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update 2021.09.02 11:10
JPモルガン、仮想通貨ファンドの販売を開始

update 2021.09.02 11:10

クライアントの需要を受けて取り扱いを決定

米大手投資銀行のJPモルガンが、同行のクライアントを対象に仮想通貨(暗号資産)ファンドの販売を開始したことが明らかになった。[1]

報道によると、JPモルガンは今月19日からグレースケールおよびOspreyが運用する合計5つの仮想通貨ファンドの取り扱いを開始したという。JPモルガンはこれらの仮想通貨ファンドを自社のクライアントに加え、JPモルガン・アドバイザーズやChase Mobile app、プライベートバンキングサービスなどを利用するクライアント全般に販売する見通しだ。

これまでJPモルガンはCEOのジェイミー・ダイモン氏がビットコインを批判するなど、仮想通貨に否定的な立場を示してきたが、クライアントからの需要を受けてその態度を軟化させ始めている。依然としてダイモン氏は仮想通貨を資産クラスとして認めていないものの、今年4月にJPモルガンはプライベートウェルス部門のクライアントに仮想通貨ファンドを提供することを決定した。

一方、JPモルガンはビットコイン価格が短期的に好転しないとの予想を公開するなど、仮想通貨市場に対して厳しい見方を示している。現在、仮想通貨市場は時価総額が1兆3,000億ドルを下回っており、主要な仮想通貨価格が下落する局面を迎えているが、JPモルガンのクライアントはどのような投資判断を下すのか、今後も同行および投資家の動向を見守っていきたい。

release date 2021.07.26

ニュースコメント

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富裕層向けの仮想通貨関連商品に関心を示す機関投資家


仮想通貨市場が拡大していることを受け、機関投資家は富裕層向けの仮想通貨関連商品に関心を示している。最近では、モルガンスタンレーが仮想通貨投資企業のGalaxy Digitalとパートナーシップを締結し、少なくとも200万ドル以上の投資資産を持つ富裕層に対して、ビットコインファンドへのアクセスを提供することを可能にしたという。その他、JPモルガンの競合であるゴールドマンサックスや、バンクオブアメリカなどもこの流れを追従する動きを見せているが、直接的に仮想通貨関連商品を取り扱うまでには至っていないようだ。しかしながら、ゴールドマンサックスはファミリーオフィスを含む富裕層からの需要が拡大している事実を認識しており、JPモルガンなどと同様のサービスを開始することを見据えている。現在、仮想通貨市場では企業による投資が鈍化しているだけに、これら機関投資家が抱えるクライアントの資金が流入することで、再浮上のきっかけになる可能性があると言えるだろう。


Date

作成日

 : 2021.07.26

Update

最終更新

 : 2021.09.02

著者情報

Zero(ゼロ) | Zero

金融ライター

arw
Zero

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。金融ライターとして独立後は、仮想通貨およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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