitの利用を検討してみても良いでしょう。


Date

作成日

 : 2022.07.01

Update

最終更新

 : 2022.11.12

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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