作成日
:2022.12.08
2022.12.15 17:12
2022年11月21日、ApeX Protocol(エイペックスプロトコル)は「ApeX Pro」のローンチと、トレードマイニング(Trade to Earn)の開始を発表しました。12月にはBybit(バイビット)からApeX Proに直接アクセスできるようになり、関心を集めています。
ApeX Protocolは日本のコミュニティからも注目されているようです。Discord(ディスコード)の日本語チャンネルには活気があります。
当記事では、そんなApeX Protocolのトレード機能の使い方や、トレードマイニングの利用方法を解説します。前提として知っておきたいプロジェクト概要や手数料も紹介します。
ApeX Protocol(エイペックスプロトコル)はDeFi(分散型金融)プロジェクトであり、仮想通貨(暗号資産)取引サービスを提供しています。取引は現物取引とデリバティブ取引に分けられますが、ApeX Protocolはデリバティブ取引トレーダー向けにサービス提供を行っています。
デリバティブとは、株式や債券、仮想通貨などの価格を基準に、価値が上下するような仕組みを持つ金融商品を指します。デリバティブ取引には複数の種類がありますが、仮想通貨市場で人気が高いのが「永久先物契約」です。
永久先物契約は差益の獲得を目的とした取引です。トレーダーは差益を上げるため、「安く買って高く売る」または「高く売って安く買う」という取引を行います。
ApeX Protocolは「ApeX eAMM」と「ApeX Pro」という2つのDEXプラットフォームを提供していますが、どちらにおいてもメインサービスは永久先物契約です。以降では、ApeX Protocolの特徴的な要素や取り組みを紹介します。
2022年11月現在、現物取引とステーキングは行えません。ただし、ApeX eAMMで利用されていたステーキング機能は、ApeX Proへ移行されて利用可能になる予定です。
なお、現在停止中のApeX eAMMのトレード機能は、マイナー通貨もDEXで売買されるくらい活気が出た頃に、利用可能になるようです。
BybitやBinanceのように管理者が存在する形態を中央集権型と呼びます。中央集権型の取引所(CEX)では、ユーザーの行動や資産は運営によって管理されます。運営がセキュリティ対策やパスワード管理などを行ってくれる形態です。
中央管理者がいるおかげで、ユーザーは気軽にサービスを利用できます。しかし、実際にどのように運営されているかは不透明です。また、管理者が拒否すれば出金等はできず、これはリスクです。
ApeX Proなどの分散型取引所(DEX)はスマートコントラクトの活用により、中央管理者不在の取引環境を実現しています。
スマートコントラクトとは書かれたコードの通りに動くプログラムを指します。コードは誰でも確認可能な状態ですので、透明性が高いといえます。また、DEXには管理者が存在しないため、出金を拒否されるようなことは一般的にありません。
運営に参加できる点も、管理者不在の分散型プロジェクトならではの特徴です。ApeX Protocolは、APEXという独自仮想通貨を発行しており、これが投票券としても機能します。APEX保有者は運営に口出しできるのです。
APEXには他にもさまざまな使い道が用意されています。例えば、ApeX ProではAPEXのステーキングが可能になる見通しです。
DEXは革新的で今後に期待がかかるサービスですが、現状は万能とはいえません。例えば、DEXでは中央管理者を頼れないため、自分で調べて利用する必要があります。Discordでは質問ができますが、CEXのサポートと比べると物足りなく感じる人もいるでしょう。
現状ではDEXよりもCEXのほうが人気です。これにはプラットフォームの使い勝手も関係しているでしょう。一般的に、DEXの使い勝手はCEXに劣ります。
ApeX Protocolはこの問題を解決するために、板取引が可能なApeX Proをローンチするなどの対応をしています。以下はApeX Proの取引画面です。
ApeX ProではTradingViewのチャートが採用されており、チャート周辺のレイアウトはBinanceやBybitに非常に似通っています。さらに2022年10月、iOS版とAndroid版のスマートフォンアプリに対応したことにより、使い勝手が向上しました。
ガス代の高騰や処理速度の低下も、DEXの利便性を低下させる要因です。新プラットフォームのApeX Proは、レイヤー2の概念に基づく「StarkEx」という技術を採用することにより、この問題にアプローチしています。
StarkExを利用することにより、トランザクションが土台となるブロックチェーン外で処理され、後に安全な形でブロックチェーン上に記録されます。これにより処理速度やガス代の問題が軽減されました。
多くのブロックチェーンは、異なる役割を持つブロックチェーンが階層別に独立して相互通信する「レイヤー構造」になっています。
基礎的な役割を担うブロックチェーン層をレイヤー1と呼びます。レイヤー1の情報処理を助け、処理能力不足に起因する問題(スケーラビリティ問題)の解決を目指す層をレイヤー2と呼びます。
また、ApeX Proはイーサリアムだけではなく、BNBスマートチェーン(BSC)やポリゴン、アービトラムにも対応しています。これらの利用によってもガス代を抑えられます。
DEXを始めとするDeFiプロジェクトには、十分なセキュリティ施策が求められます。スマートコントラクトがハッキングされ、ユーザーの資金が盗まれる恐れがあるためです。
セキュリティの面では、ApeX Protocolは外部機関にスマートコントラクトコードの監査を依頼しています。2022年11月にローンチされたApeX Proのスマートコントラクトについても、すべてが「Secure3」による監査を通過した、との発表がされています。
また、バグ報奨金制度を導入する方針です。バグ報奨金制度とは、プログラミングコードの脆弱性を発見した人に報酬を支払う制度です。ApeX Protocolはこれらの施策により、安全性を高めようとしています。
永久先物契約を提供するDEXは複数存在しますが、ApeX Proは「トレードマイニング」(Trade to Earn)を開催していることでも注目を集めています。2022年11月21日に始まったトレードマイニングでは、およそ1年間(52週間)にわたって報酬のBANAトークンが付与されます。
BANAトークンには複数の使い道があります。USDCへ両替することや、プールに預け入れてLPトークンを受け取ること、保有し続けてイベント終了時にAPEXと交換することが可能です。
1週目、獲得量トップのユーザーは2.5万ドル相当のBANAを獲得したとのことでした。獲得できる量は、払った手数料額や保有するLPトークン数など複数の要素によって変化します。他ユーザーの状況も獲得量に影響するので、早く参加するほど獲得しやすくなります。
ApeX Proではトレードマイニング以外のキャンペーンも開催されます。詳細は取引所画面の「リワード」から確認可能です。
ApeX Pro(エイペックスプロ)の永久先物取引の特徴としてを紹介します。ここでは以下のポイントごとに記載していきます。
ApeX Proにはテスト環境も用意されています。実際の使い勝手はテスト環境で確かめることも可能です。
2022年12月1日現在、ApeX Proでは以下の5銘柄が取り扱われています。
取引ボリュームの多いものやDeFi関連トークンを主な対象として、対応銘柄が追加される見通しです。2022年中には、20以上の銘柄に対応予定としています。主要なDEXの対応銘柄数と比べると、20という数字は標準的なものだとわかります。
取引所名 | 銘柄数(*1) |
---|---|
dYdX | 37種類 |
Kine Protocol | 20種類 |
ApplloX(DEX) | 50種類以上 |
Perpetual Protocol | 17種類 |
(*1)2022年11月22日時点
ただし、Binance(バイナンス)やBybit(バイビット)は200以上の銘柄に対応しており、これと比較すると不足感があります。マイナーな仮想通貨や新規上場した仮想通貨をトレードしたい場合は、中央集権型取引所を使う必要がありそうです。
ApeX Proでかけられる最大レバレッジは銘柄によって異なります。
永久先物取引を提供する人気DEXにdYdXがあります。dYdXが提供するレバレッジは、BTCとETHなら20倍まで、その他の銘柄は10倍までです。ApeX Proの最大レバレッジは、トップクラスのDEXのdYdXと同じくらいといえます。
ただし、BinanceやBybitは100倍以上のレバレッジを提供していますので、それと比べると低く設定されています。
強制決済とは、一定の条件を満たしたポジションを強制的に決済する機能です。ApeX Proでは、利用可能残高が0になり、証拠金維持率が一定値を下回ると強制決済が起こります。
強制決済が起こる証拠金維持率は、保有するポジションの大きさによって変わりますが、BTCとETHの場合は0.75%~3%、その他の銘柄は1%~5%です。
なお、ApeX Proはクロスマージンを採用していますので、口座内残高の全額が保有する全てのポジションで共有されます。ポジションごとに証拠金を設定する分離マージンには非対応です。
トレード時にはガス代は発生しません。ただし注文が約定した際、取引手数料の支払いが必要になります。2022年12月1日現在、取引手数料はメイカーとテイカーに分かれているのみです。導入予定としながらも、現状は取引高による手数料の変動はありません。
通常時の取引手数料 | 手数料 |
---|---|
ApeX Pro |
メイカー:0.02%
テイカー:0.05%
|
Binance
(30日間取引高1,500万ドル未満)
|
メイカー:0.02%
テイカー:0.04%
|
Bybit
(30日間取引高が1,000万ドル未満)
|
メイカー:0.01%
テイカー:0.06%
|
大手取引所のBinanceやBybitと比較してみると、ApeX Proの取引手数料は同程度であるとわかります。
取引が成立するには、2つの注文がマッチする必要があります。例えば、BTCを買う注文と売る注文の2つが特定の価格で揃うことで取引成立となります。
マッチした2つの注文はもともと出されていた注文(メイカー)と、メイカーを使って取引を成立させた注文(テイカー)に分けられます。メイカーが流動性を提供することにより約定しやすい環境になるため、メイカー手数料は優遇されます。
スプレッドとは売値と買値の差額です。この差が大きいとユーザーにとって不利となります。ApeX Proのスプレッドを大手中央集権型取引所のBybitと比較してみましょう。以下は2022年12月2日に確認できた数値です。
銘柄 | ApeX Pro | Bybit |
---|---|---|
BTC | 0.5 | 0.5 |
ETH | 0.05 | 0.05 |
XRP | 0.0001 | 0.0001 |
ATOM | 0.005 | 0.005 |
DOGE | 0.0001 | 0.00001 |
BTC
ApeX Pro | 0.5 |
Bybit | 0.5 |
ETH
ApeX Pro | 0.05 |
Bybit | 0.05 |
XRP
ApeX Pro | 0.0001 |
Bybit | 0.0001 |
ATOM
ApeX Pro | 0.005 |
Bybit | 0.005 |
DOGE
ApeX Pro | 0.0001 |
Bybit | 0.00001 |
DOGE以外は一致しています。ApeX Proのスプレッドは、Bybitと同等といえます。
ApeX Proでは1時間ごとに資金調達コストのやり取りが行われ、この大きさを資金調達率と呼びます。ロングポジション保有者とショートポジション保有者の間で支払ったり受け取ったりするものであり、必ず支払うというわけではありません。
資金調達率は、永久先物取引での価格と現物の仮想通貨価格の乖離を防ぐためのものです。そのため、差異が拡大する方向のポジション保有者が支払います。例えば、永久先物取引での価格が現物価格よりも高い場合(資金調達率はプラス)、ロングポジション保有者がショートポジション保有者に支払います。
資金調達率 | ロングポジション保有者 | ショートポジション保有者 |
---|---|---|
プラス(+) | 支払う | 受け取る |
マイナス(ー) | 受け取る | 支払う |
ロングポジション保有者
資金調達率プラス(+) | 支払う |
資金調達率マイナス(ー) | 受け取る |
ショートポジション保有者
資金調達率プラス(+) | 受け取る |
資金調達率マイナス(ー) | 支払う |
ApeX Proの資金調達率はチャートの上に表示されます。チャート左上にある「資金調達率」をクリックすれば、資金調達率の推移を確認できます。
ApeX Pro(エイペックスプロ)の使い方を以下の項目に分けて解説します。
ApeX Proは分散型取引所(DEX)ですので、MetaMask(メタマスク)などの個人ウォレットを接続することで利用可能になります。そのため、事前にウォレットを作成し、ApeX Proが対応しているブロックチェーン上に仮想通貨を用意しておきましょう。
ApeX Proはイーサリアム、BNBスマートチェーン(BSC)、ポリゴン、アービトラムに対応しています。ガス代を抑えたい場合は、イーサリアム以外のチェーンを選びましょう。
以下の記事では、アービトラムを使ってBybitからメタマスクに送金する方法を解説しています。
以下のリンクからApeX Proの公式ページにアクセスします。
画面右上にある「アプリを起動する」をクリックします。
右上にある「ウォレットを接続する」をクリックします。
入金時に利用したいネットワーク(ブロックチェーン)とウォレットを選びます。
ネットワークとウォレットを選んだ後に、エラーが出ることがあります。エラーが表示されたら、個人ウォレットを開いてネットワークを確認しましょう。Polygonを選択するなら、メタマスク内でPolygonを選んでおく必要があります。
「リクエストを送信する」ボタンをクリックします。「情報を記憶する」を有効化すると、次回以降のウォレット接続が署名なしで行われるようになります。
ウォレットの「署名」をクリックします。
再度ウォレット画面を確認し、「署名」をクリックします。これで接続の操作は完了です。
初回はユーザー名とメールアドレスを設定できるポップが表示されます。これらの設定は任意となっています。
以下のリンクからApeX Proにアクセスします。
ウォレット接続後の画面で「デポジット」ボタンを選択します。「デポジット」ボタンは「ダッシュボード」画面内にもあり、入金はそこからも行えます。
表示画面に従って操作し、「有効にする」ボタンをクリックします。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
元 |
入金時に利用するブロックチェーンを選びます。 |
2 |
資産 |
入金する銘柄を選びます。USDC以外の仮想通貨は、入金時にUSDCへ変換されます。 |
3 |
金額 |
入金額を入力します。 |
イーサリアムのガス代は高い傾向にあります。コストを抑えたい場合は、イーサリアム以外のブロックチェーン上に資産を用意しておき、その資産を入金時に使いましょう。入金する銘柄は、USDCを選んだときに最もコストが小さくなります。ただし、入金銘柄の違いによるガス代の差は比較的小さいです。
メタマスク内をスクロールし、有効化時に生じるガス代等を確認します。問題なければ「確認」ボタンをクリックします。
画面右側に「Success」と表示され、画面が切り替わります。切り替わった画面で「デポジットを確認する」をクリックします。
入金時に生じるガス代等を確認します。問題なければ「確認」をクリックします。
画面右上に入金処理の進行状況が表示されます。
「入金が確認されました」と表示されたら、入金は完了です。入金が反映されたかどうかは「ダッシュボード」画面から確認できます。
ApeX Proでトレードを行う手順を解説します。ApeX Proで利用可能な4種類の注文方法のうち、基本的な注文方法である成行と指値の出し方を紹介します。
リミット(指値) | 指値価格を設定して発注し、指定価格に達したら約定させる注文方法です。 |
---|---|
マーケット(成行) | 発注時点で売買可能なレートで約定させる注文方法です。 |
条件付き制限 | トリガー価格と指値価格を設定します。相場がトリガー価格に達したときに、指値注文が出されます。 |
条件付き市場 | トリガー価格を設定し、相場がトリガーに達すると成行注文が出される注文方法です。 |
リミット(指値) | 指値価格を設定して発注し、指定価格に達したら約定させる注文方法です。 |
---|---|
マーケット(成行) | 発注時点で売買可能なレートで約定させる注文方法です。 |
条件付き制限 | トリガー価格と指値価格を設定します。相場がトリガー価格に達したときに、指値注文が出されます。 |
条件付き市場 | トリガー価格を設定し、相場がトリガーに達すると成行注文が出される注文方法です。 |
以下のリンクからApeX Proの取引画面にアクセスします。
BTCUSDCのトレード画面が表示されます。通貨ペアを変更したい場合は、「BTCUSDC」をクリックして通貨ペアを選びます。
価格がより有利になったタイミングで約定させたい場合、指値注文を利用します。指値で注文する場合は、以下のように操作をします。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
注文方法 |
「リミット」を選択します。 |
2 |
指値価格 |
約定させたい価格を入力します。 |
3 |
注文数量 |
注文数量を入力します。右側の「USDC」をクリックすると、単位をUSDCとして数量を入力できるようになります。 |
4 |
ポジション |
買いで参入したい場合は「オープンロング」、売りで参入したい場合は「オープンショート」をクリックします。 |
指値注文時は、任意で以下項目の設定も可能です。
項目 | 説明 |
---|---|
ポストのみ | Good Til Timeを選択した場合に有効化できます。有効化すると、より有利な手数料「メイカー手数料」が適用されます。 |
減少のみ | 減少のみが有効な注文は、保有ポジションを決済する場合にのみ約定します。新規でポジションを持ちたい場合は無効にします。 |
Good Till Time | 「Good Till Time」「IOC注文」「フィル・オア・キル」から選択できます。デフォルトではGood Till Timeが選ばれており、この状態で発注した注文は、注文から4週間経過するまで有効です。 |
ポストのみ | Good Til Timeを選択した場合に有効化できます。有効化すると、より有利な手数料「メイカー手数料」が適用されます。 |
---|---|
減少のみ | 減少のみが有効な注文は、保有ポジションを決済する場合にのみ約定します。新規でポジションを持ちたい場合は無効にします。 |
Good Till Time | 「Good Till Time」「IOC注文」「フィル・オア・キル」から選択できます。デフォルトではGood Till Timeが選ばれており、この状態で発注した注文は、注文から4週間経過するまで有効です。 |
「FOK注文(フィル・オア・キル注文)」や「IOC注文(即時またはキャンセル注文)」は、注文が執行される条件を細かく指定できる機能です。
FOK注文を指定した場合、一度に全数量が約定しないと注文は実行されません。注文時の最も有利な価格でのみ約定させたいときに使います。成行注文時にIOC注文を指定した場合、注文時の最良価格で約定する数量だけ約定し、最良価格で約定しない数量はキャンセルとなります。
即座に注文を約定させたい場合は、成行注文を行います。成行で注文するには以下のように操作を行います。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
注文方法 |
「マーケット」を選択します。 |
2 |
注文数量 |
注文数量を入力します。右側の「USDC」をクリックすると、単位をUSDCとして数量を入力できるようになります。 |
3 |
ポジション |
買いで参入したい場合は「オープンロング」、売りで参入したい場合は「オープンショート」をクリックします。 |
注文は画面左下に反映されます。保有中のポジションは「ポジション」、未約定の指値注文は「アクティブ」、条件付き市場と条件付きリミットは「条件付き」で確認できます。
保有中のポジションには、利益確定や損切りの設定を施すことができます。設定したい場合はチャート下の「+追加」をクリックします。
利益確定と損切りでそれぞれ必要な設定を行い、「確認する」ボタンをクリックします。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
TP |
利益を確定させたい価格を入力します。 |
2 |
数量 |
保有するポジション数量のうち、利益を確定させたい数量を入力します。 |
3 |
SL |
損切りを行いたい価格を入力します。 |
4 |
数量 |
保有するポジション数量のうち、損切りを行う数量を入力します。 |
以下のリンクからApeX Proの取引画面にアクセスします。
より有利な価格で決済注文を約定させたい場合は「リミット」をクリックします。即座に決済したい場合は「マーケット」をクリックします。
「リミット」を選択した場合は、クローズ価格(決済したい価格)と、クローズ数量(決済したい数量)を入力します。そして「確認する」ボタンを選択します。
チャートが表示された画面で「マーケット」を選択した場合は、クローズ数量(決済したい数量)のみを入力します。そして「確認する」ボタンをクリックします。
注文完了後や約定後には、その内容がチャート下の部分に反映されます。
以下のリンクから「ダッシュボード」画面にアクセスします。
画面左下の「引き出し」ボタンをクリックします。
必要項目の選択・入力を行い、出金にかかるコストや時間を確認します。問題なければ「引き出しを確認する」をクリックします。
番号 |
項目名 |
説明 |
---|---|---|
1 |
先 |
送金先アドレスのあるブロックチェーンを選びます。 |
2 |
資産 |
出金する資産を選びます。現在はUSDCのみ選択できます。 |
3 |
金額 |
出金したい数量を入力します。 |
イーサリアム選択時は、通常出金か高速出金かを選択できます。通常出金はレイヤー2での処理とイーサリアムでの処理が完了すると実行されますが、高速出金はイーサリアムでの処理が完了すれば実行されます。
注意事項を確認して「引き出しを確認する」をクリックします。
出金操作が完了すると、画面右上に通知が表示されます。
出金処理の進行状況は「ダッシュボート」タブの「転送」からも確認できます。
トレードマイニング(Trade to Earn)を利用して報酬を受け取る方法を解説します。
ApeX Pro(エイペックスプロ)でトレードを行うと、トレードマイニングに参加したものとされます。参加申請を行う必要はありません。
トレード後、報酬(BANAトークン)の推定額を確認できるようになります。確認するにはApeX Proにウォレットを接続し、画面上部の「マイニング」をクリックしてください。
報酬は1週間ごとに算出されて各ユーザーに分配されます。獲得できる報酬額は以下の計算式によって算出されます。
報酬額 =
分配される報酬総額 ×(自分のマイスコア ÷ 全ユーザーのマイスコアの合計)
マイスコアに影響する要素には以下のようなものがあります。
項目 | 説明 |
---|---|
手数料 | ApeX Pro上で手数料を支払うと増加します。 |
LPトークンの保有量 | ここでのLPトークンとは、「BANA-USDCプール」にBANAを預けると獲得できるものです。 |
アフィリエイトのコミッション | 自分の招待経由で他人にApeX Proを利用してもらうことで増加します。 |
オープンインタレスト | オープンインタレストとは、未決済建玉(保有中のポジション)の大きさのことです。 |
手数料 | ApeX Pro上で手数料を支払うと増加します。 |
---|---|
LPトークンの保有量 | ここでのLPトークンとは、「BANA-USDCプール」にBANAを預けると獲得できるものです。 |
アフィリエイトのコミッション | 自分の招待経由で他人にApeX Proを利用してもらうことで増加します。 |
オープンインタレスト | オープンインタレストとは、未決済建玉(保有中のポジション)の大きさのことです。 |
付与されたトレードマイニングの報酬は、「マイニング」画面から獲得できます。獲得可能になると、「請求」ボタンをクリックできるようになります。なお、報酬獲得はイーサリアムに接続した状態で行ってください。
ApeX Pro内には「BANA-USDCプール」があり、そこではスワップ(BANAとUSDCの交換)や、流動性の追加が可能です。スワップしたい場合は「スワップ」、流動性を追加したい場合は「流動性の管理」をクリックします。
報酬の受け取り時同様、BANA-USDCプールの利用もイーサリアムに接続した状態で行います。
ApeX Protocol(エイペックスプロトコル)はソーシャルトレーディング機能の提供を目指しています。ソーシャルトレーディングとは、トレーダー間の交流やコピートレードを可能にする機能です。
ApeX Protocolはソウルバウンドトークンの「ApeSoul」を活用し、分散的なソーシャルトレーディング機能を実現させる方針です。分散的なサービスですので、ApeX Proの良さを打ち消すことなく、楽しみ方を広げてくれる可能性があります。
永久先物取引を提供する分散型取引所(DEX)は複数あります。ApeX Protocolのプロダクトは後発的なものですが、今後どのような存在感を放っていくのかに注目したいですね。
作成日
:2022.12.08
最終更新
:2022.12.15
2017年に初めてビットコインを購入し、2020年より仮想通貨投資を本格的に開始。国内外のメディアやSNSなどを中心に、日々最新情報を追っている。ビットコインへの投資をメインにしつつ、DeFiを使って資産運用中。
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