作成日
:2024.02.06
2024.02.06 18:08
Seedify(シーディファイ)は、ブロックチェーンゲームなどの仮想通貨(暗号資産)を取り扱うローンチパッドです。
ローンチパッドとは新仮想通貨を上場前に割安に購入できるプラットフォームを指し、SeedifyはROI(投資利益率)が高いことで知られています。
当記事では、Seedifyローンチパッドの参加方法や特徴、仮想通貨SFUNDについて解説します。
画像引用:Seedify
Seedifyはブロックチェーンゲームなどの仮想通貨のローンチパッドで、ユーザーは新規発行される仮想通貨に投資できます。
当記事執筆時点(2024年2月3日)では、AI駆動型シューティングゲーム「Exverse」やMOBA系ゲーム「Evermoon」などのトークンセールが予定されています。
ローンチパッドとはローンチ(開始)とパッド(発着場)からなる言葉で、新しい仮想通貨に投資できるプラットフォームです。資金調達したい新規プロジェクトとコミュニティをつなげる場所ともいえます。
ローンチパッド実施時のプロジェクト開発は初期段階の場合があり、この場合の投資はリスクが高いと予想できます。しかし、このリスクの対価として安い価格でトークンを購入できます。期待通りに価格が上昇すれば、大きな利益を期待できます。
画像引用:cryptorank
仮想通貨情報サイトのCryptorankによると、Seedifyはこれまで75種類のトークンセールを実施してきました。
当記事執筆時点(2024年2月3日)では、ROI(投資リターン)は平均28.6%です。また、過去最高値時点でのROIは平均25倍を超えています。
ROIはReturn on Investmentの略称で、日本語で投資収益率と呼ばれます。投下資金に対してどれだけ利益を生み出しているかを示します。
Seedifyローンチパッドでは、話題のWeb3プロジェクトのトークンセールを次々と行っています。以下は、2023年後半に実施されたトークンセールです。
画像引用:Farcana
Farcanaは、TPS(サードパーソンシューティング)のブロックチェーンゲームです。2023年12月28日のトークンセールにて、3000万ドル分の仮想通貨FARが販売されました。
当記事執筆時点(2024年2月3日時点)で、FARのROIは約11倍、最高値時点でのROIは約17倍となっています。
画像出典:PLEXUS公式X
PLEXUSは、クロスチェーンに対応する流動性アグリゲーターです。2023年11月20日のトークンセールにて、約3200万ドル分の仮想通貨PLXが販売されました。
当記事執筆時点(2024年2月3日時点)で、PLXのROIは約20%、最高値時点でのROIは約3.7倍となっています。
画像引用:Chappyz
Chappyzは、コミュニティ運営のAIを開発するプロジェクトです。2023年11月2日のトークンセールにて、4500万ドル分の仮想通貨CHAPZが販売されました。
当記事執筆時点(2024年2月3日時点)で、CHAPZのROIは約3倍、最高値時点でのROIは約12倍となっています。
Seedifyローンチパッドに参加する手順は、以下の通りです。
画像引用:Seedify
SFUNDはSeedifyが発行する仮想通貨で、ローンチパッドに参加するにはSFUNDをステーキングまたはファーミングする必要があります。
SFUNDは仮想通貨(暗号資産)取引所のBybitやGate.ioなどで購入でき、分散型取引所(DEX)のPancakeSwapやUniswapでも購入可能です。
なお、SFUNDは保有量ごとにティアが設けられています。ティアが高ければ高いほど、ローンチパッドのトークン配分比率が高くなるという仕組みです。
ちなみに、当記事執筆時点(2024年2月3日時点)ではSFUNDは約462円で、ティア1に必要な資金は約23万円です。
ランク | SFUND数量 | プール比率 |
---|---|---|
ティア1 | 500 | 1.1 |
ティア2 | 1000 | 2.2 |
ティア3 | 2500 | 5.8 |
ティア4 | 5000 | 12 |
ティア5 | 7500 | 19 |
ティア6 | 10,000 | 26 |
ティア7 | 25,000 | 70 |
ティア8 | 50,000 | 150 |
ティア9 | 100,000 | 325 |
画像引用:Seedify
SFUNDを購入したら、Seedifyの公式ウェブサイトにてステーキングまたはファーミングをします。ステーキングは、SeedifyにSFUNDを一定期間預けることです。
トークンセールの24時間前の時点でステーキングしていれば、参加資格を得られます。
さらに、ステーキング収入を受け取ることも可能で、当記事執筆時点(2024年2月3日)では90日間のステーキングでAPR(年間利回り)3%となっています。
画像引用:PancakeSwap
ファーミングでローンチパッドの参加資格を得ることも可能です。公式サイトからPancakeSwapに移動し、SFUNDとBNBのペアで流動性を供給します。
トークンセールの24時間前の時点でファーミングを行っていれば、ローンチパッドへの参加資格を得られます。当記事執筆時点(2024年2月3日)のAPR(年間利回り)は、14.32%となっています。
SFUNDのファーミングはステーキングよりAPRが高い反面、インパーマネントロスが発生する可能性があるため注意が必要です。
流動性マイニングを始めるにあたって、2種類の仮想通貨を預け入れます。その後、外部ユーザーの利用に伴い、2種類の仮想通貨の数量比が変化していきます。すなわち、流動性マイニングの利用を停止して2種類の仮想通貨を引き出すと、当初預けた数量比と異なることがあります。この変化によって生じる損失を、変動損失と呼びます。
Seedifyローンチパッドに参加するためには、本人確認手続き(KYC)が必要で、パスポートや運転免許証を使います。
SeedifyはKYCプラットフォームのBlockpassと提携しており、スムーズに手続きを進められます。
上記の手続きで、ローンチパッド参加の準備は完了です。
トークンセール期間中にSeedifyの公式ウェブサイトにウォレットを接続すると、ローンチパッドに参加できます。
画像引用:CoinMarketCap
SFUNDは2023年冬頃に価格を戻しており、当記事執筆時点(2024年2月3日)時点で430円台です。
ブロックチェーンゲームが盛り上がった2021年11月には、高値を記録しています。ボラティリティが高い銘柄のため、投資する際には事前リサーチを十分に行うようにしましょう。
Seedifyの主な特徴は、以下の通りです。
Seedifyは、IGOとINOの2種類のローンチパッドを運営しています。
画像引用:Seedify
IGOは、Initial Game Offeringの略です。Web3ゲームのトークンセールを行い、最近ではAI関連のプロジェクトなども取り扱っています。
IGOはSeedifyのメインプロジェクトであり、SeedifyのローンチパッドはこのIGOを指しています。
画像引用:Seedify
INOは、Initial NFT Offeringの略です。INOでは新NFTコレクションのセールが行われ、Seedify自身が運営する「Seedify Meta Studio」が、INOを複数回実施しました。
当記事執筆時点(2024年2月3日)では、IGOと比較してINOは頻繁に行われていません。今後NFT市場が盛り上がると、INOの開催も増えてくる可能性があります。
Seedifyローンチパッドでは、トークン上場後7日以内は投資金額分の返金が可能です。この制度は、トークンセールにて何らかのトラブルが発生したり、プロジェクトチームがラグプルを行ったりした場合に、投資家を保護するためにつくられました。
ただし、返金されない場合があるので注意してください。詳細については、SNS経由でSeedifyチームに問い合わせることをおすすめします。
Seedifyに関する質問と、それに対する回答を記載していきます。
SFUNDのステーキング期間は、30日・90日・180日・270日と定められています。ステーキング終了前に解除して売却することはできませんので、注意しましょう。
ステーキングの引き出し手数料は、ガス代のみです。SFUNDは、BNBチェーン・イーサリアム・アービトラムでステーキングすることができ、引き出しにはガス代がかかります。
Seedifyローンチパッドに参加するには、トークンセール24時間前の時点でステーキングしている必要があります。
Seedifyローンチパッドを利用するうえで、主に考慮すべきリスクは2点あります。
Seedifyローンチパッドに参加するには、仮想通貨SFUNDの保有が必要です。しかし、SFUNDには価格下落リスクがあります。ローンチパッドで利益を得ても、SFUND自体が大幅に下落するとトータルで損になる可能性もあります。
また、ローンチパッドで購入した仮想通貨も、価格が長期的に上昇する保証はありません。プロジェクトの進捗度合いや、仮想通貨市場全体の動きの影響を受けるため、注意が必要です。
Seedifyローンチパッドに参加するためには、仮想通貨SFUNDをステーキングもしくはファーミングする必要があります。つまり、スマートコントラクトを利用するため、ハッキングに合う可能性はゼロではありません。
一方、Seediyは仮想通貨監査会社大手のCertiKなどから監査を受け、AAスコア(100点中90.24点)を獲得しています。
Seedifyを含むローンチパッドは、仮想通貨市場全体が上昇する強気相場では高いリターンを生む傾向があります。
その理由は、ローンチパッド銘柄は平均的に時価総額が低く、大幅なリターンを見込みやすいからです。反対に、市場全体の下落局面では最も下落率が高くなってしまうリスクもはらんでいます。
2024年はビットコインの半減期を控えており、楽観的な市場予測をする人も少なくありません。これから本格的な強気相場が到来すると、Seedifyは仮想通貨投資家からより一層注目を集めるかもしれません。
作成日
:2024.02.06
最終更新
:2024.02.06
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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