作成日
:2024.02.15
2024.02.21 12:59
仮想通貨(暗号資産)PIXELは、web3農業ゲーム「Pixels(ピクセルズ)」の独自トークンです。web3ゲーム特化のブロックチェーン、Ronin Network上で開発されています。2024年2月8日、大手取引所Binance(バイナンス)がローンチプールにてPIXELの取り扱いを発表しており、SNS上でも注目を集めています。
当記事では、仮想通貨PIXELの将来性やX(旧Twitter)での評判、トークンの使い道などについて解説します。
2024年2月8日、大手海外取引所のBinance(バイナンス)は、ローンチプールでの仮想通貨(暗号資産)PIXELの取り扱いを発表しました。
画像引用:Binance公式X
Binanceのローンチプールとは、指定の仮想通貨を預けると特定のトークンをもらえるイベントです。PIXELのローンチプールの条件は、以下の通りです。
なお、Binanceへの上場日時は2024年2月19日午後7時で、取引可能な通貨ペアは以下の通りです。
仮想通貨(暗号資産)PIXELは、web3ゲームPixelsの独自トークンです。PixelsはPlay to Earn要素を持つファーミング系web3ゲームであり、PIXELはゲーム内においてユーティリティトークンとしての役割を果たします。
画像引用:Pixels
Play to Earnとは、遊んでお金を稼ぐことを指します。すなわち、ブロックチェーンゲームで遊ぶと、NFTや独自仮想通貨などの報酬を得られます。Play to Earnから派生したMove to Earn(運動して稼ぐ)なども、流行しています。
ユーティリティトークンは何らかの実用性を持った仮想通貨を指します。具体的には、特定のサービスへアクセスしたり決済に利用したりできます。
Pixelsのゲームジャンルは、ファーミングシミュレーションあるいは農業シミュレーションと呼ばれるジャンルに該当します。
一般的にファーミングシミュレーションゲームとは、農業をテーマにしたソーシャルゲームのことを指します。プレイヤーは、作物を育てたりしながら農場を経営します。Pixelsのゲーム内容自体は、一般的なファーミング系のゲームとよく似たものになっています。
また、Pixelsはweb3ゲームとして独自の要素も兼ね備えています。特にゲームプレイへの影響が大きい要素としては、ランドと呼ばれる土地の存在があります。
画像引用:Pixels
Pixelsでは、土地の種類によってゲーム内でできることに制限が設けられます。無料で利用できる土地の場合、ゲームプレイ自体は可能ですが、できることに比較的大きな制約があります。
一方、有料のNFTの土地を利用する場合、無料の土地に比べて機能などの制約が緩和され、より幅広くゲーム内コンテンツを楽しめるようになります。
PixelsはPlay to Earn(遊んで稼ぐ)ゲームの一種ですが、「ゲームとしての面白さ」や「エコシステムの持続可能性」を重視している点に特徴があります。
過去のweb3ゲームの中には、「ゲームで稼ぐ」の要素を優先したことで、一時的に話題になったものもあります。しかし、その後にエコシステムが崩壊し、ゲームの存続自体が困難になった作品も少なくありません。
その反省を活かし、Pixelsは面白さや持続性を重視したweb3ゲームの構築に力を入れていると考えられます。
Pixelsでは、有料のNFTを購入することで、ゲーム内のコンテンツをより多く楽しめるようになっています。
しかし、ゲーム自体は無料でプレイすることも可能です。最初から課金をすることに抵抗を感じる人は、まずは無料で試してみるのがいいでしょう。
仮想通貨(暗号資産)PIXELは、Binance(バイナンス)ローンチプールでの取り扱いが発表されたこともあり、X(旧Twitter)上で言及されています。PIXELのローンチプール関連の投稿をしているインフルエンサーも見られ、期待が高まっているようです。
一方、X(旧Twitter)で見られるPixels関連の投稿は海外ユーザーのものが多く、日本ではまだあまり知られていない印象も否めません。今後、日本で盛り上がりが起きるかどうかは、注視しておく必要がありそうです。
2023年9月、PixelsはPolygonからRonin Networkに移行することが発表されており、発表後には一部のユーザー間で話題になっていたようです。
Ronin Networkは、web3ゲームに特化したEVM互換ブロックチェーンです。web3ゲームの代表格であるAxie Infinity(アクシーインフィニティ)がリリースされており、2024年2月にはBinanceにて独自トークンRONの上場が発表されるなど、Ronin Network自体の注目度も高まっていると考えられます。
そのRonin Networkに移行したことで、Pixelsにも期待する声も上がっているようです。
EVMはEthereum Virtual Machineの略称で、日本語でイーサリアム仮想マシンと訳します。この技術を使って、スマートコントラクトの実行や管理が可能になります。EVMを実装すると、ブロックチェーン間の仮想通貨の移動や、DApps(分散型アプリケーション)の移植などが容易になります。
仮想通貨(暗号資産)PIXELの将来性について、以下の3点を踏まえて考察します。
Pixelsは、web3ゲームの開発に特化したRonin Network上で開発されています。仮想通貨関連のデータを提供するDappRadarの情報によると、2024年2月13日時点のPixelsのUAW(ユニークアクティブウォレット)数は、約15万ウォレットを記録しています。
画像引用:DappRadar
Ronin Networkが公表した情報によると、Polygonで展開していた2023年9月時点では、月間アクティブウォレット数は約10万ウォレットとされています。Ronin Networkへの移行によってユーザーの期待が高まり、アクティブウォレット数が増加している可能性があります。
Pixelsは、有名なNFTプロジェクトと連携しており、各NFTプロジェクトのキャラクターデザインをゲーム内アバターとして利用できます。
画像引用:Pixels
当記事執筆現在(2023年2月13日)、Pixelsの公式サイトでは80種類以上ものNFTと連携していることがわかります。Pixelsが連携しているプロジェクトの中でも、特に有名なものとしては以下が挙げられます。
様々なNFTをアバターとして使えるようにすることで、そのNFTを保有しているユーザー層をゲームに取り込める可能性があります。複数のNFTと連携する背景には、より幅広い層にアプローチする目的があると考えられます。
Pixelsは、大手VCやweb3ゲームに関連する組織から、約480万ドルもの資金を調達しています。
出資者の中には、大手VCのAnimoca Brands(アニモカブランズ)や、Axie Infinityを手がけるSky Mavis(スカイメイビス)、NFTマーケットプレイスで有名なOpenSea(オープンシー)などが含まれています。
画像引用:Pixels
仮想通貨業界を代表するVCや企業から資金提供を受けるなど、業界の中でもPixelsの注目度は高いと考えられます。
仮想通貨(暗号資産)PIXELの総供給量は、50億PIXELに設定されています。配分先と配分比率は以下となっており、Binance(バイナンス)ローンチプールやエコシステム、トレジャリーなどに分配されています。
トークンの分配先のうち、最も多くの割合がエコシステムに割り当てられており、ゲーム内での報酬に利用されます。
番号 |
説明 |
---|---|
1 |
7.0%がBinanceローンチプールに割り当てられています。 |
2 |
14.0%が投資家に割り当てられています。 |
3 |
5.0%がエアドロップに割り当てられています。 |
4 |
1.0%が流動性に割り当てられています。 |
5 |
34.0%がエコシステムに割り当てられています。 |
6 |
17.0%がトレジャリーに割り当てられています。 |
7 |
12.5%がチームに割り当てられています。 |
8 |
9.5%がアドバイザーに割り当てられています。 |
PIXELは、ゲーム内で用いるユーティリティトークンとして機能します。PIXELの使い道としては、以下のようなものがあります。
アイテムの購入などゲームをプレイする上での必須要素よりも、「生産性の向上」や「キャラクターのドレスアップ」など、追加的な要素のために用いられることが多いようです。
Pixelsでは、BERRYというトークンも存在します。BERRYはPixelsのゲーム内トークンであり、基本的にゲームプレイの中で用いられます。また、ゲーム内で獲得した各種資源をストアで売却することで、プレイヤーはBERRYを入手できる仕組みとなっています。
しかし、2024年2月13日にRonin Networkは、BERRYを廃止する旨の発表を行っています。2月18日午後12時(日本時間)には、Katana DEXとRoninウォレットアプリ内のスワップ機能からも、BERRYが削除されると公表しています。今後、Pixelsのゲーム内でBERRYを使うことはなくなっていくと考えられます。
2023年2月20日現在、仮想通貨(暗号資産)PIXELは、日本国内の取引所では取り扱われていません。そのため、取引は海外取引所で行います。各海外取引所におけるPIXELの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は下記の通りです。
仮想通貨取引所 | 現物 | デリバティブ |
---|---|---|
(バイビット) | × |
× |
(バイナンス) | 〇 |
〇 |
(ゲート) | 〇 |
〇 |
(メクシー) | 〇 |
〇 |
(ビンエックス) | 〇 |
〇 |
(ビットゲット) | 〇 |
× |
(コインイーエックス) | 〇 |
× |
Bybit(バイビット)
現物 | デリバティブ |
× | × |
Binance(バイナンス)
現物 | デリバティブ |
〇 | × |
Gate.io(ゲート)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
MEXC(メクシー)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
BingX(ビンエックス)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
Bitget(ビットゲット)
現物 | デリバティブ |
〇 | × |
CoinEX(コインイーエックス)
現物 | デリバティブ |
〇 | × |
海外の取引所であれば、日本語対応が充実しているBitget(ビットゲット)がおすすめです。
Bitgetでは、2つの手順でPIXELを購入できます。
まずは以下のリンクをクリックし、PIXELの購入ページ(PIXEL/USDT)にアクセスします。
なお、Bitgetを利用するには、口座を開設しておく必要があります。
ここでは最もシンプルな「成行」での購入方法を紹介します。成行でPIXELを購入するには、以下のように操作をして「購入:PIXEL」をクリックします。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
「購入」または「売却」 |
通貨ペアの左の通貨を買って右の通貨を売るなら「購入」、左の通貨を売って右の通貨を買うなら「売却」を選びます。 |
2 |
注文方法 |
「成行」を選びます。 |
3 |
出来高 |
購入したい数量を入力します。 |
「購入:PIXEL」をクリックすると、即座に注文が実行されます。
なお、PIXELはUSDTで購入します。そのためUSDTの残高が十分でない場合は、入金や両替が必要です。
仮想通貨(暗号資産)PIXELは、Ronin Network上で開発されているweb3農業ゲーム「Pixels」の独自トークンです。Binance(バイナンス)ローンチプールで取り扱いされるなど、日本国内でも徐々に注目度が高まっています。
ゲーム自体は無料で遊べるため、参入ハードルは比較的低いゲームだといえます。Pixelsに興味がある方は、まずは無料でプレイしてみてはいかがでしょうか。
作成日
:2024.02.15
最終更新
:2024.02.21
フリーランスのWebライター。ブロックチェーンがもたらす非中央集権的な世界観に惚れ込み、暗号資産・NFT・ブロックチェーンゲームなどweb3のジャンルにしぼって記事を執筆。自らの暗号資産投資やNFT売買の経験を活かし、暗号資産の投資情報をできる限りわかりやすくお届けします。
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