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BNYメロン、MASと協働し新FX取引エンジンを開発する意向

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update 2021.08.31 15:32
BNYメロン、MASと協働し新FX取引エンジンを開発する意向

update 2021.08.31 15:32

執行効率やプライシング機能の向上に寄与

米国・ニューヨークを拠点とするグローバル金融機関のBNY Mellon(本社:240 Greenwich Street New York, NY 10286 United States[1])【以下、BNYメロンと称す】は6月4日、シンガポール金融管理局(Monetary Authority of Singapore)【以下、MASと称す】と協働して、低レイテンシーの電子FX取引エンジンを開発することを発表した。[2]

BNYメロンにとって、今回の発表はシンガポールのFX市場におけるプレゼンスの拡大を図る一環であるという。同ツールは執行効率やプライシング機能を向上させ、当初はスポット取引にて導入、その後デリバラブル及びノンデリバラブルなフォワードとスワップ取引で採用していく方針だ。

新FX取引エンジンの開発に際し、BNYメロンのFXセールス部門兼アジアパシフィック【以下、APACと称す】地域のトレーディング部門ヘッドを務めるDarren Boulos氏は以下のようにコメントしている。

我々は過去4年間にわたり、グローバルFX機能の完全統合及び強化を図ってきており、今回、APAC地域においてG10(米国や日本など先進10か国)通貨のFX取引ハブを形成するシンガポールを中心として、サービス強化にコミットする意向であります。我が社はMASのサポートを受けつつ、お客様に対して豊富な流動性を供給できると考えております。

Darren Boulos, Head of FX Sales and Trading in Asia-Pacific at BNY Mellon - BNY Mellonより引用

BNYメロンが、シンガポールのFX電子取引エコシステムに加わることを歓迎いたします。FX取引の活性化のために強靭なインフラの重要性は高まっており、多くの金融機関が同国で取引エンジンを立ち上げ、安定したプライシングや効率的な執行に寄与することを期待しております。

Gillian Tan, Executive Director, Financial Markets Development, at MAS - BNY Mellonより引用

BNYメロンはトレーディングエクスペリエンスの向上に寄与するFX取引エンジンを開発することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.06.08

出典元:

ニュースコメント

アジアにおける金融ハブとしての地位の確立を目指すMAS

MASは各国当局やグローバル金融機関と積極的に連携し、シンガポールのアジアにおける金融ハブとしての地位確立を目指している。例えば、MASと協働してJPモルガンチェースがFX取引エンジンをシンガポールでリリースしたほか、BNPパリバやスタンダードチャータード銀行、UBS、シティグループなど名だたる金融機関が同国でFXプラットフォームをリリース予定である。また、同局は欧州証券市場監督局(ESMA)と覚書を締結し、シンガポールのベンチマークの活用を模索しているほか、MASとカナダ銀行がクロスボーダー決済の実証実験を成功させている。更に、MASとカンボジア国立銀行が提携し、フィンテック分野の発展に向けた関係強化を図るなど、アジアの金融センターとしてのプレゼンスの拡大に向けた動きも積極化させている状況だ。他方で、シンガポールと並びアジアの一大金融センターを築く香港は、中国が推し進める香港の国家安全法の制定を巡り米中が激しく対立しており、香港からの企業や資本の流出懸念が出てきている。シンガポールにとっては、安定した金融市場を構築することで、相対的な魅力が高まっていると言えるであろう。MASが同国のアジアにおける金融ハブとしての地位確立に向け、今後如何なる政策を打ち出すか注目したい。


Date

作成日

2020.06.08

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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