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ゲインキャピタル・ジャパン、19通貨ペアの証拠金率を変更

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update 2022.06.03 12:45
ゲインキャピタル・ジャパン、19通貨ペアの証拠金率を変更

update 2022.06.03 12:45

2020年3月23日から適用開始

米国最大のFXブローカーであるForex.comを運営するGain Capital Holdings Inc(本社:135 US Highway 202/206, Suite 11 Bedminster, NJ 07921[1])【以下、GAINと称す】の日本法人であるGAIN Capital Japan Co., Ltd【以下、ゲインキャピタル・ジャパンと称す】は3月19日、19通貨ペアの証拠金率を変更することを発表した。[2]

今回の決定は、ゲインキャピタル・ジャパンのForex.com口座及びMetaTrader4(MT4)口座において2020年3月23日から適用されるとのことだ。証拠金率が引き上げられる19通貨ペアのうち、米ドル/円が1.25%から2.00%へ、豪ドル/円とニュージーランドドル/円、及び人民元/円が1.75%から2.50%へ、カナダドル/円が1.50%から2.50%へ、英ポンド/円が1.75%から2.00%に変更されるという。ユーロ/米ドルなどのその他の通貨ペアに関しては、証拠金率を変更しないとのことである。尚、同社は証拠金率を引き上げる理由を明らかにしていないものの、直近の市場のボラティリティの急上昇が要因として見られている。

証拠金率が変更される通貨ペアを保有するトレーダーは、今週末より必要証拠金が増加するという。ゲインキャピタル・ジャパンでは、証拠金不足によるロスカットが発生する可能性があるため、自身の口座状況を確認することを注意喚起している。

市場環境が目まぐるしく変化するなか、他の金融機関も証拠金率を変更している状況だ。例えば、サクソバンク証券が個別株CFDの証拠金率を変更したほか、スイスクォート(Swissquote)が2020年2月28日から、金や株式指数CFD、株式先物CFD、原油CFDの証拠金を従来の2%から4%への引き上げを発表している。そして今回、ボラティリティが大きく上昇するなか、ゲインキャピタル・ジャパンが証拠金率を変更しているが、他の海外FXブローカーも同様の措置を講じる可能性があると考えられる。

release date 2020.03.23

出典元:

ニュースコメント

INTLとのシナジー発揮が期待されるGAIN

米国の海外FXブローカー最大手であるGAINは2020年2月27日、INTL FCStone Inc.(INTL)の傘下に収まる決断を下した。同社は長らく経営の苦境から脱することができず、GAINの11月期業績は取引量が前月比及び前年同月比ベースのいずれにおいても低下する軟調な結果に終わっていた。また、2020年1月に入って発表された2019年12月期業績も、店頭(OTC)外国為替取引量が1,308億ドルとなり、前月比では4.1%増と反転したものの、前年同月比では32.1%減と大きく落ち込んだ。1日当たりの平均取引量(ADV)も、前年同月比ベースでは35.4%減と低迷が続いている状況だ。先物取引高に関しては、前月比及び前年同月比共に減少しており、総じてGAINの業績低迷が継続していると推察される。他方で、INTLはGIROXXを買収するなど、積極的な買収戦略を通じて金融サービス機能の強化を図っている。2020年半ばにはINTLによるGAINの買収手続きが完了する見込みであり、顧客基盤の維持・拡大に向けた如何なるソリューションを提供するか注目したい。


Date

作成日

2020.03.23

Update

最終更新

2022.06.03

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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