Select Language

Bybitがドバイで暗号資産事業ライセンス取得へ!

Bybitがドバイで暗号資産事業ライセンス取得へ!

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2023.03.16 15:54
Bybitがドバイで暗号資産事業ライセンス取得へ!

update 2023.03.16 15:54

2022年3月28日、大手暗号資産(仮想通貨)取引所のBybit(バイビット)は、アラブ首長国連邦(UAE)で仮想通貨事業を行う原則的な承認を得たことを発表しました。また、4月中に本社機能をシンガポールからドバイに移転するとのことです。

アラブ首長国連邦は国家戦略として仮想通貨に関わる企業を誘致する方針を示しており、BybitだけでなくBinance(バイナンス)などの企業も続々と移転しています。

国家からの正式なライセンスを得ることで、法制度として顧客保護の仕組みが確保されることも期待できます。

UAE大臣もコメントを発表

Bybit(バイビット)は、ドバイで行われたアートイベントにNFT(非代替性トークン)の分野で参加するなど、これまでもドバイと関わりを持ってきました。

Bybitの金融ライセンス取得に際しては、アラブ首長国連邦(UAE)の外国貿易兼人材誘致担当大臣であるThani Al Zeyoudi氏もコメントを発表しています。

Bybit

画像引用:Bybit

この革新的かつ先進的な暗号資産領域を牽引するためにも、私たちはBybitのような急成長を遂げている企業に対して誘致および支援を積極的に行い、強固な規制下のもとで事業展開しやすい経済システムを構築しています。

Thani Al Zeyoudi外国貿易兼人材誘致担当大臣 - より引用

Bybitのライセンス取得・ドバイ移転は仮想通貨業界の注目を集めており、仮想通貨専門メディアだけでなく、ロイター通信などの大手メディアでも報道されました。[1]

Bybitの本社はどこ?

本拠地を非公開にしている仮想通貨取引所もありますが、当サイトMyforexの取材によると、Bybit(バイビット)はドバイの拠点の詳細な住所を公表可能だということです。

移転は4月中に行われる予定で、詳細が分かり次第、Googleマップ等でBybit拠点の情報をお伝えします。

ドバイの中心地は高層ビルが立ち並ぶ巨大都市を形成しており、Bybitもこのような環境で最先端のサービスを提供していくことになるでしょう。

ドバイの景色

画像引用:ビジット・ドバイ

なぜドバイなのか

今回、Bybit(バイビット)は本社をシンガポールからドバイに移転します。国を越えて移動するには大きなコストがかかりますが、なぜドバイに移転する決断をしたのでしょうか。

シンガポールは規制が厳しい

従来、シンガポールは新進気鋭の企業を誘致し、経済的に発展してきました。ブロックチェーン分野の多数の有名企業も、シンガポールに本社を構えています。しかし、シンガポールはブロックチェーン関連分野の規制を強化しており、各社の期待通りに許認可を得られない模様です。

例えば、2021年12月現在、ライセンスを申請した170超の企業のうち、100以上が却下または申請を取り下げざるを得ない状況になりました。申請を受理されなかった会社の中には、Binance(バイナンス)も含まれます。ブロックチェーン分野の発展スピードはとても速く、企業の中には、シンガポールのライセンス取得が負担となっている例があると予想できます。

UAEの企業誘致と意思決定の速さ

その一方、アラブ首長国連邦(UAE)は企業を積極的に誘致しており、仮想通貨取引所などにとってメリットがあります。

ちなみに、ドバイの姿勢について、BybitのCEOがCNBCのインタビューに応じています。その中で「ドバイは意思決定が驚くほどに速く、そして企業を積極的に誘致しており、UAEは仮想通貨分野で世界の中心になりうる」という趣旨を回答しています。[2]

この結果、仮想通貨関連企業が続々とUAEに拠点を移しています。現在UAEに拠点を構えている、あるいは構えることを決めた主な取引所は以下の通りです。

  • Binance
  • Bybit
  • Crypto.com
  • FTX

Bybitだけでなく、Binance(バイナンス)やFTXなど巨大企業がUAEを拠点にしており、UAEの今後の発展を期待できます。


Date

作成日

2022.04.13

Update

最終更新

2023.03.16

山本鉄壁 | Teppeki Yamamoto

現役トレーダー兼仮想通貨ライター

arrow
山本鉄壁

FXと仮想通貨をメインとし、投資歴は20年を超える。トレードで独立後に別のペンネームで書籍を出版したり投資雑誌に寄稿したりするなど活躍中で、主に英語メディアで日々最新情報をチェックしている。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?

DCJPYというデジタル通貨が話題となっています。一方で、海外FXユーザーの間ではJPYCへの期待も高まっています。本記事では、DCJPYとJPYCの特徴や違いを比較し、海外FXトレーダーにとってどちらが送金手段の選択肢となるのかを解説します。
update2025.09.26 19:30

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

【独自】海外FX利用で銀行口座が凍結・解約された一部始終!「自分には関係ない」は危険かも

みんなの銀行の口座を実際に凍結・解約されたトレーダーから当サイトに寄せられた情報をもとに、解約までの流れを一部始終紹介します。海外FXユーザーにとって、銀行口座凍結は決して他人事ではありません。海外FX利用時に注意すべき送金パターンも説明します。
update2025.08.12 19:00

XMのビットコインスプレッドはExnessの2倍広い!それでも「ナシ」ではない理由とは?

Myforex編集部では、2025年1月10日〜4月10日の3ヶ月間にわたり、XMTradingにおけるビットコインのスプレッドを独自調査。その結果、狭い業者と比べて2倍以上の差があることが分かりました。
update2025.09.05 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

SNSでステーブルコイン利息の議論が勃発!Bybitで手軽にUSDT等を高利回り運用

ここ最近、SNS上ではステーブルコインの利回りに関する活発な議論なども見られます。本記事では、SNSで話題となった議論を整理しつつ、Bybitでのステーブルコインの運用方法や、海外FXとの仮想通貨入出金ルートの全体像などをまとめます。
update2025.10.01 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル