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Synthetix、仮想通貨デリバティブのローンチを発表

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update 2021.08.31 15:28
Synthetix、仮想通貨デリバティブのローンチを発表

update 2021.08.31 15:28

合成先物やバイナリーオプションの取り扱いを計画

分散型取引所(DEX)のSynthetixは、仮想通貨を対象とした多数のデリバティブ商品をローンチする予定であると発表した。[1]

今月10日の発表によると、Synthetixは通常の先物契約に加え、合成先物(コールオプションとプットオプションを組み合わせて構成した擬似的な先物ポジション)やバイナリーオプションなどの仮想通貨デリバティブの提供を計画しているという。先物契約に関しては10倍から20倍のレバレッジで取引可能となっているが、合成先物を利用すれば、ポジションを清算する際に現物資産を必要としないため、より高い資金効率で取引できるようだ。

また、Synthetixは担保に利用可能な仮想通貨の種類を拡大する予定だ。これが実現した場合、イーサリアム(Ethereum)を保有することで、米ドルと連動するステーブルコインのsUSDを基軸とした通貨ペアを取引できるようになるだけでなく、順次、ダイ(DAI)やビットコイン(Bitcoin)もサポート対象に加えられる。現在、Synthetixはこれらのサービスを導入するために、継続的なリスク監視機能を備えた資産リスティングフレームワークや、DAOプロトコルのエクスパンション、市場閉鎖処理機能、サーキットブレーカーなどの実装に取り組んでいるという。

2017年に設立されたSynthetixは、Crunchbaseを通じてFramework Venturesなどの企業から3,410万ドルの資金調達に成功し、イーサリアムブロックチェーン上に分散型取引所を構築している。現時点でSynthetixは、仮想通貨市場で3番目の規模を誇る分散型金融(DeFi)プラットフォームに成長しているが、今回の仮想通貨デリバティブ商品の取り扱い開始がどのような成果を生むのか、今後も同社の動向に注目していきたい。

release date 2020.03.12

出典元:

ニュースコメント

仮想通貨市場で存在感を増す分散型取引所

今の所、仮想通貨業界では中央集権型の取引所が主流となっているが、バイナンスがBinance DEXの開発に注力し始めた2018年ごろから、大手取引所による分散型取引所の立ち上げが活発なようだ。実際に、韓国の大手取引所であるビッサムは分散型取引所を開設する中期計画を同年10月に発表しており、この仮想通貨業界のトレンドに迎合する動きを見せている。これらの分散型取引所は、ライトユーザー向けではないため、依然としてマイナーな存在ではあるが、その存在感は仮想通貨市場で着実に増しつつある。特に中央銀行が仮想通貨取引を違法とするイランやインド、中国などの地域では、中央政府の監視を逃れるための手段として重宝されている様子がうかがえる。仮想通貨ユーザーのリテラシーが向上すれば、世界的に分散型取引所の利用が拡大する可能性もあるだけに、今後もこれらの取引所の取り組みに期待したい。


Date

作成日

2020.03.12

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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