作成日
:2026.02.24


2026.02.24 15:35
今後、クロスボーダー収納代行への規制強化が行われることから、海外FXユーザーの間で仮想通貨(暗号資産)による入出金が注目されています。仮想通貨入出金には複数の送金ルートがありますが、国内取引所からBitget(ビットゲット)などの海外取引所、もしくはメタマスク等の個人ウォレットを経由して海外FXに送金するルートが主流です。
しかし、国内取引所からどの海外取引所へも自由に送金できるわけではありません。そこで本記事では、主要国内取引所における海外取引所および個人ウォレットとの送金・受取可否を調査してみました。
主要国内取引所から海外取引所および個人ウォレットとの送金・受取可否について解説します。なお、今回は各国内取引所の公式ページや直接の問い合わせ、実際に送金等を行って得た情報をもとに送金・受取可否を記載しています(2026年2月17日時点の情報)。
また、取引所から仮想通貨(暗号資産)を送金する上で避けて通れないのがトラベルルールです。各取引所のトラベルルール対応状況によっては、取引所間での直接の送金・受取ができず、メタマスクなどの個人ウォレットを経由して送金しなければいけないケースがあります。
そのため送金元の国内取引所から、送金先の海外取引所へ直接送金が可能かどうか、事前に確認しておく必要があるでしょう。
主要な国内取引所における海外取引所、個人ウォレットとの送金・受取可否は以下のとおりです。なお、海外取引所に関しては、日本ユーザーが利用できる中でも人気があるBitget(ビットゲット)およびMEXC(メクシー)との送金・受取可否を調査しています。
| 国内取引所 | Bitget | MEXC |
|---|---|---|
| コインチェック(*1) | × | 〇 |
| bitbank(*2) | 〇 | 〇 |
| GMOコイン(*3) | 〇 | × |
| ビットフライヤー(*4) | 〇 | 〇 |
| SBI VCトレード(*5)(*6) | 〇 | 〇 |
| OKJ | 〇 | 〇 |
(*1)参考:希望する外部の取引所へ暗号資産を送金できません。なぜですか?
(*2)参考:暗号資産の直接送付が可能な暗号資産交換業者等(VASP)
(*3)参考:トラベルルールについて
(*4)参考:暗号資産送付先リストはどこで確認できますか?
(*5)参考:【重要】トラベルルールへの対応について
(*6)参考:トラベルルール対応について
| 国内取引所 | ウォレット |
|---|---|
| コインチェック(*1) | 〇 |
| bitbank(*2) | 〇 |
| GMOコイン(*3) | 〇 |
| ビットフライヤー(*4) | 〇 |
| SBI VCトレード(*5) | 〇 |
| OKJ | 〇 |
(*1)参考:Coincheckのサービスで送金・受取ができる暗号資産を教えてください
(*2)参考:トラベルルールについてのよくあるご質問
(*3)参考:トラベルルールについて
(*4)参考:暗号資産送付先リストはどこで確認できますか?
(*5)参考:【重要】トラベルルールへの対応について
上記のとおり、多くの国内取引所からBitget・MEXCに直接送金できますが、コインチェックからBitget、GMOコインからMEXCには直接送金することができません。なお、トラベルルールはあくまで取引所間送金に適用されるルールであり、ウォレット間での送金は対象外です。そのため、基本的にどの取引所からも個人ウォレットへの送金は可能です。
SNS上では、GMOコインからBitgetへの送金を申請したものの、送金が却下されたという投稿が見られます。ユーザーの利用状況などによっては、国内取引所側で送金の審査が行われたり、サービス利用停止の原因になってしまう可能性もあるかもしれません。
ここ最近では、取引所を経由しない海外FXへの新たな仮想通貨入出金方法として、JPYCを使った送金ルートも注目されています。JPYCは日本円と価値が1:1で連動するステーブルコインで、即時かつ低コストでの送金が可能です。
なお、多くの海外FXブローカーがJPYCでの入出金導入に向けて取り組んでいるとの情報はあるものの、当記事執筆時点(2026年2月17日)で、JPYCに対応している主要海外FXブローカーは確認できていません。
そのため、JPYCを使って海外FXに入金するには、メタマスクなどの個人ウォレットに発行したJPYCを一度USDT(テザー)などに交換し、海外FXに送金する必要があります。JPYCをUSDTに交換する際は、DEX(分散型取引所)やウォレットのスワップ機能などを利用します。
STEP1
JPYC EXでウォレットにJPYCを発行
STEP2
JPYCをUSDTなどに交換
STEP3
海外FXにUSDTを送金
Myforex編集部では、実際にJPYCを発行してUSDTに交換し、海外FXへ入金するまでの手順を以下で検証しています。
今後、仮想通貨(暗号資産)は金融商品取引法(金商法)への移行が予定されており、税制面では申告分離課税(約20%)への変更が現実味を帯びてきました。一方で、金商法への移行に伴い、利用者保護を目的とした規制強化も進められる見込みで、これにより海外取引所への送金が難しくなる可能性が一部のユーザー間で言及されています。
2025年11月に開催された金融審議会「暗号資産制度に関するワーキング・グループ(第5回)」の事務局説明資料では、投資詐欺対策の一環として、暗号資産交換業者による取引監視の強化を義務化する案が出されています。
一部の海外FXユーザーの間では、「この監視強化によって、海外取引所など無登録業者等への仮想通貨送金が厳しくなるのでは」と懸念する声も上がっています。現時点で確定した情報はありませんが、今後は国内取引所から海外取引所などへの直接送金が制限される可能性もあるかもしれません。
なお、Myforex編集部で主要国内取引所に「仮想通貨の金商法移行に伴う利用者保護等を目的とした対応を予定しているかどうか」を確認したところ、各社からは「現時点でお伝えできる確定情報はない」といった旨の返答がありました。
暗号資産の税制改正に関する具体的な運用ルールや帳票の仕様については、現在、国による策定が行われている段階でございます。弊社といたしましても必要な対応を検討していくことになりますが、現時点でお伝えできる確定情報はございません。具体的なことが決まり次第お知らせいたしますので、今しばらくお待ちいただけますと幸いです。
引用元情報 - コインチェックからの回答より引用
当社ではすべてのご案内については、お知らせなどで広くお客さまにご案内しております。なお、未発表の内容について、お伝えできる事柄はございませんので、ご了承ください。
引用元情報 - bitbankからの回答より引用
お伺いしている内容に限らず当社にてお客さまへご案内が必要となる事項があった際にはホームページにてお知らせいたします。そのため実際にご案内があった際にご確認いただきますようお願いいたします。
引用元情報 - GMOコインからの回答より引用
法令・制度の改正等に関する個別の見通しや、将来の対応方針の詳細につきましては、現時点で当社から確定的なご案内はできかねます。当社としてお知らせすべき事項が生じた場合は、当社ウェブサイト等にてご案内いたします。
引用元情報 - ビットフライヤーからの回答より引用
恐れ入りますが、ご案内できる情報はございません。当社ホームページやお知らせをご確認ください。
引用元情報 - SBI VCトレードからの回答より引用
弊社は国内の登録業者として、現状の資金決済法においても厳格な利用者保護体制を敷いております。金融商品取引法への移行を含めたさらなる規制強化が行われる場合においても、法令諸規則を遵守し、お客様第一とした体制整備を行ってまいります。
引用元情報 - OKJからの回答より引用
X(旧Twitter)上では、今後の規制強化に伴い「監視強化によりウォレットを経由した入出金も注意した方がよいのでは」といった旨の投稿をしている海外FXユーザーも見られます。
この点に関して、Myforex編集部でも主要国内取引所に「国内取引所から個人ウォレットへ送金後、他の仮想通貨にスワップしたり、海外取引所や海外FXに送金を行っても問題ないかどうか」を質問してみました。
各社によって返信内容は若干異なるものの、おおむね「送金後の操作については、当社では関与していないため、お客様のご判断で行っていただきたい」といった旨の返信がありました。
回答を見る限り、あくまで現時点で国内取引所が個人ウォレット送金後のユーザーの動きにまで関与しないスタンスを取っていることがわかります。ただし、今後の規制方針は未確定な部分が多いと考えられるため、これからの動向にも注視していく必要がありそうです。
海外FXとの仮想通貨(暗号資産)入出金にはいくつか送金ルートがありますが、まずは国内取引所で仮想通貨を購入して送金するケースが多いです。海外取引所への送金にはトラベルルールの制限があるため、事前に送金可否を把握しておく必要があります。
また、取引所を経由しないJPYCを使った入出金ルートも一つの選択肢として検討できます。今後の規制強化に対応するためにも、あらかじめ複数の送金手段を確保しておくことが重要になってくるしょう。
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作成日
:2026.02.24
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最終更新
:2026.02.24
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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