作成日
:2018.06.05
2022.05.30 11:07
大手海外FXブローカーであるFXCM Group, LLC.(本社:55 Water Street, 50th Floor, New York, NY 10041 USA)【以下、FXCMと称す】は、同社のウェブ版トレーディングステーションである「Trading Station Web 2.0」へのアクセスを、ヨーロッパの顧客へ拡大したことを発表した。
FXCMは、HTML5ベースの次世代プラットフォームとなるTrading Station Web 2.0を昨年12月より一部地域にて提供を開始しているが、この度、ヨーロッパ地域への拡大を機に、テクニカル指標や、ユーザー情報、さらにはチャート設定の保存が可能なFXCMクラウドへのデータ格納機能といった、リテール顧客向けの新機能を追加していることも明らかにしている。また、さまざまなヨーロッパ言語での表示が可能となる他、ユーザー向けの教育ビデオも無料で提供している。
さらに、Trading Station Web 2.0には、Speculative Sentiment Indicator(SSI)というウィジェットが追加されていることも注目すべき点である。同ウイジェットは、トレーダーの取引動向を追跡してグラフ化してくれることから、トレーダーは、新たな取引機会を見逃すことなくトレードが可能となる。FXCMでは1年前よりトレーダーの取引状況を追跡して定期的にツイートするセンチメント指標ツールの提供を開始しているが、この度、同指標ツールも取引プラットフォームに統合されている。
FXCMのCEOであるBrendan Callan氏は、この度の発表について次のようにコメントしている。
1つのプラットフォームにあらゆるツールを統合することで、トレーダーは取引の際、指先ひとつの操作で取引が可能になります。 Trading Station Web 2.0は、顧客の利便性を重視した取引プラットフォームになります。
Brendan Callan, CEO of FXCM
FXCMは、ヨーロッパへのサービス拡大により、リテール顧客の取引量を増やし、収益拡大につなげたいところであろう。今後のFXCMの業績に注目していきたい。
release date 2018.6.5
作成日
:2018.06.05
最終更新
:2022.05.30
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
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