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eToro、2017年通期業績は良好

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update 2022.05.20 13:42
eToro、2017年通期業績は良好

update 2022.05.20 13:42

トレーディングの受入手数料は前年比85%増

ソーシャルトレーディング・プロバイダーのeToro(UK)Ltd.(本社:24th floor, One Canada Square Canary Wharf E14 5AB, London, United Kingdom[1])【以下、eToroと称す】は、9月20日に2017年通期の決算発表を行った。eToroの2017年通期業績は、CFDと仮想通貨取引が非常に活発であったことが寄与し良好な結果を打ち出している。

2017年のトレーディングの受入手数料は、前年比85%増の518,961ドルと大幅に増加となった。また、営業収益は2016年の185万ドルから33%増の267万ドル、当期純利益は2016年の106,276ドルから25%増の142,106ドルとなり、それぞれ堅調な伸びを示した。加えてFX部門では、2016年には778ドルの損失を計上していたが、2017年には47,436ドルと収益を増加させており、黒転させることに成功した。

一方で営業利益に関しては数少ない減益項目となり、2016年の120,914ドルから約21%減の100,137ドルと減益となった。なお、eToroの収入は主にCFDの受入手数料から成り立っており、そこに親会社からの収入が加わり、そこからエグゼキューションブローカー(執行ブローカー)に支払う費用が差し引かれるようになっている。

2017年の業績と将来見通しについて、eToroのスポークスマンは以下のようにコメントしている。

2017年は我々にとって堅調な業績をおさめることができました。これは、仮想通貨取引の増加が寄与したことと、特に2種類の投資戦略から自身にマッチしたポートフォリオを作成するアセットマネジメントツールCopyPortfoliosを筆頭に我々が提供する商品がワールドワイドに拡大していることが理由として挙げられます。登録ユーザーはグローバルベースで3百万人超に増えました。また、我々は仮想通貨だけでなく全てのアセットクラスに関して楽観的な見通しを持っています。eToroのようなマルチアセットプラットフォームは、トークン化されたアセットを提供する新たな世界において有望なツールになるといえるでしょう。我々は常に成長を続けています。今年3月には、米国など新たな市場の拡大やブロックチェーン技術の研究開発、アセットのトークン化を推進していくために1億ドルの資金調達を行いました。我々が提供する仮想通貨ウォレットや仮想通貨取引所は、今年の後半にはサービスを開始できる見込みです。

a spokesperson from eToro UK - Finance Magnatesより引用

eToroの2018年における顧客数には、去年に続き飛躍的な増加が期待されているが、そのためには、eToroが世間の目に触れる機会を増やしブランド認知度の向上を図る必要がある。 今年8月に、eToroは7つの英国サッカープレミアリーグとスポンサーシップを締結するなど、すでに顧客数増加に向けた戦略を実行に移している。

release date 2018.9.20

出典元:

ニュースコメント

業界をリードしてきたeToroの取り組み

eToroは、2007年に、誰でもどこからでもオンラインでの金融資産の取引を可能とするプラットフォームを作りたいという思いを持つ3人の起業家により設立された。 2010年には、新しいCopyTrader機能の持つ、ソーシャル投資プラットフォーム「OpenBook」を発表しているが、その革新的なプラットフォームは世界的な注目を集め、世界最大級のソーシャルトレーディングを提供するオンラインブローカーとしての地位を築いてきた。最近では、ドイツのサッカークラブチームであるアイントラハト・フランクフルトとスポンサー契約したことや、7つの英国サッカープレミアリーグとスポンサーシップを締結し、契約金がビットコインで支払われたことが大きな話題となった。このように、eToroはスポーツ界とのパートナーシップ締結に積極的に取り組んでおり、これまで仮想通貨に関心のなかった層の取り込みに意欲的であることが伺える。また、8月にeToroはアイオタ(IOTA)の取扱いを開始しており、世界的な投資プラットフォームである同社のこういった先進的な取り組みは、今後も仮想通貨事業の拡大に大きく貢献していくだろう。


Date

作成日

2018.09.20

Update

最終更新

2022.05.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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