作成日
:2024.02.29
2024.07.12 19:04
大手海外FXブローカーXMTrading(エックスエムトレーディング)では、公式ホームページでXMTradingユーザーのポジション比率を公開しています。
ポジション比率は口座開設をしていないユーザーであっても、公式ホームページへアクセスするだけで見ることが可能です。ポジション比率からはトレーダーの心理状況が読み取れるので、相場分析にうまく組み込めば、取引精度をさらに高めるために役立ちます。
本記事では、XMTradingが公開しているポジション比率の見方やトレードでの活用法、利用時の注意点について解説していきます。
XMTrading(エックスエムトレーディング)では、公式サイトのXMTradingトレーダーダッシュボードにてポジション比率を確認できます。
公式サイトにアクセスをし、画面を下にスクロールすると下記画像のようなポジション比率が表示されます。
トレーダーダッシュボードでは、XMTradingユーザーが保有しているポジションの比率を表示しています。緑色のバーが「買いポジション」、赤色のバーが「売りポジション」の割合です。緑色の割合が大きいと買いポジションが多い、赤色の割合が大きいと売りポジションが多いと判断できます。
またポジション比率の左右には、各通貨の現在の価格とスプレッドの一覧が表示されており、為替市場全体の流れも把握可能です。
トレーダーダッシュボードで表示されている情報は15分ごとに更新されます。したがってポジション状況はリアルタイムではなく、少し前の情報が掲載されていることを念頭に置いてトレードに活用するようにしましょう。
XMTradingのトレーダーダッシュボードでは、以下11銘柄のポジション比率を確認できます。
XMTradingが取扱っている全銘柄のポジション比率を確認できるわけではありません。ポジション比率を確認できるのは、5種類の主要通貨ペア銘柄、3種類の貴金属、コモディティ銘柄、3種類の株価指数銘柄です。
XMTrading(エックスエムトレーディング)のポジション比率からは、主に以下の3つが分かります。
XMTradingのポジション比率からは、ポジションの偏りを視覚的に分かりやすく把握できます。チャート分析だけで「買われすぎ」、「売られすぎ」のようなポジションの偏りを把握するためには、ある程度の取引経験やインディケーターを使用する必要があります。
XMTradingのポジション比率を利用することで経験のないトレード初心者であっても、簡単にポジション状況を把握できるようになります。
相場価格の変動要因となる、トレーダーの心理を探ることもできます。ポジション比率が傾くほど、ポジション比率が高い方向に多くのトレーダーがポジションを保有していることになり、その方向に強気なトレーダーが多いと判断できるのです。
またポジション比率が傾きすぎると、ポジションを決済したいトレーダーが出る可能性が高くなるとも判断できます。このようにポジション比率を利用してトレーダーの心理を探ることで、トレードを有利に進められます。
ポジション比率では、基本的に買いポジションが多ければ上昇トレンド、売りポジションが多ければ下落トレンド、50%前後で均衡していればレンジ相場であると判断できます。
チャート上からでもトレンドを分析できますが、分析通貨ペアが多い場合、視覚的に一目で確認できるダッシュボードを利用すると簡易的に分析が可能になるのです。またチャート分析とポジション比率を複合的に組み合わせることで、分析の精度をより高められます。
XMTrading(エックスエムトレーディング)のポジション比率を活用したトレード方法には、主に以下の3つがあります。
まずは、ポジション比率が偏っている方向に順張りを行う方法です。具体的には、買いポジションの比率が高い時は買いエントリー、売りポジションの比率が高い時は売りエントリーを狙います。
ポジション比率を利用して大きなトレンドの波に乗ることができれば、比較的簡単に利益を得られるのが順張りのメリットです。またチャートで確認できるトレンド方向とポジション比率の傾きが一致すると順張りの精度がより高まります。
ポジション傾きの目安としては、50%〜70%が基準となります。ただしあまりにもポジションが傾きすぎるとポジションの巻き戻しが起こり、トレンドが転換する可能性があるので注意しましょう。
チャートのトレンドとポジション比率の偏りが逆を表すことがあります。例えば、チャートは下落トレンドを表しているのにも関わらず、ポジション比率は買いに偏ることもあるのです。このような状況は、トレンドの転換点であると考えることもできますが、トレンドが不明確なので取引を見送った方が良いでしょう。
次に紹介するのは、ポジション比率からトレンドの転換点を捉えて逆張りする方法です。
具体的には、買いポジションの比率が高い時は、下落トレンドへの転換を狙った売りエントリーをします。一方で売りポジションの比率が高い時は、上昇トレンドへの転換を狙って買いエントリーをします。この手法ではトレンドの転換点を狙う分、大きな値幅が期待できるのです。
逆張りにおいては、70%以上をポジション傾きの目安としてください。またチャート上で逆張りができる状況であっても、ポジション比率が70%未満だとさらにトレンドを形成する可能性が考えられるのでエントリーを避けることが懸命です。
逆張りは、順張りと違い失敗してしまうとトレンドに巻き込まれて損失が膨らんでしまうリスクが高いので、取引前には損切りの逆指値注文を必ず設置しておくようにしましょう。ポジション比率が極端に偏っていたとしても、ポジションの巻き戻しが必ず起きるわけではないことは念頭においておきましょう。
ポジション比率が売り買いどちらも50%前後と拮抗している場合は、レンジ相場とみなせます。レンジ相場では、値動きが不規則になる傾向にあるので、レンジ相場に特化した手法を利用していない場合はトレードを見送るようにしましょう。
このようにポジション比率を手法に取り入れることで、トレードを見送るという選択肢を増やせます。FXで資産を増やすためには、負けをできるだけ減らすことが重要です。そのため、相場の方向性が見極めづらいレンジ相場を見抜くことで、効率よく資金を増やす手助けになるでしょう。
XMTrading(エックスエムトレーディング)のポジション比率を利用する際は、以下の4つに注意しましょう。
トレーダーダッシュボードに反映されている情報は、あくまでXMTradingユーザーの情報であり、他のFX業者を利用しているトレーダーのポジション状況は確認できません。したがってXMTradingのポジション比率が偏っているからと言って、為替相場全体のポジションも偏っているとは限らないのです。
ただし、XMTradingは全世界のユーザーに利用されている最大手の海外FXブローカーなので、ポジション比率に関する情報は十分トレードで役立つといえるでしょう。
米国のシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が公開しているIMM通貨先物ポジションもポジション比率の把握に役立ちます。IMM通貨先物ポジションでは、以下のような実需筋と投機筋が国際通貨先物市場で行う通貨先物取引のポジションがグラフで確認可能です。
IMM通貨先物ポジションは、米国商品先物取引委員会(CFTC)のホームページで確認できます。
XMTradingのポジション比率に関する情報は15分ごとに更新されます。したがってリアルタイムの情報を必ずしも反映しているわけではないことには注意しましょう。そのためスキャルピングなどの短期トレードを行う場合は、ポジション比率とトレンド方向が違う状況になることがあります。
特にポジション比率を利用して短期トレードを行う際は、確認できる情報が少し古いことを理解した上で活用しましょう。
トレーダーダッシュボードのポジション比率は、PCブラウザのみでしか確認できず、スマホの公式アプリやスマホ用のブラウザでは利用できません。
スマホのみでトレードを行っている方は、XMTradingのポジション比率を利用できないので注意しておきましょう。
ポジション比率で確認できる情報には限りがあるので、ポジション比率単体を根拠にトレードを行うのはオススメしません。為替相場の価格チャートやインディケーターから得られる情報などを、総合的に判断してトレードを行うのが重要になります。
ポジション比率はあくまで補助的なものとして利用するようにしましょう。
XMTradingのポジション比率は、主要な銘柄のポジション状況を一目で把握できる便利なツールです。ポジションの偏りからトレーダーの心理やトレンドの方向性を確認できるので、相場分析の精度をさらに高めたいという方は利用してみるとよいでしょう。
XMTradingでは、キャンペーンが頻繁に開催されていたり、さまざまなユーザーのニーズにあった口座タイプが複数用意されていたりします。XMTradingのポジション比率を便利に感じた方は、ぜひ実際に口座開設を行ってさまざまなサービスを利用してみてはいかがでしょうか。
作成日
:2024.02.29
最終更新
:2024.07.12
短期が中心のトレーダーや中長期が中心のトレーダー、元プロップトレーダー、インジケーターやEAの自作を行うエンジニアなどが在籍。資金を溶かした失敗や専業トレーダーに転身した経験など、実体験も踏まえてコンテンツを制作している。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
仮想通貨USUALの将来性は?RWA活用のステーブルコインプロトコルを解説
2024.11.20 20:00
Milton Marketsが2024年11月より最大100%分入金ボーナスを開催
2024.11.20 19:30
スマホ版MT4のやさしい使い方ガイド~iPhone&Androidの基本操作~
2024.11.20 19:00
ZoomexがクリプトバトルZを開催!毎週開催の取引大会で現物USDTやボーナスを獲得
2024.11.15 20:00
ゴールドラッシュXMは本当に儲かるのか?ほぼ破綻リスクゼロのEAの実力は
2024.11.14 20:30
Titan FXがブラックフライデーキャンペーンを開催!取引でキャッシュバックが付与
2024.11.14 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー