作成日
:2024.03.01
2024.03.05 15:46
仮想通貨(暗号資産)PORTALは、Web3ゲームプラットフォームPortalのネイティブトークンです。Portalは、200種類以上のWeb3ゲームの共通プラットフォームとして機能します。
2024年2月21日には、大手取引所のBinance(バイナンス)がローンチプールでのPORTALの取り扱いを発表し、SNS上でも注目が集まっています。当記事では、仮想通貨PORTALの将来性やX(旧Twitter)での評判、トークンの使い道などを解説します。
画像引用:Binance
2024年2月21日、仮想通貨(暗号資産)取引所のBinance(バイナンス)は、ローンチプールでのPORTALの取り扱いを発表しました。Binanceのローンチプールとは、指定の仮想通貨を預けると特定のトークンがもらえるイベントです。
2024年2月22日から2月28日にかけて仮想通貨をステーキングすると、報酬としてPORTALを獲得できます。ステーキング可能な仮想通貨はBNB・FDUSDの2種類で、毎日約714万PORTAL、合計5,000万PORTALが配布されます。
画像引用:Portal
仮想通貨(暗号資産)PORTALは、Web3ゲームプラットフォームPortalのネイティブトークンです。イーサリアム(ETH)ブロックチェーン上で発行され、ゲーム内アイテムの購入や、ステーキング・ガバナンスなどに利用されます。
PortalはWeb3ゲームに特化したプラットフォームで、200種類以上のゲームタイトルをシームレスに遊ぶことができます。
画像引用:Portal
例えば、宇宙を舞台にしたAAAゲームの「Star Atlas」や、ファンタジーRPGの「DeFi Kingdoms」、MMORPGの「Nine Chronicles」、シューティングゲームの「Oxya Origin」などに対応するとされています。
Portalのプラットフォームを利用すると、200種類以上のWeb3ゲームに単一アカウントでログインできます。各ゲーム内のアイテムも、Portalプラットフォーム上でまとめて管理できるようです。
画像引用:Portal
また、ゲーム内の支払いもPortalプラットフォーム経由で行えるとされています。Portal公式サイトでは、仮想通貨PORTAL・クレジットカード・Appleペイ・Googleペイで決済できる様子が表示されています。
Portalは、ユーザーが各ゲーム毎にアカウントを管理する手間を省き、ストレスのないゲーム体験を提供します。
画像引用:Portal
Portalプラットフォームには、SNS感覚で友達とメッセージを交換できる機能もあるとされています。例えば、「Star Atlas」をプレイ中の友達にメッセージを送り、一緒に遊ぶといったことができると考えられます。
Portalは200種類以上のWeb3ゲームに対応する予定です。プラットフォーム上で幅広いコミュニティとつながり、ゲームを楽しむことができるでしょう。
画像引用:CoinMarketCap
仮想通貨(暗号資産)PORTALは、2024年2月29日の上場直後、約550円までの価格上昇を見せました。その後、価格は落ち着きを見せ、約350〜400円の間を推移しています。
しかし、まだ上場直後であるため、今後の価格推移についてはもう少し様子を見ていく必要があるでしょう。
仮想通貨(暗号資産)PORTALはBinance(バイナンス)で上場することが決まっており、Web3ゲームコミュニティを中心にX(旧Twitter)で話題になっています。
中には「PORTALのBinanceローンチパッド発表後、BNBの時価総額は40億ドルも増加した」と、PORTALの人気に驚くユーザーも見受けられました。
仮想通貨(暗号資産)PORTALの将来性に関して、以下の点が挙げられます。
Portalの運営チームは、これまでに合計2,900万ドルもの資金を調達しています(2024年2月21日時点)。この資金調達は、仮想通貨PORTALの総供給量のうち、33%をプライベートセール、パブリックセールで販売することで成功しています。
上記の点から、Portalの運営チームが潤沢な開発資金を持っていることが推測できます。
Portalには、Rockstar Gamesの共同創業者であるJamie King氏がアドバイザーとして参加しています。Rockstar Gamesは、世界的な人気を誇る「グランド・セフト・オート」を開発する大手ゲームソフトメーカーです。
画像引用:Rockstar Games
さらに、EA Gamesの元プラットフォームディレクターであるMatt Dixon氏もアドバイザーとして名を連ねています。
「10億人をWeb3ゲームに呼び込む」ことを目標に掲げるPortalにとって、経験豊富なアドバイザーは強力な味方になりそうです。
Portalのロードマップによると、仮想通貨PORTALは2024年第1四半期に大手中央集権取引所(CEX)に上場予定です。実際、PORTALは2024年2月29日にBinanceで上場する予定となっています。
Portalは潤沢な開発資金と強力なアドバイザーを抱えていることもあり、これから次々と大手取引所での上場を進めていく可能性があります。
仮想通貨(暗号資産)PORTALの総供給量は10億枚で、2024年2月にそのうちの約17%が放出される予定です。
PORTALの配分比率はコミュニティインセンティブが14%を占めており、ユーザーへの報酬を重視していると考えられます。一方で、チームやアドバイザーに23%、プライベートセール投資家に22%と大きな割合を配分している点には注意が必要です。
PORTALの分配先と比率は、下の表のとおりです。
番号 |
説明 |
---|---|
1 |
5.0%がBinanceローンチプールに割り当てられています。 |
2 |
23.0%がチーム・アドバイザーに割り当てられています。 |
3 |
23.0%がトレジャリーに割り当てられています。 |
4 |
22.0%がプライベートセール投資家に割り当てられています。 |
5 |
11.0%がパブリックセール投資家に割り当てられています。 |
6 |
10.0%がコミュニティインセンティブ1に割り当てられています。 |
7 |
4.0%がコミュニティインセンティブ2に割り当てられています。 |
8 |
2.0%が流動性準備金に割り当てられています。 |
チームやアドバイザーのトークンは、2年6ヶ月間かけて徐々にロックが解除されます。このことから、運営側は長期的にプロジェクトを運営していく意向を持っていることがわかります。
また、プライベートセール投資家のトークンに関しては、2年1ヶ月間かけて徐々にロック解除されるスケジュールが組まれています。
画像引用:Binance
仮想通貨PORTALの使い道として、以下などが挙げられます。
仮想通貨PORTALを使い、ゲーム内のアイテムを購入できます。Portalプラットフォームは、200種類以上のWeb3ゲームに対応する予定です。
また、パートナープロジェクトの限定NFTも、PORTALで購入できるとのことです。
PORTALホルダーは、仮想通貨PORTALをステーキングすることで、Portal上のゲームに投票して支持を表明できます。その結果、報酬を得ることができるとされています。
また、PORTALホルダーは投票を通じて、プラットフォームの運営方針などに影響を及ぼすこともできます。
仮想通貨PORTALは、Portalネットワーク上のトランザクション手数料の支払いに利用されます。
PortalはWeb3ゲームプラットフォームであり、大きくは「Play to Earn(遊んで稼ぐ)」のカテゴリに属しているといえます。Play to Earn関連の仮想通貨(暗号資産)の中には、2024年2月時点で価格が高騰しているものもあり、注目されています。
画像引用:CoinMarketCap
仮想通貨BEAMは、ゲーム向けブロックチェーン「BEAM(ビーム)」のネイティブトークンです。2023年10月にローンチしてから、約4ヶ月間で約7倍もの価格高騰を見せています。
画像引用:CoinMarketCap
SFUNDは、Web3ゲーム向けローンチパッド「Seedify(シーディファイ)」の独自仮想通貨です。2021年11月に約1,850円の高値をつけてから低迷を続けていましたが、2023年11月より再び勢いを取り戻しています。
当記事執筆現在(2024年2月29日)では、600円付近の価格帯を推移している状況です。
ブロックチェーンゲームのローンチパッド「Seedify」とは?仮想通貨SFUNDも解説
Seedify(シーディファイ)は、ブロックチェーンゲームなどの仮想通貨(暗号資産)を取り扱うローンチパッドです。
画像引用:CoinMarketCap
仮想通貨PIXELは、web3農業ゲーム「Pixels(ピクセルズ)」の独自トークンです。2024年2月にBinance(バイナンス)がローンプールでの取り扱いを発表するなど、注目を集めました。
上場直後は100円を超える上昇を見せましたが、その後は落ち着きを見せています。当記事執筆時点(2024年2月29日)では、約76円を記録しています。
Portalのプラットフォームの特徴として、以下のような項目が挙げられます。
Portalは、クロスチェーンプロトコルであるLayerZeroと提携し、複数のブロックチェーン間でのシームレスなユーザー体験を提供しています。LayerZeroは、異なるブロックチェーン間での情報伝達を可能にするプロトコルです。
例えば「Star Atlas」はソラナ(SOL)、「DeFi Kingdoms」はアバランチ(AVAX)など、異なるブロックチェーン上に構築されているWeb3ゲームもあります。
Portalでは、LayerZeroの技術を利用することで、上記のような複数のブロックチェーン上のWeb3ゲームを接続できるエコシステムを構築しています。
Portalは、2024年第1四半期に「Portalローンチパッド」をリリースするとの情報もあります。
仮想通貨PORTALをステーキングすると、Portalローンチパッド上で新しいゲームトークンやNFTにアクセスできるようです。しかし、当記事執筆時点(2024年2月29日)では、Portalローンチパッドに関する詳細は公表されていません。
仮想通貨(暗号資産)PORTALのリスクとして、「プラットフォーム開発の遅れ」が考えられます。
そもそもゲーム開発には多額の資金と時間を要することもあり、多くのWeb3ゲームは開発途上の段階です。各Web3ゲーム自体のリリースが遅れてしまった場合、Portalもプラットフォームとしての役割を果たせないことになります。
PORTALへの投資を検討する際には、目玉となるゲームタイトルの開発進捗状況などを考慮する必要があるかもしれません。
2024年3月1日現在、仮想通貨(暗号資産)PORTALは、日本国内の取引所では取り扱われていません。そのため、取引は海外取引所で行います。各海外取引所におけるPORTALの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は下記の通りです。
仮想通貨取引所 | 現物 | デリバティブ |
---|---|---|
(バイビット) | 〇 |
× |
(バイナンス) | 〇 |
〇 |
(ゲート) | 〇 |
〇 |
(メクシー) | 〇 |
〇 |
(ビンエックス) | 〇 |
〇 |
(ビットゲット) | 〇 |
× |
(コインイーエックス) | 〇 |
× |
Bybit(バイビット)
現物 | デリバティブ |
〇 | × |
Binance(バイナンス)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
Gate.io(ゲート)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
MEXC(メクシー)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
BingX(ビンエックス)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
Bitget(ビットゲット)
現物 | デリバティブ |
〇 | × |
CoinEX(コインイーエックス)
現物 | デリバティブ |
〇 | × |
海外の取引所であれば、日本語対応が充実しているBybit(バイビット)がおすすめです。
Bybitでは、3つの手順でPORTALを購入できます。
まずは以下のリンクをクリックし、PORTALの購入ページ(PORTAL/USDT)にアクセスします。
なお、Bybitを利用するには口座を開設し、本人確認(KYC)レベル1を完了させておく必要があります。
ここでは最もシンプルな「成行」での購入方法を紹介します。成行でPORTALを購入するには、以下のように操作をして「PORTALを買う」をクリックします。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
「買い」または「売り」 |
通貨ペアの左の通貨を買って右の通貨を売るなら「買い」、左の通貨を売って右の通貨を買うなら「売り」を選びます。 |
2 |
注文方法 |
成行を選びます。 |
3 |
注文価格 |
購入したい数量を入力します。 |
PORTALはUSDTを支払って購入します。そのため、USDTの残高が十分でない場合は、入金や両替が必要です。
内容を確認して「PORTALを買う」をクリックします。注文は即座に確定し、購入したPORTALは現物アカウント残高に反映されます。
以下の記事では、買い方に関してより詳しく説明しています。有利な価格を指定する「指値」の使い方なども解説しています。
Web3ゲームは2021年頃に話題となったものの、未だ一般ゲーマーへ普及したとは言い難い状況です。主な理由として、仮想通貨(暗号資産)やNFTに対するイメージや、敷居の高さなどが挙げられるかもしれません。
Portalは、多数のWeb3ゲームをシームレスにつなげるプラットフォームを目指しています。もしPortalの構想が実現すれば、将来的には多くのユーザーをWeb3ゲームの世界に呼び込める可能性があるでしょう。
作成日
:2024.03.01
最終更新
:2024.03.05
元証券会社勤務。2017年から仮想通貨に投資し、バブルとどん底の両方を経験する。2020年からは海外スタートアップや仮想通貨関連のライターとして独立。海外移住が趣味で、カナダ・オーストラリア・アメリカ・オランダなどを転々としている。
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