作成日
:2024.01.10
2024.01.18 22:49
仮想通貨(暗号資産)XAIは、web3ゲーム専用ブロックチェーンXaiの独自トークンです。
Xaiはイーサリアムのレイヤー2「Arbitrum(アービトラム)」初のレイヤー3ネットワークとして構築されました。大手取引所Binance(バイナンス)のローンチプールでXAIの取り扱いが公開されたことなどから、注目を集めています。
当記事では、仮想通貨XAIの評判や将来性、使い道などについて解説します。
画像引用:Binance公式X
2024年1月3日、大手取引所BinanceはローンチプールでのXAIの取り扱いを発表しました。
Binanceのローンチプールとは、指定の仮想通貨を預けると特定のトークンをもらえるイベントです。XAIのローンチプールの条件は以下の通りです。
なお、Binanceへの上場日時は2024年1月9日の午後7時で、取引可能な通貨ペアは以下の通りです。
画像引用:Xai
仮想通貨(暗号資産)XAIは、web3ゲーム特化型のブロックチェーンXaiで使われる独自トークンで、イーサリアムのレイヤー2「Arbitrum」を活用して構築されています。
これまでweb3ゲームに触れてこなかったゲーマー層も参入しやすい設計となっており、主な特徴は以下の通りです。
Xaiのゲームにはガス代の補助があり、ユーザーの負担に配慮しています。
一般的なブロックチェーンゲームでは、ゲーム中にガス代が発生する問題があります。Xai開発チームは、これがweb3ゲームへの参入障壁だと考えました。
そこで、プレイヤーの代わりにガス代を負担し、新規プレイヤーをXai上のゲームに呼び込むことを狙っています。
ゲーム目的のブロックチェーンでは、ネットワークの安定的な稼働やダウンタイムの抑制が必要です。
Xaiは安定したネットワーク環境を提供することで、シームレスなゲームプレイを実現できるとされています。
Xaiは、ゲームプレイの際に仮想通貨ウォレットを必要としません。
仮想通貨ウォレットの取り扱いについて頭を悩ませる必要がなくなり、ストレスなくweb3ゲームをプレイできます。
Orbitチェーンとは、Arbitrum上でレイヤー3として稼働するチェーンを指します。
2024年1月5日、Arbitrumは、Orbitチェーンの取引手数料の支払いにイーサリアム以外のERC-20トークンが使用可能になったと発表しました。Xaiもこの機能を活用しており、XAIでガス代を補助しています。
画像引用:CoinMarketCap
仮想通貨(暗号資産)XAIの価格は、当記事執筆時点(2024年1月12日)で約87円となっています。上場後、一時60円台まで下落したものの、1月11日には105円までの上昇を記録しました。現在、値動きは一旦落ち着きを見せています。
仮想通貨(暗号資産)XAIは国内外で注目を集めており、当記事執筆時点(2024年1月8日)では、ゲーマー層よりも仮想通貨投資家の間で期待の声が見られるようです。
XAIの基盤となっているArbitrumの人気が要因だと考えられます。
仮想通貨(暗号資産)XAIの将来性について、XAIの開発陣や提携先を踏まえて考察します。
Xaiの開発を主導しているのはXai Foundationで、Offchain Labsがサポートしています。
Offchain LabsはArbitrumの開発元であり、その技術力を活かしてXAIの開発を支えるほか、継続的なマーケティングサポートも提供予定とされています。
画像引用:Ex Populus
Ex Populusは、Pixar、Ubisoft、Activision Blizzardなどの有名企業出身者が率いるゲーム開発スタジオです。「Final Form」や「LAMOverse」などの作品を開発しています。
注目すべきは、Xai上にゲームを展開した最初のデベロッパーがEx Populusであることです。これにより、他のゲームデベロッパーもEx Populusに追随するのではないかと期待されています。
仮想通貨(暗号資産)XAIの使い道は、主に以下3つです。
XAIはネットワーク内のガス代の支払いに利用されます。Xaiではガス代の補助が予定されているため、ユーザーがガス代を支払う機会はない可能性があります。
XAIはゲームのエコシステムにおける主要トークンとしての活用も見込まれています。
具体的には、ゲームそのものやゲーム内アイテムの支払いにXAIが用いられることが示唆されています。
その他、ステーキングにも利用可能です。XAIのステーキングは他の仮想通貨とは異なり、いくつかの独自要素を持っています。
この2点について、esXAIトークンの特徴にも触れながら以下で解説します。
esXAIはXaiネットワーク上で用いられるトークンで、仮想通貨XAIとの交換で入手可能です。esXAIには以下の特徴があります。
XaiのステーキングではesXAIを使用し、以下の3種類のアカウントにステーキングすることで、それぞれ異なるメリットを享受できます。
アカウント名 | 報酬等 |
---|---|
イールドアカウント | esXAIの利回り増加 |
カルチャーアカウント | Xaiブロックチェーン上のゲーム関連イベントやNFTへのアクセスを獲得 |
ガバナンスアカウント | DAO(分散型自立組織)のガバナンス権を獲得できる可能性 |
ステーキングしているesXAIは、ペナルティなしで別のアカウントに即座に移動可能です。
2024年1月12日現在、仮想通貨(暗号資産)XAIは、日本国内の取引所では取り扱われていません。そのため、取引は海外取引所で行います。各海外取引所におけるXAIの取り扱い状況(USDT建て現物・デリバティブ)は下記の通りです。
仮想通貨取引所 | 現物 | デリバティブ |
---|---|---|
(バイビット) |
◯ |
〇 |
(バイナンス) |
〇 |
◯ |
(ゲート) |
〇 |
〇 |
(メクシー) |
〇 |
◯ |
(ビンエックス) |
〇 |
◯ |
(ビットゲット) |
◯ |
× |
(コインイーエックス) |
〇 |
× |
Bybit(バイビット)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
Binance(バイナンス)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
Gate.io(ゲート)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
MEXC(メクシー)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
BingX(ビンエックス)
現物 | デリバティブ |
〇 | 〇 |
Bitget(ビットゲット)
現物 | デリバティブ |
〇 | × |
CoinEX(コインイーエックス)
現物 | デリバティブ |
〇 | × |
海外の取引所であれば、日本語対応が充実しているBybit(バイビット)がおすすめです。
Bybitでは、3つの手順でXAIを購入できます。
まずは以下のリンクをクリックし、XAIの購入ページ(XAI/USDT)にアクセスします。
なお、Bybitを利用するには口座を開設し、本人確認(KYC)レベル1を完了させておく必要があります。
ここでは最もシンプルな「成行」での購入方法を紹介します。成行でXAIを購入するには、以下のように操作をして「XAIを買う」をクリックします。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
「買い」または「売り」 |
通貨ペアの左の通貨を買って右の通貨を売るなら「買い」、左の通貨を売って右の通貨を買うなら「売り」を選びます。 |
2 |
注文方法 |
成行を選びます。 |
3 |
注文価格 |
購入したい数量を入力します。 |
XAIはUSDTを支払って購入します。そのため、USDTの残高が十分でない場合は、入金や両替が必要です。
内容を確認して「XAIを買う」をクリックします。注文は即座に確定し、購入したXAIは現物アカウント残高に反映されます。
以下の記事では、買い方に関してより詳しく説明しています。有利な価格を指定する「指値」の使い方なども解説しています。
ゲーム特化型ブロックチェーンXaiは、Arbitrumを利用して様々な機能を提供しています。
機能に魅力を感じ、これまでweb3ゲームに興味を示さなかったゲーマーが今後参入してくる可能性があります。Xaiが盛り上がることで、Arbitrum自体のさらなる人気につながるかもしれません。
web3ゲームに興味がある方やArbitrumを利用されている方は、XAIにも注目してみるとよいでしょう。
作成日
:2024.01.10
最終更新
:2024.01.18
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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