Select Language

FXCM、ビットコインCFDを開始

FXCM、ビットコインCFDを開始

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.30 10:50
FXCM、ビットコインCFDを開始

update 2022.05.30 10:50

今後新たな仮想通貨CFDを追加していく予定

大手海外FXブローカーであるFXCM Group, LLC(本社:20 Gresham Street, 4th Floor, London EC2V 7JE, United Kingdom[1])【以下、FXCMと称す】は、傘下の英国法人(Forex Capital Markets Limited, FXCM UK)とオーストラリア法人(FXCM Australia Pty Limited, FXCM AU)の顧客向けに、FXCM初の仮想通貨CFDとなるビットコインCFDの提供開始を発表した。

2016年11月にオフィスを開設した南アフリカ法人(FXCM South Africa(PTY) LTD, FXCM ZA)の業績が軌道に乗ったこと、また顧客からの強い要望から、この度業容拡大を図りビットコインCFDの取引を開始する運びとなったようだ。FXCMは、今後数か月の内に新たな仮想通貨CFDを追加提供する予定となっている。

FXCMが提供するビットコインCFDの特徴は、ディレクショナル・トレーディングが可能となっており、相場が上昇するか下落するかを予測し、予測と同じ方向にポジションを形成できるほか、仮想通貨ウォレット(仮想通貨を保管しておく場所)やコールドストレージ(インターネットに接続していない環境で管理する仮想通貨ウォレット)が無く、損益は即時に顧客の口座に反映されるようになっている。また、ビットコインの100分の1相当の小さな取引を行うことができるため、低コストにて取引が始められるようになっている。

release date 2018.10.3

出典元:

ニュースコメント

苦境を乗り越えたFXCMのさらなる活躍に期待

業界大手のFXCMは、2015年1月に起きたスイスフラン・ショックによって2.25億ドルの損失を被り、Leucadiaから3億ドルの緊急財政支援を受けるなど、事業経営の苦しい時期があった。さらには顧客に対し虚偽の宣伝を行っていたことで、全米先物協会(NFA)や米商品先物取引委員会(CFTC)から700万ドル(約7.8億円)の罰金を科せられた他、米国内における営業の停止を命ぜられ、2017年2月に米国市場からの撤退を発表している。 しかしながら、その後FXCMはマーケットデータシグナルのリリースを発表、また今年6月にはFXCMがウェブ版トレーディングステーションを欧州に拡大したことを発表するなど、ヨーロッパやアジアでのサービスを拡大している。 さらに、今年4月にはFXCMの主要株主であるLeucadiaを傘下とするジェフリーズとFXCMが提携を発表(プライムブローカー事業にて提携)し、スイスフラン・ショックの後、主要なプライムブローカーとの間のクレジットライン(回転信用供与枠)の確保に苦戦してきたFXCMにとって、自社の存続を確実なものとしている。今回新たに発表のあったビットコインCFD取引の開始によって、今後FXCMの業績はどのような変化を見せるのか、非常に楽しみである。


Date

作成日

2018.10.03

Update

最終更新

2022.05.30

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

ワールドコインのOrb(オーブ)の日本設置場所は?無料配布を受けられる登録会場の予約方法も解説

ワールドコインのOrb(オーブ)で生体認証を行うことで、仮想通貨WLDを無料で受け取れます。当記事では、ワールドコインの日本国内のオーブ設置場所、探し方、予約方法などを解説します。
update2025.03.21 19:30

XMTrading・Vantage Trading・AXIORY公式アプリがApp Storeから削除

海外FXブローカーのXMTradingおよびVantage Trading、AXIORYのアプリがApp Storeから削除されたことが確認されました。本記事では、削除の背景や考えられる理由、ユーザーへの影響、そして今後の対応策について詳しく解説します。
update2025.03.25 19:30

オオカミコイン(OKM)は怪しい?オオカミプロジェクトの特徴やSNSでの評判

オオカミコイン(OKM)は、オオカミカードを発行するオオカミプロジェクトの仮想通貨です。海外取引所のMEXCに上場していますが、SNS上では怪しいという声も見られます。本記事では、オオカミコインの特徴、SNSでの評判、怪しいポイントなどを紹介します。
update2025.04.11 19:00

ワールドコイン(WLD)の換金方法は?日本円に現金化する手順を解説

ワールドコイン(WLD)は、OpenAI社のCEOであるサム・アルトマン氏らが手掛ける仮想通貨プロジェクトです。登録したユーザーには、仮想通貨WLDが無料配布されます。当記事では、ワールドコインを日本円に換金する手順や、換金時の注意点などを解説します。
update2025.04.16 19:30

Galaxy DAOが出金受付を開始?返金を期待できない3つの理由

Galaxy DAOが、返金の受付を開始するという内容のメールをユーザーに配信していたことが明らかになりました。しかし、多くのユーザーは返金の実現には懐疑的です。なぜGalaxy DAOによる返金が期待できないのか3つの理由を説明します。
update2025.03.19 19:30

MT4/MT5対応の通貨強弱インディケータを徹底比較!無料で使えるおすすめは?

通貨強弱インディケータを使うと各通貨の強弱が一目で分かり、初心者でも視覚的に相場状況を把握できます。この記事では、無料のおすすめインディケータを比較し、選び方や活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:30

MT4/MT5のローソク足の色は4つのポイントでカッコよくできる!

MT4/MT5は、自分だけのオリジナルデザインにチャートをカスタマイズできます。配色や表示設定を少し変えるだけで、補色やコントラストを意識することで、より視覚的に分かりやすいチャートにすることも可能です。この記事では、誰でも簡単にできるチャートのカスタマイズ方法を4つのポイントに分けてご紹介します。
update2025.02.12 19:30

MT4/MT5の自動売買をスマホだけでやるって本気?!EA設定はPCに任せよう

「MT4/MT5の自動売買をスマホで完結させたい」と考える方もいるでしょう。スマホだけで自動売買の設定やEAを稼働させることは可能ですが、操作性の低さから現実的ではありません。本記事ではMT4/MT5の自動売買におけるスマホの活用方法を解説します。
update2025.02.05 19:00

MT4のバックテストに正確なヒストリカルデータが必須!無料・有料データを比較

MT4でバックテストをする際にはヒストリカルデータの取得が必要です。ヒストリカルデータは無料と有料のものがありますが、どっちがいいのか、気になる人もいるでしょう。本記事では、ヒストリカルデータのダウンロード方法を詳しく解説します。
update2025.03.26 19:30

GEMFOREX問題が大手メディアに掲載、世論を動かせるか注目

複数の大手メディアがGEMFOREX問題を取り上げたことが話題になっています。GEMFOREX騒動の経緯や2億円が未出金のままになっている元ユーザーの体験談などが掲載され、ネット上ではこの件を拡散して、世論を動かして事件化しようとする動きも見られます。
update2025.04.17 19:30
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル