作成日
:2025.05.09
2025.05.09 17:36
低いスプレッドと無制限のレバレッジで高い人気を誇る海外FX業者のExness(エクスネス)で、海外入出金による銀行口座が凍結されるケースがSNS上で話題になっています。2024年〜2025年にかけてオンラインカジノ規制による取り締まりが強化されており、関与が疑われる収納代行業者を利用したExnessでは遅延が多発している状況でした。
当記事ではExnessの海外入出金により銀行口座凍結が発生した事例の概要や、原因と解決策について詳細を解説していきます。
Exness(エクスネス)では、近ごろ銀行入出金による遅延騒動が相次いでいましたが、ユーザーの銀行口座が凍結されたとする報告があがっています。特に銀行振込による入出金は凍結の恐れがあるため、細心の注意が必要です。
そこで凍結が報告されている状況と、想定される原因について概要を紹介していきます。
Exnessの海外入出金が原因で銀行口座の凍結が発生し始めたのは、2025年4月下旬ごろです。SNS上では、Exnessの銀行振込2とネット銀行を利用した取引が、凍結の原因なのではないかとする議論が繰り広げられています。
X(旧Twitter)で4月28日に投稿されたポストでは、Exnessの銀行振込2とPayPay銀行で数回やり取りした口座が凍結されたとの報告が見受けられました。銀行口座が凍結されると預金の引き出しや振込といった取引が全て停止し、預金を長期間引き出せなくなる恐れがあります。
ユーザーの間ではExnessの利用による銀行口座凍結の危機感が広がっており、出金先の銀行をメイン銀行から変更する動きも見られます。
Exness(エクスネス)で採用されている銀行振込2(Bank Transfer2)とは、通常の銀行振込とは異なり収納代行業者を通じた入出金方法です。銀行送金2のメリットとして手続きが簡単で、本来であれば処理速度が早いといった特徴があげられます。ですが、収納代行業者を通して国内送金に見せかけ入出金を行うシステムのため、透明性が低く銀行口座の凍結リスクにつながるため注意が必要です
Exnessでは2025年4月29日時点で、入出金の上限額が一部変更されています。Exnessでは銀行入金方法は2種類あり、SNS上で声が上がっている銀行振込2(Bank Transfer2)では、最大25,000ドルから6,500ドルまで引き下げられました。
銀行振込1(BankTransfer)については、以前と同様に最大25,000ドルから変更はありません。
銀行振込による出金に関しては、出金遅延が話題になり始めた当初は、最大700ドルに設定されていましたが、4月30日時点では最大6,500ドルへ変更されています。
Exnessでは短期間で入出金額の最大金額の変更が相次いでいるため、実際の操作画面で随時最新の状況をチェックしたほうが良いでしょう。
4月上旬ごろからExnessでは4月上旬ごろから出金遅延が多発しており、SNS上でも不安の声があがっています。特に銀行振込による出金での遅延が多く、中には申請から2週間以上経過しても着金しない事例も報告されていました。
直近では遅延が発生している投稿と、即入金が確認できたとする投稿が入り混じっている状況なので、全体的なシステム障害ではなく収納代行業者や決済システムが原因になっていると考えられます。
X(旧Twitter)では遅延発生後のサポートによる対応も遅いとの不満が出ており、多額の資金が行方不明のExnessユーザーのポストも見受けられるなど、一部で不安が広がっています。
今後Exnessで銀行振込による出金を検討されている方は、他の決済手段を検討するといった対策が推奨されます。
銀行口座凍結の原因は、Exnessが利用している収納代行業者によるものと考えられます。収納代行業者とは海外FX業者に資金を預け入れ・出金する際に、顧客と海外FX業者との間で送金・決済を仲介するサービスを提供する会社です。
収納代行業者はクレジットカードやコンビニ、銀行振込など複数の支払い方法の窓口を一元化し、入金管理や未収金の督促業務などを代行しています。Exnessの銀行振込2とPayPay銀行で口座が凍結した事例では、ExnessとPayPay銀行を橋渡ししていた収納代行業者に問題が発生した可能性があります。
日本の銀行では、海外送金や受け取りに一定の制限があります。そこで、海外に拠点を持つExnessでは収納代行業者を通して、入出金を行う方法を採用しています。
ですが、送金名目と実際の取引の性質が一致しない場合、資金洗浄が疑われ口座凍結が発生する恐れがあります。現状では決済プロバイダーとも、銀行凍結の相関関係も判明していない状況です。
Exnessでは2024年7月にも、銀行振込での出金できなくなるトラブルが発生しており、その際もプロパイダー関連のトラブルが疑われていました。
行方が分からなくなっている出金申請済みの顧客資金は、Exnessが利用している決済プロバイダーの1つであるQFPayJapanに渡っており、そこで何らかの理由で送金が止まっているようです。直接コールセンターに電話して催促し、無事に利用ユーザーの元へ着金した事例がX(旧Twitter)で複数報告されています。
現時点で銀行口座が凍結しており資金の行方が分からなくなっているユーザーはQFPayJapanへの直接連絡も選択肢となりますが、問い合わせが殺到しておりコールセンターに繋がらない声も見受けられるためご留意ください。
日本政府は2025年にオンラインギャンブルの摘発強化を柱とする「ギャンブル依存症対策推進基本計画」を閣議決定しており、収納代行業者といった運営に関与する業者側の取り締まりを強化しています。警視庁でも依存性の強さと国内の資産が海外に流出する懸念点から、オンラインカジノ規制で決済代行の取引を厳しく監視する体制が敷かれているのが実情です。
今回の銀行口座凍結に繋がった経緯としては、Exness(エクスネス)が利用している収納代行業者が、オンラインカジノに関連する取引を請け負っていた可能性が考えられるでしょう。
Exnessに限らず、オンラインカジノの関与が疑われる収納代行業者を利用している海外FX業者は、同様の銀行口座凍結といったトラブルへと発展する可能性があります。今後も海外FX業者を利用する場合は、銀行振込以外の送金方法も検討すべきでしょう。
Exness(エクスネス)の収納代行業者を利用した入出金が、銀行口座凍結の原因として疑われています。そのため、収納代行業者を介さないオンラインウォレットや仮想通貨での入出金が、銀行口座の凍結を避ける代替案の1つです。
ExnessではオンラインウォレットはBitwalletとSticPay、仮想通貨はビットコインやUSDT、USDコインに対応しています。
それぞれ手数料は無料で、スムーズな資金の移動が可能です。銀行口座の凍結リスクを軽減できるだけでなく、遅延が相次いでいるExnessの銀行振込と異なり素早い入出金を期待できます。
凍結リスクに不安を感じているトレーダーは、出金方法の見直しと複数の決済方法手段の確保を検討してみると良いでしょう。
Exness(エクスネス)では銀行振込による遅延トラブルが相次いでいましたが、銀行口座の凍結が報告されたことで動揺が広がっています。資産保管に利用する銀行口座を指定していた場合、最悪の場合は多額の資金が出金できなくなる恐れがあるでしょう。
利用しているメインバンクが凍結された場合、日常生活に支障をきたす可能性も想定されます。Exnessだけでなく収納代行業者を利用している海外FX業者は同様のトラブルへと発展する可能性があるため、ユーザーは複数の決済方法手段を確保するなどのリスクヘッジを検討すべきでしょう。
作成日
:2025.05.09
最終更新
:2025.05.09
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Exnessの海外入出金で銀行口座が凍結されるケースが発生
2025.05.09 19:00
XS.comがスワップフリー銘柄を追加!エネルギーを低コストで取引可能に
2025.05.08 19:00
テスタ氏の楽天証券口座に乗っ取り被害が発生!SNSでは不安の声が多数
2025.05.02 19:00
GEMFOREX関係者がSAMURAI FXを設立?AxonMarketsとの共通点とは
2025.05.01 19:00
メタマスクからビットフライヤーに送金してみた!送金手数料や反映時間は?
2025.05.01 19:00
Exnessで入出金に遅延が多発、安全に出金可能な方法は?
2025.04.25 19:30
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー