Select Language

INTL、独金融サービスプロバイダーGIROXXを買収

INTL、独金融サービスプロバイダーGIROXXを買収

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:29
INTL、独金融サービスプロバイダーGIROXXを買収

update 2021.08.31 15:29

ブレグジット後の混乱を避け、継続的なサービスの提供が可能に

米国にて幅広い金融事業を展開しているINTL FCStone Inc.(本社:155 East 44th Street, 15th Floor New York, NY 10017[1])【以下、INTLと称す】は、英国子会社のINTL FCStone Ltd【以下、INTL英国子会社と称す】がドイツ・フランクフルトを拠点とする金融サービスプロバイダーであるGIROXX GMbH(本社:Solmsstraße 41 D-60486 Frankfurt am Main[2])【以下、GIROXXと称す】を買収したことを発表した。[3]

GIROXXは、ドイツとオーストリア、スイスの中小企業向けに、デジタルプラットフォームを通じたオンライン決済とFXヘッジングサービスを提供している。同社がINTLの傘下に収まることで、GIROXXの顧客はINTLの金融サービスを利用できるようになるという。一方でINTLは、GIROXXの買収により、一連の企業買収が完了するとのことだ。これまでに、INTLはUOB子会社の買収を完了させたほか、IFCM Commoditiesを買収するなど数多くのM&A(企業の合併・買収)を成功させてきている。

INTLは一連の企業買収により、INTL英国子会社がブレグジット後の混乱を避け、継続的に顧客サービスを提供することができると見ている。また、INTLはGIROXXを買収することで、同社の顧客基盤である公益財団法人や大企業向けに加えて、欧州の中小企業向け決済及びヘッジングサービスの拡充を図る意向だ。

両社の合併に際し、INTLグローバルペイメント部門のグローバルヘッドを務めるCarsten Hils氏とGIROXXの創業者兼マネージングディレクターであるKlaus Hoffmann氏及びJörg Sonnenschein氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我々の目的は、中小企業のお客様に対し、全ての金融商品のヘッジング機能を提供すると共に、デジタル決済及びヘッジングサービスのプラットフォームを整備することであります。我が社は、これらの包括的なサービスを提供する最初の金融機関であり、このような機会を得られたことを喜ばしく思っております。

Carsten Hils, Global Head of Global Payments Division at INTL FCStone - INTLより引用

我々は、自社の商品を拡充していく上で、INTLのような成功を収める企業の傘下に入ることを大変喜ばしく思っております。我が社がマルチアセットクラスのヘッジングサービスを提供し、急速に顧客基盤の拡大を図るために、強固なバランスシートを含むINTLの様々な経営資源の活用が可能になります。

Klaus Hoffmann and Jörg Sonnenschein, both Founders and Managing Directors of GIROXX - INTLより引用

INTLは異なる顧客セグメントに注力するGIROXXを買収し、両社の強みを融合することで、更なる顧客取引の拡大が期待できそうだ。

release date 2020.01.15

出典元:

ニュースコメント

ブレグジット後を見据える規制当局と金融サービスプロバイダー

英国下院は1月9日、ブレグジット関連法案を賛成多数で可決した。これにより、EU離脱の是非を問う国民投票が行われた2016年6月から、約3年半に及ぶブレグジットを巡る英国政治の混乱に終止符が打たれた。EUにとっては、英国が初めての離脱国家となることから、規制当局は用意周到にブレグジット後を見据えた規制策の導入を試みている状況だ。足元では、ESMAが2022年までの戦略プランを公表し、第三国CCPやデータサービス業者などを重点的に監督していく方針を打ち出している。また、三菱UFJ証券がアムステルダムに現地法人を開設したほか、シカゴ・ボード・オプションがEuroCCPを買収するなど、ブレグジット後の顧客基盤の維持・拡大を目指すグローバル金融機関による動きも活発化している。今後、EU離脱後の移行期間に入る英国では、ブレグジットを巡る情勢や新たな規制策の導入が明らかになりつつあり、引き続き多くの金融サービスプロバイダーが、EU、英国、そしてグローバル市場の開拓に向けた詳細な戦略プランを打ち出すことが予想される。


Date

作成日

2020.01.15

Update

最終更新

2021.08.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

メタマスクが勝手に開く現象が多数報告!原因や対処法は?

PCでブラウザを立ち上げた際にメタマスクが勝手に起動する現象が起きており、SNS上でも話題になっています。Myforex編集部でもこの現象を確認しており、当記事執筆時点(2025年4月3日)ではGoogle ChromeとBraveのブラウザで発生していることが確認できています。
update2025.04.03 19:45

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

海外FX業者のXアカウントが凍結?金融庁による働きかけの可能性も

複数の海外FX業者の公式Xアカウントが凍結されました。凍結されたのは日本向けのアカウントで、同じブローカーの英語アカウントは現在も閲覧できる状態です。海外FX業者の公式Xアカウントが凍結された背景を解説します。
update2025.04.01 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

VPSではMT4・EAは何個起動できる?複数稼働は可能なのか?

スペック別のEAの起動数の目安のほか、VPSの負担を軽くする方法を説明します。同時に起動するEAの数が多すぎると、MT4が動かなくなる可能性があるので注意が必要です。VPSを使っているならば、MT4やEAをいくつ起動できるかを把握しておくことが大切です。
update2025.01.23 19:00

キャプテン翼-RIVALS- がJOHNトークンのエアドロを発表!LINEなどで遊べるMini Appの独自トークン

「キャプテン翼-RIVALS- Mini App」は、キャプテン翼のIPを活用したWeb3ゲームです。2025年4月にJOHNトークンのエアドロップが予定されており、注目を集めています。本記事では、JOHNトークンの特徴、エアドロップの仕組み、将来性などを解説します。
update2025.03.27 19:00

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

MTF-MAでトレードのレベルを上げる。MT4/MT5で使えるインディケータを比較

MTF分析は複数の時間足を組み合わせて相場全体を把握する手法です。MTF分析を使いこなすことでエントリーの方向やタイミングを掴みやすくなります。本記事ではMTF分析を簡単にするインディケータや、エントリー精度を上げる方法を解説します。
update2025.01.21 19:15
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル