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eToro、チェコサッカークラブのSKスラヴィア・プラハと提携

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update 2022.04.20 12:28
eToro、チェコサッカークラブのSKスラヴィア・プラハと提携

update 2022.04.20 12:28

チェコで更なるブランド力の向上を模索

ソーシャルトレーディング・プロバイダーのeToro(UK)Ltd.【以下、eToroと称す】は7月21日、欧州最古の歴史を誇るチェコのサッカークラブであるSK Slavia Prague【以下、SKスラヴィア・プラハと称す】と、複数年にわたるパートナーシップ契約を締結したことを発表した。[1]

両社による契約の詳細は明らかにされていないが、SKスラヴィア・プラハの男子・女子・ユースチームのジャージを含む、クラブ全てのチームウェアにeToroのロゴがプリントされるという。2017年以来、eToroはチェコのトレーダーにサービスを提供しているが、同国で更なるブランド認知度の向上を図る上で、今回のスポンサー契約は戦略的に大きな意味合いを持つと見られている。

両社の提携に際し、eToroのマーケティング部門VPを務めるニル・スムレヴィッツ氏とSKスラヴィア・プラハの筆頭副社長を務めるトーマス・シィロヴァトカ氏は、それぞれ以下のようにコメントしている。

我が社にとってチェコは重要な市場であり、今回のパートナーシップを通じて、投資で資産形成を図る潜在的なお客様に対する認知度が向上することを期待しております。投資は一部の選ばれた人々のみが行うものではなく、サッカーの試合のように容易にアクセスできて興味の持てるものであることを、SKスラヴィア・プラハのファンの皆様に示していきたいと考えております。

Nir Smulewicz, VP Marketing of eToro - eToro(UK)Ltd. - より引用

我々は世界を代表するソーシャルトレーディング・プロバイダーと提携することを喜ばしく思っており、eToroがスラヴィアファミリーに加わることを歓迎いたします。

Tomáš Syrovátka, first vice-president of SK Slavia Prague - eToro(UK)Ltd. - より引用

eToroは、スポーツスポンサーシップを通じたブランディング戦略を推進している。同社は英独サッカー12クラブとの一大スポンサー契約をまとめ上げており、最近では7月初頭にルーマニアのサッカークラブであるCFR 1907 Cluj(CFRクルジュ)と複数年にわたるパートナーシップ契約を締結した他、AS Monaco(ASモナコ)との契約を延長している。また、2021年6月、eToroは上場に向けた届出書の草案を提出した。同社は、ブランク・チェック・カンパニーとも呼ばれる特別買収目的会社(Special Purpose Acquisition Company, SPAC)との合併を同年第3四半期までに完了する予定となっている。

eToroはSKスラヴィア・プラハとの提携を通じ、チェコでのブランド力を強化することで、更なる顧客取引の活性化が期待できそうだ。

release date 2021.07.23

ニュースコメント

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海外FXブローカーのデジタルマーケティングに注目


2021年6月、eToroが公表した2021年第1四半期決算によると、取引高が前年同期比233%増の2億1,000万ドルに達した他、新規ユーザーを310万人獲得し、直近のユーザー数は2,060万人に拡大しているという。2007年に創業した新興のフィンテック企業である同社が、急速にユーザー基盤と業績の拡大に成功する中、グローバルベースで推進しているスポーツスポンサーシップが好影響をもたらしていると推察される。他方で、グローバルに展開する他の有力海外FXブローカーも、世界的な知名度を誇るメガクラブと提携し、ブランディング戦略を推し進めている状況だ。例えば、BVI FSCライセンスを追加したeasyMarketsはレアル・マドリードと、MT5上に株式CFDを追加したFBSはFCバルセロナとの提携に成功している。最近では、スポーツ業界においてもデジタルトランスフォーメーションが推し進められる中、両クラブはSNSのフォロワー数が最も多いサッカークラブの1位と2位を占めている。これらクラブの多くのファンがSNSを多用する現状において、提携する海外FXブローカーにとってはSNSを活用したデジタルマーケティングを実践することで、より効率的にブランド認知度の向上を図れそうだ。スポーツスポンサーシップを推進する海外FXブローカー各社が、更なる顧客基盤の拡大に向けて如何なるデジタルマーケティングを打ち出すか今後も注目したい。


Date

作成日

2021.07.23

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

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プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

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