Select Language

ATFXが中東UAEのアブダビに新オフィスを開設

ATFXが中東UAEのアブダビに新オフィスを開設

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.05.31 15:16
ATFXが中東UAEのアブダビに新オフィスを開設

update 2022.05.31 15:16

中東地域でのサービス拡充を図る

ロンドンに拠点を置く海外FXブローカーであるATFXを運営するAT Global Markets(UK)Limited(本社: 32 Cornhill, London EC3V 3SG, United Kingdom[1])【以下、ATFXと称す】は、中東・アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに新オフィス(ATFX UAE)を開設したことを発表した。

ATFX UAEの設立は、為替取引業務からスタートした同社にとって新たなビジネス領域の拡大を果たし、世界最高水準のサービスを提供するというATFXの企業目標(コミットメント)に適っている。

ATFXは2018年3月に、アブダビ金融経済特区として設立されたアブダビ金融フリーゾーン(経済特区)として設立されたアブダビグローバルマーケットの金融規制当局である金融サービス規制庁(Financial Services Regulatory Authority, FSRA)よりライセンスを取得している。ATFXはFSRAの取得と中東地域での初の事務所開設により、金融のプロフェッショナル顧客向けに顧客間取引の取次や投資案件のアレンジ、法に則り信頼のおけるサービスの提供など、様々な金融関連サービスの提供を通じて、中東地域での足場を固めていくことになる。

さらに、ATFX UAEでは、中東地域の顧客特性にあわせたサービスを提供していく予定だ。例えば、アラビア語のウェブサイトを開設し、中東地域の顧客がオンライントレードをする際は、市場が開く平日はいつでもマルチリンガルな環境でサポートを行っていく考えである。これにより、顧客は言語の面でストレスなく快適な環境で取引を行うことが可能となる。また、顧客特性にマッチしたサービスを提供していくべく、ATFX UAEでは人材の採用面も配慮し、金融関連でグローバルな経験をもつ人材を雇用している。

加えて、ATFX UAEは、今後中東地域のトレーダーやIB向けに、経験豊富なプロフェッショナルによる定期的なセミナーを通じた投資教育や、取引プラットフォームの提供など包括的な投資サービスを行っていく計画だ。また、UAEは中東のビジネスハブという戦略的な位置づけがあることから、プロフェッショナル顧客やIB、アソシエイツ、パートナーにとって市場アクセスには最適である。そこでATFXは、UAEでの強固なプレゼンスの確立を目指し、その後2019年までに中東地域のその他の国々でもビジネス領域を拡大させていく考えである。

そこで、ATFX UAEのCEOであるRyan Tsui氏は、以下のようにコメントしている。

ADGMは国際的な金融センターであります。そして、UAEは経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)が強固で、金融投資を行ううえで多くのメリットをもたらしてくれる将来有望な国です。我が社の目標は、中東市場へ参入してくるプロフェッショナル顧客が成功をおさめられるようサポートすることと、先進的なプラットフォームを提供することであります。

CEO of ATFX AE, Ryan Tsui - The Industry Spreadより引用

なお、ATFX UAEは、アルマリヤアイランドのADGMスクエアに位置するAl Maqam タワーにオフィスを構えるが、オフィス開設に際しては、アルマリヤアイランドのフォーシーズンズホテルにて、多くのプロトレーダーやブローカーが集いディナーショーが催された。ATFXは今後、プロフェッショナル顧客向けに、金や銀といった貴金属市場や全体的な投資環境に関するセミナー、最新の市場トレンドや市場分析手法に関するラウンドテーブルディスカッションを開催する予定である。また、Webブラウザや携帯からアクセスできるクライアントポータルの活用や、プロフェッショナル顧客向けに様々な投資商品を提供していくことを検討している。また先日、ATFXはエジンバラカップと契約締結したことを発表しており、チャリティーイベントを通じた企業価値の向上も目指している。

release date 2018.9.27

出典元:

ニュースコメント

アラブ首長国連邦への進出が続く

アラブ首長国連邦には7つの首長国に30以上のフリーゾーン(経済特区)が存在している。フリーゾーンとは、外資企業誘致のために整備が進められている地域で、関税や法人税の免除など、さまざまな優遇制度が設けられている。フリーゾーンは100%外資による企業設立が可能であり、それぞれのフリーゾーンには、ロケーション、コスト、会計監査の有無、スポンサー不要、利益送金の自由などの条件の違いがあり、今では世界100カ国以上から6,000社以上もの企業が、ビジネス内容に合致したフリーゾーンへ進出している。FX業界でも新しい市場開拓を目的にアラブ首長国連邦への進出がみられ、これまでに大手海外FXブローカーであるFxProがドバイのライセンスを取得し、また今年5月にはスイスのジュネーブに拠点を置くデューカスコピーがドバイにオフィスを開設したことが明らかになっている。アラブ首長国連邦はICOを規制化する取り組みも行っており、今後は仮想通貨関連企業の進出の動きも活発化することが考えられる。


Date

作成日

2018.09.27

Update

最終更新

2022.05.31

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

仮想通貨SOLVの将来性は?ビットコインのステーキングプロトコルSolv Protocolを解説

仮想通貨(暗号資産)SOLVは、ビットコイン(BTC)のステーキングプロトコル「Solv Protocol」のネイティブトークンです。当記事では、仮想通貨SOLVの特徴やSNSでの評判、将来性、トークンの使い道などを解説します。
update2025.01.10 19:30

【無料ツールも】MT4/MT5で複数チャートを同期スクロールし、分析を劇的に変える方法!

MT4/MT5ではインディケータを使うことで複数チャートを同期してスクロールできます。この記事ではMT4/MT5の複数チャートを同期してスクロールできるインディケータについて、実際に使ってみた感想も交えながら紹介していきます。
update2024.11.07 19:00

GMOコインからBybitに送金してみた!送金手数料や最低送金額なども解説

Myforex編集部では、GMOコインからBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.12.24 19:30

MT4/MT5でも日本時間を簡単に表示できる!日本との時差については図解で理解しておこう

MT4/MT5では通常、表示される時間が日本時間から6時間ほどずれています。頭の中で「表示される時間 + 6時間」などと計算すれば、日本時間に変換可能です。しかし慣れないうちは少し不便なので、日本時間を表示させる外部ツールも活用されています。
update2024.11.27 19:30

bitbankからBybitに送金してみた!トラベルルールの対応状況も解説

Myforex編集部では、bitbank(ビットバンク)からBybit(バイビット)に仮想通貨を送金してみました。この記事では実際に送金してみた経験などを交えながら、送金手順やおすすめの送金通貨、トラベルルールの対応状況などを紹介します。
update2024.11.28 19:00

Bybitからbitbankに送金してみた!送金手数料やトラベルルールについて解説

Myforex編集部では、Bybit(バイビット)からbitbank(ビットバンク)に仮想通貨(暗号資産)を送金してみました。この記事では、実際に送金してみた経験をもとに、送金手順やおすすめの送金通貨などを紹介します。
update2024.12.27 19:00

初心者でも安心!MT4ストラテジーテスターの使い方完全ガイド ~EA活用とバックテストで一歩先のトレードへ~

MT4でEAを使って自動売買をするならストラテジーテスターにより利益が出るかテストが必要です。本記事では、ストラテジーテスターの実践的な使い方や疑問を感じやすいポイントを解説します。
update2025.01.10 19:00

XMTradingがおみくじプロモ2025を実施!総額1,000万円越えのキャンペーン

海外FX業者XMTradingは、1月2日~1月31日までの期間限定で「おみくじプロモ2025」を実施すると発表しました。賞金総額は1,000万円以上であり、抽選で100名に最大75万円の現金がキャッシュバックされます。
update2025.01.06 19:00

このローソク足あと何秒!?残り時間を表示するMT4/MT5のインディケータを比較

MT4やMT5でトレードする際、インディケータを使えばローソク足が確定するまでの残り時間を表示できます。アラート機能付きや残り時間以外の情報も表示するインディケータもあります。本記事では、MT4・MT5にローソク足の残り時間を表示するインディケータを紹介します。
update2024.12.12 19:30

SONYのレイヤー2「Soneium」がIP侵害を理由にミームコインをブラックリスト化

ソニーグループによるイーサリアムレイヤー2のSoneium(ソニューム)が、メインネットローンチの同日に、IP侵害のあるミームコインをブラックリスト化し、SNSで話題となっています。本記事では、Soneiumの概要やブラックリスト化の内容、SNSでのユーザーの声などを解説します。
update2025.01.17 19:00
youtube youtube

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル