作成日
:2021.07.23
2022.04.20 12:28
英国を拠点にFxPro(エフエックスプロ)ブランドを運営するFxPro UK Limited【以下、FxPro UKと称す】は7月19日、2020年度決算を発表した。
FxPro UKの2020年度通期決算は、売上高が前年度比11.3%増の172万3,281ポンド(約237万2,100ドル)となった一方、販売管理費は前年度比57.4%減の21万194ポンド(約28万9,300ドル)となった。また、純利益が46万6,597ポンド(約64万2,200万ドル)と、前年度の22万1,724ポンド(約30万5,200ドル)の赤字から黒転に成功するなど、総じて良好な決算であった。取引高と収益性が同社の重要業績評価指標(Key Performance Indicator, KPI)になるが、2020年度の取引高が前年度比16.4%増の640億ドルになったことが売上高の増加に繋がった他、総費用は前年度比21.2%減となっている。また、新型コロナウイルス(COVID-19)に関しては、FxPro UKの業績にネガティブな影響を及ぼさず、市場ボラティリティの拡大を追い風として取引高の急増に繋がったという。加えて、同社は2020年度に様々な金融商品の取引需要が大きく高まったことが業績拡大に繋がったと見ている。FxPro UKのその他業績指標としては、総資産が前年度比22.7%増の626万7,450ポンド(約862万7,100ドル)、純資産は前年度比11.4%増の456万8,467ポンド(約628万8,500ドル)、現金及び現金同等物が前年度比15.7%増の427万5,728ポンド(約588万4,700ドル)とそれぞれ増加した。一方、2020年12月31日時点の発行済み株式数は、前年度末時点と比較して変化はないという。
他方で、海外FXブローカーの2021年上半期のFX取引高で明暗が分かれ始める中、キプロスを拠点とする海外FXブローカーのExness(エクスネス)は、2021年も好調を維持している。同社の2021年6月の取引量は、前年同月比83.9%増の8,617億ドルと良好な結果であった。 また、Exnessで取引中の顧客数に関しても、前年同月比59.3%増の20万4,925人に増加しており、グローバルベースで顧客基盤の拡大に成功している模様だ。
2006年に創業したFxProは、グループで190万弱の顧客口座数を誇る欧州の大手海外FXブローカーだ。同社は70種類のFX通貨ペアを始め、合計400種類以上の豊富な金融商品を取り扱っている他、NDD方式とEquinix(エクイニクス)のデータセンターを活用した0.014秒以下の高速約定を実現している。直近では、FxProは100種類以上の個別株CFDを追加しており、更に商品ラインナップを拡充している状況だ。一方、2008年に創業したExnessは、業界唯一となる無制限レバレッジとハイスペックなトレード環境が魅力の海外FXブローカーである。また、Exnessは仮想通貨の最大レバレッジを200倍に引き上げており、より資金効率を高めた仮想通貨取引が可能な他、ソーシャルトレーディングなどの独自性を打ち出したサービスも提供している。
良好な業績を発表したFxProとExnessが、更なる顧客基盤の拡大を図るべく如何なるソリューションを打ち出すか注目したい。
release date 2021.07.23
出典元:
ニュースコメント
信頼性の高い経営を実践するFxProとExness
FxProグループは世界170か国を超える国々でサービス展開をしており、厳格な規制を敷く英国金融行動監視機構【以下、FCAと称す】を始め4つのライセンスを保有し、各市場の規制を遵守した信頼性の高い経営を実践している。日本においては、キプロス証券取引委員会(CySEC)ライセンスを保有するFxPro Financial Services Limitedと、バハマ証券委員会(SCB)ライセンスを保有するFxPro Global Markets Limitedという2つの運営会社がサービスを提供している。但し、多くの日本人ユーザーがより高いレバレッジを利用できるFxPro Global Markets Limitedを選好している模様だ。一方、ExnessもFCAを始めとする複数のライセンスを保有しており、セーシェルの金融サービス局(FSA)規制下のNymstar Limited社が、日本人向けにサービスを提供している。また、世界4大監査法人の一つであるDeloitte(デロイト)の監査の下、Exnessは公式ホームページに財務実績に関する報告書を一般公開している他、Exnessは南アの新型コロナ第3波対策イニシアティブを支援するなど、企業の透明性や健全性向上に向けた取り組みを推進している状況だ。高い信頼性を誇るFxProとExnessを通じ、多くの日本人ユーザーが取引を活発化することに今後も期待したい。
作成日
:2021.07.23
最終更新
:2022.04.20
国内及び外資系金融機関に15年弱勤務し、現在は独立。
執筆と翻訳は、海外FXを始めとする金融分野を専門とする。
慶應義塾大学卒。
ご覧いただきありがとうございます。Myforexでは、記事に関するご意見・ご感想をお待ちしています。
また、海外FX・仮想通貨の経験が豊富なライター様も随時募集しております。
お問い合わせ先 [email protected]
Milton Marketsが夏トク15%入金ボーナスキャンペーンを開催!
2023.06.21 19:30
XMTradingがF1チームスクーデリア・アルファタウリとスポンサーシップを締結
2023.03.28 20:00
海外FX業者で取引できるエネルギー銘柄は?取引の種類やメリットを解説
2023.02.27 20:00
仮想通貨HOOKとは?将来性は?Hooked Protocolが提供するWild Cashも解説
2022.12.13 21:00
Huobi(旧Huobi Global)は日本居住者向けサービスを停止していない?
2022.12.08 19:30
分散型取引所dYdXの使い方をイチから解説!注意点も紹介
2022.12.01 20:00
免責事項:Disclaimer
当サイトの、各コンテンツに掲載の内容は、情報の提供のみを目的としており、投資に関する何らかの勧誘を意図するものではありません。
これらの情報は、当社が独自に収集し、可能な限り正確な情報を元に配信しておりますが、その内容および情報の正確性、完全性または適時性について、当社は保証を行うものでも責任を持つものでもありません。投資にあたっての最終判断は、お客様ご自身でなさるようお願いいたします。
本コンテンツは、当社が独自に制作し当サイトに掲載しているものであり、掲載内容の一部または、全部の無断転用は禁止しております。掲載記事を二次利用する場合は、必ず当社までご連絡ください。
Myforexでは、このウェブサイトの機能向上とお客様の利便性を高めるためにクッキー使用しています。本ウェブサイトでは、当社だけではなく、お客様のご利用状況を追跡する事を目的とした第三者(広告主・ログ解析業者等)によるクッキーも含まれる可能性があります。 クッキーポリシー