Select Language

easyMarkets、英領バージン諸島のライセンスを追加

easyMarkets、英領バージン諸島のライセンスを追加

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS

  • X
  • facebook
  • LINE
  • RSS
update 2022.04.20 12:27
easyMarkets、英領バージン諸島のライセンスを追加

update 2022.04.20 12:27

より広範な顧客層にリーチしていく方針

easyMarkets(イージーマーケット)ブランドを運営するEF Worldwide Limited【以下、easyMarketsと称す】は、英領バージン諸島金融サービス委員会【以下、BVI FSCと称す】の規制下において、全オペレーションの提供を開始したことを発表した。[1]

easyMarketsはBVI FSCライセンスを追加したことで、より広範な顧客層にリーチしていく方針だ。グローバルにサービス展開する同社は、グループ傘下の子会社を通じ、EUでは欧州証券市場監督局(ESMA)の規制を遵守すると共に、キプロス証券取引委員会(CySEC)のライセンスを取得している。また、アジアパシフィック(APAC)地域ではオーストラリア証券投資委員会(ASIC)、それら以外のグローバル市場向けにはセーシェルの金融サービス局(FSA)のライセンスを保有している。尚、easyMarketsはBVI FSCの規制下において、日本居住者向けにサービスを提供している。

BVI FSCライセンスの追加に際し、easyMarketsのCFO(Chief Financial Officer)を務めるコウラ・ランプロウ氏は以下のようにコメントしている。

お客様に卓越した取引体験を提供していく上で、モニタリング、規制、セキュリティは必要不可欠な要素となります。過去20年間にわたり、オンラインFX業界でサービス提供を継続してきた当社の使命の一つが、お客様に優れたサービスを提供するために、より強固な規制フレームワークを構築することであります。当社は市場環境の変化と共に必要な新しい規制ライセンスを取得し、お客様と資産を保護するインフラストラクチャーを構築するために最善を尽くしております。

Koula Lamprou, Chief Financial Officer easyMarkets - easyMarkets - より引用

尚、BVI FSCライセンスを保有する他の海外FXブローカーとしては、6月15日よりトレードコンテストを開始するIFC Marketsや、東京オリンピック2020に出場する英領バージン諸島選手団のスポンサーに就任したiFOREXなどが挙げられる。

easyMarketsは2001年に創業した老舗海外FXブローカーだ。同社は、固定スプレッドやスリッページなしの安定したトレード環境を構築しており、一時的に為替レートを停止させるツールである「フリーズレート」などのユニークな機能も提供している。また、easyMarketsは3種類の仮想通貨の取り扱いを開始した他、マイクロビットコイン口座の新設を発表するなど、仮想通貨(暗号資産)分野でのプレゼンス拡大を図っている。

easyMarketsはBVI FSCライセンスを追加し、グローバル各国の規制を遵守した安全性の高いサービス提供を継続することで、更なる顧客基盤の拡大が期待できそうだ。

release date 2021.06.14

ニュースコメント

comment

海外FXブローカーのライセンス取得動向


昨今、ESMAやCySEC、ASIC、日本の金融庁(JFSA)といった世界各国当局が、FXや仮想通貨などの金融規制を強化する流れにある。このような中、多くの海外FXブローカーが、ハイレバレッジや魅力的なボーナスキャンペーンなどを継続的に提供すべく、オフショアライセンスを取得している。例えば、海外FXブローカーとして日本人シェアNo.1を誇るXMTrading(エックス エム)や、良好な業績推移のExness、2020年に日本へ進出した新進気鋭の海外FXブローカーであるExclusive Markets(エクスクルーシブ・マーケット)などが、オフショアライセンスとしては比較的厳しい規制を敷くセーシェルFSAのライセンスを保有している。また、英国・ロンドン拠点の海外FXブローカーであるFxPro(エフエックスプロ)は、最大レバレッジの異なるCySECとバハマ証券委員会(SCB)のライセンス下において、日本人向けサービスを提供している。その他、一部の海外FXブローカーがブレグジットを機に、欧州市場のゲートウェイとして知られるルクセンブルクなどでライセンスを取得し、安定的なサービス提供を試みている状況だ。グローバル規制環境が目まぐるしく変化する中、海外FXブローカー各社がコンプライアンスを徹底し、透明性の高い経営を実践することに今後も期待したい。


Date

作成日

2021.06.14

Update

最終更新

2022.04.20

プラナカンカン | Peranakankan

執筆家&投資家&翻訳家&資産運用アドバイザー

arrow
プラナカンカン

国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。

この記事は、お役に立ちましたか?

ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。

お問い合わせ先 [email protected]

貴重な意見をいただきありがとうございます。
貴重な意見をいただきありがとうございます。

関連記事

アクセスランキング

海外FXに仮想通貨で入出金する方法は?規制強化で仮想通貨送金が最適解か

海外FXの入出金ルート封鎖が加速しており、SNS上では「銀行口座が凍結された」といった投稿も見られます。そんな中、注目を集めているのが仮想通貨での入出金です。この記事では、海外FXに仮想通貨で入出金する方法や、仮想通貨送金時の注意点などを解説します。
update2025.07.15 19:00

XMTradingの入出金で銀行口座凍結?海外FX禁止の銀行に注意

SNS上では「XMTradingの出金で銀行口座が凍結された」とする投稿が一部で見受けられます。銀行によっては海外FXとの取引を禁止しているため注意が必要です。本記事では凍結リスクが高い銀行や仮想通貨送金の注意点を説明します。
update2025.09.03 19:00

Peska(ペスカ)は本当に安全?評判は悪くないが入出金リスクに注意

PeskaはFX業者とのコラボキャンペーンなどをきっかけに、急速にユーザーを増やしているオンラインウォレットです。しかし、新興サービスのため利用すべきか迷うという人も少なくありません。この記事ではPeskaの安全性や評判、オンラインウォレット業界が抱えるリスクなどを説明します。
update2025.09.29 19:30

【要注意】Axi口座から不正出金被害、セキュリティ対策に不安の声

海外FX業者のAxiで、不正出金の被害が海外フォーラムなどで報告されています。国内で同様の被害は確認されていませんが、日本人ユーザーも無関係ではありません。この記事では、報告されている不正出金の事例やセキュリティの問題点のほか、現状でユーザーがとれる対策を説明します。
update2025.09.29 19:00

Exnessがスプレッドを最大30%OFF!仮想通貨・株価指数で大幅縮小

海外FX業者のExnessが主要銘柄のスプレッドを縮小しています。BTCUSDは16%、ETHUSDでは23%の縮小が確認されています。本記事では縮小後のExnessスプレッドを主要なブローカーと比較しました。
update2025.10.02 19:00

海外FXへの仮想通貨送金にはBybitがおすすめ!FXトレーダーに最適なBybitの使い方

海外FXの入出金によく使われる国内銀行送金が以前より使いにくくなっていることを受け、仮想通貨での入出金が注目を集めています。本記事では、仮想通貨送金をするならBybitがおすすめの理由や、海外FXユーザーに最適なBybitの使い方を紹介します。
update2025.08.29 20:00

【当サイト限定】FXONの口座開設でボーナス15,000円をプレゼント!既存ユーザーも対象

2025年8月1日より、FXONでの口座開設で15,000円のボーナスを獲得できる、当サイトMyforex限定のキャンペーンがスタートしました。この記事では、ボーナスの受け取り方法や注意点などを説明します。
update2025.08.01 19:30

【独自】海外FX利用で銀行口座が凍結・解約された一部始終!「自分には関係ない」は危険かも

みんなの銀行の口座を実際に凍結・解約されたトレーダーから当サイトに寄せられた情報をもとに、解約までの流れを一部始終紹介します。海外FXユーザーにとって、銀行口座凍結は決して他人事ではありません。海外FX利用時に注意すべき送金パターンも説明します。
update2025.08.12 19:00

Wiseでの海外FX入出金をおすすめできない理由とは?アカウント閉鎖の可能性も

海外FXユーザーの間で、Wiseを利用した送金が話題になっています。しかし、Wiseでの入出金はリスクが高いためおすすめできません。この記事ではその理由を説明します。
update2025.09.08 19:00

話題のDCJPYとJPYCの違い|海外FXの入出金に使えるのは?

DCJPYというデジタル通貨が話題となっています。一方で、海外FXユーザーの間ではJPYCへの期待も高まっています。本記事では、DCJPYとJPYCの特徴や違いを比較し、海外FXトレーダーにとってどちらが送金手段の選択肢となるのかを解説します。
update2025.09.26 19:30

免責事項:Disclaimerarw

当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。

本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。

  • Facebook
  • Twitter
  • LINE

Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー

クッキー利用に同意する
share
シェアする
Line

Line

Facebook

Facebook

X

Twitter

キャンセル