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Huobi、中国本土からのデリバティブ取引を禁止

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update 2022.04.20 12:28
Huobi、中国本土からのデリバティブ取引を禁止

update 2022.04.20 12:28

中国における仮想通貨規制強化を受けての対応

大手仮想通貨(暗号資産)取引所のHuobi(フォビ)は、グローバル市場向けプラットフォームのHuobi Globalで中国本土をデリバティブ取引サービスの利用禁止対象国に追加した。[1]

中国本土の居住者は引き続きHuobi Globalにアクセスして現物取引などを行うことは可能だが、デリバティブ取引サービスに関しては利用が禁止されるという。Huobi Globalは中国以外にも米国や日本、カナダなどの現地法人を通じてライセンスを取得している国、および規制が厳しい国ではデリバティブ取引サービスの利用を禁止しているようだ。

中国政府が仮想通貨規制を強化していることを受け、Huobiは最大レバレッジを125倍から5倍までに引き下げるなどの対応を行なってきた。先月末には、Huobiは中国向けの一部製品とサービスの提供停止を決定したが、最終的にデリバティブ取引サービスを禁止するに至ったという。

Huobi以外では、元中国3大取引所のBTCChinaが同国市場から撤退し、ブロックチェーン関連事業に移行するとの方針を示している。中国は中央銀行発行の独自デジタル通貨(Central Bank Digital Currency, CBDC)であるデジタル人民元の導入に突き進んでいるが、この仮想通貨排除の流れが仮想通貨市場にどのような影響を与えるのか、今後も同国での展開を見守っていきたい。

release date 2021.06.30

ニュースコメント

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中国の規制強化でビットコインのハッシュレートが低下


米電気自動車メーカーのテスラ(Tesla)でCEOを務めるマスク氏がビットコインの環境負荷に言及したことを受け、仮想通貨市場ではマイニング活動が減退し始めている。これに加え、中国国務院の金融安定発展委員会が仮想通貨マイニングの取り締まりを強化すると発言したことをきっかけに、国内のマイニング事業者が撤退する動きを見せており、ビットコインネットワークにおけるハッシュレートが大幅に低下しているという。その値は最高値の140EH/s(エクサハッシュ/秒)から88EH/sまで低下するなど、直近1年間で最も低い水準に達しているようだ。最近、一時3万ドルを割ったビットコインは、ハッシュレートの低下から更なる暴落を引き起こす可能性があると予想されているが、同仮想通貨を取り巻く環境はどのように変化していくのか、今後もその動向に注目していきたい。


Date

作成日

2021.06.30

Update

最終更新

2022.04.20

Zero(ゼロ)

米大学で出会った金融学に夢中になり、最終的にMBAを取得。
大手総合電機メーカーで金融ソリューションの海外展開を担当し、業界に深く携わる。
金融ライターとして独立後は、暗号資産およびブロックチェーン、フィンテック、株式市場などに関する記事を中心に毎年500本以上執筆。
投資のヒントになり得る国内外の最新動向をお届けします。

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