Select Language

日本仮想通貨交換業協会が安全資産保有を義務化する自主規制を検討

日本仮想通貨交換業協会が安全資産保有を義務化する自主規制を検討

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2021.08.31 15:22
日本仮想通貨交換業協会が安全資産保有を義務化する自主規制を検討

update 2021.08.31 15:22

安全資産を保有させることで仮想通貨取引所の補填能力向上を狙う

金融庁に登録された16の企業で構成される、日本仮想通貨交換業協会【以下、JVCEAと称す】が、今年9月に起きたZaifのハッキング被害を重く受け止め、仮想通貨取引所に補填のための安全資産保有を義務付ける自主規制を検討していることが先日の報道で明らかになった。

今回の自主規制の内容は、仮想通貨取引所がオンライン環境でユーザーの資産を管理する場合、リスク評価を行なった上で、その規模に見合っただけの預金、国債、地方債などの安全資産を保有することを義務化するというものだ。仮想通貨取引所のリスク評価は、コールドウォレットやホットウォレットなど、どのような環境で顧客資産を管理するかなども考慮されるようだが、詳細はまだ詰まっていないという。

仮想通貨取引所のZaifを運営するテックビューロ株式会社(本社:大阪市西区靱本町1-5-18ミフネ本町ビル10F[1])は、合計で約70億円のハッキング被害を出しており、その後顧客資産分の約45億円を補填できずZaifの事業をフィスコへ譲渡することとなった。金融庁がこの事態を問題視していることも背景にあり、JVCEAは自主規制に動き出したと見られる。

JVCEAは、まだ決定には至っていないとしているが、今回の自主規制は、既存の金融業界と同様に、顧客資産の保全を優先させる方向で検討を進めているようだ。

release date 2018.10.19

出典元:

ニュースコメント

もうひとつの焦点としてあげられるレバレッジ制限

JVCEAは、仮想通貨交換事業等に関する研究会などで、定期的に金融庁と意見交換をする場が設けられており、自主規制案に関して議論を実施している。その中で、大きな議題となっているのが、仮想通貨取引所のレバレッジの上限だ。効率良い取引が可能となるレバレッジ取引は、少ない証拠金で大きな利益を上げることもできるため、投資家にとってメリットもある。しかし、非熟練者などにとっては、個人の返済能力を越える負債を抱える原因になるなど、まさに諸刃の剣と言える。今の国内市場の状況は、仮想通貨取引所によって異なるが、証拠金の5倍から10倍、先物を利用すれば20倍など、もっと高い倍率での取引が可能となっている。これに対して、JVCEAは、仮想通貨取引のレバレッジ上限を4倍に統一することを自主規制案で検討している。規制強化は取引所にとっては負担増加となるが、仮想通貨業界を健全に発展させるためにも早急に規制が設けられることが重要となるだろう。


Date

作成日

2018.10.19

Update

最終更新

2021.08.31

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXにおける国内銀行送金のリスクが高まっており、海外FXユーザーは入出金手段の見直しを迫られています。そんな中、代替手段として注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXとの仮想通貨入出金の方法や送金ルート、注意点などを解説します。
update2026.06.02 19:00

「海外FXは終わり」は誤解!規制後もトレードを続けるには

海外FXが終わりといわれている背景には法改正によるクロスボーダー収納代行規制があります。たしかに規制によって国内銀行送金による入出金は難しくなるとみられていますが、海外FXというサービス自体が終わるわけではありません。本記事では、今後も海外FXを使い続けるために最低限やっておくべき準備について解説します。
update2026.06.01 19:00

【朗報】XMが国内銀行送金の「負け越し出金問題」についに対応!入金履歴リセットを実施

XMTradingが国内銀行送金などの入金履歴をリセットする特別措置の実施を発表しました。これにより、過去の銀行入金分も仮想通貨(暗号資産)など別ルートでの出金が可能になりました。本記事では、今回のリセット措置について解説するとともに、7月1日以降の入出金に関する注意点をお伝えします。
update2026.07.02 19:00

【SNSで話題】海外FXへのウォレット経由での仮想通貨送金で口座凍結に?国内取引所からの直接送金も焦点に

SNS上では「国内取引所からウォレットを経由して海外FXに送金すると、国内取引所が凍結される」という投稿が話題です。また、ウォレット経由の送金で口座凍結される現状から、一部のユーザーが国内取引所から海外FXに直接送金するルートにも言及しています。
update2026.06.26 19:30

HFMへ仮想通貨入金してみた!早い・安い・簡単の三拍子ルートを検証

HFMへ早く・安く・簡単に仮想通貨入金するならXRPがおすすめです。実際の操作画面の画像付きで最短1分・手数料数十円の入金方法を分かりやすく解説します。リアルな感想もぜひ参考にしてください。
update2026.04.16 19:00

XMTradingのアプリがなくなった!?独自アプリが利用不可に

XMTradingのスマートフォン向け独自アプリが、4月15日から利用できなくなりました。本記事では、今回のXMTradingの独自アプリ廃止に関する詳細のほか、代替手段について説明します。
update2026.04.17 19:00

PeskaがUSDTでの入出金に対応!仮想通貨取引所・個人ウォレットへの送金が可能に

PeskaがUSDTによる入出金に対応しました。2026年6月に改正資金決済法が施行されたことで、海外FXユーザーの間では規制によって、「国内銀行送金を利用できなくなるのでは」という懸念が広がっていました。PeskaがUSDTに対応した背景には、こうしたユーザーの懸念を払拭する狙いがあるとみられます。本記事では、PeskaでUSDT送金を利用する際の条件や注意点を解説します。
update2026.06.15 19:00

bitwalletを不安視する声がSNSで増加?安全性や運営会社変更を指摘する投稿も

X上ではbitwallet(ビットウォレット)の信頼性を不安視する声が広がっています。本記事では、SNS上でのbitwallet関連の投稿内容や、bitwalletからの乗り換え先候補となるオンラインウォレットなどを紹介します。
update2026.06.26 19:00

【仮想通貨対応】BXONEとPeskaを徹底比較!海外FXの入出金に使うならどちらがお得?

本記事では、仮想通貨(暗号資産)での入出金に対応しているオンラインウォレットのBXONE(ビーエックスワン)とPeska(ペスカ)を比較し、どちらが海外FXでの入出金に使いやすいのか解説します。
update2026.06.25 19:30

USDTを日本円に換金する方法は?税金や手数料などの注意点も解説

海外FXの仮想通貨入出金ではステーブルコインのUSDTを使うケースが多く、利益などを出金する際はUSDTを日本円に換金する必要があります。本記事では、USDTを日本円に換金する方法に加え、税金や手数料などの注意点を解説します。
update2026.04.13 19:00

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

当社コンテンツの著作権は当社に帰属します。当社が提供する共有機能や、SNSシェアや引用など、適切な範囲でのご利用は歓迎しております。ただし、商用利用や内容改変を伴う転載、当社と競合するサイトへの転載等、不正な再使用はご遠慮ください。なお、当社が不適切または不正な利用と判断した場合、当該コンテンツの削除その他必要な措置を講じる場合があります。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル