Select Language

X Open HubとTekhnobankがパートナー契約を締結

X Open HubとTekhnobankがパートナー契約を締結

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.07.04 13:54
X Open HubとTekhnobankがパートナー契約を締結

update 2022.07.04 13:54

店頭FX市場において革新的なソリューション提供を行う意向

ポーランドを拠点とする海外FX・CFDブローカーであるX-Trade Brokers(XTB)が運営するX Open Hub(本社:Level 34, One Canada Square, Canary Wharf, E14 5AA, London, United Kingdom[1])と、ベラルーシ共和国にて金融サービスを手掛けるTekhnobank OJSC【以下、Tekhnobankと称す】が、1月17日にパートナーシップ契約を締結したことが明らかとなった。

この度のパートナー契約を通じ、TekhnobankはX Open Hubのテクノロジーサポートを受ける形で、ベラルーシ共和国にて店頭取引(OTC)市場に参入し、1月より既にサービスの提供を開始している。Tekhnobankが手掛ける店頭FX取引サービスは、X Open HubのxStation5取引プラットフォームを活用しており、invest.tb.byサイトより利用することが可能だ。Tekhnobankの顧客は、1,600を超える金融商品にアクセスが可能となり、スプレッドは0pipsから取引できる。また、xStation5取引プラットフォームを活用することで、STP方式による透明性の高い取引執行や市場分析、現在の為替レート、テクニカル分析ツールなども利用可能となる。更に、EU(欧州連合)域内のように義務付けられてはいないものの、ゼロカットシステムを適用している。これらのことから勘案するに、Tekhnobankは顧客に対しより充実した取引環境を整備・提供していく意向であることが伺えよう。

パートナーシップ契約に絡み、X Open HubのCEOであるMicheal Copiuk氏とTekhnobankの業務管理者(Operations Director)を務めるIgor Fut氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

この度の提携は、我が社に利益をもたらす非常にアドバンテージの高い戦略であるとの見通しから、Tekhnobankとのパートナーシップ締結を切望しておりました。我が社が誇る次世代のテクノロジーとTekhnobankが蓄積してきたベラルーシ共和国の店頭市場関連の圧倒的な情報力が融合することで、まさに唯一無二のブローカレッジサービスを提供していくことができると確信しております。

Micheal Copiuk, CEO of X Open Hub - Finance Magnatesより引用

X Open Hubとのパートナーシップ締結により、お客様はリモートメンテナンスや高速処理サービスといった利便性が高く高付加価値の取引ツールを利用することができるようになります。我々は、店頭FX市場にて現状のようなありふれたサービスではなく、ハイリスクな短期取引という課題を解決するような革新的なソリューションの提供を目指しております。取引口座の開設はシンプルであり、パスポート情報や文書画像をもとに、vlk.tb.byサイトのバーチャル・クライアント・パーソナル口座にてリモートコントロールすることで本人確認手続きを行えるため、銀行へ足を運ぶ必要もありません。

Igor Fut, Operations Director of Tekhnobank - Finance Magnatesより引用

なお、Tekhnobankはベラルーシ共和国におけるFX市場関連の規制当局より2番目に認可を受けた銀行であり、首都ミンスクを始めベラルーシ各地域に13の支店を設けている。2016年7月には、米国・ニューヨークを拠点とする金融機関M&T Bankがスイス大手銀行であるDukascopy Bankのテクノロジーサポートを受ける形で、初めてベラルーシ共和国の当局より認可を受けている。

新たに事業拡大を図るTekhnobankが、高機能取引プラットフォームを提供するX Open Hubと協働することで、充実した取引環境を提供し、より一層の顧客の取引拡大が期待されよう。

release date 2019.01.18

出典元:

ニュースコメント

競合他社引き離しを図るTekhnobank

1994年にベラルーシ共和国国立銀行により登録、認可されたTekhnobankは、主に証券市場で地位を確立しており、政府短期債およびベラルーシ共和国国立銀行の債券を発行する機関である。また、クレジットカードや電子マネー(ベラルーシルーブル)の発行ライセンス機関などの業務も行っている。一方、FXやリクイディティ分野にて最新のテクノロジーを提供するX Open Hubは、HTML5技術で構築され、一般的なすべてのブラウザを標準サポートする新規オンライン取引プラットフォーム「XOH Traders」を2018年10月にリリースしている。XOH Tradersは、投資ポートフォリオへのフルアクセスと取引管理を提供する他、非常にわかりやすいレイアウトでパーソナライズしやすいことから、ユーザーより高い支持を受けている。Tekhnobankは今回のパートナーシップ契約にあたり、システム部門の複合会社としてinvest.tb.by社を新たに立ち上げ、最新のIT技術に基づくサービスを提供していくことも発表しており、事業領域の拡大に積極的であることが伺い知れる。今回のTekhnobankが発表したプラットフォームはXOH Tradersをベースとしていないものの、今後段階を踏んで順次アップグレードされていくのではないかと推測する。あらゆる種類の金融サービスを提供するユニバーサル・バンクとして、今後どのように事業を展開していくのか期待していきたい。


Date

作成日

2019.01.18

Update

最終更新

2022.07.04

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FX利用で国内銀行口座の凍結が増加?法改正後の入出金リスクとは

SNS上で海外FXユーザーの銀行口座が凍結されたことが話題になっています。本記事では、SNSで話題の凍結報告の背景を説明するほか、海外FX業界に迫る「本当の入出金危機」と今後の備えについて解説します。
update2025.07.09 19:00

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?

DCJPYというデジタル通貨が話題となっています。一方で、海外FXユーザーの間ではJPYCへの期待も高まっています。本記事では、DCJPYとJPYCの特徴や違いを比較し、海外FXトレーダーにとってどちらが送金手段の選択肢となるのかを解説します。
update2025.09.26 19:30

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

「Exnessにそっくり?」FXGT公式サイトがリニューアル

海外FX業者のFXGTが公式サイトをリニューアルしました。一部ではリニューアル後のサイトが「Exnessにそっくり」との意見もあるようです。本記事では、FXGTとExnessのサイトの類似点を比較するほか、「パクリ」の可能性について説明します。
update2025.09.26 19:00

Exnessのスワップフリーが突然解除?!条件をサポートに直接聞いてみた

「Exnessのスワップフリーが解除された」という投稿がSNSの一部で話題になっていますが、解除の具体的な条件は公式サイトにも掲載されていません。そこで当サイトではサポートに直接条件を質問してみました。
update2025.08.25 19:00

【独自取材】海外FXで急拡大中のPeskaとは?入金・出金の安全性や運営実態を直撃

当サイトではPeskaの運営に直接取材を行い、安全性やセキュリティなど、トレーダーが気になるポイントを一つひとつ確認しました。この記事では取材から見えてきたPeskaの実像をお伝えします。
update2025.09.17 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

【FXON × Myforex】無限キャッシュバックキャンペーン

MyforexではFXONとのタイアップ企画として、取引量に応じて上限なしのキャッシュバックを受け取れるキャンペーンを2週間限定で実施します。
update2025.09.10 19:00

海外FXに「兵糧攻め」、bitbank・エポスの利用規制で仮想通貨送金にさらに注目集まる

bitbankが利用規約を一部改定し、今後は海外FXへの直接送金が難しくなりました。エポスカードもFXの利用停止を発表したほか、国内銀行口座の凍結事例も増加しています。こうした背景から、海外FXユーザーは入出金経路の見直しが急務となっています。
update2025.07.04 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル