Select Language

インフルエンサー頂上決戦

アマギフ3,000円が当たる

Alpari、3月までVISAを利用した出金を停止

Alpari、3月までVISAを利用した出金を停止

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.07.08 16:00
Alpari、3月までVISAを利用した出金を停止

update 2022.07.08 16:00

テクニカル要因と説明

グローバル展開を図る海外FX・CFDブローカーであるAlpari(本社:11th Floor, Maeva Tower, Silicon Avenue, Cybercity, Ebene, Quatre Bornes, 72201, Mauritius[1])は1月18日、テクニカル的な問題として、2019年3月までVISA付きクレジットカード/デビットカードでのユーロとドルの出金を一時停止する旨を、Alpariサイト内にて発表した。[2]

2018年11月30日以前に利用されたVISA付きクレジットカード/デビットカード取引に関しては、現在も出金可能であるが、それ以降のものについては、この度のAlpariの決定の影響を受ける模様だ。Alpariは、VISA付きクレジットカード/デビットカードを利用した出金サービスのテクニカル問題が解消され、通常サービスを再開次第、改めて通知を行うとしている。なお、マスターカード付きクレジットカード/デビットカードは、従来通り出金が可能となっている。

Alpariでは、VISA以外にもマスターカードを始めその他の決済手段を複数提供していることから、一時的にVISAを利用した出金が出来なくなったとしても、Alpariにとって大きな影響を与えることはないものと考えられるが、昨今、リテールFX業界では、多くのブローカーが、ブローカレッジサービスを営んでいくうえで必要となる、充実した決済サービスの提供が難しくなっているのが現状だ。これは、EU(欧州連合)の新たな規制枠組みのもと、マスターカードが無認可ブローカーなどへのサービスを停止したことを筆頭に、VISAも無認可ブローカーの取締り強化を発表し、その他にも、オンライン決済サービス会社であるSkrillも未認可ブローカーの取締りを強化し始めたことが影響していると言えよう。

なお、イスラエル・テルアビブを拠点にブローカー向けの金融サービスプロバイダーであるLeverateのCEOを務めるYasha Polyakov氏は、ブローカーにとって当局が打ち出す規制策に適宜対応していくことは非常に困難な課題ではあるが、現実問題として決済サービスを提供できなくなることは、ブローカレッジ業務を営んでいくうえで死活問題となっている、とコメントを残している。

Alpariはこの度のVISAを利用した出金停止の要因をテクニカル問題としているが、当局と民間企業が協働する形で規制強化が進められる現状においては、コンプライアンスを遵守したうえで、使い勝手が良く充実した決済サービス手段を提供することは、1つの差別化要因となりそうだ。

release date 2019.01.18

出典元:

ニュースコメント

出金一時停止はVISAによる規制策の余波か

VISAは世界のクレジットカードシェア率第一位を誇る企業であり、シェア第二位にはマスターカードが続く。VISAやマスターカードは、現在、ブローカーにて主に用いられる決済方法の一つであるが、規制強化が関連し、この大手クレジットカード会社2社が無認可やライセンス未取得のブローカーへのサービス提供を停止したことは、主にオフショアブローカーらの事業継続に大きな影響を与えていることは確かである。この度のAlpariでのVISA出金停止は、一時的なものであるとされているものの、やはり昨今の状況を踏まえると一抹の不安を感じずにはいられない。VISAを始めとした決済サービス会社による規制策の効果は、今後さらに明確になってくるだろう。Alpariは1998年に設立されて以降、グローバルベースでサービス展開を行っており、2017年には1.3兆米ドルの取引高を記録した大手海外FXブローカーであるが、昨年12月にロシアの中央銀行からライセンスを剝奪された結果、Alpariはロシア法人の全ての業務停止を余儀なくされている。ロシアでは最大手のFXブローカーとして知られていただけに、この決定は非常に残念ではあったが、今後の事業再構築に期待したい。


Date

作成日

2019.01.18

Update

最終更新

2022.07.08

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

Bitgetが代替手段に?Bybitが日本撤退で日本ユーザーの新規登録禁止

Bybitが日本ユーザーの新規登録停止を発表しました。Bybitの代替取引所としてはBitgetが挙げられ、Bybitと遜色ないサービスを利用できます。本記事では、Bitgetの特徴や海外取引所への規制動向などを解説します。
update2025.11.25 19:00

豪華なのに難しい?XMTradingが開催中のクリスマス入金ボーナスプロモーションは「アリ」なのか?

XMTradingで最大$25,000を獲得できる入金ボーナスキャンペーンが開催され注目を集めています。一見すると豪華なキャンペーンにみえますが、一般的な入金ボーナスとは条件が異なり、一部では条件が厳しいとの声もあります。本記事では、参加する価値のあるイベントなのかを説明します。
update2025.11.26 19:00

bitcastleは詐欺業者?口座開設ボーナスで出金拒否多数

SNS上ではbitcastleから「出金できない」「口座を凍結された」といった報告が相次いでいます。本記事では、bitcastleで報告されている出金トラブルを紹介するほか、bitcastleは詐欺業者なのかどうか説明します。
update2025.10.21 19:30

Vantage Tradingが年末トレード大会を開催!ランク外でも賞金獲得のチャンスあり

Vantage Tradingが、年末恒例となる大型トレード大会「年末ミリオンジャンボ2025」の開催を発表しました。今回のイベントでは副賞も用意されているので、ランク外でも賞金獲得のチャンスがあります。この記事では、参戦を検討しているユーザー向けに、各種条件やルールを説明します。
update2025.11.28 19:00

Exnessの乗り換え先としてXSはアリ?スペックを比較

取引環境の良さから玄人にも人気のExnessですが、最近は出金トラブルなどが発生しており、今後の取引環境に不安を抱くユーザーも増えています。本記事では、有力な乗り換え先であるXS.comと取引環境・条件を比較し、乗り換え先として相応しいかどうかを検討します。
update2025.11.20 19:00

Bybit P2P利用で銀行口座凍結・詐欺容疑者に?海外FXユーザーが知るべき巻き込まれリスクとは

Bybit P2Pを利用したユーザーが銀行口座凍結されたことに加え、詐欺容疑者として取り調べを受けたというSNS投稿が話題になっています。本記事では、話題となった投稿の内容や、海外FXユーザーがP2P取引の利用を避けるべき理由などを解説します。
update2025.11.12 19:00

Funded7で出金が認められない事例が増加?ルールの不透明さが原因か

Funded7で出金拒否に関する投稿がSNS上で増加しており、利用者の間で不安が広がっています。「利益が取り消された」「短時間取引が理由で無効になった」などの報告が投稿されています。当記事では出金拒否の原因を整理し、他のプロップファームとFunded7のルールを比較します。
update2025.11.21 19:00

Vantage Tradingで出金遅延、担当者が語る原因と対応

Vantage Tradingで銀行出金に関する遅延が確認されています。出金申請後に着金まで時間を要するケースが報告されており、SNS上でも混乱が発生している状況です。原因としては入金額の急増や決済システム側の処理制限が影響しているものと見られます。
update2025.10.24 19:00

SwiftTraderが資金難?SNSで出金トラブル報告が増加

2025年以降、SwiftTraderで出金拒否・遅延の報告がSNSで相次いでいます。本記事では報告されている出金トラブルのほか、GEMFOREXとの類似点やSwiftTraderをおすすめしない理由を説明します。
update2025.10.16 19:30

仮想通貨送金対応のBXONEは「使える」eウォレットなのか?海外FXユーザー目線で比較

仮想通貨対応オンラインウォレットとしてBXONEが一部の海外FXユーザーの間で注目されています。本記事では、BXONEが「使える」オンラインウォレットなのか海外FXユーザー目線で他社と比較します。
update2025.12.09 19:00
promotion promotion

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル