作成日
:2026.02.24
2026.07.10 01:46
海外FXユーザーの間で注目を集める仮想通貨(暗号資産)入出金ですが、国内取引所からBitget(ビットゲット)などの海外取引所、もしくはメタマスク等の個人ウォレットを経由して海外FXに送金するルートが主流です。しかし、トラベルルールの関係上、国内取引所からどの海外取引所へも自由に送金できるわけではありません。
しかし、国内取引所からどの海外取引所へも自由に送金できるわけではありません。そこで本記事では、主要国内取引所における海外取引所および個人ウォレットとの送金・受取可否を調査してみました。
主要国内取引所から海外取引所および個人ウォレットとの送金・受取可否について解説します。今回は各国内取引所の公式ページや直接の問い合わせ、実際に送金等を行って得た情報をもとに送金・受取可否を記載しています(2026年2月17日時点の情報)。
また、取引所から仮想通貨(暗号資産)を送金する上で避けて通れないのがトラベルルールです。各取引所のトラベルルール対応状況によっては、取引所間での直接の送金・受取ができず、メタマスクなどの個人ウォレットを経由して送金しなければいけないケースがあります。
そのため送金元の国内取引所から、送金先の海外取引所へ直接送金が可能かどうか、事前に確認しておく必要があるでしょう。
主要な国内取引所における海外取引所、個人ウォレットとの送金・受取可否は以下のとおりです。海外取引所に関しては、日本ユーザーが利用できる中でも人気があるBitget(ビットゲット)およびMEXC(メクシー)との送金・受取可否を調査しています。
| 国内取引所 | Bitget | MEXC |
|---|---|---|
| コインチェック(*1) | × | 〇 |
| bitbank(*2) | 〇 | 〇 |
| GMOコイン(*3) | 〇 | × |
| ビットフライヤー(*4) | 〇 | 〇 |
| SBI VCトレード(*5)(*6) | 〇 | 〇 |
| OKJ | 〇 | 〇 |
(*1) 参考: 希望する外部の取引所へ暗号資産を送金できません。なぜですか?
(*2) 参考: 暗号資産の直接送付が可能な暗号資産交換業者等(VASP)
(*3) 参考: トラベルルールについて
(*4) 参考: 暗号資産送付先リストはどこで確認できますか?
(*5) 参考: 【重要】トラベルルールへの対応について
(*6) 参考: トラベルルール対応について
| 国内取引所 | ウォレット |
|---|---|
| コインチェック(*1) | 〇 |
| bitbank(*2) | 〇 |
| GMOコイン(*3) | 〇 |
| ビットフライヤー(*4) | 〇 |
| SBI VCトレード(*5) | 〇 |
| OKJ | 〇 |
(*1) 参考: Coincheckのサービスで送金・受取ができる暗号資産を教えてください
(*2) 参考: トラベルルールについてのよくあるご質問
(*3) 参考: トラベルルールについて
(*4) 参考: 暗号資産送付先リストはどこで確認できますか?
(*5) 参考: 【重要】トラベルルールへの対応について
上記のとおり、多くの国内取引所からBitget・MEXCに直接送金できますが、コインチェックからBitget、GMOコインからMEXCには直接送金することができません。なお、SNS上では「GMOコインからBitgetへの送金を申請したものの、送金が却下された」という投稿が見られます。ユーザーの利用状況などによっては、国内取引所側で送金の審査が行われたり、サービス利用停止の原因になってしまう可能性もあるかもしれません。
また、トラベルルールはあくまで取引所間送金に適用されるルールであり、ウォレット間での送金は対象外です。そのため、基本的にどの取引所からも個人ウォレットへの送金は可能です。
2026年6月、X(旧Twitter)上では「海外FXにウォレット経由で送金したら、国内取引所の口座が凍結された」との投稿が話題となりました。SNS上ではbitbankとGMOコインの口座凍結事例が目立っています、ただし、国内取引所は口座凍結理由を公表しないケースが多いため、ウォレット経由での送金が口座凍結の直接的な原因となったかどうかは不明な部分もあります。
しかし、直近でこういった声が増えている以上、現状はウォレット経由で海外FXに送金するのはリスク回避の意味で控える方がよいかもしれません。
ここ最近では、取引所を経由しない海外FXへの新たな仮想通貨入出金方法として、JPYCを使った送金ルートも注目されています。JPYCは日本円と価値が1:1で連動するステーブルコインで、即時かつ低コストでの送金が可能です。
なお、当記事執筆時点(2026年2月17日)で、JPYCに対応している主要海外FXブローカーは確認できていません。
そのため、JPYCを使って海外FXに入金するには、メタマスクなどの個人ウォレットに発行したJPYCを一度USDT(テザー)などに交換し、海外FXに送金する必要があります。JPYCをUSDTに交換する際は、DEX(分散型取引所)やウォレットのスワップ機能などを利用します。
STEP1
JPYC EXでウォレットにJPYCを発行
STEP2
JPYCをUSDTなどに交換
STEP3
海外FXにUSDTを送金
Myforex編集部では、実際にJPYCを発行してUSDTに交換し、海外FXへ入金するまでの手順を以下で検証しています。
SNS等でJPYCを利用した海外FX入出金ルートが話題ですが、発行元のJPYC社は二次流通での利用は自己責任の範囲としています。同社代表の岡部氏も、JPYCをUSDTなど他資産へ交換する「二次流通」以降は同社の管轄外であると明言しています。
また利用規約上、マネーロンダリング対策等により運営の判断でアカウント制限などが行われる可能性があり、その際の損害は補償対象外になると記載されています。海外FXとの入出金にJPYCを利用する際は、こういったリスクを把握した上で自己判断で行うようにしましょう。
今後、仮想通貨(暗号資産)は金融商品取引法(金商法)への移行が予定されており、税制面では申告分離課税(約20%)への変更が注目されています。一方で、金商法への移行に伴い、利用者保護を目的とした規制強化も進められる見込みで、これにより海外取引所への送金が難しくなる可能性が指摘されています。
実際、金融庁は2026年3月31日に開催された意見交換会にて、「仮想通貨の金商法移行により、日本に拠点を持たない無登録業者への対応が強化される」旨を回答しています。規制強化の影響度合いによっては、海外取引所の日本撤退が加速する可能性があり、海外取引所を経由した海外FXへの送金ルートが現状よりも使いにくくなるかもしれません。
なお、2026年2月にMyforex編集部が主要国内取引所に「仮想通貨の金商法移行に伴う利用者保護等を目的とした対応を予定しているかどうか」を確認したところ、各社から「現時点でお伝えできる確定情報はない」といった旨の返答を確認しています。
コインチェック
暗号資産の税制改正に関する具体的な運用ルールや帳票の仕様については、現在、国による策定が行われている段階でございます。弊社といたしましても必要な対応を検討していくことになりますが、現時点でお伝えできる確定情報はございません。具体的なことが決まり次第お知らせいたしますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
引用元情報 - コインチェックからの回答より引用
bitbank
当社ではすべてのご案内については、お知らせなどで広くお客さまにご案内しております。なお、未発表の内容について、お伝えできる事柄はございませんので、ご了承ください。
引用元情報 - bitbankからの回答より引用
GMOコイン
お伺いしている内容に限らず当社にてお客さまへご案内が必要となる事項があった際にはホームページにてお知らせいたします。そのため実際にご案内があった際にご確認いただきますようお願いいたします。
引用元情報 - GMOコインからの回答より引用
ビットフライヤー
法令・制度の改正等に関する個別の見通しや、将来の対応方針の詳細につきましては、現時点で当社から確定的なご案内はできかねます。当社としてお知らせすべき事項が生じた場合は、当社ウェブサイト等にてご案内いたします。
引用元情報 - ビットフライヤーからの回答より引用
SBI VCトレード
恐れ入りますが、ご案内できる情報はございません。当社ホームページやお知らせをご確認ください。
引用元情報 - SBI VCトレードからの回答より引用
OKJ
弊社は国内の登録業者として、現状の資金決済法においても厳格な利用者保護体制を敷いております。金融商品取引法への移行を含めたさらなる規制強化が行われる場合においても、法令諸規則を遵守し、お客様第一とした体制整備を行ってまいります。
引用元情報 - OKJからの回答より引用
X(旧Twitter)上では、今後の規制強化に伴い「監視強化によりウォレットを経由した入出金も注意した方がよいのでは」といった旨の投稿をしている海外FXユーザーも見られます。
この点に関して、Myforex編集部でも主要国内取引所に「国内取引所から個人ウォレットへ送金後、他の仮想通貨にスワップしたり、海外取引所や海外FXに送金を行っても問題ないかどうか」を質問してみました。
各社によって返信内容は若干異なるものの、おおむね「送金後の操作については、当社では関与していないため、お客様のご判断で行っていただきたい」といった旨の返信がありました。
回答を見る限り、あくまで現時点で国内取引所が個人ウォレット送金後のユーザーの動きにまで関与しないスタンスを取っていることがわかります。ただし、今後の規制方針は未確定な部分が多いと考えられるため、これからの動向にも注視していく必要がありそうです。
海外FXとの仮想通貨(暗号資産)入出金にはいくつか送金ルートがありますが、まずは国内取引所で仮想通貨を購入して送金するケースが多いです。海外取引所への送金にはトラベルルールの制限があるため、事前に送金可否を把握しておく必要があります。
今後の規制強化に対応するためにも、引き続き仮想通貨入出金の最新情報は常にフォローしていく必要がありそうです。
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作成日
:2026.02.24
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最終更新
:2026.07.10
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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